世界中をぷらぷらしてきた

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昨晩眠りに就く前に俺は今日までの旅の事を思い返していた。日本を出てからまだわずか6日程度しか経過していないが確実に俺は異国の地に1人で立っているのであり、確実に詐欺師共の餌食になってきた。餌食になる理由は沢山あるが、まず俺が自分に甘いこと。余りに簡単に他人を信用し過ぎること。ここを日本と勘違いしているということだ。数えればまだまだ沢山あるはずである。そして俺は何故旅の行き先に東南アジアを選んだのか思い出してみた。旅に出る前の東南アジアのイメージというものは貧困に苦しむ国が多々あって、そして文明が発達していなく今でも原始的な暮らしをしている一般市民が多い。衛生面は悪く、物価が安い。そんな漠然としたイメージだだった。考えてみるとそこに魅力は感じられないが、それでも東南アジアを選んだことには理由があった。アンコール・ワットの存在である。俺はアンコール・ワットがいつ、誰が何のために作ったものなのか全く知らない。そして知りたいとも思わない。でも見たい。理由なんか無い。ただ見たいのである。このように特別な理由が無くても自分を突き動かすものって結構多い。だが日本ではそれがあっても俺は動こうとしない。チャンスはあるのに動かない。動けない。そんな自分が嫌で、それを変えたくて俺は旅に出たのだ。

そして今まさに俺はこのアンコール・ワットのある街、カンボジアのシェムリアップに来ている。何故アンコール・ワットを見に行きたいのにタイまでの航空券を買ったのか。理由はただ一つ、安かったからだ。自慢じゃないが俺は金がない。だからいつまでもこの街でダラダラと無駄な時間を過ごすことは俺には許されない。俺は決めた。明日アンコール・ワットに行こうと。少しウトウトしかけていたが俺はベッドから飛び起き、宿の男にその旨を伝えた。男は「それじゃ俺がドライバーになろう」と言ってくれた。アンコール・ワットでは朝日を見ることができるらしい。今日、俺は湖で夕陽を見ることができた。なら是非朝日も見てみたい。念願だったアンコール・ワットの朝日を絶対に見てみたい。それで俺の中の何かが変わるかもしれない。俺はドライバーに朝日を見に行きたいと伝えた。ドライバー曰く、朝の5時に出発すれば朝日を見れるようだ。明日の朝は早い。その後俺は部屋に戻り寝酒に缶ビールを1本飲み、床に就いた。

翌朝、4時半に目が覚めた。眠い目を擦りつつ眠気を飛ばすために水シャワーを浴びて煙草に火をつける。カーテンを明けるとまだ薄暗い。しばしボーっとしていたら下痢になった。今日の1日は長い。日本と違い公衆便所なんぞこの国にはない。遺跡の中で便意をもよおしたら野●確定だ。俺はバックパックに入っている常備薬の正露丸を通常の倍の6粒飲んでドライバーとの待ち合わせ場所へ向かった。2度あることは3度ある。待ち合わせ場所に向かう途中にもしおっさんに再び出会ったらどうしようかと思ったが、おっさんは現れなかった。アンコール遺跡群に入るにはパスが必要になってくる。1DAYパス、3DAYSパスの2種類が売っているが俺は迷わず3DAYSパスを選択した。3日間で米40$。なかなか手痛い出費だが仕方ない。ユネスコ登録の世界遺産は見物料金が異常に高い。これはきっと遺跡の修復などに使われるのであろうけれど、40$は高過ぎる。目的のアンコールワットに到着すると既に朝日を待ちわびてる人でいっぱいに。人ごみの中で見るのがどうしても嫌だったので草むらから朝日を拝見。


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草むらに移動して正解だった。朝日はもうまもなく昇ろうとしていた。


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そして・・・・。


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ついに陽は登った。これがアンコール・ワットの陽の出なのだ。何かが変わるかもしれない、そんな甘い幻想を抱いていたのが現実になった瞬間であった。俺の心は突き動かされなかった。確かに綺麗だった、燃えるようなオレンジ色の太陽が東の空から昇ってくる。しかしそれは日本で見る日の出となんら変わりはなかった。背景のアンコール・ワットがあるか無いかだ。だがこれで満足しなくて良かったのだ。満足しないおかげで俺は後に他の国々も回ることになる。いつか俺の心を突き動かしてくれる何かがあるはずだと信じて。


帰り際、アンコール・ワットを囲む堀の水面はとても綺麗だった。


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風も無く、天気も良く、水面も穏やかだった。陽は完全に登っていて、後ろを振り返ると完全に陽の光に照らされたアンコール・ワットがそこにはあった。内部は後日観光することとし、今日は一旦宿に戻ってから他の遺跡群を見て回ることとなった。この日はドライバーと話し合って「バプー・オン」「ピミアナカス」「プリヤ・パリライ」「アンコール・トム」の4遺跡を見学。中でも印象に残っている「アンコール・トム」の写真だけ載せておこうと思う。


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遺跡を一通り回った俺はドライバーにお願いしてもう一つ行きたかった場所、地雷博物館へと向かった。ここ、地雷博物館は「アキー・ラ」氏が運営している博物館で、彼が掘り起こした地雷が展示されているものだ。彼はポルポト派時代に地雷によって両親を亡くし、彼自信も若い頃兵士として沢山の地雷を埋めたとのことだった。今でこそカンボジアも内戦が終わって平和が訪れたけれども、今でも無数の地雷が埋められており被害は後を絶たない。遺跡を見てて何度も気付いたけれど、少し奥に入っていくと有刺鉄線が張り巡らされており地雷注意の看板がそこかしこにある。

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地雷博物館には地雷の被害で手足を失った少年少女が沢山いた。博物館内には掘り起こされた地雷や、内戦の時の写真屋資料も展示してあった。


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最後の1枚は被害で命を落とした子供達。


当然のように日本に生まれ、日本で育ち、何不自由なく暮らしてきた俺。その中でも不平不満を常に語る。多分俺は日本という国に生まれただけでも凄く幸せなはずだ。少し気落ちし、ドライバーに宿に戻ろうと話す。ドライバーはそんな俺を察したのか言った。

ドライバー「俺はカンボジアが好きだ。俺はカンボジアという国を誇りに思っている。俺は今貧乏で、親も居ないけれど幸せだと思っている。いや幸せだと思わなくてはいけない。内戦が終わって平和な世の中になって生まれてきた俺は内戦時代に生まれた人達と比べ物にならない位幸せなはずなんだ。だから常に神様と仏様へのお祈りを忘れないようにしているよ。ぷらぷら?日本はいい国かい?ぷらぷらは幸せかい?」


俺は「うん」と胸を張って言えなかった。



少し自分が嫌いになった。
コメント
この記事へのコメント
ワットでの朝日の話が深いな。
ぷらぷらは、行き当たりばったりだったからこその発見とか疑問とか一杯あったんだろうな。
2010/04/28(水) 02:29:54 | URL | #-[ 編集]
ドライバーの話で泣いた
2010/04/28(水) 08:49:01 | URL | #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/04/28(水) 09:04:45 | | #[ 編集]
考え深い話だな。
2010/04/28(水) 16:59:00 | URL | #-[ 編集]
人間は現状ではなかなか満足出来ないものだからこそ、幸せのために頑張れるんじゃないだろうか?このドライバーみたいに現状に感謝できる人は少ないよな。
2010/04/30(金) 18:35:17 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
やばい。泣いた
2013/03/17(日) 01:50:59 | URL | #-[ 編集]
これも
作り話だな
何かの本でも読んで感化されたんだろう
2013/07/16(火) 15:24:52 | URL | ^ ^ #-[ 編集]
自分の生き方が恥ずかしい...
恵まれているのに、いつも文句ばかり言っている気がする。もっと周りの人に感謝しなくては。
2014/12/18(木) 23:54:32 | URL | #-[ 編集]
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