世界中をぷらぷらしてきた

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眠れなかった。眠いのに眠れなかった。今俺の寝転がっている部屋には下着姿のスペイン人と俺しかいない。もちろん、俺は後からソロソロと部屋に入ってきたのでスペイン人は俺がいることに気付いていないだろう。俺はそっと布団をかぶり、寝返りをうつフリをしながらケツを眺めた。あああ、眠れん。眠れんよ。

モゾモゾと動いているとスペイン人が目を覚ました。瞬時に寝たフリをする。スペイン人はゴソゴソと着替えをしだし、外へ出て行った。あれだな。絶対驚くだろうな。一人貸切のドミトリーなので下着で眠っていたんだろう。それなのに気が付けば俺みたいな小汚いアジア人が隣で寝てる(フリ)んだから。俺は楽しみを失ったので本格的に眠る事にした。


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ここ数日ろくに睡眠を取っていなかったからか随分と眠った。目が覚めると既に夕方になっていた。目を開くとカッパドキア特有の洞窟をくりぬいたような部屋の天井がそこにはあった。弾丸移動を繰り返してきたので寝起きはいつも自分がどこにいるのか思い出せない。色々と考えているうちに俺は本題を思い出した。そうだよ。カナを追ってここまで来て、宿の台帳で名前も見つけたんだ。いるはずだ!この宿に!

俺は部屋を飛び出した。再び受付で係員のユカさんに話を聞く。するとカナは今観光で外に出ているらしい。ユカさんもカナが出かけるときは別の仕事をしていたらしく、俺がここに来ている事をカナに伝えてはまだいないようだ。ユカさんの話によると、この時期のカッパドキアは朝晩が随分と冷え込むので夕方もそんなに遅くならないうちに帰ってくるのではないかという事だった。そして朝から何も食べてない空腹の俺に宿で有料にはなるけれどとご飯をすすめてくれたのだった。だが俺は断った。まだこのカッパドキアという場所に来てから周りを何も見ていないので、宿近辺の散歩も兼ねてご飯を食べてこようと思ったのだ。


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宿を出て坂を下り広場まで歩く。トルコ屈指の観光地ともあって広場は観光客で溢れかえっており、それは賑やかだった。360度に広がる奇岩に囲まれたこの地を歩いていると、あたかもそれは地球外の星にいるような錯覚さえ覚えた。








すまん。また言い過ぎた。







俺は何気なしに目に入ったいい雰囲気のレストランへ入った。レストランで飯を食うなど久々だ。びびった俺はメニューの中で1番安いプレートと、トルコビールの代表格エフェスを注文した。


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美味くも不味くもないこの料理を1人モグモグと食べていると太腿にチクリと刺さる痛みを覚えた。


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野良猫が俺の食事のおこぼれをおねだりしていたのだった。

なんかいいなぁ。イスタンブールのビルに囲まれ、早足であるく人々をしばらく見てきたのでカッパドキアの居心地がたまらなく良かった。隣で赤ワインを飲みながら猫のおねだりを微笑み浮かべて見ている欧米人カップル、「ま~たコイツか」的な視線で猫を見るレストランのウェイトレス。その場は本当に絵になりそうな空間だった。

だが俺には貴重な食料である。身銭を切ってやっとレストランで食べることの出来た食料なのだ。野良猫にそう簡単に分け与えるほど優しくはない。



俺はおねだりする猫を一喝し、煙草の煙を吹きかけて撃退した。



腹も満たされ満足した俺は宿に戻った。宿の入り口でユカさんと話をし、まだカナが戻っていない事を確認する。

俺「そっか、まだ戻ってないんだね~」

ユカさん「そうみたいね。でもそのカナちゃんってコを追いかけてここまできたの?」

俺「まぁ、色々あったんですけど話すと長くなるので・・・」

ユカさん「そう。それで、ここから先は何処に向かうの?ここカッパキアには世界中から沢山の観光客が来るから、シーズンオフの今でも早めに次の目的地のバスのチケットは確保しておいた方がいいわよ」

俺「え?そうなんですか?バスって言うと・・・」

ユカさん「この村にターミナルは一つしかないんだけど場所分かる?」

俺「えっと、ここに来るときに俺が降りたターミナルのことかな?」

ユカさん「きっとそうよ。今からでも行ってみたら?」

俺「うん、そうします」

俺は再び宿を出てターミナルへと向かった。


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ここギョレメの村事態は非常に小さく、ターミナルもイスタンブールやデニズリと比べると四分の一程度の大きさしかない。そしてそれに比例するようにバス会社の事務所も少なかった。俺の予定ではここカッパドキアからアンタルヤという街まで移動し、今度はそこからいよいよシリアへと突入する予定だったのだ。


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通常、ターミナルにあるバス会社の事務所は行き先ごとに分かれており、一社で各方面のチケットを手配するようなものではなかった。俺はアンタルヤ行きのチケットを扱う事務所を探した。すると一社しか取り扱いがなかった。正確には行ける事は行けるのだが直通という選択肢は一社でしか取り扱ってなかったのだ。相当無茶なルートでここカッパドキアまで来たので今更イスタンブールからほど近いトロイへ戻る気にもなれない。他に観光地は数多くあれど、既にメインのカッパドキアにいる今、俺は魅力を感じなかった。

中に入り、俺は店員にアンタルヤ行きのチケットを尋ねた。するとこの先2週間は満席だという。だが勿論キャンセルも数多く出るので出発したい2~3日前からターミナルでチケットを求めれば通常は買えるようだ。この時俺はこのカッパドキアに2週間も滞在するとは思っていなかったので、とりあえずチケットは保留にして宿に戻ることにした。


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(チケット売り場のおっさん)


広場から宿へは坂道を登らなければならない。そしてこれが非常に骨の折れる作業だった。とても一気に宿まで帰ることは出来ない急高配の斜面を登る。登りきった頃にはそれが寒かろうが暑かろうが常に汗でシャツがぬれる程だった。俺は宿に戻ったがドミトリーにいるであろうスペイン人の女の子と顔を合わせるのが気まずかったこともあり、外のベンチで煙草を吹かした。

この宿はガイドブックには日本人宿とは明記されていない。ただ、日本人が多く集う宿との紹介だった。現に宿の管理人はユカさんという日本人女性だったし、宿の内部には日本語で案内された看板もあった。だが中には異国の旅人も来るのである。そう、俺がイスタンブールで韓国人宿に泊まったようにだ。しかし身をもって体験した俺が言えることだが、その輪の中にはとても馴染めないものなのだ。だからきっと俺と一緒のドミトリーにいるスペイン人は他にいくらでも空きがあるのにあえて誰も居ない部屋を選んだのだろう。

そうこうしているうちに続々と人が戻ってくる。座っている俺と目があい「こんにちは」とお互い挨拶をする。その中にMさんという男性がいた。Mさんは30近いイケメンで、東京は表参道で美容師をしていたが仕事をやめて貯金で世界一周の旅をしている人物だった。彼はこの先色んな意味でキーマンになる。

俺「こんにちは~」

M「こんにちは。あれ?昨日まで居なかったよね?」

俺「はい。今朝ここに来たんですけど受付で寝てたら皆居なくなっちゃってて」

M「あ~!君か~!床で寝てるから何かと思ったよ」

俺「あはは、見苦しい姿を見られちゃってましたね」

M「どう?これから部屋で飲むんだけど一緒に飲まない?」

俺「いいですね!あ・・・でもちょっと待ってる人いるんですよ」

M「待ってる人?誰かと待ち合わせしてるの?」

俺「カナってコなんですけど分かりますか?」

M「あ~!カナちゃん待ってるんだ」

俺「あ、知ってますか?」

M「うん、アイツならもうすぐ戻るんじゃないかな?今日は自転車借りてたから近辺回ってるはずだよ。もう外も暗いしスグ来るよ」

俺「うん、待ってみます」

M「もし良かったら後からでも飲みに来なよ。韓国人1人と日本人俺を含めて二人しかいないからさ」

俺「有り難うございます」

M「それじゃね。俺の部屋そこだから」


Mさんはそう行って部屋へと戻っていった。なんか仲良くなれそうな気がする人だ。

俺が旅をしてて思ったことが1つある。それは年齢による壁だ。俺は27歳でフラフラと旅をしており、大学生の旅人などと一緒になると話の合わないところが多々あった。でもそれは当然なのである。5~6歳も年齢が違えば考えからも当然違ってくるからだ。だがMさんは俺より年上だが社会に一度出て生活をしている。その余裕さからか、今少し話しただけでもウマが合うとピンとくるものがあった。

外は随分暗くなった。それでもカナは戻ってこない。もしかしたら外のレストランで夕飯を食べてから戻ってくるのかもしれない。ここギョレメは夜になるとレストランも随分賑やかになる。俺は諦めてMさんの部屋へ行こうと腰を上げた。その時だった。


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俺&カナ「あ!!!!」



真っ暗になったゲストハウスの中庭で、俺達は3度目の再会を果たした。
コメント
この記事へのコメント
キタ――――――(゚∀゚)――――――!
つかww子猫になんてことをwww
そして伏線多いwwww トルコの章も佳境だなww
2010/05/31(月) 19:08:46 | URL | #-[ 編集]
続きまだ!!!
2010/05/31(月) 20:28:21 | URL | #mQop/nM.[ 編集]
いいよ~ぷらぷらいいよ~
2010/05/31(月) 22:27:54 | URL | エビス #-[ 編集]
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