世界中をぷらぷらしてきた

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俺が居る場所はザルカという街であった。とにかくここからアンマンまで今日中に移動したかった俺は電気店の店員にどうすればアンマンに行けるのか方法を尋ねた。店員はバスでの移動を色々と細かく説明をしてくれたが中途半端な英語力の俺には全然理解できなかった。困っていると店員が俺に言った。

店員「ちょっとこっちに来い」

俺は店員に連れられるまま店の外へと出た。店員は車のドアを開けて俺に乗れと言っている。もしかしてバスターミナルまで乗せて行ってくれるのではなかろうか。俺は期待を胸に車に乗り込んだ。車内で店員が色々と話をふってくる。「お前日本人か?」「ヨルダンは好きか?」「日本では何が美味いんだ?」など、そんな会話が続いた。30分程走った頃だろうか。随分とターミナルが離れているなと思った俺は店員に尋ねた。

俺「あのさ、ターミナルってこんな遠いの?」

店員「ターミナル?俺は今アンマンに向かってるんだぞ?」

俺「え?」

店員「ちょっと用事もあったし、ついでだから気にするな」

俺「マジで?」

店員「ああ、気にするな」

なんと店員は俺をアンマンまで乗せてくれたのであった。店員が言うアンマン市内の安宿が比較的集中している場所で俺は降ろしてもらった。お礼を渡そうとしたが店員は受け取らず、手を振って笑顔で走り去った。物凄く俺は嬉しかった。ヨルダンの人は優しい。

第一印象というのは実に重要なんだと思う。仮に最初に何か嫌な目に遇っていたら、きっと俺は気を張ってヨルダンを旅しただろう。今後比較的楽しく旅が出来たのはこの出来事が大きかったと今でも思う。


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アンマン市内を歩いて宿を探す。最初に俺が入った宿はクリフホテルという宿だった。受付へ行くと今オーナーが居ないので帰ってくるまで少し待って欲しいとの事だった。仕方ないので俺は受付前のベンチに腰を下ろした。ボーっとしていると受付に情報ノートがあるのを発見。情報ノートと言うのは、その名の通り旅人が色々な情報を書き込んで出来ていくノートのことだ。これはガイドブックに比べ、とにかく情報が新しいことと有益な情報が沢山あるので是非目を通しておきたいものだ。

しかしこの情報ノート、日本人宿なら日本語で情報を得られるわけだが、通常の宿ならば英語が常なので全然分からないのだ。俺は手に取った情報ノートをペラペラとめくった。英語がビッシリと書かれているページを飛ばして見慣れた日本語が無いかを探す。すると日本語の書き込みを見つけた。


「日本人旅行者の皆さん、ここにいたサーメルはコーダホテルへ移動しました。今日本人はコーダホテルへ移動しています。コーダホテルへ来てください」

そんな内容の書き込みであった。サーメルが何なのか俺には分からないが今日本人はコーダホテルという宿へ宿泊しているのだろう。ヨルダンの情報を何も持っていない俺にとって日本人旅行者の集まる宿は魅力的だ。俺はそのコーダホテルとやらへ向かうことにした。

そのホテルは比較的簡単に見つけることができた。


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入り口に中東では見慣れないカタカナ文字が見える。俺は宿に入った。そこでIさんという人物に俺は出合った。そして色々な話を教えてもらった。

ここコーダホテルはサーメルという人物がオーナーであり、偶然にもサーメルは俺が最初に入った宿のクリフホテルの従業員であった。サーメルは非常に献身的な人物だった。日本人旅行者に非常に優しく、中東一日本人に優しい人との話まであるほどであった。

しかしクリフホテルでのサーメルの扱いは酷かったらしい。オーナーにこき使われ、イジメられていたそうだ。当初クリフホテルに日本人旅行者が集ったのはサーメルに会いたいからだったらしい。そしてサーメルはある出来事に遭遇する。この宿の名前にもなっている香田さんとの出会いだ。ここでは詳しく書かないが、サーメルは香田さんとの接点を非常に悔やんでおり、その償いから自分の宿を持ちたいという夢を適えた今、宿の名前をコーダホテルにしたそうだ。

そしてサーメルの事も、香田さんのことも何も知らなかった無知な俺は話を聞いて戦慄が走った。

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宿の受付に飾ってある1枚の写真、この宿に宿泊している間毎日見たその風景を、俺は一生忘れることがでいないだろう。

宿にチェックインしてIさんと話をした。Iさんは俺より4歳年上の人物で、非常に気が合った。

I「へ~、ぷら君もここまで来るのに随分苦労したんだね」

俺「自業自得がほとんどなんですけどね」

I「じゃあさ、ダマスカスの前はどこに行ってたの?パルミラとか?ハマ?」

俺「いや、俺アレッポから1日半でここまで来たんですよ」

I「アレッポから1日半で!?どうして!?」

俺「話すと長いんですけど・・・」

俺はこれまでの話をIさんに話した。

I「相当無茶したね~。ってかさ、じゃあ空襲大丈夫だったの?」

俺「空襲って何ですか?」

I「なんかイスラエル軍がアレッポを爆撃したらしいよ?平気だったの?」

俺「それいつの話ですか!?」

I「確か昨日か一昨日の夜の話だったと思うんだけどな・・」

俺「それって確かなんですか!?」

I「うん。ここの宿のTVでやってたニュースだから確かだよ」


俺は急に大和の事を思い出した。
コメント
この記事へのコメント
...大和...生きていれば良いが...w
2010/06/14(月) 17:38:09 | URL | 黒獅子 #-[ 編集]
中東編はなんだか切ないな……
2010/06/14(月) 22:16:03 | URL | #-[ 編集]
そうだよ!大和どうしたんだよ!!
2010/06/14(月) 22:54:12 | URL | #mQop/nM.[ 編集]
ぞくりとするな・・・
なんだこの、穏やかな中に暗い雰囲気がしみこんできてる感じは

今思えばここまで政治的なトラブルには一切巻き込まれてきてないのは幸運だったのかもな
2010/06/15(火) 00:17:53 | URL |   #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/06/15(火) 17:56:06 | | #[ 編集]
トルコの日本大使館での会話は本当だったんだな
2010/08/12(木) 19:48:55 | URL | #-[ 編集]
読み返すとIさんと運命の出会いだったんだが結構アッサリしてんな
2012/09/24(月) 18:29:48 | URL | #-[ 編集]
これが例の、Iさんとの出逢い...確かにアッサリしてる。
何かとんでもないアクシデント(byぷらぷらさん)に、Iさんが巻き込まれるような形を想像していました。

それにしても大和。大丈夫なのかな...
2014/12/27(土) 21:25:08 | URL | #-[ 編集]
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