世界中をぷらぷらしてきた

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俺「OK!?ヨルダンOK!?」

ドライバー「ああ、乗りな」

俺は子供からバックパックを受け取ると車へ押し込んだ。見返りを求めて手を差し出す子供に飴玉を与え、ドライバーと値段の交渉に入る。しかし困った事にまったく英語が通じない。俺は筆談で交渉をはじめた。なかなか折り合わない金額であったが、最終的に1000円でヨルダンのアンマンまで運んで貰えることになった。直線距離で250km程度、道なりに走れば300km程なのだろうか。そこをタクシーで1000円とは頭が上がらない。さすがシリア、物価の安さは世界トップレベルである。


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後部座席に俺が乗り込むと車は走り出した。会話が出来ないので車内には変な空気が充満している。市街地を抜け、郊外に出るとそこは既に砂漠であった。砂埃を巻き上げながら車は疾走する。というか何km出ているのだそう。恐らく120kmどころの速度ではない。150kmは出ているのではないだろうか。運転席のメーターを覗き込むとメーターは一切動いていない。ぶっ壊れてやがる。

乗り心地は決して良くなかった。わずかな段差で車の屋根に頭を打つほどサスペンションはへたっていた。車は真っ直ぐに走っているが、ドライバーの握るステアリングは微妙に右に傾いている。いくら走っても景色は変わらなかった。どれほど走ったのか、車は休憩の為に小さな売店で停車することになった。俺はすかさず水を購入した。エアコンが壊れているので車内はサウナ状態であった。そして出発の間までに煙草を吹かす。日本から持ってきた煙草もそろそろ無くなりかけていた。


ドライバー「おい、行くぞ!」

ドライバーに声をかけられて車に戻る。が、そこで俺はギョッとした。


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乗客が増えているのである。俺はベトナムでの悪夢を思い出した。しかしここは市街地でなく砂漠のど真ん中。仮に何かあって車から飛び降りても助けを求めるものは何もない。暑さのせいではない、別の汗が俺の背中に流れた。

車はどんどんと進む。道路沿いの看板に「この先国境」の文字も見える。いよいよヨルダンなのだ。





その時だった。




前方に大きな穴というかくぼみが現れた。道路が一部陥没していたのだ。ドライバーは急ブレーキを踏んだ。吹っ飛ぶ俺。



「事故る><」


そう思った瞬間であった。後ろから「キイイイイイー!!!!」というスキール音が聞こえた。そして見事に俺の乗っているタクシーに衝突したのだ。距離が離れていた為に、それほど大きな衝撃ではなかったが鉄と鉄がぶつかる鈍い音が響いた。一瞬車内が静まり返る。恐る恐る後ろを見るとバンパーが斜めになった後続車がそこにあった。ドライバーが車を降りて相手の下へ向かう。俺も惨状が気になって車を降りた。

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我等がレスラーのような体格のドライバーを見てびびったのか、相手の車の連中は車を降りようとしなかった。ドライバーが相手を車から引きずり出す。そしてペラペラと何か話をはじめた。俺は不安だった。もしここが日本ならば警察が介入し事故処理が行われるだろう。だがそんな時間が俺には無い。心配そうに見守っているとドライバーが俺の元になってきた。なにやらジェスチャーで写真を撮れと言っている。

俺「へ?写真?」

ドライバー「ああ。アイツ等を撮ってやってくれ」

俺「あ・・・ああ・・・うん」


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よく分からないが俺はシャッターを切った。

するとドライバーは再び相手の下に戻り、何故かハイタッチをして戻ってきた。

ドライバー「行くぞ」

俺「え・・・?」

全く意味が分からない。事故はいいのか?連絡先を交換したような素振りも何もないぞ。それどころか俺の乗ってるこの車、テールランプ割れてるじゃないか。色々と聞きたい事はあったが言葉が通じない。もどかしい思いをどうにか押し殺し、俺は耐えた。


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更に走ると車はついにヨルダンとの国境へ到着した。車を降りてシリアの出国、ヨルダンの入国の手続きを行う。それは驚く程簡単に済んでしまった。タクシーへ戻るとタクシーは爆弾チェックの真っ最中であった。なかなか珍しい光景なので写真を色々と撮っていると突然警備兵に注意を受けた。なんとカメラを没収すると言うのだ。

俺「え!?カメラ?なんで!?」

警備兵「なんでじゃない!カメラを渡しなさい」

俺「すいません!知らなかったんです。今すぐ目の前で写真を消します。だからカメラは勘弁してください」

警備兵「それなら今すぐ消せ」

俺「はい・・・。ピコピコピコっと・・・。消しました」

警備兵「うむ。次カメラを出したら絶対に没収するからな」

俺「は~い」


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カンボジアで得た写真消したフリの術が炸裂した瞬間であった。

国境を越えるとアンマンは目の前であった。適当な市街地でタクシーを降ろされ、ドライバーに約束の1000円を支払う。途中乗ってきた男は俺と一緒に車を降りた。どうやたただの客だったようだ。ドライバーも値段をふっかけてこない。俺はどうにかシリアを出国できた。詐欺にもあわなかった。もうこれだけで満足だった。


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アンマン市街地を散策するも、民家しかなく宿が一つも無い。どれだけ探しても宿が無いのだ。ましてラマダンの真っ只中である。外には人影も少ない。途中で買った水も無くなりかけていた。俺は適当に売店を見つけ水を求めた。そこの店主に宿の場所を聞いてみる。しかし、全く言葉が通じない。当たり前である。困っていると店主は俺に何かメモを渡してくれた。地図だ。4件隣の店へ行けという。俺は歩いた。

店は電気店であった。何故ここを案内されたのか分からないが、何か意味があるのだろう。俺は中に入った。

俺「すいませ~ん」

店員「はい」

英語で返事が返ってきた。そうか!ここの店員なら英語が通じるって事か!

俺「あの、俺宿を探しているんですけどこの変には無いんですか?」

店員「この辺りにはないよ」

おかしい。アンマンと言えばヨルダンの首都である。少なからず旅人もいるだろうし、いるならば彼等はどこに泊まっているのだろうか?

俺「アンマンには安宿街は無いんですか?」

店員「アンマン?ああ、あるんじゃない?」

・・・・。どういうことだ?話が全く見えない。

俺「だから、それはどこなんですか?」

店員「アンマンに行けばすぐ見つかるよ」

俺「アンマンにって・・・ここアンマンじゃないの?」

店員「全然違うよ。アンマンはこの先50km程行ったところさ」





あのクソドライバー・・・・・・。
コメント
この記事へのコメント
今回はたいしたトラブルじゃなかったと思ったら最後かましてくれたなw
2010/06/12(土) 15:03:05 | URL | 名無しさん@ニュース2ちゃん #-[ 編集]
これくらいで済んで良かったな
と思ったが、考えたら日本じゃあり得ないな
2010/06/13(日) 00:22:01 | URL | #-[ 編集]
ぷらぷら日記おもしろいお
2010/06/13(日) 23:16:33 | URL | トラベ #-[ 編集]
なんかずっと不穏な空気だったな・・・
まあこんなのぷらぷら的には大したトラブル度じゃないな
2010/06/15(火) 00:10:56 | URL |   #-[ 編集]
毎度のことながら、海外の移動って本当に大変だなあ...
2014/12/27(土) 21:14:36 | URL | #-[ 編集]
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