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バンフ発朝6時過ぎのバスに揺られ俺はひっそりと町を出た。見送る人が誰も居なければ乗客も俺1人しかいないという寂しいものだったが、少しずつオーロラに近付いていると思えばそれもそう寂しくはなかった。グレイハウンドのバス車内でwi-fiを使ってバンクーバーの宿を探す。地球の歩き方と照らし合わせて安い宿の名前を次々に打ち込んでいくと「CAMBIE HOSTEL」という宿がどうやら手頃なようだ。しかし地球の歩き方の地図には珍しく、近くのチャイナタウン付近は治安が非常に悪いので近付くべからずと書いてある。しかしこのCAMBIE HOSTEL、このチャイナタウンと1ブロックしか離れていないのだが大丈夫なのだろうか。バスの予定によると夜8時頃にバンクーバーに到着する予定である。バンクーバーと言えばカナダを代表するオリンピックも開催された大都市だ。夜の8時位で一人歩き出来ないような場所はそうはないだろう。しかしもしもの時を考え、もう1、2つ宿をピックアップし、地図に目印をつけて俺は目を瞑った。

寝てしまおうと思っていたが先程起きたばかりで全然眠くない。朝食にとバスディーポまで歩く途中にあったガソリンスタンド脇のコンビニで買っておいたパサパサのサンドウィッチを食べながら変わり映えしない雪景色を眺め、俺は退屈な時間を過ごした。それこそ山を越え、谷を越え、小さな町をいくつも抜け、数度の休憩を挟んでやっとの思いでバンクーバーの町に到着したのは予定時間より2時間も早い夜の6時だった。途中から乗ってきた人に紛れて外へ出るとバンフとは違い気温はそう寒くはなかった。むしろダウンジャケットを着ているのが不自然な位だ。俺はダウンジャケットを脱ぎ、バックパックに詰め込むとまずは何か目印になるような建物を探して大都会バンクーバーの町中を歩いた。


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雪ではなく小雨の降る中雨具など持っていない俺は濡れながら宿を探した。しかしいくら探せど目当ての宿は見えてこない。このまま時間ばかりが過ぎれば治安が悪いと言われている地区へはますます近付き辛いと俺は通行人に声をかけた。

俺「あのすいません、ギャスタウンってどこですか?」

男「ギャスタウン?ああ、ここから3ブロック程歩いたところだよ」

俺「お、結構近いのね。ところで治安って悪いの?デンジャー?」

男「そんなことないさ。大丈夫だと思うけど路地には入らないようにしな」

俺「OK、有難う」

偶然にもそれほど離れていない場所にいた俺は人通りが多い大通りを歩いて宿の方へ向かった。途中、ギャスタウン名物の蒸気時計を見つけ、それを目印にホテルへ向かうと思いの外簡単にホテルへ辿りつくことができた。受付のピアスだらけの姉ちゃんに1番安い部屋に泊まりたいと伝えるとセキュリティカードと2つの鍵を渡され、俺は部屋へ向かった。やはりどうにも治安がよろしくないらしい。ホテルへ入る時に使う鍵、部屋への階段を上る為の鍵、部屋のある階へ入る為のカードキー、そして部屋の鍵、そんなに治安が悪いのだろうか。どんな宿泊客がいるのかと緊張しながら部屋に入ると2段ベッドが10個程置かれている大きなドミトリーだった。中を見渡すと2~3人分の荷物が置いてあるが人の姿は見えない。比較的居心地の良さそうな窓側のベッドを確保し、ゴロンと横になる。服が雨に濡れ冷たいが動く気になれない。「ふ~」と大きく息を吐き、これからどうしようか考えていると突然声がした。

男「やぁ」

ビクッとして真っ暗な奥の部屋を見るとパンツ一丁のマッチョな男がこちらを見ていた。

俺「あ・・・どうも」

慌てて挨拶をする。

男「どこから来たんだ?」

俺「バンフって所なんだけど」

男「バンフ・・・?ちょっと分からないな」

俺「ロッキー山脈の麓の町だよ」

男「おおそうか。何人だ?」

俺「日本人。そっちは?」

男「俺はイスラエルだよ」

俺「イスラエル!俺行った事あるよ」

男「へぇ~」

興味がないらしい。

俺「あ~、ところでこの辺って治安悪いの?」

男「いや?別に普通だぞ」

俺「お腹すいたんだけどこの辺散策してもじゃあ大丈夫かな」

男「この辺はあんまり店がないからなぁ。ああ、入口にパブあったろ?」

そういえば受付の後方にバーっぽいのがあった気がする。

男「そこにいけばいいんじゃないか?外は雨だし」

そう言えば雨が降っていたんだっけ。

俺「うん。そうする。有難う!」

どうにも空気が重い。会話の続かない相手と二人きりで過ごす事ほど憂鬱な時間はない。服が濡れていたので先にシャワーでも浴びて着替えてから飲みに行きたかったがここは先に飲んで寝る前にシャワーを浴びればいいだろう。「行ってくるね」と俺は男に言うと、とりあえず貴重品だけ小さなリュックに詰め込んでパブへ向かった。


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外から眺めると入り辛そうな雰囲気の店だったが中に入るとそうでもなかった。俺はビールと適当なツマミを注文すると特に興味もないカナダのサッカーの試合を流しているモニター眺めていた。ビールを2杯、3杯と飲んで店員に「煙草吸ってもいい?」と聞くと「外で吸え」との事なので外へ出る。もすすっかり真っ暗になった町中の濡れたアスファルトにパブのネオンが反射している。考えてみると今日煙草吸うの初めてだなぁ。そんな事を考えながら煙草に火をつけると突然おっさんから声をかけられた。

お「おい」

俺「へ?」

お「ほら」

俺「え?」

お「なんだ違うのか?」

俺「は?」

お「なんだよ・・・」

意味が分からない。おっさんは逃げるように車の中へ戻っていった。煙草を吸い終えるまで不思議に眺めていると通行人に何かを渡し、お金を受け取っている。どうやらここはマリファナの受け渡しポイントになっているようだ。面倒に巻き込まれる前に戻ろうと再びパブに戻った俺は残りのビールを飲み干し、部屋へ戻る事にした。部屋に戻ると先程の男性の姿はなく、俺1人だった。荷物の奥から着替えの下着とタオルを取り出すとシャワールームへ向かった。シャワールームは随分ボロボロでトイレと一緒になっていた。申し訳程度に水とお湯を出す取っ手がついているがお湯をひねっても温かいとはお世辞にも言えない水が出てくる。更衣室がないので目の前で既にスッポンポンの俺は我慢して水シャワーを浴びることにした。

シャ~・・・・・。

無理無理無理無理!!!

真水じゃねーかよ。2秒程でシャワールームから飛び出した俺はこのボックスが壊れているのではないかと隣のボックスで試してみたが同じく水しかでない。ガチガチに震えながら更に隣のボックスのお湯の取ってを全開に捻ると水が勢いよく噴き出した。周囲が水浸しになる。そこに欧米さんがやってきた。


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男「うわっ。お前何してるんだ?」

俺「水が・・水しか出なくて」

男「お前ここのボイラーつけてねーじゃん」

俺「ボ・・・ボイラー・・・?」

男「うおっ!!お前床もビッシャビシャかよ!拭けよちゃんと!」

俺「はい・・・」


こうして俺は体を拭くはずだったタオルで床を拭き、宿にやってくる時に雨に濡れた数倍ズブ濡れになりドミトリーへ戻った。そして風邪をひいた。
コメント
この記事へのコメント
は、はやく仲間を(;´Д`)
2013/05/21(火) 16:05:28 | URL | りょこ #-[ 編集]
風邪ひいたかwww

俺はドミで気まずくなるのが嫌で泊まった事ないな
英語話せないし
2013/05/21(火) 16:20:27 | URL | #-[ 編集]
中華街とガスタウンの境は麻薬中毒者の溜まり場だからね。何も悪い事が起こらなくて良かった。ダウンタウンの西、いわゆる海側を見てもらいたかったなー。風邪だったからしょうがないか。
2013/06/02(日) 07:05:32 | URL | ダイ バンクーバー在住 #-[ 編集]
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