世界中をぷらぷらしてきた

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おっさんのおかげで枕を濡らした翌日、俺は早々に目が覚めた。少し話は変わるけれど旅をする場合に旅人が必ず持っていなければならないものが何個かある。それを紹介しよう。


・時計(時間が分からないのは命取り)
・現金(当然)
・警戒心(当然)


この3つである。この当時、俺は現金以外のこの2つが欠落していたという事を先に書いておきたい。それでは本編に戻ります。

俺は早々に目が覚めた。部屋の時計を見ると朝の7時、夕陽を見るには随分と時間がある。カーテンを開けると陽の光の具合で相当に気温が高い事が感じ取れる。今日はとにかく湖が見れればそれでいい。時間は十分にある。人というのは心に隙が生まれるとついついハメをはずしてしまう。例に漏れることなく俺もそうだった。いつの間にか眠りこけてしまい、目が覚めると午後の2時を回ったところで空腹で目が覚めた。考えてみると昨日おっさんと食べたアモック以来何も口にしていない。昨日の宿の周りを見たところ、ここの宿の近所には屋台らしきものは無かった。少し歩いた所にオールドマーケットという市場があるのは確認済みだ。とりあえずそこで腹ごなしをしてから湖へ行こう。そうすれば時間も丁度いいはずだ。

俺は宿を宿を出てオールドマーケットへ向かい、フライドライスを食べた。これはチャーハンのようなもので何を食べたら良いか分からないときはこれを注文するといい。可もなく不可もなくの料理にありつけるであろう。たまに小石が入っててジャリジャリしてるけど。案の定の旨くも不味くもない微妙な料理で腹は膨れた。宿に戻って兄ちゃんに乗せてもらって湖へ行けば今日の行動は完璧である。食後の一服をしながらシェムリアップの街並みを見、俺は宿へ向かって歩き出した。歩き出して2~3分だろうか、声をかけられた。

















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おっさんだった。



おっさん「よう、今日湖に行くんだろ?乗せてってやるよ」

俺「おま・・・・おまえ・・・」

おっさん「もう湖は行ったのか?」

俺「お前のせいでまだなんだよ!なんの用だよ?もうドライバーは決まってるんだ。あっち行け」

おっさん「おいおい、冷たいこと言うなよ。俺が格安で乗せてってやるよ」

俺「信じられるか。ドライバーはもう決まってるんだ。いいから消えろ」

おっさん「どの船に乗るか決めたのか?」

俺「船?決める?」

おっさん「湖での夕陽は船に乗って見るんだ。湖は凄い大きさだから、船で360度見渡して水面だけになる場所まで行って夕陽を見るんだ。勿論湖畔からも夕陽は見えるがそれじゃ美しさは半減だ。だから船で見るのが絶対におすすめなんだ」

俺「ほお」

おっさん「俺の知り合いに舟の船頭やっている奴がいるから、昨日のお詫びも兼ねてそいつに頼んでやるよ。勿論格安でOKだ。さぁ、行こう!」

俺「お前知り合い多過ぎだろ」


俺は凄く悩んだ。こんなに悩んだのは高校入試以来かもしれない。俺は少ない脳みそをフル回転されて考えた。また同じ目に遇うんじゃないか。いや、もう1度だけコイツにチャンスをあげてもいいんじゃないか。根は悪い奴じゃないような気がする。でも宿にも俺を待っているドライバーがいる。

おっさん「さあ、行こう!早くしないと夕陽の時間になっちまうぞ」

俺「へ?まだ時間あるじゃん」

おっさん「だから、舟で見るなら船での移動の時間もあるだろ」

俺「そうか・・・」

おっさん「さあ、乗れよ」

俺「う~ん。分かった。その代わりマッサージ行ったりレストラン行ったり1度でも湖以外の場所に行ったらその場で殴るからな」

おっさん「そんな事するわけないだろう」

俺「お前・・・昨日・・・」

おっさん「早く乗れ!」

こうして俺は再びおっさんを信じる事にした。


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俺を乗せたおっさんのスクーターは土手沿いを走り続けた。ああ、やはり信じあう事って大切だ。またこうして人間として一回り成長することができたよ。ありがとうカンボジアとおっさん。スクーターが軽快に走り続けること20分、目の前に大きな湖が見えてきた。いや、これは湖というより平地から見ると既に海である。茶褐色の水面がどこまでも続いている。日本ではまず見れない光景だ。

おっさん「着いたぞ!ちょっと船交渉してくるから待っててくれ」

俺「うん!」

そういうとおっさんは颯爽と駆けていった。数分しておっさんが戻ってきた。

おっさん「お前ラッキーだな!船貸切でいいってよ」

俺「貸切!?マジで?」

おっさん「ああ!お前だけの為のスペシャルな船だ!」

俺「それいくらなの?値段高いなら俺湖畔からでいいよ」

おっさん「1000円だ」

貸切で1000円。宿2泊分。これはお徳なのか!?全然わからん。そもそも貸し切りにしなくていいんじゃないか?俺一人だし。誰か女性と二人きりでロマンチックな夕日を見るとかならともかく、一人だぞ俺。うーん。

俺「もっと安くならないの?」

値切ってみる。

おっさん「無理言うなよ。貸しきりなんだぞ。俺も長年紹介とかしてるけど貸切なんて聞いた事が無い。絶対にお徳だから乗るべきだよ」

俺「そっか・・・。うん。分かった」

あああああ・・・NOとは言えない日本人の俺><

おっさんは俺から1000円分のカンボジア紙幣を握り締めてまた走っていった。

おっさん「おーい!こっちだ!」

おっさんが呼んでいる。近付いていくと確かに船がある。

おっさん「さぁ、乗って楽しんでこい。俺は見終わるまでここで待ってるよ」

俺「マジ?待っててくれんの?2時間位かかるんじゃないの?」

おっさん「いいってことよ。気にしないで楽しんできてくれ」

多分、いや200%ぼったくられてるな。でもおっさんを待たせておいて舟は貸切。これで1000円なら日本人感覚なら激安だ。ああ、気持ちよく払ってやるぜそんなはした金!俺は颯爽と舟に乗り込んだ。

クルー「おいおい、そっちじゃない。こっちだ」

俺「へ?」







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俺が乗ったのはイカダだった。



俺「・・・・。」

舟にはクルーが3人。確かに貸切である。3人とも英語は全く話せない。意思の疎通すら怪しい。船頭がエンジンをかけると絶望と俺を乗せ、舟は水しぶきをあげながら進みだした。


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先程クルーと言ったがこの舟のクルーはこのガキと15歳位の若造と推定年齢?のおっさんの3人である。先行き不安で仕方ない。湖の真ん中で金を出せと脅されたらどうしよう。


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俺は新手の湖強盗の不安に加え、クルーとの意思疎通の不安よりも何よりも、この舟が沈没しないかだけが1番の不安だった。舟は揺れながら轟音を驚かせ湖の中ほどへ疾走する。


10分程進んだ頃だろうか。





ボンッ





俺「おう!?」

何やらクルー達が慌しい。後ろを向くとエンジンから白煙がモクモクとあがっていた。

俺「おいおいおい!大丈夫なのこれ!?」

クルー「OK!OK!」

俺「マジでOK?デンジャラスじゃないの?」

クルー「ノーデンジャラス!OK!」

俺「一体なんなんだよ」

舟のエンジンは完全に止まった。クルーが3人固まって何か話しはじめる。不安で仕方がない。その後彼らの取った行動でこのトラブルが何か判明する。












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悲運な事に船はエンジンがブロー。乗船してものの20分で舟は手漕ぎボートと化した。横を見渡せばまだまだ陸地である。俺は帰ろうと伝えたが言葉が伝わらない。帰ってくる言葉は「OK」のみだ。完全に漂流である。


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ヤケクソになった俺は上着を脱いでねじり鉢巻、完全にクルーの一員となった。


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30分程手漕ぎすると流石に廻りには何も見えないところまで来る。この景色は感動的だ。しかしその前にこの舟は港へ帰れるのか。


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すれ違う船には客が大勢乗っており、軽快に俺の船の横を通り過ぎていく。手漕ぎしている俺の舟を哀れんだ目で見ながら。チクショー!!!


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そのうちビール売りまでやってきた。もう完全にヤケクソである。俺はビールを購入し、飲んだ暮れ、そして寝た。目が覚めると舟は建物の前で止まっていた。湖の真ん中に建物!?キョロキョロと辺りを見渡していると突然日本語で話しかけられた。

男「オツカレサマー」

俺「お、日本語話せるの?ってかここどこ?」

男「サンセットを見るポイントだよ」

説明を聞くとどうやら湖の真ん中付近に小屋を建て、そこで夕陽を見せる商売らしい。小屋の中では欧米人が陽気に騒いでいる。俺は安心した。ここは安全な場所だ。舟を降り板敷きの小屋の周りを歩く。目下ではバシャバシャと凄い物音がしている。魚でも跳ねているらしい。そういえば焼き魚なんかを売っている輩もいる。俺はそっと下を覗き込んでみた。










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見なかった事にしよう。俺は帰りの舟がいっそう不安になった。

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そうこうしているうちに陽はどんどん沈んでいく。


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そして念願の夕陽だ。


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長かった。これを見るために・・・こんなものを見るために俺は・・・でもまぁ言うだけの事はあって綺麗ね。そんな感動の時間もつかの間。先程の日本語を話す男に再び呼ばれた。


男「ジカンダヨ」

俺「え!?もう!?他にまだ人いっぱいいるじゃん」

男「アナタタチノフネ、エンジンウゴカナイ。ジカンカカル」

俺「なるほどね・・・」

男「ソレト、カエリキヲツケテ」

俺「ああ・・・・ワニね。さっき見たよ。」

男「チガウ。ホモ

俺「へ?ホモ?」

男は笑いながら言っている。その男の視線の先を振り返ると、そこには先程俺をここまで乗せてきたクルーがもじもじしていた。終わった。

俺「おい、アイツホモなのかよ?」

男「うん、ホモ。有名。でも、ちんち●もおっきいよ」

俺「うわー聞きたくない聞きたくない」

クルー「もじもじ」

俺「もじもじすんな!」

さっき寝てる時になにもされてないだろうな。裸になんかなったのが逆効果だった。あああああ、完全に帰りの舟はフラグだ。俺を乗せた船は再び手漕ぎでユックリ進みはじめた。そして俺の横には何故か先程のホモが鎮座している。目は合わせてはいけない。が、時折手を触ってくる。その度俺は鬼の形相で「ノー!!」と言うのが精一杯だった。それでも寄ってくるクルー。何故か写真のジェスチャーをしている。俺は誠心誠意頭をさげ、写真を撮ってやるから俺に近付くなと言った。














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しかし言葉は通じない。何故か俺とホモのツーショット写真が出来上がった。1時間程ホモの攻撃に耐えながらゆっくりと舟は進んだが、ここで遂に漕ぎ手が疲労によりダウン。ホモは悠々と抜き去る他の舟を呼びとめ、ボートを紐で固定。俺等は牽引される形で港へ生還を果たした。



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牽引舟の水しぶきで俺の舟は泥まみれ。勿論俺も泥まみれにホモまみれ。


そして約束を破っておっさんは待っていなかった。


俺は再びぼったくられ、別なおっさんのスクーターで宿へ帰った。外はすっかり暗闇に包まれていた。
コメント
この記事へのコメント
おっさんにホモwwwww
カンボジア、マジぱねぇっすwwwww
2010/04/27(火) 00:00:01 | URL | ぽんた #-[ 編集]
おっさんwwwwwwお約束wwwwwwww
踏んだり蹴ったりにも程があるだろwww
んであのワニは一体・・・(;゚д゚)
2010/04/27(火) 00:44:44 | URL | #-[ 編集]
奔放すぎて羨ましいなぁ
マジで尊敬する
2010/04/27(火) 12:11:25 | URL | かなや #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/04/27(火) 14:51:15 | | #[ 編集]
ホモ危ねえwwww
2010/04/27(火) 15:06:48 | URL | #-[ 編集]
ビール売りに来た女の人の笑顔がステキだ
かわええのう
2010/04/27(火) 18:38:58 | URL | #-[ 編集]
ちょwww1枚目でわろたwwwww
お人よし杉だろwwwwお前wwww
2010/04/28(水) 09:01:04 | URL | #-[ 編集]
おっさんwww散々だなwwwww
しかも、ボンクレーさんまでwwっうえwwwwっうえw
2010/04/28(水) 16:38:30 | URL | #-[ 編集]
おっさんが土方焼けした麻生太郎にしか見えない
2010/04/29(木) 20:11:41 | URL | #X.Av9vec[ 編集]
見事だ。素敵すぐる。ここまで騙されるとは。俺も普通に騙されると思うけどw
2010/04/30(金) 18:18:27 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
カンボジアは行かないようにしよう・・・
2011/04/28(木) 05:47:59 | URL | #-[ 編集]
クロコダイルファーム
ここ、入り口んところにちゃんと「クロコダイルファーム」って書いてあるよ。
それに、おっさんに怒ってんなら何で一々写真を撮ってんの?しかも笑顔で。

やっぱ作り話だよ、これ。
2013/07/16(火) 15:21:41 | URL | ^ ^ #-[ 編集]
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