世界中をぷらぷらしてきた

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Mちゃんを後部座席に乗せて丘を下る。カメラのバッテリーは2つ持っているが1つは使い切ってしまったので残りは一つだ。ここから湖畔のポイントまでは車で30分といったところなので充電する時間はないと思って間違いはない。多めに持ってきていたホッカイロをカメラ下部のバッテリーカバーへ二重に張り付け、俺は車を飛ばした。丘を下り大きな通りを横切り側道へ入る。街の光は遠ざかり路面を照らす光は車のヘッドライトだけとなった。ミラーで走ってきた丘の方を見ると先程まで見えていたオーロラは山の陰になってしまい見えなくなっていた。

俺「ねぇ、Mちゃん?オーロラ山に隠れてるけど大丈夫なのこれ!?」

M「う~ん、一応ひらけてるポイントだから見れるとは思うんだけど」

俺「おし!信じるよ!」

Mちゃんの指示で車は側道から更に側道に入る。路面はアスファルトから舗装のされていない道に変わった。丘を出発して30分、車は土手へと到着した。

M「ここ!ここ曲がって」

俺「ここ?!これ川じゃないの?」

M「ううん、ここ湖なの。ずーっと奥まである大きな湖だから、この湖畔がポイントだよ」

俺「車で入れる?」

M「一番奥までは無理かもだけど、途中の広くなってる場所までなら行ったことあるよ」

俺「OK!じゃあ、とりあえずそこまで行ってみようか!」

土手を駆け上がりそして下ると目の前には巨大な湖が広がっていた。車はそのまま5分程走る。圧雪なのでタイヤがスタックしてしまわないように慎重に進むと開けた場所が現れた。

M「ここ!!」

俺「おっけ~!どれ、降りてみよっか」

車のエンジンを止め外へ出ると、完全な暗闇がそこには広がっていた。何の音もしないが空を見あると無数の星がそこには広がっており、実に吸い込まれてしまいそうな星空だった。流れ星の音が聞こえてきそうな空を眺めているとMちゃんが口を開いた。

M「あ!オーロラ!」

俺「!!!!」

星空に気を取られていてスッカリ忘れていた。

俺「どこどこ!?あ!!!」


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そこには今まで見た事のないオーロラが空に輝いていた。

俺「なんか小さいけどカーテンみたいになってる!」

M「うんうん!」

俺「結構近くない?なんか思ったより全然ショボいけど、遥か遠くの山の向うにあったやつじゃなくて、こうして目の前に出てくれたの見れて良かったよ」

M「あ!!あ!!!」

俺「おおお!」

それは一瞬の出来事だった。


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M「近付いてきてる!どうしよう!?どうしよう!?」

俺「おおお!」

M「ほら!!ほら!!!ウネウネしてる!もっとこっちにくるよ!!!」

俺「うおおおおおおお!!!!」

M「あ!!!ほら~!!ほらほら!!目でカーテン見えるよ!!!凄い!!!」

俺「カメラ!!!カメラ出さないと!」


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それからは至福の時間だった。俺のカメラ技術がなくて上手に撮影できなかったが、オーロラはやがて俺達の頭上へやってきて真上から降り注ぐ形となった。光のカーテンが見上げると頭上でうねっている。気温は既に氷点下二桁台に突入しているというのにテンションが上がり過ぎて寒さを感じない。それからオーロラが消えるまでの間、俺は空を見上げ続けた。まるで生きているようだったオーロラは次第に薄くなっていき、本当にいつの間にか消えていなくなった。そして空にはまた無数の星だけが光るようになっていた。

俺「Mちゃん~!!!」

M「うん!」

俺「ありがとおおお!!凄かったよー!!」

M「ね!!凄いよね!!!私もここに来て1番凄いオーロラだったよ!」

俺「うおおおおおお!!!オーロラ見たぞおおお!!!」

M「これね、多分ブレイクって言うんだよ」

俺「ブレイク?」

M「そう。オーロラにもレベルがあって、1~5まであるんだけど凄いオーロラをブレイクっていうの」

俺「へぇ~!じゃあ凄いの見れたってことだよね!?」

M「うん!勿論!あれ以上ってなかなか見れないよ!」

俺「やったああああああああ!!」

M「はぁ~、最初はちょっと面倒だったけど来て良かった~」

俺「ほんと有難うね~!あ!Mちゃん明日仕事なんだよね?送るよ」

M「うん!ありがと~!私も友達に自慢しよ~!」

それから俺はMちゃんを送り、宿へ戻ってきた。静かにドアを開けベッドへ戻ったが興奮のあまりに眠る事ができなかった。すぐさまカメラで撮影したオーロラを見たかったが、急にカメラを室内に持ち込むと結露で壊れてしまうので車の中へ置いたままだ。やっとだ。やっとここまできた。NYを出発して無謀とも思える旅が無事完結した瞬間だった。今まで色んな場所へ旅をしたけど、いつも旅の終わりは心残りばかりだった。「○○に行くんだった」「あの時ああしてれば・・」だけど今日は違った。ただただ満足だった。

目が覚めるとすっかり陽は昇っていた。あれだけ眠れなかったのに気がつくといつの間にか眠っていたようだ。今日はホワイトホースからバンクーバーまで戻らなくてはならない。飛行機の時間は夕方なのでそれまでに荷物をまとめて宿をチェックアウトし、レンタカーを返さなくてはならない。午後1時、俺は管理人にオーロラを無事にみることができたと伝え、宿をチェックアウトした。


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バックパックを助手席に放り投げ空港の目の前にあるレンタカー屋を目指す。ホワイトホース滞在の間ずっと一緒だった名前も分からないアメ車だが、いざ別れがくるとMさんと別れるより寂しかった。そういえばMさんは今頃何をしているのだろう。Mさんが帰国してからすぐオーロラを見れたと言ったら怒るのだろうか。フライトの3時間前に空港へ到着し、荷物を預ける。何もない空港なので何もすることがない。


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もう来ることはないだろう。誰もいないレストランで少し遅めの昼食を食べながら、凍てついた滑走路を眺め今回の旅を振り返る。遠かった。NYからただただ遠かった。だけどそのせいか達成感はあった。俺はこれからも旅を続けられるのだろうか。思い返せばタイからはじまった俺の一人旅。何も考えないで思うがまま行動した結果縦断することになった中東。あの頃から比べると少しは成長したのだろうか。

そんな事を考えつつ過ごし、俺は再びバンクーバーへ向かった。
コメント
この記事へのコメント
おー!
すごく綺麗ですね!
2013/07/12(金) 12:05:51 | URL | あんぱん #-[ 編集]
写真の上手くなさ具合に、逆に臨場感を感じる。
ぶわわーって。すごいね。
2013/07/12(金) 22:15:20 | URL | #-[ 編集]
ぷらぷらのくせして感動させやがってwwwwww
おめでとう。マジでおめでとう。
2013/07/13(土) 11:19:14 | URL | #-[ 編集]
最後はめちゃくちゃついているなぷらぷら
2013/07/13(土) 20:42:35 | URL | #-[ 編集]
マジ感動モノです!良かったですね、
あんな綺麗なオーロラ見れて^^ また旅行って下さい
いくつになったって行こうと思えば行けます^^
2013/07/17(水) 00:32:24 | URL | doragon #-[ 編集]
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