世界中をぷらぷらしてきた

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俺とIさんは急いでS君の元へ向かった。S君は既にイエメンへ向かう数人とタクシーを探しており、俺とIさんが到着するとスグにタクシーに乗り込んで死海へと向かった。死海はイスラエルとヨルダンの国境付近に位置しており、ヨルダン側からでもイスラエル側からでも行けるのが特徴だ。今回俺達が向かったのは勿論ヨルダン側の死海である。

アンマンを離れて何もない荒野を走っているとアレッポから南下してきた時の事を思い出す。旅に出てからたかが1カ月とちょっとだが、これまで随分長い時間を過ごしてきた気がする。

タクシー内で誰がはじめたわけでもなく、これまでの互いの旅の話になる。ヨーロッパから南下してきたS君、イランから南下してきたIさん、ルートは別だが、同じくイランから南下してきたT君、そしてトルコから南下してきた俺。年齢も、出身地もバラバラの人間が今こうして互いに同じ目的の為にタクシーに乗るって旅以外のシチュエーションではありえないのではないだろうか?


S「ぷら君さ、女にフラれて勢いで中東に来たんだぜww」

俺「ちょっと!Sさん!!」

ここ数日で随分と仲の良くなったSさんは突然俺の話を暴露しはじめた。

S「なんかさ、タイで一目惚れした女を追っかけてインドに行くはずだったのにトルコまで来て、でも今度はその女にフラれて中東南下してるんだってよ。皆慰めてやれってw」

I「ぷらさんそうだったんですか~!だからタイパンツ履いてるんですね~?」

俺「だからってわけでもないけどさ・・・・いいよ。もういいって俺の話は」

T「あの・・・ひとついいですか?」

皆「なになに?」

T「俺、ダマスカスでぷらさんと一緒の宿だったんですよ」

俺「えええ?」

T「ぷらさんは覚えてないかもしれないけど○○○○○○って宿ですよね?」

俺「うんうんうん!!」

T「俺もあの宿の同じ部屋にいたんです。でも気付いてくれなくて・・・」

俺「ごめん!そんなつもりはなかったんだけど・・・。あの時本当に必死でさ」

T「いや、俺もそんなつもりじゃないから大丈夫ですよ」

俺「うん・・・」

S「あ、着いたみたいですよ」


タクシーから降りると湿気が凄く息苦しい。目の前には死海が広がっている。ラマダン中なので人は誰も居なく、俺達の貸し切りであった。俺達は有料のゲート脇にある無料で入れる場所へ向かって歩いた。誰も金に余裕なんてないのだ。

男4人で海岸に座り死海を眺める。

I「これが・・死海なわけだよね?」

俺「そうみたいですね・・」

S「どうします?入ってみます?」

T「入りましょうよ!ここまで来たんだし!」

SとTはその場でパンツを脱ぎ捨て、用意していた海パンに着替える。

俺「ちょっと!いいなそれ!俺何も持ってきてないよ」

S「パンツで大丈夫ですよ!」

俺「待った!俺も入る!」

俺はズボンを脱ぎ捨て、パンツ姿で死海へと飛び込んだ。

なんと言えばいいのか、不思議な水の感触が全身を包む。ご存じ死海は通常の海より塩分濃度が非常に高い。


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俺はお決まりのポーズをとってみた。塩分濃度が高過ぎるので体は面白いように浮かぶ。水中に潜ろうと思っても浮力で潜ることができない。それが面白くて俺は浮かびまくった。


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蒸し暑い中東に死海のひんやりした水は気持ちが良かった。陽は沈みかけ、これもまた幻想的な雰囲気がある。

S「ぷらさ~ん!そろそろ戻りませんか?俺達バスの時間なんですよ~」

俺「うん!今行く!」

海からあがると全身が塩の結晶に包まれる。髪の毛など真っ白だ。おまけにが痛い。全身のというが痛いのだ。

俺「S君・・・待った。痛い・・・」

S「え?」

俺「が痛い・・・。水無いかな?」

S「持ってませんよ~。有料の方ならシャワーあったけど、ここは無料の場所ですもん」

I「ねぇ、ぷら君時間あるなら俺等はここにもう少しいようよ」

俺「へ?」

I「なんかさ、すげぇ綺麗じゃない?この景色」

俺は死海を眺めた。確かにこんな景色は見たことが無い。結果、俺達はS君とTを見送ってIさんとここ死海に残ることになった。

I「あと1時間位いようよ」

俺「はい」


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誰もいない死海を眺める。

I「ねぇ、ぷらくん?」

俺「はい?」

I「さっきまでさ、俺イスラエル行くの悩んでたんだ」

俺「俺もですよ。てかもう行くのやめようかってさえ思ってます」

I「でもさ、この死海の先にはイスラエルがあるんだよね?」

俺「泳ぐんですか!?

I「んなわけねぇだろ。でもさ、見たくない?」

俺「はい(見たくない!俺はもういいよ)」

I「だからさ、俺等も行ってみようよ。本物のイスラムってやつを見にさ」

俺「・・・・はい(やめて~><マジやめて~><)」

I「じゃあ、行こうか」

俺「はい(あ~ん><)」


俺達はタクシーで再びコーダホテルへ戻った。そしてサーメルからイスラエルの情報を色々教えて貰った。


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そして国境越えに必要最低なヨルダンの紙幣を残し、残りを全てイスラエルの紙幣へと両替した。


間もなくラマダン明けである。
コメント
この記事へのコメント
うp乙です!VIPのときからずっと見てます。

俺は去年アルジェリアに仕事で居て、ラマダン明けは逆にフランスに旅行に行ってました。
そんなお祭りがあるのも知りませんでした。見てみたかったな~。


今一番更新が楽しみなブログです。大変なことばかりの珍道中ですが
人生を目一杯謳歌してるようで羨ましいです。
次の更新も楽しみに待ってます!

2010/06/18(金) 10:39:33 | URL | oioi #-[ 編集]
穴wwwww
母なる海(塩湖だけど)に掘られるのか・・・ゴクリ
もやがかかった感じがいかにも中東の雰囲気だなあ
2010/06/18(金) 11:21:07 | URL |   #-[ 編集]
いやなら断れよw
2010/06/18(金) 11:29:09 | URL | 名無しさん@ニュース2ちゃん #-[ 編集]
俺「穴が痛い
I「ねぇ、ぷら君時間あるなら俺等はここにもう少しいようよ」
I「あと1時間位いようよ」

モチロンここに書けないようなアッーな体験があったんですね
言わなくてもわかります。
2010/06/18(金) 11:55:26 | URL | #-[ 編集]
俺もヨルダン→イスラエル考えてるから国境越えkwsk知りたいぜ!
つーか大和はもう・・・
2010/06/18(金) 14:04:15 | URL | #-[ 編集]
拝見させてもらいました。
応援ポチポチ。
2010/06/18(金) 21:56:46 | URL | テキトー男 #-[ 編集]
愛知万博の「ヨルダン館」では死海体験ができたっけ...(やってないけど)

今更ですが、日本では到底、経験出来ないような事ばかりの連続ですね。
数々のアクシデント、旅先での出会い、風土や歴史。素晴らしい風景。
どれも宝物ですね。

 
2014/12/27(土) 21:49:16 | URL | #-[ 編集]
↑済みません、自分で書いてなんですけど、臭すぎるので封印して下さい...
2014/12/27(土) 21:55:05 | URL | #-[ 編集]
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