世界中をぷらぷらしてきた

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ゲートで入場料を支払い敷地内へ突入すると、いささかイメージと違った世界が目の前に広がっていた。俺のイメージしていたピラミッドというものは吹けば飛ぶようなサラサラの砂の世界で、どこまで見渡しても地平線という中にポツリとあるイメージだった。エジプトの首都カイロ近郊にあることで、そこまで期待はしていなかったが今目の前にあるピラミッドを見て俺は少しガッカリした。そびえ立つ巨大なピラミッドの周りには人工的な建造物がひしめいており、ピラミッドを囲むようにアスファルトで舗装がしてある。

俺「Iさん・・・これ・・・」

I「まぁ時代の流れなんじゃない?」

俺「でも・・・俺・・俺・・・砂漠の真ん中にあるイメージだったんですよ」

I「いくらなんでも砂漠の真ん中にビルは建たないよ」

俺「それもそうですね・・・」

I「でもさ、ぷら君の言う通り俺もここまでとは思わなかったなぁ。なんかイメージ崩れるね」

俺「はい。右を見れば観光バス、左を見ればツアー客、なんか違いますよ」

I「でもさ、この巨大さはすさまじいね」

俺「それは言えますね。これ・・・本当にどうやって作ったんでしょうね・・・・」


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俺「Iさん・・・俺・・・なんか泣きそうです」

不思議と感動した。無機質なビルの中にあるピラミッド、ただ石を重ねただけのピラミッド。そのピラミッドを見て思い返すと鼻の奥がツンと痛くなった。自業自得ではあるがこれまで長い道のりだった。思いかえすと何かをやると決めて成し遂げたのはこれが初めてなんじゃないだろうか。27年間生きてきて、これほどまでに充実した気分を味わったのは初めてだった。焼けるような日差しの中、ベンチにIさんと座り少し談笑した。

俺「来ちゃいましたね・・・」

I「ね、来ちゃったね」

俺「Iさん、俺初めて言うかもしれませんけどIさんに出会ってなければここまで来れなかったと思います。本当に有難うございます」

I「突然どうしたの?気持ち悪いなぁ」

俺「俺も・・・自分で変だと思います・・・」

I「そこは思わないでよ・・・」

俺「Iさん、ダハブで話した事覚えていますか?」

I「これまでの旅の話のこととか日本でのこと?」

俺「はい。それと、昨日話した事も覚えていますか?」

I「勿論だよ」

俺「俺・・・馬鹿だからうまくいえないし、これしか言えませんけど、本当に有難うございます」

I「やだなぁ・・・なんかしんみりしちゃうじゃん」

俺「Iさん、ラクダ乗りましょう!!」

I「なんか凄く話飛んだね・・・」

俺「俺、ピラミッド見るのも目標だったんけどけどピラミッド見ながらラクダに乗るのも夢だったんです」

I「なんかピラミッドの周りにいるラクダ商売の奴には気をつけろってガイドブックに書いてあったよ」

俺「大丈夫です!俺等はそんじょそこらのツアー客じゃないんですよ!中東を南下して陸路でエジプトまで来た言わば猛者なんです!」

I「まぁ、猛者とまでは言わないにしろツアー客ではないよね」

俺「はい!だからそんなラクダ商売の奴なんぞにボラれるわけありません!」

I「そこまで言うなら俺も記念になるし、乗ろうかな」

俺「交渉は俺にお任せ下さい!」

I「待った!それは駄目だ。交渉は一緒にしようよ」

俺「Iさん!俺を信用できないんですか!?」

I「出来るわけないじゃん!今までどれだけ散々な目に遭った事か・・・」

俺「そう言われると自覚がないわけでもありません」

I「じゃ、一緒に行こうね」

こうして俺はIさんと一緒にクフ王のピラミッドの周辺を乗せてあるってくれるラクダ商のおっさんに直談判しに向かった。

俺「おーい、ラクダ乗りたいんだけどいくら?」

ラクダおやじ「30ドルでどうだ?」

I「おいおい、30ドルはないでしょ?ガイドブックには10ドルが相場だって書いてあるの知ってるんだよ」

ラクダおやじ「おい、その本はいつの本なんだよ。ここ最近ピラミッドへの観光客が多くて相場は変わってるんだ。30で乗りたくないなら他のラクダ商売やってる奴のとこに行きな」

俺「あれ・・・なんか話が違いますね」

I「なんか強気だよね?」

ラクダおやじ「乗るのか?乗らないのか?」

俺「30じゃ乗らない」

ラクダおやじ「じゃあ幾らならいいんだ?」

俺「3ドルなら乗るよ」

ラクダおやじ「3ドル!?話にならないな」

俺「だって客俺等以外にいないじゃん」

ラクダおやじ「そ・・・それは・・・後からくるんだよ」

俺「じゃあいいや。別の探す」

ラクダおやじ「おいおい!ちょっと待て!10ドルで特別に乗せてやるよ」

俺「Iさん、突然1/3に値段が下がりましたよね?これはチャンスですよ」

I「チャンスとかもうどうでもいいよ・・やっぱ乗らないで帰ろうよ」

俺「何を言うんです!エジプトに来てラクダに乗らないなんて日本に来て寿司食わないのと同じ位邪道ですよ!」

I「そこまで言うなら・・・」

ラクダおやじ「よし!10ドルだな?10ドルでいいな?」

俺「だまらっしゃい!誰が10ドルって言った!3ドルだ!3ドル以外ビタ一文払わないからな」

ラクダおやじ「おいおい・・・じゃあ5ドルでどうだ?」

俺「どうします?」

I「5ならいいんじゃない」

俺「よし、5なら乗ろう。その変わり前払いだ。その後請求しても絶対に払わないからな」

ラクダおやじ「ああ、勿論さ。じゃあ乗って。そっちの君は別なラクダに乗ってくれ」


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ラクダに乗った俺はおやじに申し出た。

俺「あのさ、人気がない絶好の場所ってないの?」

ラクダおやじ「ああ、あるよ」

俺「そこに連れてってよ」


ポクポクとラクダに揺られながら歩くとピラミッドの真裏へと連れていかれた。ラクダから降り辺りを見渡すと人気は無い。

俺「Iさん、誰もいませんよ!写真撮りましょう」


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俺「おっさん、もうここでいいや。あとは歩いて帰るからさ」

ラクダおやじ「そうか。分かった。じゃあな」

俺「Iさん、マジで誰もいませんね!!」

I「うん・・・・」

俺「なんでそんな棒立ちなんですか・・・」

I「なんか嫌な予感しかしなくてさ・・・」

俺「なんですかその嫌な予感って・・」

I「いや、気のせいならいいんだけど・・・」

俺「でもまぁ、もう一つ思い出作りましょうか?」

I「・・・・・」

俺「ちょっと登ってみませんか?」

I「やだよ」

俺「ちょっとだけ・・・・」

I「無理だよ。チェーン張ってあるじゃん。しかも観光客はいないけど警備の人いるよ」

俺「でも俺秘密兵器持ってるんです」

I「なに?まさか!?」

俺「これです」

I「おおおおおおおおおおいいいいいいいいいいい!!!!」

俺「Iさん、出会いがあれば別れはあるものです。俺が日本に帰ったらいくらでも送ってあげますよ」

I「駄目だよマジで。その前に絶対捕まるよ」

俺「人気もないし、これなら大丈夫ですよ。それにほら、見つからなければ没収もされないじゃないですか」

I「本気でやるの?」

俺「Iさんはやらないんですか?」

I「俺はいいよ・・・」

俺「え~。じゃあ、Iさん写真撮ってくださいよ」

I「ぷら君の?」

俺「はい」

I「でも見つかったら俺知らないフリするよ?」

俺「はい」

I「そこまで言うなら・・・いいよ。写真くらい」

俺「じゃあ・・・・」



ビリッ



I「あああああああああああああああああああああ!!!!」

俺「これ、万が一の為にIさん用です」

I「なんで破ってんの!?!?」

俺「だってIさんにもないと・・」

I「俺は別にいいんだよ!って・・・・あああっ!!もうっ・・・・最悪だ」

俺「じゃ、これカメラです。お願いします」

I「ちょっと待ってよ。グラビアとかヌード載ってるカラーページは全部ぷら君持ってんじゃん!!」

俺「気・・・気のせいですよ・・・」

I「気のせいじゃないよ!俺に渡したの全部白黒じゃん!しかも活字ばっかだよ」

俺「さ、いきますよ」

I「あ~もうどうにでもなれ。むしろ捕まれ」

俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


ピラミッドクライミング、スタート。
コメント
この記事へのコメント
これはwwwぷらぷらウザすぎるwwwww

ラクダはな~、実際人気の無いところに連れてって金要求するとか聞くから強気に出てよかっただろうね
2010/07/28(水) 22:03:09 | URL |   #-[ 編集]
やっと更新か、待ちわびたぜ
2010/07/28(水) 22:03:26 | URL | #-[ 編集]
更新待ってました~><

中東編はどんなオチで締め括られるのか期待ww
2010/07/29(木) 02:37:42 | URL | #-[ 編集]
かわいそうなIさんwww
ピラミッドすげえな
でけえ
2010/07/29(木) 14:18:41 | URL | #-[ 編集]
次のオチに期待

まぁ、何となくどうなるか見えるけどw
2010/07/29(木) 16:31:39 | URL | #-[ 編集]
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このコメントは管理者の承認待ちです
2016/02/10(水) 00:09:54 | | #[ 編集]
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