世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
lvljiko017762.jpg


今更だが、Iさんはできた人間であると明記しておこう。ピラミッドでのひと悶着あった後にもう1つの見どころスフィンクスを見に行った時の話だ。

I「ぷら君さ、許すから俺のお願いも1つだけでいいから聞いてもらえないかな?」

俺「なんなりと!!なんなりとお申し付けください!」

I「いや、笑わないでよ?」

俺「ガハハハww笑いませんとも!なんですか!?」

I「・・・・。そこにスフィンクスあるじゃん?」

俺「はい!おりますね!鎮座しております」

I「あれと、キスしたいんだよ」

俺「・・・・・・・へ?」

I「だから!遠近法使ってキスしているように写真を撮って欲しいんだよ」

俺「俺が・・・やるんですか?」

I「俺がやりたいの!!」

俺「ぶははははははははww30過ぎたおっさんが何言ってるんですか!」

I「笑うなって言っただろ!いいじゃん!その位!それにまだ30じゃないよ!」

俺「いいですよ!お安い御用です!ささ、じゃあ早く目を瞑って唇突き出してください」

I「待ってよ、周りに観光客いっぱいいるから恥ずかしいよ」

俺「恥ずかしがる歳じゃありませんって」

I「ぷら君も俺と変わらないんだよ!?」

俺「いいですから、早くやってください」

I「じゃ、いくよ・・・・。ムチュ~」

俺「ぶはははははははw」

I「俺ホント怒るよ!早く撮ってよ」


そして俺は三十路間近のおっさんのキス顔を角度を変えながら数枚撮影した。通り過ぎる観光客は俺等のその姿を見て笑っている。中には指を指して笑っている者までいる。おぞましい写真を数枚撮影し、デジカメの液晶越しに撮影の出来を見てみると意外なほど素敵な写真が撮れていた。俺は自分もやりたくなった。Iさんにお願いし、俺も目を瞑り唇をありったけの力を振り絞り突き出す。


llIMGP3998.jpg


その後なんの未練も無くなった俺達はギザを後にした。宿に戻り少し休むと、夕方ナイル川の畔へと出掛けた。


llIMGP4033.jpg


陽が落ちてもまだ暑い。路上で売っているアイスを購入し川辺へ腰を下ろす。そして長かった1日を振り返る。本当に長かった。そして遂にピラミッドも見てしまった。タイへ戻る飛行機のフライトの日までまだ2週間はある。何もすることなく、残りは静かに過ごそう。

俺「Iさん、Iさんはこれからどうするんですか?」

I「ピラミッド見ちゃったもんね」

俺「はい」

I「俺はさ、カイロからそのまま日本に戻ろうって考えてるんだ」

俺「え!?じゃあスグにでも!?」

I「まぁスグにでもいいんだけどさ、ぷら君まだカイロにいるんでしょ?」

俺「はい、あと2週間はいることになりますね」

I「じゃあ、俺もいるよ。ぷら君を見送った翌日日本に戻るよ」

俺「Iさああああああああああああああああああああん!!」

I「色々あったけどさ、試練はちゃんと乗り越えないとさ」

俺「俺といるのがそんなに試練ですか!?」

I「今頃気付いた?」


それからのカイロでの日々はIさんと共にIさんの持っていたガイドブックの観光名所を淡々と回るものであった。


llIMGP4025.jpg


香水屋へ向かった帰り道、バスを待つ間に何故か床屋のオヤジと意気投合し言葉の違いから2度目の丸刈りとなり。


llIMGP4040.jpg


南京虫に刺された跡が悪化し、再び病院と薬局通いをし。


llIMGP4047.jpg


llIMGP4046.jpg


映画館に行ったらアラビア語で全く理解出来なかった。

そしてタイへ戻る前日、最後の最後に取っておいたカイロ動物園へと俺とIさんは向かう事になった。ガイドブック通りに電車に乗り、乗合バスで動物園駅へ行くはずだった。


俺「Iさん!バスきましたバス!!おーい!!」

運転手「なんだお前等、よそへ行け」

俺「はああああ!?何で俺等は乗せてくれないんだよ!」

運転手「なんでもかんでも・・・なんで乗るんだよ?」

俺「バスだからに決まってるだろ!俺等は動物園に行くんだよ!ズー!ズーパーク!!」

運転手「ああ・・・もう勝手にしろ・・・」


llIMGP4057.jpg


後に気付いた事だが、俺等の乗ったバスは女子大の送迎バスであった。無理を言って動物園前で降ろしてもらい、いざ動物園へ。動物園に入って俺達は言葉を失った。ラクダしかいないのだ。


I「なんでラクダしかいないの・・・」

俺「知りません・・・」

I「ラクダなんかその辺にいっぱいいるじゃん・・・」

俺「はい・・」

I「なんで檻に入れるの・・・?」

俺「知りません」

I「これが最後のエジプト観光ってぷら君・・・・」

俺「察してください・・・」


動物園を後にして宿へ戻る。もうこの宿も長い。部屋に戻り荷物をまとめる。不思議な感じだ。しばらくの間荷物の整理をしていなかったので荷物がベッドの付近に溢れている。この旅で荷物を整理するのもこれが最後だろう。少し寂しい。

俺「Iさん、明日でお別れですね・・・・」

I「ぷら君、色々あったけど有難うね。楽しかったよ」

俺「なんか凄く寂しいです・・・」

I「日本でも会おうよ!」

俺「絶対会いましょうね!」

I「うん!ぷら君はこの後まだ旅は続けるの?」

俺「え・・・」

俺は次の旅など考えた事はなかった。この中東の旅でさえいっぱいいっぱだたのに、更に新天地求めて旅立つなど考えられようもなかった。

俺「まだ・・考えてませんでした。Iさんは行くんですか?」

I「俺は多分行かないけど、ウユニって知ってる?」

俺「なんですかそれ?」

I「南米のボリビアにウユニって場所があるんだけどさ、そこは行ってみたいなぁ」

俺「いいとこなんですか?」

I「もうこの世のものとは思えない世界みたいだよ」

俺「へぇ~」


このIさんの一言で俺は南米へ旅立つ事になる。


翌日、宿の前でタクシーを停め空港へ行き先を告げる。見送ってくれるのはIさん1人だ。トランクに荷物を放りこみ、後部座席へ乗り込みIさんを見上げる。これでお別れかと思うと涙が出てくる。ドアを閉め、窓を開けてIさんと握手をする。

I「なに泣いてんの?」

俺「泣いてませんよ・・・」

I「ぷら君、本当に本当に有難うね」

俺「Iさん、俺こそ・・・」

運転手「おい、行くぞ?」

I「はい!お願いします!」

俺「え!?ちょっ・・・・」



ブオオオオオ~ン



なんだ!?何が起きた!?感動的な別れのシーンで何故車が走り出してる?!俺は後ろを振り返った。Iさんはこれまでに見せた事のない位満面の笑みで手を振っていた。さよならIさん、有難うIさん・・・。
コメント
この記事へのコメント
最高だwwwww湿っぽいのは似合わないよなwwww
でも、長かったなIさんとの日々・・・なんかこっちまで寂しい

そして約束の地ウユニ、いやマチュピチュへか
2010/07/30(金) 19:42:25 | URL | #-[ 編集]
へ?終わりと思ったら南米編があるの?

ドラゴンボールでフリーザ倒したら人造人間が出てきたときのような気持ちだ
2010/07/30(金) 20:18:16 | URL | #-[ 編集]
中東編は正に波瀾万丈だったな
お疲れさま!

2ちゃんでウユニの写真を見たとき、なんかこう…グッとくるものがあった。
南米編も楽しみにしてるぞ!
2010/07/30(金) 21:29:10 | URL | #-[ 編集]
vipからずっとずっとウユニウユニ言ってた俺が来ましたよ
ああああああああああ
すごくtanosimiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

2010/07/30(金) 23:38:54 | URL | #-[ 編集]
2chの1から見ているが、あの写真と解説からは、まさかこんなに珍道中だったとは思いもしなかったわw
ウユニ編も楽しみにしてますよ
2010/07/31(土) 05:45:26 | URL | #mQop/nM.[ 編集]
ついにウユニ行くのか・・・
このブログに塩湖の画像がうpされると思うと胸が熱くなるな
2010/07/31(土) 07:50:52 | URL | #-[ 編集]
最初は少し地味だったIさんも欠かせないキャラになってたな
Iさんお疲れ(´・ω・`)ノシ
2010/07/31(土) 08:12:51 | URL | #-[ 編集]
会社のみんなでいつも見てるから頑張って!

南米編超楽しみにしてます☆(ゝω・)vキャピ
2010/07/31(土) 13:21:13 | URL | #-[ 編集]
Iさん、いい奴だったな

そしてまさかの南米w
お前はどこまで気まぐれで危険の地へ行くんだww
まあそんなところが面白いんだがwww
2010/08/01(日) 18:39:15 | URL | #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2015/01/21(水) 00:16:19 | | #[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/94-c6c72922
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック