世界中をぷらぷらしてきた

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約10日程ここアレッポで過ごしただろうか。その間大和はずっと俺の部屋で寝泊りをしており、俺達は毎日何をするわけでもなくダラダラと過ごした。ラマダン中の中東に慣れ始め、この国での過ごし方も少しずつ分かってきた。大和は俺が目覚めると既に姿が見えないことも結構あり、そんな日は1日本を読んだり宿の周辺を散策する生活を送っていた。

ある日、俺が部屋で大和の帰りを待っていると勢いよくドアが開いた。

大和「ぷら君!ぷら君!すげぇの見つけたよ」

俺「どしたの?」

大和「モスクなんだけど、夜になると人がいっぱいいて賑わってんの。今から見にいかねぇ?」

俺「え~、だってもう夜の10時だよ?」

大和「いいじゃん。どうせ毎日何もすることないんだしさ」

俺「そんじゃ行ってみるか」


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俺達が向かったモスクは暗闇の中光を放ってその存在感は凄いものがった。

俺「あのさ、これモスクじゃないんじゃないの?」

大和「俺もそう思った」

俺「でもなんか中東っぽい建物だしいいか」

大和「おかしいなぁ。確かにモスクって聞いたのにな~」

俺「いいから帰ろうぜ」

俺達は宿に向かい歩き出した。

俺「なぁ?今晩は酒飲まない?」

大和「ああ・・・そういやしばらく飲んでないね」

考えてみると、大和と最初に出合った日以来酒を口にしていなかった。だが今やラマダンも真っ盛り。夜とは言えどもそう簡単に酒を入手することは難しかった。ラマダン中の中東で酒を購入する場合、必ず新聞紙などで酒をグルグル巻きにしてもらい、懐に隠して宿に帰るというのが常識だ。厳格なイスラム教徒は酒を嫌う。よってこれ見よがしに酒を持ち歩くのは彼等に喧嘩を売る行為となるのだ。まして外で酒を飲むなど自殺行為なのだ。

俺達は適当に酒が売ってそうな店を探し中に入った。しかし酒が置かれているであろう棚に酒の姿はなかった。

大和「やっぱねぇんじゃね?」

俺「いや、どっかにあるでしょ。倉庫に隠してるだけかもよ?聞いてみようよ」

俺は店員にジェスチャーを交えて酒が売ってないかを尋ねた。だがやはり店員の応えは「NO(置いてないよ)」であた。それから数件店を巡るもどの店にも酒は置いていない。しかし諦めかけた最後の店で俺達は貴重な情報を耳にする。

店員「酒が欲しいならここに行ってみな」

手渡されたメモには地図のようなものが書いてある。

俺「ここに行けば買えるんじゃね?」

大和「なんか宝探しみたいだな。行こう」

俺達は地図の通り裏路地を歩いた。どんどんと人気がなくなり、街頭もまばらになった所に地図の指すビルはあった。見た感じ店でもなんでもない。ただのビルだ。ビルは相当痛んでいて見上げると2階の部屋にだけうっすらと灯りが灯っていた。

俺「ここ・・・なのかな?」

大和「ここじゃね?でもなんか危険な香りがするなぁ」

俺「ちょっとだけ覗いてみようか?」

大和「ああ。で、危なかったら走って逃げよう」

俺達は薄明かりの階段を登り、灯りのある部屋へ向かった。



バタン!!カツ・・カツ・・・カツ・・


ドアが閉まり、足跡がこちらへ向かってくる。俺達はびびって一目散にビルから逃げ出した。少し離れたところで出てきた人物を見ると茶色い紙袋を抱えている。

大和「なぁ?あれ酒じゃねぇの?」

俺「俺もそう思う。行ってみよう」

再び俺達は階段を登った。鉄製の重いドアを恐る恐る開くと、中には人が数人いるだけだった。

男「???」

俺「あの~」

男「ペラペラペラペラ」

男は何かを俺達に言うと手であっちへ行けという仕草を見せた。

大和「あのさ、ここで酒買えるんでしょ?」

大和が店員に書いてもらった地図を見せる。

男「ペラペラ?」

男はその地図を見ると瓶に入った液体を俺達に見せた。ビールと言われればビールなのだろうか。とりあえず飲み物には間違いなさそうだ。俺達は「うんうん!」と頷くと、その液体を2本購入し懐にしまって宿へ戻った。


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宿へ戻る途中、石鹸がなくなっていたので露店で石鹸を購入する。ここアレッポの街は石鹸が非常に有名で、日本でも売っているが非常に高価だ。だがここアレッポで買えば日本で売っている金額の1/20で購入できてしまう。石鹸には★印が押されていて、その★の数で石鹸の品質が分かるのだ。勿論俺が購入したのは1番安い石鹸である。

石鹸を購入し「おい、早く戻ろうぜ」と酒を飲みたくていてもたってもいられない大和を制止する。時刻は夜の11時を回っているというのに外には小学生位の子供が元気に走り回っている。日本では考えられない光景だ。中東の子供はとても人懐っこい。俺達のような旅行者を見つけると「写真撮って」とせがんでくる。その度に俺はシャッターを切った。


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子供の写真なんかより酒にしか興味のない大和は再度俺を呼びつけた。俺は子供達に手を振ると大和と一緒に部屋に戻った。宿の入り口脇の売店で漬物とカップラーメンを購入する。そして久しぶりの酒盛りが始まった。


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明るいところで見た液体は非常に怪しく、それがビールなのか焼酎なのか検討もつかない。

俺「あ・・・・ところでこれどうやって空けんの?栓抜きある?」

大和「ねぇ。ちょっと貸してみ?」

大和がライターを栓抜き代わりにトライする。

ミシッ・・・ミシッ・・・

今にもライターが真っ二つになりそうな予感だ。俺はやめさせた。次に彼が取った行動は歯で空けようとすることだった。だが勿論空くわけがない。結局、窓の淵に栓を挟み引っ張ることで栓を抜くことができた。

俺「じゃ、飲もうか」

大和「おう」

宿の受付脇にある汚れたコップに液体を並々と注いでグラスを合わせる。だが、2人とも飲もうとはしない。お互いどちらかに毒見をさせようとしているのだ。

俺「ちょ・・・飲みなよ」

大和「いや、先輩より先に飲めねぇよ」

俺「こんな時だけ年下ぶんなって」

大和「なぁ。これ匂い嗅いだけど消毒の匂いすんぞ」

俺「俺も思った。ちょっと舐めてみっか」

俺は舌先で液体を少し舐めてみた。舌がしびれる程のアルコールだ。

俺「すっげぇ強いよこの酒」

大和「でも酒なんだしいいんじゃね。ユックリ飲もうや」

最初は怪しんでた俺たちだが、いざ飲んでしまえば関係なかった。1時間後には完全にベロンベロンに出来上がっていた。

大和「あ~ちっくしょ~。あの女マジでむかつくわ~」

俺「まだ言ってんのかよ。もう忘れろって」

大和は決まって酔うと詐欺にあった話をしだす。

大和「でもよぉ~。可愛かったんだよおおおおぉお~」

俺「分かった分かった。そんな事言ったら俺なんかよ~」

敗北者は語り合った。

大和「ところでぷら君さ、今までどこ旅してきたの?」

俺「俺は東南アジアとか。あとは今回のトルコと、まだシリアだけだよ」

大和「パスポートに判子いっぱいなんだろ?」

俺「そんないっぱいでもないけど、まぁそれなりにはあるよ」

大和「俺なんかまだ4つしかないから羨ましいよ」

俺「別に判子の数が多ければ偉いってもんじゃないじゃん」

大和「なぁ?ちょっとパスポート見せてよ」

俺「やだよ。証明写真変な顔してるもん」

大和「いいから見せろって~」

仕方なく俺は大和にパスポートを見せた。

大和「これどこの判子?」

俺「これはタイだよ」

大和「これは?」

俺「ラオスだね」

そんな話をしていた時、大和が思わぬ事を口にした。

大和「へぇ~。てかさ、気付いたんだけどぷら君シリアのビザどこで取得したの?」

俺「俺はイスタンブールだよ。これが大変だったんだ~」

大和「なんでこんな短い期間にしたのさ?」

俺「期間なんかあんの?」

大和「ここに15DAYSって書いてあんじゃん」

俺「へぇ~。あ、本当だ」

大和「本当だってさ・・・。ぷら君いつシリアに入国したの?」

俺「なんで?いつだっけな」

大和「これってビザの有効期間だろ?15日って下手したら過ぎてんじゃないの?」

俺「あれ・・・・」

大和「どうなるか知らないけど、15日過ぎたらやばいんじゃねぇの?」

俺「大和は・・・?」

大和「俺は1ヶ月だもん」

俺「マジ?」

大和「だって書いてあるじゃん。見てみろよ」

俺「本当だ・・・」

大和「ま、なんとかなるんじゃね?」

俺「なんないだろ・・・・」

大和「トルコに戻ればいいんじゃね?ここからそう遠くはないしさ」

俺「だってさ、そしたらまたビザ取り直しなんでしょ?」

大和「そりゃそうじゃね?」

俺「無理だって!そんな時間も金もねぇよ」

大和「んじゃ行くしかないんじゃない?」

俺「行くって・・・どこに・・・?」

大和「ヨルダン
コメント
この記事へのコメント
ヨルダンに寄るんだ。なんつって
2010/06/09(水) 12:12:20 | URL | #-[ 編集]
↑これはひどい
2010/06/09(水) 17:35:48 | URL | #-[ 編集]
微笑ましいアホふたりだな。
ぷらぷらは絶対、説明書読まずにRPGやって詰むタイプだなww
2010/06/09(水) 21:21:40 | URL | #-[ 編集]
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