世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg


!?!?


何も理解出来なかった。俺は確かにトルコまでの航空券を買ったはずだ。それなのに俺が今いる場所はエジプトのカイロ国際空港だった。チケットを確認したいがチケットは係員に持ち去られてしまった。イミグレーションを通っていない俺はこの場所を出るわけにはいかない。困り果てた。1時間待っても2時間待っても何も起きない。俺は耐えられず部屋を出た。即警備員に捕まった。

警備員「どこに行くんだ?」

俺「あの、俺の名前はぷらぷらです。俺はトルコに行きたいんです」

警備員「何を言ってるんだお前は?」

俺「俺、なんでエジプトに居るんですか?チケットを見せてください。何かの間違いです」

警備員「知らん知らん。チケットなんか俺は持っていない。とりあえず部屋で待て」

俺「そんな・・・もう2時間も待ってるんだよ。2時間だよ?」

警備員「知らんと言ったら知らん」

全てが絶望だった。本当になんでこうなった?再び部屋に戻って待つこと30分。すると係員が入ってきて何か言っている。部屋の半分が部屋を出て行った。よく分からないが部屋から出られるかもしれない。俺は一緒に部屋を出た。すると再び警備員に捕まった。

警備員「またお前か」

俺「あの、俺本当にトルコに・・・うううう」

警備員「だから待ってろ!外には出られないんだ」

俺「だって・・・だってここエジプトで・・・」

頭の中がグルングルンに回る。すると目の前に警備員ではない空港職員が通った。最後のチャンスと思い俺はその係員を呼び止めた。

俺「あの、俺トルコに行きたいんです。なのに何で今エジプトに俺は居るんですか?」

係員「あ~ん?チケットとパスポートは?」

俺「さっき係員に渡しました」

係員「どの係員だ?」

俺「そんなの覚えてませんよ・・・。とにかく、なんで俺はここにいるんですか?」

係員「名前はなんだ?」

俺「ぷらぷらです。日本人です」

係員「ちょっと待ってろ」


15分後、あの係員が部屋に入ってきた。

係員「ぷらぷら?いるか?」

俺「はい!ここです」

係員「お前、確かにトルコ行きだな」

俺「ですよね?じゃあなんで?」

係員「お前、トランジットだよ」

俺「トランジット?」

係員「ああ。今から4時間後にまたフライトだ」

何を言っているか分からない。トランジットという言葉はここで始めて耳にした。係員が絵で説明してくれる。タイ→エジプト→トルコ。そしてエジプトの部分を指差し「NOW!」と言っている。そうか!乗り継ぎか!更に係員は続ける「4hours!」。4時間?あとここで4時間待つの?

俺「なんとなく分かったような・・・」

係員「じゃあな」

俺「ちょっと待って、また出発前に呼びにきてくれるの?」

係員「ペラペラペラペラ」

駄目だ。会話できない。とにかく俺は待ち続けた。複数名が部屋から出て行く度に俺は係員に「トルコ?イスタンブール?」と聞いた。何度目だっただろうか。係員が呼びに来、俺がまた聴きに行くと「YES」の言葉が返ってきた。やった。トルコだ。これでトルコに行ける。エジプトに到着して9時間後の話だった。タイを出国してから何時間経過したんだろう。時差があるので合計の時間が分からない。そもそも旅行代理店でチケットを買ったとき店員が何か説明していた。だが俺は全然理解出来なかった。エジプトというキーワードが出てきて、そこで「ノー!トルコ」と話した記憶もある。結局俺は日付と値段だけでタイからトルコまでの往復の航空券を買っていたのだ。激安だったその航空券が直行便だとは限らない。

係員に連れられて再び飛行機に乗り込む。パスポートにエジプトの判子は押されなかった。「ああ、ここでエジプトの判子押されてたらエジプトにも行った事にできたのになぁ」そんな考えが頭をよぎった。だがそんな心配も空しく俺は数ヵ月後強制的にここエジプトに来る羽目になる。


再び飛行機は飛び立った。

lDSC04154.jpg


そして数時間後俺はついにトルコはイスタンブール国際空港へと到着した。イミグレーションを通って外へ出る。だがどこに行ったらいいのか全く分からない。俺は1万円分の米ドルをトルコリラへ両替した。ツーリストインフォメーションで安宿を探す。俺のヘタクソな英語でもなんとか通じてくれた。

lDSC04155.jpg


空港から電車で安宿があるスルタンアフメット地区まで移動する。東南アジアから突然大都会に来た気分だ。周りにいるトルコ人は皆美人で、綺麗で、男性はハンサムで、背が小さく汚い格好をしている自分が情けなく思えた。ツーリストインフォメーションの女性に書いてもらったメモを見ながら電車に揺られた。その間またカナの事を考えた。もう少しで会える。まず安宿街に到着したら宿を見つけて荷物を置き、ネットカフェへ行こう。


lIMGP2639.jpg


電車を降りたその場所は、東南アジアの安宿街とは程遠い普通の街だった。ここに本当に俺が泊まれるような安宿はあるのか?俺は片っ端から宿を探した。しかしどの宿に聞いても値段は朝食付きで15~20ユーロ(当時ユーロは150円程度)、俺に払える金額ではなかった。俺の手持ちはたかが知れている。このペースで宿に泊まったら1ヶ月ともたないだろう。物価が高過ぎる。


lIMGP2637.jpg


高架橋の上で俺はたそがれた。

次に自分がしなければならない行動は分かっているのに、それが出来ない。汚いバックパックを背負って過ぎ去る車を眺めた。ボーっと先を眺めているとまだ顔を出していない宿の看板が見えた。駄目もとで行ってみるか。


lIMGP2646.jpg


lIMGP2647.jpg


混みあった地域を抜けて人通りの少ない場所へ歩く。街中を走るトラムの駅を一区間程歩いた頃、その宿は見えてきた。中に入って値段を聞く。

俺「あの、一泊いくらですか?」

宿主「10ドルか、8ユーロだよ」

安い!東南アジアに比べたら倍以上の値段だが憔悴しきっていた俺は早く荷物を降ろしたかった。それにネットカフェにも行きたかった。

俺「あの、泊めてください」

宿主「ああ、いいよ。日本人かい?」

俺「はい」

宿主「丁度今日本人が1人泊まっているよ」

俺「本当ですか?」

まさか・・・カナ?そんなわけないか。でもトルコの情報を何も持ってない俺には絶対頼りになるはずだ。情報誌を持っていたらコピーさせてもらおう。俺は宿の階段を上った。少し薄暗い、決してキレイだとは呼べないドミトリーの一室に彼はいた。Wさんというその男性はカメラマンで34歳だった。旅というより趣味でカメラ片手にお金を貯めては各国を歩いている人だった。

俺「あ、はじめまして」

W「こんにちは。珍しいね。こんな宿に日本人がくるなんて」

俺「そうなんですか?ちょっとワケあってトルコに来る予定はなかったんですが来ちゃったんです」

W「なんだそれ(笑)」

俺「あ、そうだ。ここの近くにネットカフェってありますか?」

W「カフェはないけど、ここの宿の1階でパソコン無料で使えるよ」

俺「本当ですか!?有り難うございます」

俺は部屋を飛び出した。受付のおっさんに話をしてパソコンを使わせてもらう。ドキドキして、希望に満ち溢れて俺はキーボードを叩く。IDとパスワードを入力しログインボタンを押す。画面が表示される時間さえももどかしい。でもきっとメールはきているはずだ。

画面が切り替わる。



受信メール(1)


カナだ!きっとカナだ!俺の心は躍った!急いでメールを開く。




















が、メールの送信者はメーラーダエモンさんだった。



一瞬鼻血が吹き出そうになった。今日、2度目の「何故こうなった!?」が今俺の身に起こった。仕方なくパソコンを閉じ、重い足取りで部屋へ戻る。

W「どうだった?」

俺「あ・・・いや・・・メールきてませんでした」

W「そっか。でもさ、この近くに凄く有名な日本人宿があるんだよ。そこに行ってみれば?大概日本人はそこに行くだろうから、もしかしたら会えるかもしれないよ?」

俺「はい」

俺は最後の力を振り絞ってその宿へ向かった。宿は意外な程近くにあった。中に入ると日本語の看板や日本語の本がたくさんあり、ロビーでは日本人の旅人が本を読んでいた。

俺「あ・・あの・・・?」

男「あ・・はい。宿泊希望?」

俺「あ・・・はい。空いてますか?」

男「残念だけど今満室なんだよ~」

俺「そっか・・・。仕方ないですね。そうだ!今ここにカナって女の人泊まってませんか?」

男「う~ん。全員の名前覚えてないから分からないけど女の人なら何人かいるよ。宿の台帳で見てみたら?」

俺「いいですか!?すいません!」

俺は台帳でカナの名前を探した。


ない・・・・。



ない・・・・・・。


違う・・・・。カナじゃない・・・・。




諦めかけたその時、俺はカナの名前を見つけた。
コメント
この記事へのコメント
なるほど。乗り継ぎだったのかw

続きがきになるな~
2010/05/24(月) 16:29:19 | URL | #-[ 編集]
きたー^^
おぉ早く続きが読みたい。
2010/05/24(月) 19:35:46 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
改めて考えてもすげえ状況でトルコの街うろついてたんだな・・・
どきどき・・
2010/05/24(月) 23:44:34 | URL | #-[ 編集]
ダエモンさんワロタwwww

確かにあれだね、アーリア人の血が濃い人種は美形が多いよね~。
インドから中東のさらに東部近辺、地中海東辺りとか。
エジプトは。まあwwww

俺は日本引きこもりだけどそう感じました。
2010/05/25(火) 11:11:36 | URL | #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/35-b73395c3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。