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拝啓 カナ様

今俺は船に乗っているよ。少しずつ、イスタンブールが遠のいていく。カナ、君は今まだカッパドキアにいますか?俺は未だにイスタンブールにいます。あれから色々あってビザの取得のために4日間を棒にふり、今日やっとシリアのビザを手にしてカッパドキアへ向かおうとしてるところだよ。きっともうカナはパムッカレに向かおうとしているのかな?カッパドキアは楽しかったかい?会えないのは残念だけど、確かカナがカッパドキアを見た後にパムッカレに向かうと聞いて今メールを書いてます。俺はこれからパムッカレに向かいます。

今船に乗っていると先述したけれど、この船はイスタンブールからイスタンブールまでの船なんだ。トルコはヨーロッパ側とアジア側に別れていて、パムッカレに向かうにはアジア側のバスターミナルからバスに乗らないと駄目みたいなんだ。それで船に乗っているわけ。勿論、このメールは船から降りて書いてるんだけど雰囲気だけでもね。もしメールに気付いたら返事ください。それじゃ、パムッカレに行ってきます。


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俺はアジア側へ向かう為にフェリーに乗っていた。今まで滞在していたヨーロッパ側が少しずつ遠のいていく。旅をしているといつも移動の度に思う。これまで過ごしたその場所や人達のこと、これから向かう新天地のことを。


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港からカモメが船を追ってくる。それはアジア側へ向かう俺を見送ってくれているかのように見えた。


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俺は甲板に座った。そう、俺には席が無いのである。とにかく安くのりたかったので客船室のチケットなど買えるわけがないのだ。乗れれば十分、バックパックを座布団代わりに海風を肌で感じるのもいい。これから俺は陸地続きの大陸を縦断する。次に海を見るのはいつになるんだろう。そう思えば甲板も悪くない。いや、特等席だ。嘘です。俺を中に入れてください。寒いんです。海風が寒いんです。山間部の田舎町で育った俺には海なんかになんの興味もありません。暖かい室内に入れてください。


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20分程耐えるとアジア側へ到着。すし詰め状態の中、一等席・二等席の客とは別に車を降ろす出口から降ろされる。目の前は大きなバスターミナルになっていた。俺は早速長距離バスのチケットを購入することにした。片っ端からバス会社をあたり、とにかく値段の安いものを選ぶ。今の俺にとって(というか今後ずっとだが)金は100円でも安くしないといけないのだ。


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色々と物色した結果、夜8時半発のバスチケットが1番安いことと判明する。俺はチケットを購入した。これでパムッカレまで行ける!問題はこの出発までの時間を何もないこのバスターミナルでどう過ごすかだ。ここが一人旅の辛いところでもある。話し相手がいないというのは実に辛いことだ。多くの旅人が小説や音楽プレーヤーを必需品としているのはこの為であろう。しかし元々バックパックに服と食料しか入っていない俺には暇つぶしするものが何も無い。俺は浮遊病者のようにターミナル内をフラフラと歩き回った。

しかし当たり前だが何も無いのである。俺はチケットを購入したバス会社へ向かった。

俺「すいません、何か食べたいんだけどどこも店閉まってるんですけど」

店主「そりゃそうだよ。昨日からラマダンが始まったからね」

俺「ラマダン?」

店主「ペラペラペラペラ」

この時店主が俺に何を言ったか分からない。だがラマダンが昨日から始まったということだけは分かった。

俺「とりあえず店はやってないんだ?」

店主「そゆこった」

結局俺は夕方まで何をするわけでもなくボーっと過ごした。


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辺りは随分暗くなってきた。それでも出発まで1時間程ある。空腹と暇を持て余した俺は海辺へ向かった。

俺「ああ・・・腹減ったぁ」

「ヘイ!」

俺「???」

「ヘイ!!」

海辺で座り込む俺に遠くから手招きをする人影が見える。行ってみると現地のトルコ人だった。

俺「え・・・何?」

トルコ人「おい、お前も飲まないか?」

俺「それビール?」

トルコ人「そうだ。俺達はイスラムを崇拝している。だがラマダンでとても酒なんか飲める雰囲気じゃねぇ。でもな、俺は酒も愛している。だからこうやって隠れて飲んでるんだ」


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トルコ人「それでな、ビール買いすぎて余ってるんだがお前飲まないか?」

俺「いいの?飲む飲む!!」

トルコ人「おっと待てよ。あそこにケバブ屋が見えるだろ?あそこでケバブ買ってきてくれよ。それとビール交換にしようぜ」

俺「でも俺金これしかないよ・・・?」

俺は小銭をジャラジャラと見せた。

トルコ人「なんだお前?それしか持ってないのか?」

俺「うん。金全然ないんだ」

トルコ人「仕方ねぇな。ホレ。買って来い。俺達の分もだぞ」


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俺はトルコ人にパシリにされてケバブを買いに向かった。でもいいのだ。ケバブも買ってくれて時間も潰せる。しかもビールまで飲ませてくれるんなんてパシリの一つや二つ、喜んでやりますよ。


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俺「買ってきたよ」

トルコ人「お、ありがとな。ほれ、お前の分だ」

俺は買ってもらったケバブとビールを無我夢中で食べた。死ぬほど旨かった。

トルコ人「お前、これからどこに行くんだ?」

俺「えっと、パムッカレだよ」

トルコ人「そうか。あそこは綺麗だしいいところだぞ」

俺「うん、ガイドブックで見たよ」

トルコ人「じゃ、俺達は出発だから。気をつけてな」

俺「うん!ありがと~!」


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その後俺は無事にバスに乗り込んだ。目指すはパムッカレ、到着は翌朝早朝5時である。
コメント
この記事へのコメント
すまん、また詐欺られるのかとおもた
2010/05/27(木) 20:00:59 | URL | #-[ 編集]
なんて平和なんだろう・・・・・嵐の前の静けさ、なのか?
そして景色いいなあ。
再会まだカナまだカナ~
2010/05/27(木) 22:40:31 | URL | #-[ 編集]
ターキーは親日だというけれど、そういう流れなのなかな。
でもいいよね旅先でこういう出会いってw

コミュ力ない俺には無理な世界だからこそ
憧れるよ・・・
2010/05/28(金) 08:56:57 | URL | #-[ 編集]
俺は、親切な男性二人にも騙されるのを、心のどこかで願ってたww
2010/05/28(金) 10:52:30 | URL | かけません #-[ 編集]
前回今回通して旅初の下心のない良い人じゃないかwwww
2010/05/28(金) 13:31:43 | URL | #-[ 編集]
前回はおっさんジュースがありました
2010/05/28(金) 14:34:11 | URL | #-[ 編集]
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