世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg


宿スタッフ「ちょっと・・?ねぇ?」

俺「うーん」

宿「ねぇ!起きなさいよ」

俺「・・・・?」

宿「あなたツアーに申し込んだ?受付にドライバーが迎えに来てるけど」

俺「はっ!!!」

時計を見ると5時を10分過ぎている。確か待ち合わせ時間は・・5時だから・・・え~っと。急いで起きなければ!

宿「まったく・・・寝てるこっちの身にもなってよね」

フラフラになりながらベットから飛び降り、他の宿泊客の迷惑も考えずバックパックからガサゴソと荷物を引っ張り出す。誰かの荷物につまづきながら部屋を出ようとすると「行ってらっしゃい」の声の代わりに舌打ちが聞こえた。皆さん今日も僕は平常運転です。受付前でスタッフの姉ちゃんに挨拶をするもチラりと目を合わされただけで俺は1人空しく宿の外へと出た。何度あるのだろう。相当に寒い。

宿前に待機していてくれたツアーガイドに謝って車へと乗り込むと薄明かりの中、車は走り出した。考えてみると1人でツアーに参加した事は何回かあるがツアー客が俺1人というのは初めての経験である。考えようによってはこれは贅沢なツアーなのではなかろうか?特にガイドと会話も弾まないのでぼーっと助手席に座っていると俺はまたいつの間にか眠ってしまっていた。

ガイド「起きろ!着いたぞ」

俺「・・・。う~ん」

ガイドに起こされるとどこか郊外の駐車場に俺は居た。外はすっかり陽も昇って明るくなっている。

俺「着いたの?俺どの位寝てた?」

ガ「1時間半くらいかな。今日1日ガイドさせてもらうジョイスだ。よろしくな」

俺「ぷらぷらです。よろしくね」

ガ「えーっと、とりあえずジョンストン渓谷に到着したからトレッキングからはじめようか」

俺「へ?」

ガ「今日は1日バンフ近郊からレイクルイーズまで足を延ばすからまだ体力のある午前中にキツいとこは行こうと思ってね」

俺「はぁ」

えーと俺寝起きなんですけど・・・。

ガ「じゃあスノーブーツに履き替えて」

俺「え?」

ガ「え?スノーブーツだよ。持ってきてないの?」

俺「うん」

ガ「なんで?!」

俺「え?!」

ガ「荷物は何を持ってきたの?」

俺「え・・財布とカメラだけど」

ガ「君は山をナメてないかい?今日は大自然の中を歩くんだよ?」

俺「はぁ・・・頑張るよ」

ガ「まぁいい・・・滑らないように気をつけてな。じゃあいくぞ!」


lxvDSC04136.jpg


こうして非常に長い1日がスタートしたのであった。

俺「はぁ・・はぁ・・・ちょっとストップ」

ガ「どうした?」

俺「いや、どうもこうもねーよ!寝起きで雪山なんか歩けっかよ」

ガ「あと30分も歩けば目的の滝だから頑張れ」

俺「30分とか無理無理!ちょっと休憩しようよ」

ガ「なんだだらしないなぁ」

俺「あのさ、俺べつにトレッキングとかしたくないのよ。コロンビア大氷原ってとこに行ければそれでいいから。ね?引き返してそこいかない?」

ガ「コロンビア大氷原は無理だぞ」

俺「は!?」

ガ「冬季は入れないんだ」

俺「マジで言ってんの?」

ガ「ああ。死ぬぞあんな所行ったら」

俺「・・・・。で、じゃあここは何があるの?」

ガ「滝だ。凍った滝が見れるんだ」

俺「はぁ・・はぁ・・・んなの見なくていいんだけど・・はぁ・・・」

ガ「文句言わないで頑張れ。ほら、見えてきたぞ」

俺「はぁ・・はぁ・・」


lxvDSC04155.jpg


ガ「どうだ!?凄いだろ!?」

俺「はぁ・・・はぁ・・うん。さぁ帰ろう」

ガ「張り合いない奴だなお前・・・」

寝起きで往復1時間半程歩いてフラフラになりながら車へ戻る。

ガ「よし、次はキャッスルマウンテンに行こう」

俺「なにそれ・・・」

ガ「山さ!ロッキー山脈を代表する山なんだ。城のように見えることからキャッスルマウンテンさ」

俺「歩くの・・・?」

ガ「歩かないのか?」

俺「うん。車の中から見よう。それでいいよ」

ガ「お前マジでやる気ねーのな」

「よーし!次はクロウフット氷河だぞ!」「車から・・」

「ボウ湖に着いたぞ!」「写真撮って帰ろう」

「ペイトー湖だぞ!ほら起きろ!」「見た見た。次いこ」

ガ「おい!!!お前なんだ!何しにツアーに来たんだ!」

俺「おお怒るなって!だって寒いじゃん!」

ガ「冬のカナダのロッキーなんだ、寒いのは当たり前だ!」

ごもっともである。

俺「ほら、なんかもっとこう・・・凄いのないの?」

ガ「これ以上お前に言っても無駄なようだな。凄いかは知らんがこれから行くのはバーミリオンレイクって場所とレイクルイーズだ。バーミリオンレイクは凍った湖の上を歩けるんだが、歩く気がないなら国道沿いから眺めるだけにするがどうする?」

俺「あーじゃあ歩いてみよっか」

ガ「よしよし!じゃあいくぞ!」


lxvDSC04173.jpg


俺「はー。しかし動物とかも全然いないんだね」

ガ「そりゃ冬眠中だからな」

俺「ねぇ?やっぱ冬にくる人って少ないの?」

ガ「いや、それなりにバンフはスキー客とかが多いからなぁ。でもお前みたいにツアーに参加したいって奴は稀だな」

俺「そりゃ参加人数俺だけだもんね」

ガ「そういうことだ」

俺「俺さ、オーロラが見たくてカナダまで来たんだよね」

ガ「オーロラ?」

俺「うん。オーロラ。イエローナイフとかフェアバンクスでさ」

ガ「ああ、ノーザンライツか」

俺「そうそう」

ガ「日本人は不思議だよな」

俺「不思議?」

ガ「ああ、オーロラなんか俺等にとっては別に珍しくもなんともないからな。それに大金かけてこんな寒い場所までくるなんて信じられないんだよ」

俺「そんなもんかなぁ。キレイじゃん」

ガ「こっちに住んでればなんとも思わないさ」

俺「そう・・??まぁオーロラは憧れだからなぁ」

ガ「俺は見た事ないが見たいとも思わないな」

俺「見たことねーのかよ」

ガ「見たくないんだ。見に行く必要なんかないだろう。それよりこのバンフの大自然の方が素晴らしいさ。ほら、着いたぞ」


lxvDSC04175.jpg


lxvDSC04203.jpg


lxvDSC04197.jpg


ガ「よし、これで一通り観光も終わりだがお前のやる気の無さのおかげで3時間も早く終わっちまった。このまま帰ったら怒られちまうから特別にいいとこに連れてってやろう」

俺「マジ?いいとこ!?」

ガ「ああ!宿からそう遠くもないしリラックスできる場所だから安心しろ」

俺「いいねいいね!」

それから俺はガイドにオーロラの話を聞いたり、ここバンフからバンクーバーまでの行き方などを教えて貰いながらバンフの町まで戻ってきた。車はそのまま町を抜け、見覚えのある坂道を登っていく。嫌な予感がする。


lxvDSC04043.jpg


ガ「着いたぞ!ホットスプリングスだ!海パンはレンタルしてくれるからリラックスしてこい!」

俺「ノーノーノー!ここ昨日来たから」

ガ「は?お前もう来てたのか?」

俺「来たよ。カップルだらけで最悪の場所だったわ」

ガ「マジかよ。じゃあ特別にシークレットポイントまで連れていくから車に乗れ」


lxvDSC04227.jpg

ガ「よーし着いたぞ!綺麗だろう!」

俺「え?!何が!?」

ガ「ほら、あそこに見えるのがホットスプリングスだ」

俺「そりゃ分かるよ」

ガ「え・・・!?キレイじゃないか?」

俺「えっ!?」

ガ「よし・・もういい帰ろう。俺が悪かった」

俺「いや俺こそ・・・」


相当に空回りしたバンフツアー。結局その後バンフの町では何もすることがなく、毎日町中をフラフラ歩いたりホッケーやっている子供を眺めたりして5日間を過ごした。そして6日目の朝、再びグレイハウンドでカルガリーまで戻った俺はその足でバンクーバーまでのチケットを購入し、実に20時間以上バスに揺られることになったのであった。
コメント
この記事へのコメント
むしろ1人参加で他の客に迷惑かけなくてよかったなwww
2013/05/17(金) 13:29:19 | URL | #-[ 編集]
↑おおお!確かに!!的確なコメントですね☆
2013/05/20(月) 15:50:02 | URL | りょこ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/256-64bb1cbc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。