世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg


窓の外は真っ暗だった。いつの間にか眠ってしまったようだ。もしかしたらオーロラが見えるかもしれないと胸を膨らませてカーテンを開けてみたが、そこに見えるのは街頭の灯りだけであった。どれだけ寒いのか恐る恐る窓を開けてみたが想像していたよりもずっと暖かかった。これは外に出ても平気なのではなかろうか?外を眺めると目の前にレストランが見える。せっかく夕飯にと食べるものを調達してきたが、目が覚めてしまった以上また眠るわけにもいかない。オーロラは突然現れて突然消えるとよく聞くので、見えたときにいつ外に飛び出してもいいようにダウンジャケットとカメラをリュックに詰め込んで俺は部屋を出た。


lxvDSC03496.jpg


ほとんど人がいない店のカウンターに腰掛けてビールを注文し、チラチラと外を眺めるもオーロラが出る気配はない。空は昼間とは違って雲がなくなり星は見えている。オーロラ鑑賞にはなかなかいい条件なのではなかろうか。店内を見渡しても日本人の姿が見えないことを考えると恐らくツアーに行っているのだろう。考えてみるとわざわざ遥か日本からやってきてオーロラ鑑賞をしに行かずにバーでビールを飲んでいる奴なんぞ俺くらいである。もしかしたら俺が今こうして2杯目のジョッキを空にしている間にもどこからオーロラが現れて歓声があがっているかもしれない。そんな事を考えたらどうにかして俺もオーロラを見に行きたくなってしまった。しかしどこで見ればいいのか分からない。とりあえず俺は店員さんに聞いてみることにした。


俺「すいません」

店「おかわり?」

俺「いえ、オーロラなんだけど今日見えるかな?」

店「オーロラ?うーん。どうかしらね」

俺「ここからでも見えるもんなの?」

店「見える時もあるけれど、相当強いオーロラじゃないと街中では無理よ?」

俺「ああ、やっぱそうなんだ。じゃあどこで見れるの?」

店「私は詳しくは分からないけどツアーとかに参加するんじゃないかしら?」

俺「ツアーかぁ」


やはりここは650ドル支払ってツアーに参加するのが得策なのだろうか。結局この日、俺はオーロラを見に行くのを諦めて部屋に戻ることにした。明日ビーズニーズバックパッカーズという宿に移動すれば日本人がいるかもしれないし、もしかしたら情報ノートがあるかもしれない。部屋に戻ると俺は明日以降にオーロラ遭遇の期待を込めて眠りについた。

そして翌日。


lxvDSC03571.jpg


早々にホテルをチェックアウトすると俺は外へ出た。昨晩とは違って雪が降っている。もし1日中こんな天気だったらオーロラどころの話ではない。地図を頼りにビーズニーズを探すとすぐ見つけることが出来た。1泊30ドルのドミトリーだがホテルのような清潔感と一般家庭のような居心地のよさに即チェックインすることにした。ベッドに荷物を置いてオーナーに話を聞くと情報ノートがあるらしい。見てみるとツアーに参加しなくても頑張って歩けば見れるポイントがあるらしい。中にはそこでとんでもないオーロラが見れたとも書いてある。どうやら自力での鑑賞も可能なようだ。俺のテンションは一気に上がった。しかしオーロラ鑑賞をする場合とにかく昼間が暇になる。夜通し起きているので昼寝しておかなくてはならないのだが、さぁ寝ましょうといって簡単に眠れるわけではない。しかし眠らないと夜中に辛い。だが頑張って眠れてもいざ夜中に外に出たら曇っていたという話はよくあるらしいし、晴れ渡っていたとしてもそこにオーロラがあるとは限らない。

しかし考えても考えるだけ無駄である。目的がオーロラなのだから見れても見れなくても夜に備えるしかないだろう。酒だ!ここは酒である!何もすることが無いとなったら昼間から飲めばいい。幸いにもここビーズニーズもwi-fiの環境は整っているので暇つぶしはなんでもできるだろう。オーナーに酒屋の場所を聞くと30分位歩かなくてはならないそうだが昼間のホワイトホースを歩くのもいいだろう。地図に印をつけてもらい俺は外へ出た。昼間のホワイトホースはそこまで寒くはない。もしかしたら地元東北のほうが寒いのではなかろうか?どうにか酒屋へ辿り着いた俺は数日分の酒を購入し、また宿へ戻ることにした。


lxvDSC03575.jpg


これだけあれば数日は大丈夫だろう。あとは夜をただひたすら祈りながら待つだけだ。

そしてスッカリ陽も沈んだ午後10時。俺はむくりとベッドから起き上がった。ダウンジャケットを着込んで外を見ると雲はない。予定通りである。あとはオーロラさえ出ていれば見えるのだろう。俺は懐中電灯を握り締め、カメラなどの機材をリュックに詰め込んで情報ノートに書いてある丘を目指した。


lxvDSC03513.jpg


町を出て街灯が無くなった住宅街を抜け、更に横道に入って坂を登る。ここで突然懐中電灯が故障したら完全に遭難する自信さえある。そんな真っ暗闇のなか丘の上へ登るとそこには一面の星空が広がっていた。懐中電灯を咥えてリュックの中からカメラを取り出し三脚を設置する。そして遠くに向かってカメラを設置し30秒間シャッターを開いてみる。


lxvDSC03515.jpg


ん!?


なんか下の方が緑になってないか?

寒さも忘れて夢中でシャッターをきる。

やはり緑がかっているものが写っている。間違いない。オーロラだ。肉眼で見ると何も見えないがカメラのレンズを通すことでどうにか写るようだ。相当ショボいのだろうが俺にとって記念すべき初オーロラだ。ここで数日粘ればきっといい結果が残るだろう。この日、俺は2時間程カメラのバッテリーがなくなるまでシャッターを押し続けた。結局同じような写真ばかりになってしまったがオーロラは見えるという事実がわかっただけでも満足だった。宿に戻りベッドに横になると興奮して眠れなかった。たった少しの時間だったがオーロラを見ることができたのだ。それだけで俺は満足だった。写真からすると遥か遠くに写っていたのでツアーに参加したところで見えたオーロラは同じだろう。そう考えると別に無理してツアーに参加することなどないのではなかろうか?650ドルも支払うなら、その金で入れるだけここにいてオーロラを探した方がいいのではなかろうか?

こうして俺はツアーに参加せず自力でオーロラを見るという無茶な選択をしたのであった。そして犠牲者も現れるのであった。
コメント
この記事へのコメント
宿主が見つかったのか?
2013/06/13(木) 19:03:33 | URL | #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/260-2e6c7a3e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。