世界中をぷらぷらしてきた

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俺は走ったね。本気で走った。

「パスポートがあった!?嘘だろ!?」

既に諦めていた俺は早くパスポートをこの目で確かめたく全速力で走った。もしかしたら他人のものかもしれない。だがこの国に日本人は少ない。このタイミングで他にパスポートを落とす勇者馬鹿がいるだろうか!?いや、いない。有り得ない。俺は警察署に向かって全力疾走、もちろんIさんは置いてけぼりだ。そして更に俺は警察署がどこにあったか分からなくなり迷った。

俺「ここはどこー!?><」

後ろを振り返っても時すでに遅し。Iさんの姿はおろか、宿の場所まで分からなくなった。結局俺はふらふら回りを歩き続け、目についた警官に話しかけ、迷子扱いで署まで連れて行ってもらった。警察署に到着すると先にIさんが到着しており、俺は白い目でIさんに見つめられた。

I「ぷら君・・・どこ行ってたの・・?」

俺「いや、その・・・うかれて走ったら警察署どこか覚えてないのに気付いて・・・戻ろうとしたら宿の場所もわからなくなって・・・・歩いてたら奇遇に警官に会っ・・・」

I「迷子になったのね」

俺「そうとも言いますね」

俺は早速警察署の受付で調書を見せた。するとすんなりとパスポートが出てきた。

俺「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

I「やったじゃん!これマジで奇跡だよ!!」

俺「やったぁぁぁあああああああああああ!!!」

I「あの、これどこにあったんですか?」

警官「酒場の冷蔵庫の中にあったみたいだよ」

俺「へ?」

I「どゆこと?」

俺「あ!!そうか!!思い出しました!俺胸ポケットに入れてたんですよ!確かビールを取り出す時に冷えてるの探そうと奥に手を入れたんだ!きっとその時に落ちちゃったんですね・・・」

I「・・・・・・。まぁ・・・見つかって良かったね」

俺「はい!!Iさん、とりあえずもうこの忌々しい国は早く出ましょう!」

I「忌々しい国にしたのは間違いなく君だよ」

俺「何か言いましたか?」

I「いや、俺ももう用事ないし明日出ようか?」

その世、俺はパスポートを抱きしめて眠った。

翌日、俺とIさんは最後に嘆きの壁を眺めて戻ることにした。色々あったイスラエル。その中で1番印象に残っているのが嘆きの壁だった。偶然にもこの日はお祈りの日だったらしく、エルサレム旧市街では正装したユダヤ教徒が多く目に付いた。


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(ユダヤ教徒地区:女の子とお祈りに向かう男の子)


宿は既にチェックアウトしているので俺達は荷物を担いで壁へ向かう。いつも通りチェックを受けて中に入ると、この日は今まで見た壁と違う風景が広がっていた。


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何人ものユダヤ教徒が壁に向かっている。異様な風景だ。

俺は最後に壁に近付きたかった。触りたかった。

あの感触を・・・あの空気をもう1度だけ。

I「しかし今日は本当に凄いね。全員正装してるって初めてじゃない?」

俺「はい」

I「あれ・・・・?ぷら君どこへ・・・?」


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俺はこれが最後と壁の限界まで近付いた。そして死ぬほど罵声を浴びせられ、泣きながらIさんの元へ戻った。

俺「Iさん!こんな国早く出ましょう!ろくなことありませんよ!!」

I「いや・・・それは全て君が・・・」

俺「一刻も早く出ましょう!さぁ出ましょう!今出ましょう!」

I「ああ・・・分かったよ・・・」


俺とIさんはそのままの足でターミナルを目指した。ヨルダンに戻るのだ。バスで国境へ向かい、イスラエルを出国する。勿論この時もイスラエルのスタンプを押されてはいけない。ヨルダンの入国も同様だ。あくまで俺は今ヨルダンにいることいなっているのだ。


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1度やりかたを覚えているので難なく別紙にイスラエルのスタンプを押してもらう。しかし今になって思うのだが、ヨルダンに滞在していることにしてイスラエルへ入国したのに、パスポートの再発行がイスラエルだったら相当面倒な事になっていただろう。だが何とかなるものだ。これだから旅はやめられない。


lIMGP3722.jpg


バスに乗り、アレンビーブリッジの国境を越える。

俺「いやぁ、ヨルダンに戻りましたね」

I「そうだね。楽しかったよぷら君

俺「え・・・・これでお別れなんですか?」

I「うん、俺はこれからクネイトラって廃墟の街を目指すんだ。ぷら君はペトラに向かうんでしょ?」

俺「そうですけど・・・今日はコーダホテルに戻るんじゃないんですか?」

I「俺は時間がないからこのまま南下することにするよ」

俺「Iさんはペトラに行かないんですか?」

I「余裕があったら行きたいな~。俺はクネイトラ行ったらアカバって場所から紅海を船で越えてダハブって所に行く予定なんだ。今まですれ違ってきた北上組の旅人が皆口を揃えてダハブはいいって言ってたからさ。俺も行ってみようと思って」

俺「ダハブってなんですか?何があるんですか?」

I「簡単に言うとリゾート地みたいだよ」

俺「金の無い俺には無理だなぁ」

I「いや、それがエジプト領土だから死ぬほど安いんだってさ」

俺「マジですか!?」

I「うん、そもそもぷら君はどこからエジプトに入ろうとしてたの?」

俺「え・・・・それは・・・その・・・」

I「考えてなかったのね」

俺「そうとも言いますね」

I[そうとしか言わねーよ」


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ターミナルに到着する頃には既に夕方になっていた。Iさんとお別れをする。

俺「Iさん、本当にお世話になりました」

I「いや、俺も本当に色々経験できて楽しかったよ」

俺「なんか寂しいです」

I「あはは、旅をしてればきっとまたどこかで会えるさ」

俺「はい。じゃあ俺はコーダホテルに戻りますね」

I「うん、俺もバスの時間だから行くとするよ」

俺「じゃあ俺見送ります」

I「ほんと?じゃあ最後だし甘えようかな」

俺はIさんがバスに乗り、バスが走り出すまで見送った。寂しい。でも仕方がないことだ。これまでも何度も出会いと別れを繰り返してきた。これからも出会いと別れはあるだろう。そしてこれも何度も言うが俺には俺の旅があるのだ。全ては自分の意思で決めるしかない。俺はコーダホテルに戻ることにした。

俺「そこのタクシーのおじさん?アンマンまでお願いします」

おっさん「あ~ん?お前大丈夫か?ここがアンマンだよ」

俺「へ?」

おっさん「へ?じゃねぇよ。ここがアンマンだっての」

困った。これは困ったぞ。

俺「その・・・コーダホテルって知りませんか?」

おっさん「しらん」

俺「クリフホテルって有名ですよね?」

おっさん「聞いたことないな」

俺「Iさぁああああああああん><」


俺は数台のタクシーに同じ質問を繰り返したが、返ってくる言葉は全て同じであった。ガイドブックも何も持っていない俺に今更コーダホテルに戻る術はなかった。適当に歩いてたどり着ける距離じゃない。自慢じゃないが俺は相当に方向音痴だ。そして世界レベルで運が悪い。適当に歩いたらたどり着く先は監獄だ。

仕方がないので決心した。行くしかない。このままペトラに行くしかないのだ。だがペトラってどこにあるんだ?俺はタクシーにペトラの場所を尋ねた。するとアンマンから軽く200km程南にある場所らしい。ヨルダンはシリアと違って物価はそこまで安くない。タクシーで向かえば破産するのが目に見えている。それどころかペトラに宿はあるのか?どこに泊まればいいんだ?

俺はタクシーを諦め、バスターミナルで長距離バスを調べた。

俺「あの、ペトラに行きたいんだけどバスありますか?」

係員「あー今日はもう終わりだよ」

俺「ええええええええええ」

係員「ここももうすぐ閉めるから早いとこ外に出てくれないか」

俺「オワターwwwwwww」

俺はターミナルの外に追い出された。行く当ても無く、俺はその場に座り込んだ。今日は適当にこの近辺で野宿するしかない。そして明日1番のバスでペトラへ向かえばいいだろう。明るいうちにペトラに到着すれば宿だって探せるはずだ。そう考えていた俺に声がかかった。

男「おい、そこで何してるんだ?足がないのか?」

男はタクシードライバーを名乗った。

俺「ああ、ペトラまで行きたかったんだけどバスが終わっちゃって」

男「そうか。タクシーで行く気はないか?」

俺「いや、俺そんなに金もないし明日までここで野宿して明日バスで向かうよ」

男「おいおい、この辺は治安が悪いんだ。野宿なんかしたら命すら危ないぞ」

俺「え・・・・そうなの?じゃあこの辺に宿はないかな?」

男「この辺りはない。おい、俺が安く乗せてやるから行かないか?」

俺「安くっていくらで?」

男「いくらまで出せる?20ドルでどうだ?」

俺「高いよ・・・せめて10なら乗る」

男「おいおい、そりゃないだろう。ここから200kmもあるんだぞ。じゃあ13でどうだ?」

俺は悩んだ。このままここで夜を明かす位なら乗ったほうがいいんじゃないか?宿に泊まってバスに乗るならタクシー代を払うのと変わらないんじゃないのか。

俺「う~ん・・・う~ん」

男「まったく、面倒な奴だな。よし!10でいいよ。乗れ」

俺「マジで!?兄ちゃんいい奴だな!10だからね!10だよ!!」


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後の「鴨が葱しょってきた」の図である。
コメント
この記事へのコメント
騙されるフラグビンビンじゃねーかwwwww
2010/06/28(月) 15:03:06 | URL | #-[ 編集]
東南アジアだったら宝石屋に行った後スーツを仕立てさせられるんだがヨルダンじゃどうなるんだろ
2010/06/28(月) 15:15:41 | URL | #-[ 編集]
アwwwホwwwwすwwwぎwwるwwwwww腹いてえwwwww
しかしIさんいなくなると寂しいな・・・そして何度目かの絶対に信用しちゃいけないパターンだな・・・南無
2010/06/28(月) 19:50:18 | URL |   #-[ 編集]
オワターってwwwwww
一人になった途端早速これかよwww
2010/06/30(水) 03:12:15 | URL | #-[ 編集]
そういえば、サーメルの写真の後ろに人の写真あったじゃん?
その人が香田さんなの?前は隠してあったよなwww
後、風景の写真が忘れられない理由はなんでなんだぜ?
2010/06/30(水) 10:32:51 | URL | #-[ 編集]
更新マダー?(´・ω・`)
2010/07/01(木) 16:00:38 | URL | #-[ 編集]
Iさん...ぷらぷらさんは相変わらずの平常運転です...
2014/12/29(月) 20:16:42 | URL | #-[ 編集]
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