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あれから数日、毎晩のように丘へ向かったがオーロラは一向に現れなかった。インターネットでイエローナイフのオーロラカレンダーを見ると毎晩のように観測されていたので俺はとにかく悔しかった。日本を離れこんな辺鄙な場所まではるばるやってきたのにオーロラが見れたのは1度だけ。その1度も頭上に降り注ぐようなオーロラではなく、肉眼では確認できずカメラを通してやっと写るようなものだったからだ。


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この日、いつものように宿の近くにある店に行きトーストを食べ酒屋に行ってまた数日分の酒を購入する。オーロラは粘りと根気が必要だとは聞いていたが昼間何もしないで宿にいるのも飽き飽きしていた。かといってホワイトホースのような小さな町には他に何か見るところなどないし、外は寒くて長時間歩く気にもならない。どんよりと曇った空を見上げながらコップにジンを注ぎチビチビ飲みながらため息を吐いた。その時だった。

「すいません、ビーズニーズってここですか?

俺「え!?日本語!?はい!ここです!どこから来たんですか?」

「バンクーバーから飛行機乗り継いでやっと到着しました。オーロラ鑑賞ですよね?」

俺「はい!」

「どうですか?見れました?」

俺「うーん、それが初日にちょっと見えたんですがその後は1回も・・・」

「そうかぁ。よいしょ、とりあえずチェックインしないと」

彼の名前はMさん、日本からやってきたオーロラ目当てのバックパッカーであった。偶然同じ部屋のドミトリーになったのでMさんと酒を飲みながら話をすることにした。

M「へぇ~。NYから!?」

俺「そうなんですよ。それなのに全然見れないし・・・イエローナイフなら毎晩出てるらしいんですけどねぇ」

M「あーやっぱりイエローナイフが正解なのかなぁ」

俺「ここでも見れると思ったんですけどね~」

M「あー、それとここ何か観光するところありますっけ?」

俺「あったら昼間っから酒飲んでないですよ~」

M「そっかぁ。そうだ、どこかいいツアー会社知ってます?」

俺「ああ、ツアーだったら必要ないですよ。歩いて行ける所にオーロラ見える丘あるんです」

M「へぇ~」

俺「今晩一緒に行ってみませんか?」

M「どうしよっかなぁ。俺滞在4日だけだから後悔したくないんだよねぇ」

俺「大丈夫ですって!もし駄目っぽかったら明日ツアー予約してみたらいいんじゃないですか?ほら、今日は日本から来たばっかりで疲れてるでしょうし」

M「それもそっかぁ。うん、そうしよう。何時頃行くの?」

俺「晴れてたら適当ですけど10時位ですかね?」

M「OK、じゃあ飲もうか」

それから俺達はくだらない話をしながら酒を飲み続けた。時差の関係かMさんは少しすると眠るとドミトリーへ戻っていったが俺は寝過ぎて全然眠れなく、また1人で暇を持て余していた。何度目になるか分からない情報ノートに貼ってあるツアー会社などのパンフレットを見ていた時だった。


俺に何かが舞い降りた


俺「レンタカー借りればいいじゃん・・・」

ツアーと言っても車でオーロラの見えるところまで走ってそこで見るのだろう。雪道の運転などが危ないからツアーに参加するのだろうけれど、俺は雪国生まれである。雪道の運転は問題ない。それに車を借りれば郊外の街の光すら見えない山の中まで行けるのではなかろうか?!俺はドミトリーへ向かった。

俺「Mさん、起きて!Mさん!」

M「ん~。なんだよ?」

俺「あの、俺思いついたんですけどレンタカー借りません?」

M「レンタカー?」

俺「はい。車があれば移動も楽だし寒い中外で待つこともないと思うんですよ!ツアーに参加するより全然安いし、それに昼間も移動できるじゃないですか!借りましょう!いいですよね!?」

M「いいですよねって運転どうするの?」

俺「俺がしますよ!東北生まれなので雪道はバチコイです!」

M「マジで?」

俺「よし!決まりですね!俺管理人にレンタカーの店聞いてきます!」

M「おい!決まってねーよ!おい!!」

俺は階段を駆け上がり管理人室へ走った。

俺「あの、レンタカー借りたいんだけどこの辺どこにあるの?」

管「レンタカー?あなた免許あるの?」

俺「勿論!」

管「必要ならオフィスからここまで迎えにきてくれるわよ。呼ぶ?」

俺「呼ぶ呼ぶ!お願いします」

管「分かったわ。呼んでおくからちょっと待ってね。20分位でくると思うわ。それより雪道は危ないから気をつけないと駄目よ」

俺「うん、ありがとー!Mさあああああああん!!」

少々強引だったがレンタカーを借りる事にMさんは納得してくれた。管理人が呼んでくれたレンタカー会社の車に乗りオフィスへ向かう。車が手に入ると思うと俺のテンションは上がりまくった。

レンタカー会社「えーっと、どのタイプがいいの?」

俺「悪路を走れるやつでお願いします!」

M「悪路とか行かないから。普通のでいいよ」

俺「じゃあ普通ので」

レ「日数は?」

俺「んじゃ1週間で」

M「おいおい!俺4日しかいねーよ。それにツアーはどうするんだよ」

俺「Mさん、ここで出会ったのも何かの縁。ツアーはキッパリ諦めましょう」

M「なに勝手に決めてんだよ」

俺「兄ちゃん、一週間でよろしく」

M「マジで言ってるの?マジ?」

俺「兄ちゃん、地図ある?」

レ「これで良ければ」

俺「いーね!んで、どこがオーロラ見るのに適してるの?てかツアー会社が行くポイントってどこ?」

レ「ポイントは知らないけどツアー会社は各々独自の見る私有地があるからそこだぞ。一般車両は入れないよ」

俺「は?」

M「ほらほら、兄ちゃんキャンセルね」

俺「いやいやいや!だって私有地だって一歩外に出れば見えますよね?そこでいいじゃないですか」

M「俺は後悔したくないんだよ~」

俺「兄ちゃん、MさんもOKしてくれたので一週間でよろしく」

レ「あいよ」

M「はぁ・・・・」


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車を借りた俺等はまず酒屋へ向かった。今日買った量だと2人で飲むには少な過ぎる。てか考えてみると思いっきり飲酒運転だな俺。

俺「Mさん、とりあえず宿に戻って夜に備えましょうか!」

M「これ俺も割り勘なの?」

俺「当然じゃないですか~!なに言ってるんですか~」

M「はぁ・・」

その後、俺達は宿に戻り再び飲む事にした。携帯でホワイトホースのオーロラ鑑賞ポイントを探したり、管理人に地図に印をつけてもらって何か所かオーロラを見るのに適したポイントを教えて貰った。そして・・・・。


俺「Mさん、そろそろ行きましょうか!」

M「あー眠い。今何時?」

俺「深夜12時半を回ったところです!」

M「あれ!?そんな寝ちゃった?」

俺「疲れてたんでしょうね!さぁ、行きますよ!」

M「分かったよ。なんか最初乗り気じゃなかったけどなんかワクワクするな!」

俺「ですよね!1人よりも2人、2人よりも3人!楽しみは分かち合わないと!」

M「よーし、カメラも持ったし行こうか!

深夜静まり返った宿で息を殺して外へ出る。一瞬で耳が千切れそうになるくらい寒いが空を見上げると満点の星空がそこには広がっていた。

俺「おお!快晴じゃないですか!」

M「見れるの?これ見れる感じ?」

俺「それは行ってみないと分かりません!まずは俺がオススメするポイントへ参りましょう。うおっスゲー滑る!」

M「マジで運転気をつけてくれよ・・・」


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気温氷点下18度。車を停めて三脚を組み立てカメラを取り付ける。Mさんのテンションは高かった。この寒さにもめげずテキパキと組み立てていく。そんな中俺のテンションは下がっていた。どう見たって昨日までの何も写らない空と一緒なのだ。Mさんが俺に言う。

M「ねぇ、どの方向!?あっち?それともこっち!?」

俺「残念ながらどちらでもありませぬ」

M「は?」

俺「いやですね、どちらに向けても写りません」

M「何言っちゃってんの?」

俺「しいて言うなら北なのであっちですね」

M「おーっしどれどれ~!」


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何も写らなかった。
コメント
この記事へのコメント
Mさん可哀想www

海外の免許書もってたっけ?
2013/06/13(木) 19:09:02 | URL | #-[ 編集]
最後の写真左真ん中あたりに写ってるのはオーロラじゃないの??
2013/06/13(木) 19:23:21 | URL | #-[ 編集]
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