世界中をぷらぷらしてきた

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コンチネンタル航空06便は予定通りに成田空港を離陸した。久々の旅にいささか緊張がはしる。ヒューストンまでのフライト時間は約12時間だ。今の時刻が午後3時半を回った所なのでヒューストンに到着する時間は日本時間で夜中の3時前後だろう。機内でシート部分についているモニターでテトリスをやること12時間、結局一睡もせずに俺はヒューストン国際空港へと到着した。

さすが英語圏内。見渡す限り英語一色である。しかし英検3級の俺をナメてもらっては困る。俺は英語が分からない田舎者と思われないように颯爽と乗客の先陣を切って機内から空港内へ足を踏み入れたが行き先が分からず結局は係員につままれてイミグレーションへと連れていかれた。見渡す限り青い目をした悪魔達。されどここでビビッては侍の名がすたる。若干睡眠不足に陥りながらもそれを乗り越えたハイテンションで俺はイミグレへと突入した。

係員「カード」

俺「へ?」

緊張し過ぎてイミグレーションカードを書くことすら忘れていたようだ。俺は独自の英文法を駆使し、イミグレーションカードを書きあげ再度ゲートへと足を踏み入れた。

係員「おい、なんだこれは?」

俺「ハロー!どこかおかしいですか?」

係員「お前、これからどこに行きたいんだ?これ何て書いてあるんだ?」

俺「こんな簡単な英語も読めないの?これはアルゼンチンだよ。ブエノスアイレス」

係員「スペルが全然違うじゃないか・・・」

俺「あとは?」

係員「じゃパスポート見せて」

俺「あい」

係員「ふむ・・・お前、以前シリアに入国した事あるな?」

俺「うん」

係員「なにしに行ったんだ?」

俺「え?何って・・旅ですよ・・・。トリップ!」

係員「ちょっと待ってろ・・・」

俺「え・・・・・・」

係員「よーし、今からお前の指10本の指紋を撮る。ここに指を乗せて」

俺「ななななんで!?」

係員「言う通りにしろ」

俺「はぁ・・・・」

係員「よし、左手」

俺「はい・・・」

係員「次は写真だ。こっちの部屋へ」

俺「待ってよ。俺乗り継ぎするだけだよ?トランジット!アイアムトランジット!OK?」

係員「NOだ。こっちへ来い・・・」

俺「はああああああああああ」


俺は別室へと連行され数枚の写真を撮影された。その後バックパックをひっくり返され中身をチェックされ、やっと解放されたのであった。解放された時には既に他の入国者の姿はなく俺1人。これからどこに行ったらいいんじゃい俺は・・・。

俺「あの・・・これどこ?」

係員「どれ。ふむ、これはあっちだな。でも今から13時間後のフライトだぞ。はっはっは」

俺「13時間後!?」

係員「ああ。ま、気長に待つんだな」


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済み渡ったヒューストンの青空のもと、俺は強制的に13時間空港内に監禁されることとなった。しかし暇である。何もすることがない。俺は持ってきていたノートPCの電源を入れてみたがバッテリーが全然無くソリティアを10分しかプレイすることが出来なかった。


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諦めて成田空港で買ってきた数年前の話題作「ガンジス川でバタフライ」を読む。活字がこの世で何よりも嫌いな俺は数分後、その本を枕にしてベンチで爆睡してしまっていた。


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待てど過ごせど時間は過ぎない。目が覚めた俺は搭乗口へ向かってみたが係員1人すらいない。周りは英語ペラペラなので恐ろしくて話しかけることもできない。そして俺は何より煙草を吸いたかった。どこで吸ったらいいか分からない。時計を見ようにも常の如しで時計なんぞ持っていない。俺は勇気を振り絞って掃除のオバさんに話しかけてみた。

俺「あ~あの~。その・・・。Where can I smoke'n?(どこで煙草吸えんの?と言いたかった)」

オバさん「What!?!?!?」

俺「おおおう・・・ソーリー」


駄目だ。会話にならん。そもそもこの英語で大丈夫なのか?数人の人にその後も質問してみたが全く通じず。いい加減頭にきた俺は煙草をくわえ、それを指差し叫んだ。

「ウェア!?!フェア!?ウウェアーー!?」

その気迫から伝わったのか煙草はカフェで吸えるという事が分かった。だがしかしカフェだと・・・。ハードルが高過ぎる。それでも吸いたい俺はそのカフェとやらに向かってみた。カフェの中には金髪の姉ちゃんしかいない。これは入っても大丈夫だろう。「はろ~」。ひらがな発音で恐る恐る店内に入店した俺は紳士的態度でまず飲み物の注文をした。

俺「コーヒープリーズ」

なんて紳士的なんだ。ビールなどと下賤な注文をせずコーヒーである。恐るべし俺。数分後、店員によって運ばれて来たコカコーラを飲みながら半べそをかいている俺がいた。よく分からないがこの店は禁煙らしい。何がしたいんだ俺。だが!ここで注文したものと違うなどという情けない事は言えない。侍の維持である。俺は一気にコーラを飲み干し、店を出た。チップ?むしろ俺によこしやがれ!


どうにかこうにかフライトまでの13時間を空港内でつぶし、俺はやっとの思いでブエノスアイレスへ向かう飛行機へと乗り込んだ。既に日本を出てから1日が経過している。なんだこの計画性のなさは。ヒューストンからブエノスアイレスまで再び10時間近いフライトを終え、俺はついに南米の地に降り立った。9月に出発した俺は半そでだったが、ここブエノスアイレスは恐ろしく寒い。それもそうだ、ここ南米と日本は季節も真逆。全く調べていなかった俺が悪いと言えばそこまでだが、今のアルゼンチンはやっと春になろうかとしていた所であった。されど俺の装備はTシャツのみ。早くも詰んだ瞬間であった。凍える中Tシャツで外に飛び出すとコートにマフラーを首に巻いた人々が汚い物を見るような眼で俺を見る。それもそのはずである。春先にサンダルにTシャツなのだ。季節を先取りし過ぎである。そしてそれよりも困った出来事が起こった。空港についたはいいが、どこへ行けばいいのか分からないのである。俺は空港内へ戻り、ベンチに腰掛け早速ガイドブックを開いた。これほどまでにガイドブックが心強いとは思いもしなかった。死んでくれ、東南アジアと中東へ行った時の俺。


どうやらブエノスアイレスには目指すは上野山荘アルゼンチン別館という日本人バックパッカーが集う有名な宿があるらしい。それはここ空港から1時間以上バスで揺られた先にあるとガイドブックは言っている。とにかく、その宿がある街へ行けばなんとかなるだろう。俺はツーリストインフォメーションで行き方を訪ねた。


俺「ハーイ^^」

案内「ハーイ、スペイン語話せる?それとも英語?」

俺「英語で!」

案内「どこに行きたいの?」

俺「中心街まで行きたいんだけど、どうやっていくの?」

案内「タクシーはあるけどヴェリーエクスペンシブよ!」

俺「いくらかかるの?」

案内「大体5000円位ね」

俺「高っ!!他はないの!?」

案内「コレクティーボっていう乗り合いバスなら8ペソよ」

俺「ペソ?なんじゃそりゃ。いくらか知らないけど安そうだね。それで行くよ」

案内「でもスペイン語離せないアナタは大変よ。タクシーにした方がいいんじゃない?」

俺「なんとかなると思うのでそれで!」

案内「チャレンジャーね、あなたは・・・。それじゃ86番に乗ってね」

俺「ほい^^」


こうして俺は凍える寒さの中、白い目で見られながら86番バス乗り場でバスを待った。やっとの思いでバスが到着し、中へ乗り込む。バスは順調に走りだし、速度を上げていく。中は結構混雑しており、俺は座る場所がなかった。仕方ないので釣り革に掴まり寒さに耐えた。しばらくすると次々と停留所で客が乗り込んでくる。そして俺は気がついた。その客が乗ってくる際に運転手に金を渡している事を。俺は乗る時に払っていない。あとから面倒になるのも嫌だし、東南アジアや中東のノリで目的地に到着したら声をかけてくれと運転手に伝えた。

俺「あの、ダウンタウンに着いたら教えてよ」

運転手「あーん!?スペイン語で言えスペイン語で!」

俺「ソーリー、俺スペイン語話せないんだ」

運転手「おい、それよりお前切符買ってないだろ。7ペソだ」

俺「ごめん、それも分からなかったんだよ。えっと、ドルでいい?」


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運転手「お前、今手に持ってる切符に7ペソって書いてあるだろ。ペソで払え」


えっと・・・・宿探しに気を取られていて渡し空港で両替するの忘れてました。よって今財布には米ドルしかありません・・・。

俺「あの・・・ノーペソ・・・」

運転手「あああああん!?」

俺「ごめん~!ノーペソ!!ソーリー!!本当にソーリー」

運転手「降りろコラァ!!!」


早速アルゼンチンの道端で俺はバスを降ろされることとなった。
コメント
この記事へのコメント
ぷらぷらを超えるアホを俺はネットでもリアルでも見たことがないよ・・・
きっともうこの先はアポカリプスだな
2010/08/08(日) 20:30:55 | URL | #-[ 編集]
活字が嫌いなのによくブログ書けるなw
2010/08/08(日) 20:59:51 | URL | #-[ 編集]
さすがにアメリカの入国管理官に『こんな簡単な英語も読めないの?』なんて言えないだろ・・・
2010/08/09(月) 03:44:19 | URL | #-[ 編集]
本当にスペイン語ばっかりなんだな
すでに波乱の予感w
wktk
2010/08/10(火) 12:35:56 | URL | #-[ 編集]
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