世界中をぷらぷらしてきた

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この日、ペトラには吹っ切れた2人の日本人の姿があった。彼等はこの忌わしき屈辱の土地から一刻も早く脱出を試みていた。ペトラから次に目指す場所は国境を越えてのエジプトだ。

俺「Iさん、Iさんもこのままエジプトに向かうんですか?」

I「うん。もうヨルダンに用はないしね」

俺「じゃあ一緒にカイロ行きましょうよ!ピラミッド見に行きましょう!」

I「勿論カイロには行くけど、覚えてるかなぷら君?俺、ダハブって南国リゾートにまず行きたいんだよ」

俺「あ、そう言えば言ってましたね」

I「ダハブに行くにはアカバって町から高速船かフェリーで紅海を越えてエジプト側のヌエバアって町に行かなきゃダメなんだけど、ヌエバアは物価が高いから俺はダハブって町に行こうと思ってるんだ。そしてそこで少し休むよ。もう本当に中東は疲れた。少し癒されたいんだ」

Iさんが言っている事は本当だった。確かに中東は気の休まる時がなかった。食べ物は美味くないし、暑いし衛生面は汚いし、緑は無いし水もない。そう考えるとダハブという南国で癒されるのも悪くないのかもしれない。

俺「そっか。そうですよね」

I「だからぷら君とはまたお別れになっちゃうかな。紅海を越えてエジプトに入国したら国境から長距離バスが出ているらしいから、それでカイロまで行けるらしいよ。ガイドブックに書いてある」

俺「なんか・・・また寂しいですね」

I「仕方ないよ。それにほら、またこうして再会出来るかもしれないしね」

俺「はい。うん!そうですよね!じゃあとりあえずアカバの町を目指しましょう!」


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俺達は翌朝宿前から出ていたバスでアカバの町を目指した。アカバの町からはフェリーか高速船でエジプトへ向かう。アカバに到着した俺達は港へと向かった。意外な程青い海を目の前にした俺はやたらとテンションが上がった。

I「あ、ぷら君気をつけて。ここは一応ヨルダンの国境にもなっているんだよ。だからまず出国手続きをしないと。海を越えたらもうエジプトだからね。それにフェリーは安いけど凄く評判が悪いみたいだよ。だからここはお金を多少出してでも高速船で向かった方がいいと思うんだよね」

俺「なるほど、で・・・・評判が悪いとはどんな感じなんですか?」

I「俺が読んだ情報ノートによると、乗客が集まり次第出発らしいからひどい時は10時間とか船の中で待つ事になるらしいよ。もうヨルダンを出国しているから船から戻るわけにもいかないらしいし、フェリーにはエアコンなんかもないらしいからとにかく地獄らしいよ」

俺「それは嫌ですね・・・因みに高速船はいくらなんですか?」

I「1万円まではしないはずだけど・・・」

俺「・・・・・・・・。」

I「どしたの?」

俺「分かりました!Iさん、俺チケット買ってきますよ!いつも迷惑かけっぱなしだったし、ちょっとは役に立ちたいし。Iさんはそこで休んでてください」

I「急にどうしたのぷら君?でもお言葉に甘えようかな」


10分後、俺はフェリーのチケットを手に帰ってきた。


だって高速船に乗る金なんかないんだもん><

I「あれ!?あれ!?ええ!?あれぇー!?ぷら君!これフェリーのチケットじゃん!しかも貨物席じゃん!何やってんの!?」

俺「Iさん、俺には高速船に乗る金なんか残されていないのです」

I「へ?」

俺「よって1番安いチケットを求めてきました」

I「俺を道連れにするんじゃねぇよ!」

俺「Iさん、これもきっと思い出になるはずです。10時間なんか長い人生に比べたらほんの一瞬じゃないですか」

I「なに説教してるんだよ・・。もう・・・・最悪だ・・・」

俺「さぁ、これからの戦に備えて何か食べましょう!ほら、そこにサンドイッチ屋あるから俺買ってきますよ」

I「奢ってね」

俺「俺にたかる気ですか!?」

I「分かった分かった。はい、お金」

買ってきたサンドイッチはサンドイッチじゃなかった。

俺「Iさん、俺確かにサンドイッチ注文したんですけど・・・」

I「なにこれ!?なんか臭いよ!?」

俺「なんでしょうこれ・・・」

I「ちょっと食べてみてよ」

俺「はい・・・ガブッ・・・・モグモグ・・・オエエエエエエエエエエエエエエエエエッ


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なんじゃこりゃああああああ!!!

俺「なにこれ!?チーズ!?オエエエエエッ!」

I「自分で買ってきたんでしょ?それにしてもこれは・・・・うぷっ」

俺「Iさん、俺にこれは食えません。捨てましょう」

I「俺の3ドル・・・・でも仕方ない。マジで食えないよ・・・」


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その後俺達は延々とフェリー出向のアナウンスを待ち続けた。この青い海の先にはエジプトが待っている。俺のこの旅もようやく終わりを告げる。パスポートに押されたスタンプを見返していくと、なんとも不思議な気分になってきた。


「エジプトへのフェリーが出向します」


その時、アナウンスが響き渡った。飛行機とは違うので荷物は自分で担いで中へ向かう。


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外に出ると目の前に大きなフェリーが港に横づけされていた。


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Iさんに続いて俺は乗り場へ向かった。

I「なんかさ、意外に普通じゃない?」

俺「俺も思います。普通に旅行者もいっぱいいるじゃないですか」

I「ね。これですぐ出発してくれればいいんだけどね」

俺「そうですよね~」

係員「おいおい待て!なんだお前等?」

俺「へ?なんだってフェリーに乗るんだよ」

係員「チケットを見せてみろ」

I「はい」

係員「お前等は貨物席じゃないか。ここは一等、二等船室への乗客口だ。お前等貨物客は1番最後だからまだ待ってろ」

俺「やっぱり・・・・ね」

I「だと思ったよ」

その後1時間程待たされ、ようやく貨物室への乗船アナウンスが流れた。


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そこで俺が目にしたのは壮絶な光景であった。旅行客の姿は皆無。現地人のオンパレードだ。

俺「Iさん、ちょっと離れないでくださいね」

I「ぷら君・・・これ・・・ギュウギュウ詰めじゃん」

もうそれはギュギュウ詰めというレベルですら無かった。乗船率300%を遥かに超えているだろう。おまけに貨物室には窓が無い。乗客が全て乗り終えると大きな扉は音を立てて閉められた。

俺「Iさああああああああああああああああああああああん」

I「いるよ!いるから落ち着いて」

俺「落ち着けませんよ!真っ暗じゃないですか!」

I「だから嫌だったんだよ俺はー」

俺「ああああああああああああああああああああああ」

I「フェリーで行く人も普通は二等船室買うんだよ。貨物なんか今初めて知ったよ」

俺「狭いー!暗いー!臭いー!!!」

I「もう腹くくって我慢するしかないね」

俺「ああああああああああああああああああああああああああああ」



次回、エジプト上陸である。
コメント
この記事へのコメント
ナンにフレッシュチーズがのってるように見えるけど
そんなに悪かったのか?
2010/07/07(水) 13:58:31 | URL | #-[ 編集]
あの貨物室に10時間乗るのか?俺だったら発狂するな
Iさんかわいそうです(´;ω;`)
2010/07/07(水) 15:17:53 | URL | #-[ 編集]
ついに再びこのパスポート写真と相見えたか・・・感慨深いものがあるな
絶ッッ対にぷらぷらと一緒には旅したくねえwwwww
2010/07/07(水) 15:27:28 | URL |   #-[ 編集]
疫病神wwwwwwIさん優しすぎwwwwwwwww
2010/07/07(水) 18:16:04 | URL | #-[ 編集]
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