世界中をぷらぷらしてきた

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俺のホワイトホース滞在の時間も徐々に少なくなってきた。あと数日で俺はバンクーバーに戻らなくてはならなく、バンクーバーへ戻ったら僅か1日滞在しただけで翌日には日本へ戻らなくてはならない。Mさんが帰国してからも毎晩のようにオーロラを求めて探しまわったが結局見れるのは遠くにうっすら緑になっているだけのオーロラで、頭上で爆発するようなオーロラを見る事はできなかった。この日、いつものように昼間は眠りこけて夕方から起きだすという行動をとっていた俺はいつものようにカップラーメンにお湯を注ぎ、麺をすすりながら辺りが暗くなるのを宿のリビングで待っていた。宿に宿泊している欧米さんはどういうわけか夜になると外へ出ていく。見た感じ軽装なのでオーロラを見に行くといった感じではないので飲みに行っているかクラブにでも行っているのだろう。そんな彼等を横目にいつものように小さなデイパックに三脚とカメラ、お湯を入れた水筒、ホッカイロにフリースを詰め込みいつもの丘へ向かう準備をする。

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時計の針は午後10時を回り、宿泊客で宿に残っているのは俺1人。管理人も自室で眠りこけているだろうこの時間に俺は今までとは違う何かを感じていた。予感があったのかもしれない。何か胸騒ぎがする。もしかしたら今日は見れるのではなかろうか?


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ipadで今日のオーロラのデータを見る。これは太陽からの太陽風と地場を示したグラフであり、100%信用することはできないが、基本的に赤色のグラフが上にあればあるほど強い太陽風が吹いているものとされ、黄色のグラフが振れていれば磁場が南寄りになっていることを示す。いつもは完全に横ばいだった赤色のグラフがこの日はグラフを突き抜けんとするばかりに上に振れており、磁場を示す黄色のグラフも相当に振れている。これはもしかしたら凄いのが出るかもしれない。俺は日本酒をグイと飲み干すと急いで丘へと向かった。

何度上ったか分からない丘へ到着し、北の方角を眺めると雲もなく遠くの山まで見渡すことができた。だがしかしオーロラは見えない。あの予報は約1時間後の予報なので当たれば今から30分後にはオーロラを見る事ができる。ならば30分間耐えようじゃないか。俺は雪原に三脚を刺し固定し、雲台にカメラを取り付けてレリーズを取り付ける。カメラのピントを無限大に合わせ数枚テスト撮影をすると、なんとそこには緑色に光るオーロラが遠くにだが色濃く写っていた。俺のテンションは一気に上がった。しかしここで何枚も撮影してしまうとカメラのバッテリーがもたない。これまでの経験上この寒さの中では連続で30分も取れれば良い方だ。きっと現れるオーロラを撮影する前にカメラが死んでしまっては悔やんでも悔やみきれない。そんな事を考えていた時、後方から雪を踏みしめて道を歩く音がした。見るとカメラの三脚を持ち歩いている。きっとオーロラの撮影をしに来たのだろう。

俺「は~い」

?「は~い。オーロラ見える?」

俺「うん、でもまだ全然薄いかな」

?「あれ?もしかして日本人ですか?」

俺「え?うん。あれ?日本人?」

?「はい」

彼女の名前はMちゃん。奇しくも先日まで俺と一緒にいたMさんと同じであった。

俺「どう?オーロラいいの見れた?」

M「先月は結構凄いの見れましたよー!」

俺「先月?」

M「あー私こっちに住んでるんですよ。ワーキングホリデーってやつ」

俺「こんなとこにワーホリ!?凄いね~」

M「いや~どうしてもオーロラが見たくて」

俺「なんか今日は結構凄いの出そうな感じなんだけど、どう思う?」

M「あ~私もグラフ見て来たんだけど今の所予兆はないね」

俺「だよねぇ」

Mちゃんと話をしながらオーロラを待つ事1時間。結局空にオーロラは現れなかった。

俺「あーあ。今日も結局駄目か~」

M「そうみたいですね。でも諦めないで頑張って!」

俺「うん。あ、帰り送って行こうか?」

M「うん、大丈夫!有難う!」

俺「いやさ、俺車だし」

M「え?あそこの車?レンタカー借りてるんですか?」

俺「そうそう」

M「じゃあお言葉に甘えようかな~」

俺「OK!行こう」

M「宿はどこなんですか?ビーズニーズ?」

俺「おお!さすが知ってるね!そうそう!」

M「私もたまに遊びに行くんですよ~。この前も行ったけどぷらさん居なかったなぁ」

俺「あー俺基本昼間寝てたからなぁ」

M「そっか、それでか~」

俺「ねぇ、もし時間あったら宿寄っていかない?全然眠くないからさぁ」

M「うーん、暇だし行こうかな」

俺「いいね!」

その後俺たちは宿へ戻り、缶ビールを飲みながらMちゃんが撮影した写真などを見せてもらい時間をつぶした。

M「凄い時なんか街中でも見えるんですよ~」

俺「そんな凄いんだ。あ~見たいなぁ。グラフは凄かったのになんで見えないかなぁ」

M「そりゃ運もあるし天気次第だからね~」

俺「あ~あ、グラフは今どうなって・・・!!!!

M「どう?」

俺「なんか凄い事になってるけど!?」

M「どれどれ・・・・・!!!!

俺「これどうなの??」

M「いや相当条件はいいと思うよ!」

俺「もう1回行っちゃう?」

M「行ってみようか!車ならすぐだし!」

俺「うん!」

俺達は再び車へ乗り込み、丘へ向かった。時刻は午前1時を回っている。急いで車から降り三脚を設置してカメラを北へ向ける。少しでもオーロラが写るようにISO感度を1600まで上げて30秒間シャッターを開く。

M「どう!?」

俺「!!!」

M「写った?」

俺「すげー!感度上げ過ぎてメッチャ緑になってる!」

M「お~!出たね~!」

俺「ねぇ、撮って!俺入れて写真撮って!」


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俺「お~!今までで1番すげー!」

M「良かったね~!」

俺「これさ、もしかしたらもっと凄くなるかな?」

M「予報は電波ないと見れないから今どうなってるか分からないけど・・」

俺「うおおおお!!!オーロラアアアアア!!!」

M「うん!キレイキレイ!」

俺「あれ?Mちゃん撮らないの?」

M「あ・・・うん。私この程度のなら結構見たから」

俺「この程度って・・やっぱ凄いのはもっと凄いのかぁ」

M「うん。もうね、パァアアアって!」

俺「うわー見たい~。ねぇ、この後どうかな?見れるかな?」

M「どうだろうね~。見れるといいけど」

俺「あ、そうだ。そういえばさ、ここの丘って後ろに街の光あるじゃん?」

M「うん」

俺「だから、もっと真っ暗な場所ってないのかな?」

M「ある事はあるよ~」

俺「遠い?」

M「30分位かな?でもね、丘の上じゃなくて湖の畔なの。本当に何もなくて真っ暗だから結構危ないよ」

俺「OK!移動で!Mちゃんナビしてね!」

M「えっえっ!?今から!?」

俺「ささ、乗って乗って!」

M「えっ!?私明日仕事・・・」

俺「出発ー!」


次回最終回へ。
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退屈だった。ただただ退屈だった。数時間かけてやっとの思いで走った道を再び数時間かけて帰るこの空しさ。フェアバンクス、アラスカという極北の代名詞のような町を求めて出発した今朝は希望に溢れていた。フェアバンクスに行けばきっとオーロラが見える。そう思って疑わなかった。わずか1時間程でカナダの国境へ戻ってくると余りに短いアメリカ滞在だったからか怪しまれなかなか入国できなかった。こんな真冬に陸路で国境を越える旅行者は少ないのであろう。トランクの中からボンネットの中まで寒い中隅々まで調べられた挙句、やっとの思いで俺達はまたカナダへ入る事を許された。しかしここからが長かった。ホワイトホースに戻るまで軽く4~5時間はかかるだろう。グッタリしながらハンドルを握り、眠らないようお互い励ますようにくだらない話をしながら俺達はホワイトホースへと向かった。

M「なぁ?これからどうする?」

俺「どうするってホワイトホースに戻ってからですか?」

M「うん」

俺「とりあえず寝ましょうか。夜まではまだ時間ありそうですし」

M「そうだなぁ。あーでも腹減ったよな」

俺「ですね。考えてみるとほとんど食べてませんもんね」

M「じゃあ宿に戻る前にスーパーにでも行って食材と酒買って戻るか」

俺「自炊ですか?」

M「そうだな~。外で食う気力もないし、俺はもう最後の1日だから思いっきり満喫したいからさ」

俺「分かりました!そうしましょう」

M「あーそれとお願いがあるんだけどいい?」

俺「内容によりますけど」

M「うるせーよ聞けよ。え~っと、今晩1日オーロラ粘ったらその足で俺を空港まで乗せてってくれない?」

俺「飛行機何時なんですか?」

M「朝の8時位だったから6時に空港いれればいいからさ」

俺「それ位でしたらいいですよ!お任せください!」

M「よーし、そんじゃ今晩は粘るぞ!絶対に見るぞ!見るぞおおおおお!!」


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その後、俺とMさんは予定通り宿に戻る前にスーパーに立ち寄り、肉とソーセージとビールを買い込んで宿に戻った。久々に自炊した飯は旨かった。ただ肉を焼いてソーセージを茹でただけだが旨かった。2人で3人前はペロリとたいらげ、俺はベッドへ、Mさんは帰る為のパッキングをする為に別室へと向かった。それから俺は眠ってしまったらしく、Mさんに起こされた頃には窓の外は真っ暗になっていた。

俺「あ、おはようです。今何時ですか?」

M「今9時を回ったとこだよ。そろそろ行こうか」

俺「Mさん荷物の整理は終わったんですか?」

M「ああ終わったよ。カメラと三脚しまえば終わりだから車に入れといてよ」

俺「分かりました!俺も無茶言った手前最後は協力します!オーロラ見に行きましょう!」

M「よし行くぞ!」


Mさんのバックパックをトランクへ詰め込み夜空を見上げると雲一つない晴天だった。霧も出ていなく絶好のオーロラ鑑賞日和だ。


M「おいおい!なんか見れそうじゃない!?」

俺「はい!もしかしたら見れるかもですね!」

M「よし!行くぞ!」


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車を飛ばしてポイントへ向かう。初日に俺が偶然少しだけだがオーロラを見れた場所だ。北の方角にカメラを設置する。バッテリーが無くならないようにホッカイロをカメラに巻きつけ、更にその上からフリースでグルグル巻きにする。目には映らないがそこにオーロラはあると信じてシャッターを切る。Mさんのテンションは高い。

M「・・・・」

俺「どうです!?うつりましたか!?」

M「いや・・・」

俺「ええっ!?」

M「見てみ?」

Mさんが差し出したカメラの液晶部分には満天の星空が写っているだけであった。

俺「星しか映ってませんね」

M「うん」

俺「なんか元気ないですね」

M「はぁ・・・」

俺「ほら、まだ時間はあるし粘るんですよね?とりあえず車に戻りましょう」

M「いや、俺は外で待つよ。予備のバッテリーだけ車で充電しててくれない?」

俺「それはいいですけど風邪ひいちゃいますよ。氷点下20度位ありますよ」

M「いやそれでいいんだよ。せっかくここまで来たんだもん。この寒さも飽きるほど味わって悔いがのこらないようにして日本に戻りたいんだ」

俺「そうですか。じゃあ俺車に居るんで出たら教えてください!」

M「お前さぁ、ここはじゃあ俺も一緒にって流れだろ?」

俺「だって寒いんですもん」

M「あーいーよ分かったよ」


何時間待ったのだろう。俺の携帯はズーキーパーのやり過ぎでとっくにバッテリーは無くなっている。今まで撮影したアメリカからの旅路の写真も何回見返しただろう。Mさんが車へ戻ってきた。


俺「どうでしたか!?」

M「全然駄目」

俺「はぁ・・・」

M「今何時?」

俺「今午前2時を回ったところです」

M「あと4時間かぁ」

俺「Mさん、俺諦めも肝心だと思うんですよ」

M「無理!無理!ここまできて諦められっかよ」

俺「そうは言いましても・・」

M「だってどうするの?宿に戻って寝るのか?」

俺「眠くないですか?」

M「眠くなんかねーよ!頼むよ。マジで俺最後のチャンスなんだって」

俺「分かりました!今しばし待ちましょう!」


待った。Mさんは最善を尽くした。しかし結局オーロラが現れることはなく時間だけが過ぎていき、いつの間にか車で眠りこけていた俺はMさんによって起こされた。


M「帰ろうか」

俺「駄目・・・でしたか?」

M「ああ」

俺「じゃあ俺も最後に1枚だけ」


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俺「うーん、なんか若干緑に見えなくもないけど・・・」

M「これじゃオーロラ見れたって言わないだろ」

俺「ですよね」

M「よし、諦める。いい!これでいい!これでまたオーロラ見に来る口実が出来たって思えばいいんだ」

俺「ポジティブですね。よし!その時は俺また付き合いますよ」

M「いや、それはいいや」

俺「冷たいですね」

M「よーし、仕方ねぇ。帰るか日本に!空港まで頼むわ」

俺「分かりました。でもなんか寂しいですね」

M「そうか?まぁ会って数日だけどずっと一緒だったからな」

俺「俺、まだここに居るんでもし見れたら写真送りますよ。メアド教えてください!」

M「おう、有難うな」


こうして俺は空港へ車を走らせ、Mさんを見送ることとなった。ホワイトホース空港から小さな飛行機が停まっている。


俺「あの飛行機ですかね?」

M「そうだな。あーぷら君、世話になったね。メチャクチャだったけどまぁ楽しかったよ」

俺「俺も楽しかったです」

M「帰国したらメールくれよ。オーロラの写真楽しみにしてるからさ」

俺「分かりました!」

M「じゃあ俺行くわ!」

俺「Mさん!!」

M「ん?」

俺「あの、レンタカー代の250ドルください!」

M「・・・・。忘れてたよ」

俺「すいません言いづらくて・・・」

M「はいよ・・・」

俺「あざっす!じゃあMさんお元気で!」

M「お前もな!じゃあな!」


こうしてMさんを乗せた飛行機はバンクーバーへ向かって飛び立っていった。飛行機の電飾が夜空に消えていくのがキレイで、だけどそれより眠くて、俺はスタコラ宿へ帰ってその日の夕方まで爆睡したのであった。
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M「おい」

俺「はい」

M「ここどこなんだよ」

俺「アラスカです!」

M「アラスカのどこなんだって聞いてんだよ」

俺「スキャグウェイって町らしいですね・・・この先は・・・」

M「で?フェアバンクスは?」

俺「遥か彼方に・・・

M「聞こえない」

俺「遥か・・・彼方に・・・

M「なんでこうなったの?」

俺「とりあえずここに居ても仕方がないので町まで行ってみましょうか。行ってみればフェアバンクスに通じる道があるかもしれませんし、ここもアラスカなんだったらオーロラ出るかもしれませんし」

M「嫌な予感しかしねぇよ・・・まぁいい行くか」

それから俺達は国境を越えて一本道をただひた走った。山間部を越えたのか道は延々続く下り坂で雪も次第になくなりアスファルトが顔を出す。車の外気温計も10度前後を指している。

M「なんか雪無くなってねぇ?」

俺「走りやすくていいですね!」

M「いやそうじゃなくてさ。こんなんでオーロラなんか見れるの?」

俺「それは町の人に聞いてみましょうよ。ほら、町が見えてきましたよ」


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M「人どころか犬さえ居ないゴーストタウンじゃねぇかよ」

俺「そ・・・そんなはずは・・・」

M「マジ何ここ?誰か住んでるのか?」

俺「多分・・・あ!人だ!」

M「ちょっと聞いてきてよ」

俺「分かりました!おじさん、ちょっといいですか?」

おじさん「なんだい?」

俺「あの、ここからフェアバンクスって行けますか?」

お「フェアバンクス?ああ、この先の埠頭からフェリーが出てるよ」

俺「フェリー?」

お「ああ、ここは海だからね。フェアバンクスに行きたいんだったら海を越えるか内陸を遠回りするかしないと駄目なんだよ」

俺「Mさん、大変です!フェリーに乗る事になりそうです!」

M「なんねぇよ。乗ったらさすがに戻れねぇだろうが」

俺「ですよね!おじさん、あの、ここでオーロラって出ますか?」

お「でないよ」

俺「Mさん!オーロラでないそうです!」

M「薄々分かってたよ・・・」

俺「どうしよう・・おじさん・・・あの・・ここ何か観光するところありますか?」

お「この辺は夏になると人も多くてキレイなんだが冬は残念ながら人も居ないし店も開いてないし寂しい所だよ」

俺「Mさん!夏は混雑してるらしいです!夏は!」

M「今冬だろーが!」

俺「その通りですよね」

M「どうすんだよ」

俺「どうしましょう?戻りますか?戻ってフェアバンクス目指すか、ホワイトホースに帰るか・・・」

M「今更フェアバンクスって行ける距離なのかこれ?」

俺「おじさん、フェアバンクスって内陸回ったら遠いの?」

お「1000km以上あるだろうなぁ」

俺「Mさん、1000km以上いただきました!」

M「もう無理だろそれ・・帰るぞ。ホワイトホースに」

俺「マジですか!?何しに来たんですか俺等!?」

M「俺が聞きてーよ馬鹿野郎」

俺「あい・・・」


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スキャグウェイはゴールド・ラッシュの時代に誕生した町であり、今も1世紀前そのままの街並みで、ゴールドラッシュ時代にできた鉱山鉄道ホワイトパス・ユーコン鉄道がカナダのホワイトホースへと峻険な渓谷を走っているため、眺めがいいと人気があります。渓谷の河口にできた町は夏には海に客船が並び、背後では深緑の山々が氷河をいただいて美しい景観になります(wiki参照)

俺「ふむふむ、wikiにはこう書いてありますね」

M「俺の・・俺の・・オーロラ・・」

俺「あー皆と来てみたけど船一隻もありませんね・・・」

M「俺の・・・有給が・・・」

俺「おし、時間の無駄っぽいし戻りますか!」

M「なぁ・・・?」

俺「はい?」

M「俺は明日の朝8時の便で日本に帰ることになるんだよ」

俺「はぁ」

M「はぁじゃねぇ。いいか?俺は何しにここに来たか分かるか?」

俺「オーロラを見にですよね?」

M「そうだ。オーロラだ。だけどオーロラ見れたか?」

俺「見れてませんね・・」

M「そうだ。見れてない」

俺「はい」

M「だが絶対に見たい。今晩絶対にオーロラを見る」

俺「今晩って寝ないんですか?朝には飛行機でしょう!?」

M「ここで寝てたら本当にただの馬鹿だろ!いいか!?お前俺がここまで付き合ったんだから今晩1日中付き合え!粘るぞ!オーロラ絶対に見るんだ!いいな!」

俺「俺寝たいですよ・・・」

M「普通は遠慮して協力しそうなもんだがお前ハッキリ言う奴だな。友達少ないだろ?」

俺「よく分かりましたね」

M「見りゃ分かるよ。とりあえず寝るのは許さん。夜は外に出て粘るぞ」

俺「分かりましたよ。付き合いますよ」

M「よし!そうと決まればやる事は一つだ」

俺「戻るんですね?」

M「おう!ホワイトホースに戻るぞ」


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アメリカ合衆国に越境しアラスカ州を堪能する事1時間。俺達はあまりに早いカナダへの帰国に両国のイミグレーションで散々怪しまれ待たされた挙句、再び吹雪の中車を飛ばしてホワイトホースへ戻ることとなったのであった。
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俺「おはようございますMさん

M「う~ん」

俺「おはようございますってば

M「なんだよ。もう朝?」

俺「時刻は午前4時半です。参りましょう」

M「参るってどこに?アラスカに?」

俺「それしかないじゃないですか!」

M「早過ぎやしないか?大体お前寝たのかよ?」

俺「寝ておりません。テンション上がりっぱなしです!」

M「本当に迷惑な奴だな。それより早過ぎ、せめて6時にしよーぜ」

俺「駄目です!Mさんあなたは時間が少ないんですよ!?今の睡眠と今後のオーロラどっちが大切なんですか?」

M「あーわかったよ。ったく数時間も寝てねーぞ」

俺「じゃ、俺もう準備出来てるんで車で待ってますね」

M「はいはい」


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俺「よーし、OKですか?それじゃ出発しますよ!」

M「待て待て!お前本当に雪道の運転大丈夫なんだろうな?」

俺「任せてくださいよ。雪国育ちですよ俺は」

M「それともう一つ心配事がある。お前行き方分かってんの?」

俺「えっ」

M「えっじゃないよ」

俺「俺てっきりMさんが調べてくれてると思ってて・・・」

M「なんだそりゃ。やめだやめ。行き方分からないでいけるわけねーだろ」

俺「大丈夫ですよ!コンビニにでも行って地図買いましょうよ」

M「コンビニなんか見たことねーぞホワイトホースで」

俺「もう!文句ばっかりなんだから!」

M「文句じゃなくて審配してんだよ!」

俺「ほら、これ見てください。レンタカー借りた時に貰ったホワイトホースの地図なんですけど、ここにアラスカハイウェイってのがありますよね?これ走ればアラスカまで行けるってわけですよ!多分

M「多分だけ小声で言ってんじゃねーよ」

俺「高速道路は日本と違って無料みたいだし、では早速参りましょう!」

M「昨日の話覚えてるよな?戻るって言ったら戻るんだからな?」

俺「GO!GO!」


こうして俺達は走り始めた。ホワイトホースの中心部を抜けて空港の前を走るアラスカハイウェイを目指す。時間にして10分程だ。当然の事ながら途中にあるコンビには全て閉まっており結局俺達は地図無しでとりあえずアラスカ方面へ走ってみることにした。路面は圧雪だったが湿気がないからか全然滑らず言うなれば砂の上を走っている感覚だった。1時間、2時間、永遠と思えるような真っ直ぐの道を何を言っているか分からないカーラジオから流れる声を聞きながら走り続けた。辺りには外灯すらなく光は車のヘッドライトだけであった。稀にすれ違う対向車に何故か少し安心し、俺達はただただ走り続けた。そして朝8時を迎える頃には完全な山の中に入っていた。明るくなるにつれ外の景色が見えてくる。うっとりするような雪原がそこには広がっているが俺はそんな景色より睡魔と闘っていた。

俺「Mさん、ちょっとここいらで休憩しましょうか?」

M「ここいらって何もねーぞ」

俺「この先いつ何があるか分からないので、そこの広場でちょっとだけ寝ませんか?

M「は?」

俺「いやね、正直言いますと凄く眠いんです」

M「お前ほんっとふざけんなよww」

俺「ささ、大自然の空気を吸いながら少しだけ夢見ましょう」

M「寝てろ。俺が運転する。免許ねーけど」


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1時間程眠っただろうか。無免許のMさんはどんどんとアラスカへ進む。目が覚めると車は湖のほとりにある小さなガソリンスタンドに停車していた。

俺「あれ?」

M「ちょっと何か食わねーか?」

俺「そうですね!あー寝た寝た。食べたら俺運転代わりますよ」

M「おう。お、サンドイッチ売ってるじゃん」

俺「いいですね!あ、あと俺道聞いてきますよ」

M「そうだなー。地図もあるか見てきてよ」

俺「がってん!店員さん、アラスカはどっち?」

店「アラスカ?このまま真っ直ぐだよ」

俺「YES!Mさん、このまま真っ直ぐだそうです!」

M「そっか」

俺「どの位時間かかるかな?」

M「なぁ?それよりガソリン入れといた方がよくね?もう半分もねーだろ?」

俺「そうですね。来るときも全然見なかったし、これからずっと山の中っぽいですもんね」

M「なんか国土の広さを痛感するよな~」

俺「おし!おっさん、レギュラー満タンな!」

店「あいよ」

ガソリンも満タンになり再び走り続ける俺達。

俺「あれ!?Mさん!あの看板!」

M「?」

俺「ブリティッシュコロンビアって書いてないですか?ほら、こっちはユーコン!」

M「おお!本当だ!州を跨いだってことだな!」


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M「お~!なんか感慨深いな!」

俺「おーし!アラスカはもう目前ですよ!」

M「そんな近いか?まだまだだろ?」

俺「あれ?」

M「ホワイトホースを出て5時間位か?100km位で走行してるから単純に500kmだよな?」

俺「ならもう十分国境付近じゃないですかね?おかしいなぁ」

M「でも道は真っ直ぐだし間違いようがないよな?」

俺「あれ?でもさっきのガソリンスタンド行くとき高速降りましたよね?それから高速乗りましたっけ?」

M「あ・・・」

俺「うーんでもスタンドのおっさんが真っ直ぐって言ってましたしね」

M「いや、やっぱ戻ろうか。高速の方が間違わないし安全っしょ」

俺「え~。もう結構走りましたよ?」

M「でも間違ってたら最悪じゃん」

俺「おっさんも真っ直ぐ言ってたし大丈夫ですよ!俺の直感を信じてください!あ!!!」

M「どうした!?」

俺「ほら!そこ!カナダボーダーって書いてある!国境ですよ!」

M「おおおお!!!」

俺「なんか小さいけど行けるのかな。どれ」


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俺「もしもし?アラスカはこの先?」

警備員「アラスカ?ああ、この先だよ」

俺「ほーらMさん!言った通りでしょう!」

M「言ったのはあのスタンドのおっさんだっつーの」

俺「どれ、アメリカへの入国手続きをしましょうか!」

M「国境越えると旅してる気になるな!おし!行くぞ!」

俺「どれ、どすればいいの?」

警「何してるんだ。早く行け」

俺「あれ?アメリカの入国手続きは?」

警「アメリカの国境はまだ先だ。カナダ出国は済んでるからもう行っていいぞ」

俺「スゲーMさん!さすが自由の国ですね!」

M「それはアメリカだよ。ここはカナダの国境だろうが」


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国境を越えてひたすら進む。外の景色は一気に白一色に染まっていく。

俺「なんか気のせいか雪多くなってません?」

M「アラスカが近づいたってことじゃね?」

俺「そっか!さすがアラスカ!」

M「すげーなぁ。木も一本も生えてねーぞ」

俺「本当ですね~!ってか・・・」

M「ああ・・・」

俺「道が・・・道が・・・」


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M「おいそんな飛ばすなって」

俺「マジで何も見えないんですけど」

M「これヤバくね?道見えねーぞ」


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空も曇っていた為か視界が真っ白に染まる。

俺「あれ、なんて書いてあるんですかあの看板」

M「avalanche?」

俺「アバランチェ」

M「?」

俺「アバランチ!」

M「なにそれ!?」

俺「それは・・・」

M「?」

俺「わかりません。なんでしょうね」

M「わかんねーのかよ」

俺「あ!なるほど!」

M「思い出した?」

俺「いや多分なんですけどね。俺の大好きなFF7でアバランチって出てきたなと。なんか政府と対立する組織っぽかったから思ったんですけど、ここってカナダとアメリカの国境の丁度中間じゃないですか?」

M「うん」

俺「だから、どこの国にも属さない土地って意味じゃないっすかね?」

M「あーなるほどな」

俺「ほら、FF7でもどこにも属さないみたいなポジションだったし!」

M「FFは知らないけど一つ勉強になったよ」

俺「ふふふ、おっし!アバランチで記念撮影といきましょうか!」

M「うぉー!寒いなやっぱり」

俺「フォォォォォ!!!何も見えねーぜ!!!」

警備「こらお前ら何してんだ!危ないから止まらないで国境まで走り抜けろ!」

俺「なんか怒られてません?」

M「ひがんでんだろ。仕事中に楽しそうな姿見せられたからな」

俺「そっか。フハハハハwwじゃーな警備員!俺達は自由の国に行って来るぜ!カナダなんかおさらばじゃ!」


1時間以上かけてアメリカの国境へ到着し入国手続きを済ませる。


俺「ねぇ?ここはもうアラスカ!?」

警備「ああ、アラスカ州だよ」

俺「いやっほおおおおお!!!Mさんついに来ましたよ!」

警備「で、お前らどこに行くんだ?滞在先と目的をここに書いてくれ」

俺「フェアバンクスにオーロラ見に行くんだよ。ノーザンライツ!イェイ!」

警備「フェアバンクス?」

俺「そうそう。アラスカのフェアバンクス」

警備「全然場所が違うぞ」

俺「え?」

M「なんだって?」

俺「なんかフェアバンクスじゃないって」

M「は?」

俺「あの、ここはどこなんです?」

警備「ここはアラスカ州だがこの先にはスキャグウェイって町しかないよ」

俺「フェアバンクスには行けないの?」

警備「ああ。この先は海だからな」

M「なんだって?」

俺「なんでもないです」

M「なんだよ!?おい!フェアバンクスはどこなんだよ!?」


とりあえずアラスカには到着。
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意気消沈して宿へ戻る2人。これほどまでにオーロラを見るのは難しいものなのか。北緯60度も超えていればどこでも見れそうなもんだが、どうやらそうはいかないらしい。さて、ツアー参加も選択肢に無くなり自力で見るという目標をかかげた俺達であったが、こうも見えないと困ってしまう。ここホワイトホースでは何も見えないが相変わらずイエローナイフでのオーロラの観測は毎晩素晴らしいものであった。


俺「うーん、Mさんどうしましょう?」

M「どうするって何が?」

俺「オーロラですよ」

M「そりゃ見たいよ。オーロラ見にきたんだからさ」

俺「はぁしかし見えるのは星空ばかりで」

M「やっぱ場所が悪かったのかなぁ」

俺「ホワイトホースがってことですか?」

M「だってイエローナイフじゃ毎晩お祭り騒ぎなんだろ?」

俺「そうみたいですねぇ」

M「なんかなぁ」

悔しいがパソコンの液晶にはイエローナイフのオーロラ情報がこれでもかと映し出されている。もういっそのことイエローナイフに行ってしまおうか?いや待て、イエローナイフに向かうには一度バンクーバーまで戻る必要があるし、バンクーバーに戻ったところで航空券の空きなんてないだろう。じゃあ車ならどうだ?レンタカーがあるし、頑張れば陸路でイエローナイフに行けるんじゃないだろうか!?俺は管理人に尋ねた。

俺「ねぇねぇ!ここからイエローナイフって車でどの位かかるの?遠い?」

管「は!?イエローナイフ!?3000km以上あるわよ!」

俺「3000kmっていうと・・・無理ですよね?」

管「当たり前じゃない!その前に遭難して死ぬわよ!馬鹿なこと考えるのはやめなさいね!」

俺「だってオーロラ全然見れないんだもん」

管「それは運だから仕方が無いわ」

俺「はぁ・・・Mさん、とりあえず明日の昼間は車もあるし街中走ってみましょうか」

M「そうだな。どうせ暇だしな」


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翌日、俺とMさんはバイソンが放牧されているという場所へバイソンを見に行ってみたが見事に大雪の為バイソンの姿はなかった。何のために入園料の20ドルを払ったのか分からず、泣きながら車へ戻る。

俺「なんかホワイトホース呪われてますね」

M「なんかなぁ。そもそもツアーに参加しなかったのが間違いだったよ」

俺「そんなことありませんよ!誰です!?ツアーに参加しないって言った本人は!」

M「おめーだよ」

俺「はい」

M「とりあえず腹も減ったしさ、何か食おうぜ。この辺何も無いし街中戻ろうか」


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その後俺達は特別美味くもない中華料理を食べ、また宿へ戻った。

俺「ねぇねぇ、今日はオーロラ見えるかな?」

管「分からないわ。でも天気はいいんじゃないかしら?」

俺「Mさん、それじゃ今晩も行きますか」

M「俺の残り時間がどんどん無くなっていく・・・」

俺「ほらそんなに悲嘆しないで!見れるかもしれませんし!」

M「はぁ・・・」

俺「ねぇ管理人さん、この辺って本当に観光場所何もないの?」

管「そうねぇ。しいて言うならクロンダイク号かしら」

俺「良く分からないけど行きましょうか!そのクロなんとか号へ!さぁ!Mさん!」

管「待ちなさい!冬季は閉鎖中なのよ!」

俺「冬季っていうと・・・?」

管「まさに今よ」

俺「なんだよ~。じゃあ他に何かないの?」

管「温泉はどう?」

俺「男2人で温泉なんか気持ち悪くて行けませんよ」

M「・・・・。」

管「じゃあ何もないわね。オーロラが見れるのを願うくらいかしら?」

俺「それじゃあMさん、祈りながら飲みましょうか」

M「はぁ~」

そして夜がやってきた。いつものように昼間に飲んで寝る、夜に起きてオーロラを見に行くという行動なのだが今日はどういうわけか外の様子が違う。

俺「MさんMさん!」

M「うん・・もう時間?」

俺「外が!外が!」

M「!!!!」

俺「凄いんですよ!やばい!」

M「出たか!?ついにオーロラ出たか!?」

俺「いやもうオーロラどころか霧が出ました!凄い霧です!

M「ふっざけんなよ。星すら見えねーじゃねーかよ」

俺「そうなんですよねぇ。どうしましょう?」

M「もう起きちゃったし寝すぎて眠れないから行くだけ行ってみようよ」

俺「無駄だと思いますけどねぇ」

M「いいから行くぞ!」

俺「あい」


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俺「Mさん、これって昼間管理人が言ってたクロなんとか号じゃないですか?」

M「あー寝る前ガイドブック見てたら書いてあったよ。中が博物館なんだって」

俺「へぇ~。霧に浮かぶ船。なんかいいですねぇ」

M「よくねーよ。オーロラはどうしたんだよオーロラはよ!?」

俺「これじゃ無理でしょうね。何も見えませんもん」

M「せっかく車あるんだし少し走ってみないか?」

俺「まぁいいですけど地図ありましたっけ?」

M「うん。俺ナビするから」

俺「あい」

それからMさんと深夜のホワイトホースをグルリと一周した俺たちは何も見えないことが分かり諦めて宿へ戻ることにした。

俺「あ~マジで最悪ですね」

M「イエローナイフよりホワイトホースの方が気候いいんじゃなかったのかよ」

俺「そう俺も聞きましたけどね~」

M「あーあ、こんな事ならフェアバンクスにするんだったよ」

俺「フェアバンクスかぁ」

M「そうそう。失敗かなぁ~」

俺「ふむ」

M「どしたの?」

俺「Mさん、ここからイエローナイフは3000kmもあるって言いましたけどアラスカってそんな遠くないですよね?」

M「イエローナイフよりは遠くないけど車で行くのは自殺行為なんじゃないの?」

俺「いやでも、このままホワイトホースにいたら何も見れませんよ」

M「それは分かるけどさ、俺にはあと2日しかないわけよ?仮に走り続けてアラスカ行ってもオーロラ見て日帰りしなきゃならないし、そんな事疲れて出来るわけがないでしょ」

俺「Mさん、わたくし過去に色んな所を旅して不可能を可能にしてきた男なのでございます」

M「なんか面倒くさそうな奴だなお前」

俺「ちょっと行ってみましょうか?」

M「ちょっとってなに?アラスカに?」

俺「はい」

M「お前wwちょっとって距離じゃねーぞ」

俺「やばいって思ったら引き返しましょう!」

M「現時点でヤバイって思いしかねーよ」

俺「よし!善は急げ!決まったら即出発しましょう!一旦宿に荷物取りに帰りましょうか?」

M「無理無理!死ぬってマジで!」

俺「出発ー!GOGO-!」

M「待て待て!マジで待て!夜はやめよう。霧も濃いし、行くなら朝だろ」

俺「お、のってきましたね!」

M「必死で止めてんだよ馬鹿!」

俺「じゃあ明日早朝に出発しましょう!出発時刻は4時でどうでしょう?」

M「一つだけ条件がある。いいか?」

俺「なんでしょう?」

M「ヤバイと思ったら戻ること。その戻る権限は俺のみ有する。いいな」

俺「じゃ、明日朝4時で!おやすみなさーい!」:

M「おい」

いざアラスカへ。