世界中をぷらぷらしてきた

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無敵のバイブルを手に入れた俺の目覚めは今日も早かった。T君はまだ隣で寝ている。ふっふっふ、愚かな。ここイスタンブールにせっかく来たならば朝のモスクを見ないでどうする?

俺「おはよー!!」

T「う~ん。今何時ですか~?」

俺「5時でございます!行きますよ!モスク見にいきますよ~」

T「もういいですよ~」

俺「こら!昼間見るのと朝のお祈りの時間では全然違うんだぞ!行くぞ!」

T「それ全部俺が昨日ぷらさんに教えた話じゃないですか~。それに俺はもう見ましたよ」

俺「寂しいのっ><英語も話せないし1人じゃ寂しいのっ><」

T「いいおっさんなんだから1人で行ってきてくださいよ。おやすみなさい・・zzz」

俺「この薄情者っ!今に天罰がくだるぞ!」

T「うるさいな~。ガイドブック返してもらいますよ~?」

俺「行ってきま~す」


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まだ薄暗く肌寒い中、トボトボと俺はモスクへ向かった。入口がどこか分からないのでベンチに座っていると続々と現地のイスラム教徒が集まってきた。どさくさに紛れて俺も中に入る。

警備兵「コラァー!!」

俺「ふぎゃー。え?俺何か悪い事しましたか?」

警備兵「お前、なんで生足なんだ?」

俺「え?この格好のこと?」

警備兵「ここはモスクだ。そんな格好で中に入れるわけにはいかん。入りたいならこれを巻け」


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さすがイスラム。短パンでモスクに入った俺は巻きスカートをはかされた。今思えばここスルタンアフメット地区に来てから5日は過ぎているのにモスクには1度も入っていなかった。だが今こうして中に入ると呼吸を忘れる位その存在感に圧倒されてしまっている俺がいた。


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一通り中を見て外に出る。外は既に明るくなっていた。公園前の噴水が綺麗だ。民族衣装をまとったトルコのおっさんが観光客商売をしている。俺はおっさんにカメラを向けた。


おっさん「よお。飲まないか?」

俺「ああ、俺金ないからいいや。写真だけ撮らせてよ」

おっさん「写真はいいけど、とりあえず飲んでみろよ」

俺「いや、本当に金無いの。ノーマネー」

おっさん「じゃ、味見だけしないか?」

俺「え~」

おっさん「ほれ」

おっさんは小さな紙コップに赤い液体を注いだ。

俺「なにこれ?」

おっさん「チェリージュースだ」

俺「本当に俺金ないよ?」

おっさん「ああ」

俺「うん。旨い。有難う。じゃ、写真も撮らせてね」


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俺「おっし!ばっちりハンサムに写ったよ。じゃあね~」

おっさん「おい、まだ代金貰ってないぞ」

はじまったか・・・。

俺「あのさ、おっさん金いらないって言ったよね?」

おっさん「そんな事は一言も言っとらん」

俺「いやいや、言ったしね。じゃあね~」

俺は相手にしないで背中を向けた。その瞬間おっさんに引きづり倒された。

おっさん「おい、金払えって言ってるんだ。警察呼ぶぞ」

俺「え・・・ちょ・・・そんな怒らないでよ」

おっさん「お前、食い逃げする気なのか?警察に突き出してやる」

俺「ちょっとちょっと、警察はないでしょ。なんだよ。いい奴だと思ったのに。いくらだよ?」

おっさん「10ユーロだ」

俺「10ユーロ!?」

おっさん「そうだ」

俺「そんな金払えるわけないだろ。俺が今泊まってる宿で2泊出来るよそれじゃ」

おっさん「そんなものは知らん。俺はここで10ユーロでこれを売っているんだ。お前はそれを飲んだ」

その時、家族連れの観光客がおっさんのそばへやってきた。俺はこれはチャンスと思い死ぬ気で逃げた。おっさんは重い荷物を背負っているので走れない。後ろでおっさんが大声で叫んでいるが知ったこっちゃない。俺は逃げた。宿に戻るとT君が宿を出るところだった。

俺「はぁ・・はぁ・・・。あ、今出るの?」

T「おはよです。そそ、今から出ます。モスクどうでした?」

俺「モスクは良かったけど、ジュース売りのおっさんにふっかけられて逃げてきた」

T「朝からパワフルですね。あ、バスきた。それじゃぷらさん、お元気で!それと地下宮殿も見た方がいいですよ」

俺「ガイドブック有難う~!じゃあね~!」


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宿の受付のイケメン兄貴とT君を見送る。時計を見るとレターの受け取りまでまだ時間がある。去り際にT君が言っていた地下宮殿とやらを貰ったガイドブックで調べると驚くほど近くにある事が分かった。暇つぶしに早速行ってみる。


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地下宮殿は圧巻だった。まったく期待していなかっただけに感動すらおぼえた。最深部には睨んだ者を石に変えてしまうという伝説の魔物メデューサが柱の下敷きになって封印されていた。地下宮殿を見終えた俺は再び日本大使館へ向かった。


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大使館へ行くと即レター発行となった。ご丁寧にシリア大使館の地図や受け取り方まで明記されている。こんなワープロでタイプしたような紙きれ一枚になんで1日もかかるんだと文句の1つでも言ってやりたかったが、こうして無事レターを貰う事ができた。あとはシリア大使館へ行くだけだ。ここからまた離れているが行くしかないのである。

俺「有難うございました。今からシリア大使館行ってきます」

係員「あの、お言葉ですがそちらに明記してありますようにシリアビザの申請は平日の午前中、受け取りが同日午後となっています。ですので今から行っても申請はできません(画像赤線)」

俺「ええええええええええええええええ~」

係員「明日お願いします」

翌日、俺はシリア大使館へ向かった。もう完全にくたびれていた。何もすることなくイスタンブールに1週間以上滞在しているのである。お目当てのカナも今頃とっくにカッパドキア観光を終えている頃だろう。再会は絶望的なのだ。しかし今日ビザを貰えばもうイスタンブールに用は無い。俺は持て余した暇な時間を使ってパムッカレへのルートを既に書きだしてある。よってこの宿に戻ることはもう無い。多分。


俺はイケメン兄貴にチェックアウトを伝えた。そして歩きだした。シリア大使館へ。

シリア大使館の場所は非常に分かり辛かった。中に入ると既に長蛇の列が出来ている。日本人の姿はない。30分程並んでやっと俺の順番になった。

俺「あの、ビザ欲しいんですけど」

大使館員「レター。あとこれ書きなさい」(脳内翻訳)

やばい。まったく大使館員の話す英語が分からない。おまけに渡された申請用紙は全て英語でまったく理解できない。俺は半べそかきながら分かるところを埋めていった。埋め終わった用紙を見てあぜんとした。空白が7割以上。間違いなく赤点である。時計を見ると申請時間終了まで1時間を切っている。これではキリがない。俺は欧米人バックパッカーに片言で話しかけ、教えてもらいながら記入した。そして再び列に並ぶ。俺の順番がきた時には受付終了10分前だった。

俺「書きました」

大使館員「20ユーロ」

俺「へ?俺ドルしか無いんですけどドルじゃ駄目ですか?」

大使館員「20ユーロ!銀行!」

大使館員はそう言い下を指差した。思い起こせばここの建物は1階が銀行だった。そうか、両替して来いって意味だな。

俺「OK!ソーリー、すぐくるから待っててね」

俺は銀行で20ユーロを作ると再び窓口へ向かった。受付終了1分前である。

俺「はい、20ユーロ」

大使館員「ペラペラペラペラ!!!」

もの凄い剣幕で怒っている。何がなんだか分からない。大使館員は俺の前に申請を済ませた欧米人の申請用紙を見せた。指差す先には20ユーロの印紙が貼ってあった。これか・・・・。

俺「本当に本当にすいません!今すぐ行ってきます!」

大使館員「ノー!!もう時間過ぎているから無理よ」

俺「お願いします!スグ行きますから」

俺は相手の返事も待たずに銀行へ走り、印紙を買ってきた。だが、戻ると大使館の扉は閉められていた。俺は思い切りノックし続けた。「プリーズ!プリーズ!」と叫びながら。

数分後、扉が開いた。汚い物を見るような眼で大使館員は俺の手から印紙を奪い取り、無言で扉を閉めた。これで・・・貰えるのだろうか。日本大使館から貰った案内によれば受け取りは午後だ。


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無駄な滞在ですっかり最初に両替したお金は底をついていた。俺は小銭でスプライトを買い、3時間ねばった。いざ、受け取りだ。俺は窓口へ向かった。

俺「あの・・・・」

大使館員「・・・・・・」

大使館員は無言で俺のパスポートを俺に投げつけた。恐る恐る中を見る。


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するとそこにはシリアのビザが貼ってった。俺は無視する大使館員に笑顔で「サンキュー!サンキュー!」とお礼を言い、外へ出た。


やったぞ。ついに、ついにシリアのビザを手にした。これで俺はイスタンブールにはなんの用もない。南下する中東でビザが必要な国はシリアだけだ。怖い物はないぞ!もう怖い物はない!あとはのんびりトルコを周遊して中東を抜けるだけだ!今まで重たかったバックパックがスッと軽くなったような気がした。目指すはパムッカレだ。待ってろ石灰棚!イスタンブールで足踏みしていた俺の旅は再び動き出した。












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だがこのビザが後に悲劇を巻き起こす。画像で赤くくくった場所を見て欲しい。そんな事も何も知らず、俺はパムッカレへ向かう為にフェリー乗り場へ向かった。
コメント
この記事へのコメント
変なときだけ早起きだなwww
こんなに見てておもしろい旅もなかなか無いぞww
2010/05/27(木) 07:07:57 | URL | #-[ 編集]
エロゲの主人公並の大波乱だなw
実際主人公になると大変だなwwww
2010/05/27(木) 08:46:41 | URL | #-[ 編集]
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