世界中をぷらぷらしてきた

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「コンコン」

部屋をノックする音がする。俺はとっさに横にいるスペイン人の女の子と目を合わせた。ドアに近い場所の彼女がドアを開ける。外に立っていたのはMさんだった。

M「よ。おっ、ぷら君この子と2人なの~?」

俺「あ・・Mさん。いやぁ、まぁそうなんですよ」

M「何か悪い事してたんじゃないよね~?」

俺「ちょちょちょ・・・そんなわけないじゃないですか~。で、どうしたんですか?」

M「いやさ、なんかあの後皆各自部屋に戻っちゃったじゃん?俺等まだ飲み足りないからこれから広場までビール買いに行こうと思うんだ。宿だと高いからね。で、もし良かったらぷら君も一緒に飲まない?」

俺「Mさんの部屋で飲むんですか?」

M「うん。俺と韓国人の男の子しかいないけどね。でも彼なら大丈夫だよ。日本語話せるから」

俺「う~ん。行きます。このままじゃ眠れないだろうし!」

M「このままじゃ?さてはこの子にモンモンとしてたんだろ~?」

俺「違いますって。さ、行きましょ。俺も買いだし付き合いますよ」


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夜道をMさんと歩き買い出しに向かう。

M「ぷら君は結構飲めるの?」

俺「俺酒は好きですよ~。飲める方だと思います」

M「そっか。部屋にいる韓国人のこ、フォクって言うんだけど全然飲めなくてさ~。最後に飲み仲間が見つかって良かったよ」

俺「最後ってMさん、もうどこか移動するんですか?」

M「その編も色々話しながら飲もうぜ」

俺「はぁ・・・」


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酒を買った俺等はMさんの部屋で飲み始めた。俺はてっきりもっと大勢で飲むと思っていた。そこに準備が終わったカナが来ればなぁと淡い期待を抱いていたのだ。

M「ぷら君はこの後どこに行くの?」

俺「俺はシリアに行きます」

M「へぇ~!じゃあ俺と一緒じゃん!俺はパムッカレに行った後にシリアに入る予定だよ」

俺「それじゃ、俺の方が一足先かもしれませんね」

M「そうだね~。ところでバスのチケットは取ったの?」

俺「それがまだなんですよ。でもそれ以前に俺カッパドキアをどこも観光してないんです。カナって子分かりますよね?あの子と本当は今日レッドツアーに行く予定だったんですけど、寝坊しちゃって。でもローズバレーニは行ってきましたよ。凄く良かったです」

M「そうかそうか」


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何かいまいち会話が弾まない。俺がカナの事で頭がいっぱいになっているからなのだろうか。石の天井からブラ下がる照明を見上げながら俺は重い口を開いた。

俺「あのですね・・・」

M「うん?」

俺「Mさんって旅して長いんですか?」

M「俺は今3ヶ月位かな。世界一周航空券で旅してるから決まった時間に移動しなきゃダメなんだけどね」

俺「はぁ。その3ヶ月で恋愛とかありましたか?」

M「どうしたの急に?」

俺はここでカナを部屋に呼んでしまおうと考えた。自ら言いださなければならない環境を作り出せば言えるはずだ。それにこんな旅の最中で明日から離れるのに答えをこの場で欲しいなんて思っていない。でも・・・もしOKというか、あっちも俺と同じ気持ちなら俺はシリアビザを破棄して再びカナと行動を共にしようと思っていた。お金はキャッシングでどうにかするしかない。お金はいずれ頑張れば返せるけれど、今この時は今しかないんだ。

俺「さっき話したカナいるじゃないですか」

M「何www?呼びたいの?」

俺「ええ・・・まぁ・・・」

M「あのさ、この上に空き部屋があるんよ。そこに呼び出せば?それにぷら君は明日以降もう会う事はないわけでしょ?」

俺「はい・・・」

M「も~。じれったいな~。一緒に酒飲めばいけるって。まずいけるって」

何か話が噛み合わない。

俺「あの・・・いけるって・・・?」

M「ヤレるってことだよ。ぷら君来た日あったじゃん?そこで髪の毛切ったとかどうこうの話したの覚えてる?」

俺「あ・・・はい。覚えてます」

M「あれってぷら君が来る3日位前だったかな~。上の部屋で酒飲みながら髪切ってやってたんだよ」

俺「はい」

M「で、切り終わってからそのままそこの部屋で飲んでたんだけど結構酔っぱらっててさ」

俺「はぁ」

M「ベロンベロンだったからなのかな分からないけど、そのままヤレたよ」

俺「はぁ・・・・・・・エエエエッ!?!?

M「だからいけるって!!」

俺「ちょっとちょっと・・・待って下さい・・・」

俺は眩暈がした。

M「実は昨日も夜ヤッたんだよね」

だんだんと吐き気がしてくる。俺は酒の酔いが完全に醒めていた。

M「ゴム持ってる?持ってないなら俺のあげるよ」

俺「いや、いいです」

M「どした・・?なんか暗いぞ・・・?」

俺「ちょっと具合悪いんで部屋戻ります。おやすみなさい」


俺は放心状態で部屋に戻った。

悔しくて眠れなかった。

Mの話が本当ならば、なんで俺にあんなメールが送れるんだ。なんで俺と一緒に出かけたり出来るんだ。確かに自分勝手な行動だったとはつくづく思う。別に頼まれてここまで追いかけてきたわけなじゃい。自分で決めた事だったから。だから無性に自分に腹が立った。

翌日、俺は部屋から一歩も外に出なかった。

夕方、部屋をノックする音が聞こえた。俺は返事もしなかった。部屋に入ってきたのはカナだった。

カナ「ぷら君、どこか具合悪いの?」

俺「いや・・」

カナ「どうしたの?あたし、もうすぐ出発するよ」

俺「うん・・・」

カナ「・・・・・・」

俺「・・・・・・・」

カナ「どうしたの・・・?何か怒ってる?」

俺「いや、怒ってないよ」

カナ「あのね、これから宿の仲いい人と出る前に外でご飯食べるんだけど、ぷら君も一緒に来ない?」

俺「・・・・・・・・」

カナ「ぷら君・・・?」

俺「・・・ごめん。俺パスで・・・」

カナ「そっか・・・。ぷら君、またメールするね」

俺「気をつけてね」


そのまま、カナは出て行った。宿の人達がゾロゾロと外に出ていくのが足音でわかる。皆が居なくなったのを見計らって俺は外へ出た。そして思い切り背伸びをした。

ユカさん「あれ?ぷら君?」

俺「!!!!!」

ユカさん「ぷら君ご飯一緒に行かなかったの?」

俺「あ・・・はい。ユカさんも行かなかったんですか?」

ユカさん「だって私はこの宿の管理人だもん。留守にはできないよ~」

俺「そっか、そうですよね。なんか1人になりたくて」

ユカさん「ぷら君、カナちゃんが好きだったんでしょ?」

俺「え・・・?」

ユカさん「見てれば分かるよ~。他の人はどうか知らないけど私にはそう見えたよ~?」

俺「はぁ・・・・」

ユカさん「でもこればっかりは仕方ないよね」

俺「こればっかりって?」

ユカさん「カナちゃん、Mさんと一緒にパムッカレに向かったんでしょ?」

俺「へ・・・?」

ユカさん「え・・・・。ゴメン!知らなかった?」

俺「うん・・・知らなかった」

ユカさん「ぷら君・・・元気だして。この宿の裏に高台があるんだけど、私のお気に入りの場所なの。誰も人は来ないからそこ行ってみるといいよ。少しは気晴らしになると思う」

俺「有難うございます・・・」


俺はユカさんに教えられた通り高台へ登った。


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人影はない。聞こえるのは風の音と鳥の鳴き声だけだった。眼下に広場が見える。きっと今頃皆でご飯を食べてるんだろう。俺は煙草に火をつけた。そして「行ってらっしゃい」と小さくつぶやいた。やけに自分が惨めで、ちょっとだけ目に涙が浮かんだ。
コメント
この記事へのコメント
全俺が泣いた
2010/06/01(火) 18:51:50 | URL | #-[ 編集]
知らずに付き合ったほうが良かったのか
知ってしまって良かったのか
2010/06/01(火) 19:23:21 | URL | #-[ 編集]
俺まで吐き気がしたわ。カッパドキアから身を投げるレベル。
弾丸移動の果てにこれか・・・・
2010/06/01(火) 19:43:29 | URL | #-[ 編集]
なんか薄々思ってたけど・・・
きっついなぁ~
カナもMも
2010/06/01(火) 20:13:56 | URL | エビス #-[ 編集]
…大人って大変だねー……
2010/06/01(火) 20:24:32 | URL | 黒獅子 #-[ 編集]
M・・・イケメンの時点でイケ好かねぇと思っていたが。。。
男同士、惚れてるかやりたいかくらいわかるだろうに・・・
その上で伝えてくるなんて!!・・・さすがイケメン☆
2010/06/02(水) 00:47:01 | URL | 六件 #-[ 編集]
悔しいですっ><
2010/06/02(水) 10:30:01 | URL | #-[ 編集]
これは。。。やるせねぇ。。
恋愛にも行動力を発揮すれば。。。
2010/06/02(水) 10:55:36 | URL | @ #-[ 編集]
うーむ

俺もさぁ 小学校から好きだった女の子が
高校の同級生連中が毎日乱交してるっての聞いて泣きそうになったの思い出したよ

まあ俺の場合、仲間に入れてほしかった口だけどなwww


しかし滅入るなぁ   
はぅ。。
2010/06/02(水) 11:57:15 | URL | かけません #-[ 編集]
出張でしばらく見てなかったら何この鬱展開…
俺なら死にたくなるわ
2010/06/03(木) 15:59:27 | URL | #-[ 編集]
や、まあ。女ってそういうもんだからさ。
その辺はおいおい慣れていくのかなと思うよ。うん。
悪気は無いんだよね。けど「しれっ」としてるっていうか・・・

まあ、ひとつ前進できたじゃないかぷら2さんはっ。
2010/06/03(木) 23:47:32 | URL | #-[ 編集]
俺なら一緒に写真撮っておいて
シリアに着いてから暗○依頼するレベル
2010/06/04(金) 18:02:10 | URL | #-[ 編集]
事実は小説よりも鬱なり
2010/08/05(木) 18:31:14 | URL | #-[ 編集]
争奪戦だからなぁ・・・。
早いモン勝ちなんだよ、女って。

俺ら男だって、言い寄られたら落ちちゃうだろ?
早いか遅いかの違い。

確かにイケメンならチャンスは多いけど、
それでも好きなら・・・行くしかないよなぁ。
2010/09/01(水) 06:46:34 | URL | 名無しのお兄ちゃん #cRy4jAvc[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/04/21(木) 23:54:12 | | #[ 編集]
いや、普通でしょ…
短期旅行じゃあるまいし、見知らぬ国で気になる女の子を見つけて手を出さないはずがない
2011/04/22(金) 01:17:43 | URL |    #-[ 編集]
女子目線で言わせてもらえば・・・

酔っ払った勢いで、と、Mさんの会話から察するに
単なる身体目当て。
恋愛まで発展してもすぐ終わるパターンだよ!
2012/02/14(火) 01:54:19 | URL | #-[ 編集]
orz...なんて鬱展開...カナさん、良い子だと思ってたのに...
いや、良い子だけど肉食系だったんだろうか...それとも本気でMさんに惚れちゃったとか。

せめて二人が付き合ってるなら諦めようもあるけど、どう考えてもMさんは遊びだもんね。
ぷらぷらさんの方が絶対本気だったから、悔しいなあ...
もうとっくに立ち直っているだろうけど、元気出してと言いたい。

でもカナさん、その気もないのにあのメールは無いよ...
自分に惚れてる事は、追ってくるぷらさんを見ていれば分かるだろうになあ...
2014/12/23(火) 20:22:28 | URL | #-[ 編集]
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