世界中をぷらぷらしてきた

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全身を蚊に刺されて目が覚めた。体中が痛い。俺は夜中に何度も目覚めた。腕に覚えのあるバックパッカーならば野宿の1度や2度の経験はあるだろう。だがそれは空港や駅の構内だ。中東の公園の茂みで野宿など聞いたことがない。服についたゴミ屑を手で払い、朝日を見たところで俺は無事だったとようやく実感できた。財布も盗られてはいない。俺は寝る前にパンツの中に財布を入れて眠ったのだった。

隣の茂みに寝ているであろう大和の姿を探すと、そこには誰もいなかった。急に俺は不安になった。大和の身に何かあったのか、いや俺達はたかが会って2日の関係だ。別れの言葉無しにそのまま去っていっても不思議ではない。俺は本当にどうでもよくなっていた。公園の水道で顔を洗い、近くにあった売店で水を購入する。そして辺りを見渡しながら人がいないことを確認し煙草に火をつけた。

何本ほど吸殻が足元に溜まった頃だろう。諦めて宿を探す事にし、公園を出て俺は歩き出した。街は完全に活気を取り戻し、賑やかに車が往来している。俺はとぼとぼと歩いた。ガイドブックもなく、とりあえず時計塔を目指して歩く事にした。だが場所が全然分からない。無理もなかった。昨日スークまで宿から2時間以上歩いたのである。ましてスークを出た後に1時間程迷って今いるのがこの場所である。そうそう簡単に時計塔を見つけられるとは思っていなかった。英語圏内ならば適当な単語で場所を尋ねることも出来ようが、ここは中東、英語など通じないし道行く人に話しかける度胸も俺にはなかった。1人がこれほどまでに心細いとは今まで感じなかった。

とりあえず大きな交差点まであるけば見覚えのある風景が見えてくるかもしれない。まずはスークに戻って地下を通って昨日入ったスークの入り口まで戻るしかない。疲れもろくに取れていない体でとぼとぼと歩くと、交差点付近に人だかりができている場所があった。好奇心からなのか俺は吸い込まれるように人だかりへ寄っていった。だんだんと近付くにつれて、俺は笑ってしまった。













赤とんぼが聴こえる。









俺は人を掻き分けて最前列へ出た。大和が俺を見つけて声をかける。

大和「よお!起きたか」

俺「起きたじゃねぇよ。どこに行ったかマジで探したんだぞ」

大和「おい、そんな事より見ろよ!大儲けだぜ!おごるから飯食いに行こうぜ」

俺は大和の顔を見たら怒りなどどこかへ行ってしまった。大和は大声で「サンキュー!フィニッシュ!フィニッシュ!」と叫び、帽子に入った紙幣を掻き集めると俺を引っ張って歩き出した。

大和「なぁ?何食う?」

俺「何食うって・・お前なぁ」

大和「とりあえず飯食って、タクシーで時計塔に行こうぜ。そうすりゃ宿に帰れるだろ」

大和が俺を思って金を集めたのか分からないが、素直に嬉しかった。


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タクシーに乗る前に俺と大和は飯屋に入り3人分の飯を注文した。無言で胃袋に流し込む作業が終わると外に出てタクシーを拾った。

大和「あのさ、時計塔あんだろ。コレだよコレ」

大和はガイドブックに載っていた写真をドライバーへ見せた。ドライバーは理解したらしく親指を突き立て、タクシーを走らせた。車がこんなにも便利なものなんだと、この時改めて思った。タクシーはものの10分程で時計塔に到着した。

大和「ついたな。昨日からこうすりゃ良かったな」

俺「な。疲れ過ぎてて思いつかなかったわ」

俺達はタクシーを降り、宿へと戻るとシャワーを浴びた。大和に俺の持っているTシャツを渡し着替えさせる。ベッドに横になって今後の事を話しあう。

俺「大和さぁ、マジでこの後どうするの?このままってわけにはいかないだろ?」

大和「う~ん。エジプトに行くってだけしか考えてないからな~」

俺「それは分かるけどさ」

大和「とりあえずさ、宿の場所も分かったしこのアレッポ城ってのに行ってみない?」

俺「今から!?」

大和「ああ。だってここ狭いし暇じゃね?」


どうも大和にはペースを狂わされる。俺達は再び宿を出て今度はアレッポ城へ向かった。何度か往復した道と地図のおかげでアレッポ城へは迷わず到着する事ができた。


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アレッポ城は立派だった。早速中を見物しようと中へ入る。どうやらこの城を見学するには金がかかるらしい。

俺「へっへっへ、俺実は国際学生証持ってんだ」

大和「なんだよそれ?」

俺「まぁ、学割みたいなもんかな」

大和「それ使えんのか?」

俺「使えるか分からないけど一応出してみるよ」

俺は受付で学生証を提示した。すると入場料が1/10になったではないか。

俺「おいおい!!これ魔法のカードだぞ」

大和「あー?なんだって?いくらになった?」

俺「1/10だよ!!半端ねぇ」

大和「何?マジでで?おい、ちょっとそれ貸してくれよ」

俺「写真載ってるから無理だろ」

大和「大丈夫だって。コイツ等なんか日本人全部同じ顔に見えるって」

俺「そんなもんか?ほれ」

係員「はいアウトー

大和は通れなかった。結局正規の入場料を支払って中へ入る。


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中は結構な雰囲気だった。


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なんと言うか、俺にはドラクエの中に出てくる砂漠の城のようなイメージであった。城の最上部にある展望台へ向かい、そこにあった売店で再び水を購入する。勿論1本だ。互いにラッパ飲みをし、目下に広がるアレッポの街を眺めた。


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屋根の平らなよく見る中東の風景に、俺は今自分が本当に中東にいるという事を実感した。悪くないじゃないか中東。

城を見物し終えて宿へ戻ろうとすると、城の入り口に隠し扉のようなものがあることを俺達は見つけた。

俺「これ、なんだろ」

大和「開けてみようぜ」

大和「おいおい、これハシゴだよ。これ登ればテッペンまで行けるんじゃねぇ?」

俺「行こうぜ!」

大和「いや、これはまずいんじゃねぇの?そこにいる警備のおっさんもこっち睨んでるしよ」

俺「そう?」

大和「おーい、おっさん?ここ登っていいのか?」

大和が警備員にジェスチャーをすると警備員は首を横に振った。

大和「ほら、駄目じゃねぇか」

俺「いいよ。俺だけで行くよ。俺ダッシュで登るから、大和先にここを出て正面から俺が顔を出したら写真撮ってくんね?」

大和「マジで?いいけど絶対怒られるぞ」

俺「いいからさ。じゃ、行くよ」

俺は扉を開け、中に入りハシゴを登り始めた。後ろから警備員の声がする。だが俺はハシゴを登り続けた。登り終え、上から顔を出しシリアの国旗を手で掴んでポーズをとる。だが大和がどこにいるかは分からなかった。ほどなくして警備員に捕まり説教を受ける。どうやら大和をも警備員が追いかけたらしく、大和は既に逃げ去って城の近辺にはいなかった。

説教を終え、道路の方に向かうと大和が笑いながら待っていた。

大和「ぷら君マジで最高だって。すげぇ笑ったわ」

俺「あははははははは」

大和「ぎゃはははははは。マジで警備員追いかけてきて必死で逃げたぞ」

俺「マジで、腹・・・腹痛い」

何故か面白くて仕方がなかった。

大和「ほれ、写真」


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傾いてはいるが、写真はよく撮れていた。

そして写真を見て再び俺達は笑った。コイツは面白い奴だ。俺はずっとコイツと中東の旅がしたくなった。
コメント
この記事へのコメント
俺も旅をしたくなってきたぜ
2010/06/08(火) 21:02:50 | URL | #-[ 編集]
やっぱり旅は人が居ると楽しいもんですねぇ...

俺も海外行ってみたい!
2010/06/08(火) 21:48:52 | URL | 黒獅子 #-[ 編集]
最高だな大和www
最後の写真が素晴らしいww
傷心のところにこんな面白いやつが現れてほんとよかったな。
2010/06/08(火) 22:03:27 | URL | #-[ 編集]
金閣寺で、外国人が頂上登ったらどう思います?
2010/06/08(火) 22:08:13 | URL | #-[ 編集]
っ、まじめかっ!?
2010/06/08(火) 22:24:42 | URL | #fJWGzukU[ 編集]
大和さんパネェwwwwwwww
なんか楽しそうだなww
2010/06/08(火) 23:21:43 | URL | #-[ 編集]
管理人常識なさ過ぎ
てめーのせいで日本人への印象が悪くなったらどうすんだよクズ
2010/06/09(水) 10:57:17 | URL | #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/06/28(月) 21:43:54 | | #[ 編集]
> 金閣寺で、外国人が頂上登ったらどう思います?
別に、と返されるのがオチ。
留置場入ってもブログのネタくらいにしか思わないでしょう。
2010/06/30(水) 20:09:04 | URL | #-[ 編集]
金閣寺上ったらだって?
大爆笑するな俺は
2010/07/07(水) 19:39:15 | URL | #-[ 編集]
大和さんすごい人だなwwと思ったら、ぷらぷらさんも十分すごい人ですねwww
海外の旅っていいね。日本では見られない景色を見に行きたいなぁ・・・。
2010/07/14(水) 19:34:58 | URL | #-[ 編集]
俺も旅したくなってきたなぁw
時間と金があればすぐにでも行きたいわwww
2010/08/12(木) 10:39:29 | URL | 雅弥 #-[ 編集]
アホアホコンビだなw
2010/08/12(木) 14:35:18 | URL | #-[ 編集]
楽しそう~w
2010/08/25(水) 07:21:16 | URL | ktfifa #-[ 編集]
公園の茂みで野宿とか、立ち入り禁止場所に潜入?して警備員に追いかけられるとか、
「シリアでは慎重な旅をする」と仰っていたぷらぷらさんは何処へw
このコンビ、危険すぎるw
2014/12/27(土) 21:03:17 | URL | #-[ 編集]
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