世界中をぷらぷらしてきた

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コロンビア大氷原。総面積325k㎡にも及ぶ超巨大氷河。ここが俺を呼んでいる。

しかし地球の歩き方に載っているツアー会社の広告は電話番号は書いてあれど住所が書いていない。何回か町中を歩いたが土産屋やレストランが並んでいるだけどツアー会社の看板は見当たらなかった。仕方がないので午前中に行った両替屋で電話をしてもらうという無茶苦茶な作戦に俺は出た。

俺「あの・・・」

店員「あらさっきの。どうしたの?」

俺「このツアー会社探してるんですけど分かりませんか?」

店「・・・?うーん、これだけじゃ分からないわね。住所分からないの?」

俺「それが住所載ってないんですよ。電話番号ならあるんだけど」

店「じゃあ電話してあげるわ」

俺「有難うございます!!」

さすがカナダ人、優しいにもほどがあるぜ。仮にもしここがインドであったら電話代金の10倍の値段はふっかけられるであろうし、エジプトであったならば電話代金の他にラクダの餌代まで請求されるであろう。俺は心より感謝しつつ電話の終わるのを待った。

店「うーん、誰も出ないわね。休みなんじゃないかしら?ほら冬季だし」

俺「冬季だとやってないの?」

店「冬は休むツアー会社も結構多いのよ。行ける場所も限られてくるしね」

俺「そうなんだ。うーん。どこかやってるツアー会社って知りませんか?」

店「私は分からないけど、向かいの店に日本人の店員さんがいるから聞いてみるといいわよ」

俺「日本人!?行ってきます!」

向かいの店は土産物屋らしくツノヘラジカのぬいぐるみやメープルシロップが売られていた。

俺「あの・・・日本人の方が居ると聞いてきたんですけど」

店員「ああ、いるよ。ちょっと待ってね。おーい」

日本人「はい?」

俺「あの、俺日本から来たんですけどどこかこの時期でもやっているツアー会社ご存じないですか?」

日「う~ん。ほとんど冬季は休みだからねぇ。えーと私が知ってる限りだとここのビルの3階と、ここかな」

俺「有難うございます!行ってきます!」

俺は地図に書いて貰った場所へ向かうことにした。しかし小さい町とはいえ端から端まで何回も往復をするとさすがに疲れるものがある。1軒目、教えられた場所へ行くと中は店員1人でガランとした感じであった。

俺「すいません、ここツアー会社ですか?」

店「そうよ」

俺「やった!あの、バンフ近辺のツアーに参加したいんですけど」

店「ツアー?予約は?」

俺「いや予約とか何もしてないです」

店「あなた1人?」

俺「はい」

店「うちは最低2人からのツアーなのよ。だから1人じゃ無理ね」

俺「俺1人だけなんですか?他に人いないの?」

店「この時期だしね。冬はスキーがメインよ。次のツアー開催日は・・・8日後ね」

俺「マジかよ・・・」

これは思ったよりもまずいぞ。しかしよく考えてみると地球の歩き方に載っている写真も夏のものばかりだ。冬は寒いしあまり観光客がいないのも納得できる。特に観光もできないで宿でゴロゴロ過ごす位ならもう次の町へ向かってしまおうか。いやいや、とりあえずもう1軒のツアー会社に向かってみよう。


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やっとの思いで見つけたもう1つのツアー会社も同じく参加人数が少ないので今のところ開催はしない模様。ガックリと肩を落として店を出ようとすると店員が話しかけてきた。

店「ねぇ」

俺「はい?」

店「あなた日本人でしょ?明日日本人旅行者がツアー検討しに来る予定なんだけど、その人達がツアーすることになったら一緒に申し込んでみたらいいんじゃない?」

俺「マジ!?」

店「ええ。詳しい時間は聞いてないけど明日来るっていう話よ」

俺「分かった!明日またくるね!」

こうして俺は宿に戻り、飲んだくれて眠りについた。カナダ人大学生がツアー会社を調べてくれたようだが俺が眠っていた為に枕元にメモが残されていた。そして翌日、目が覚めるとカナダ人大学生の姿はなかった。時計を見ると朝の9時を回ったところだったのでツアー会社が開くまでの間マクドナルドにて朝食を食べながらwi-fiで時間をつぶす。


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旅をしてからずっと気になることがあった。インドでもそうだった。何かが足りない。旅ってこんな感じだっけと。しかし歯痒いがそれが何か思い出せなくいた。とても大切なもので、それがないと旅をしている感じがしない。でも何故か思い出せない。それは都会的な風景や大自然の中を歩くといった旅先にあるものなのではないかと自分の中ではずっと錯覚していたが、ここバンフに来ても俺の心は満たされなかったし、結局何なのか分からずにいた。だがやっと分かった。足りなかったもの。それって多分一緒に旅する仲間なんじゃないかと。

「日本人は良い意味でも悪い意味でも群れたがる」

そう言われるが俺はそれが悪い事とは思わない。言葉が流暢で他国の人とコミュニケーションが取れる人ならば群れる理由もないだろうが、俺のように特別言葉が話せるわけでもなければ日本人と群れるしかないのである。飯だって1人で食べるより大勢で食べた方が美味しいわけで、旅だって大勢でワイワイ話ながら旅したほうが絶対に楽しいのである。本音を言おう。要するに俺は誰かに引っ張っていって欲しいのである。1人じゃ不安なのである。誰かに寄生したいのである。

ビックマックを食べ終わり日本の倍もあろうかというドリンクを飲み終えた俺は昨日のツアー会社へ向かうことにした。入口を開け中に入ると昨日と同じ店員が「まだ来てないわよ」と俺に言う。遠回しに「また後で来い」と聞こえたが俺は椅子に座りお茶をねだって日本人旅行者がやってくるのを待つことにした。男性だとうか、女性だろうか。旅先では何が起こるか分からない。もしかしたらやってくるその人の目的も最終的にはオーロラを見に行くことかもしれない。ドキドキしながら待つこと1時間。彼等はやってきた。


カップルだった。


こちらにペコリと頭を下げ店員と何やら打ち合わせをしている。見た目20代半ば位であろうか?小奇麗な恰好からバックパッカーとは思えない。しかし所々に俺の行ってみたかった地名が出ていることからツアーに参加するのは間違いがないようだ。俺は話に割り込むことにした。このチャンスを逃したらもうツアーは期待できないだろう。バンフというこの町にも今後来ることはない気がする。少々図々しくてもいいのだ。

俺「え~っとすいません」

男「はい?」

俺「あの、ツアーに参加されるんですか?」

男「はい」

俺「おお~!実は俺一人旅してましてね、どういうわけかバンフに来たんですけど人が少なくてツアーとかなかなか開催してなくて困ってたんですよ」

男「はぁ」

女「一人旅って凄いですねー!」

俺「いや別に凄くもないんですけどね。ツアーってどこに行かれるんですか?」

男「この辺の湖巡って氷河とか行ったりの1日ツアーですね」

俺「いいですねぇ!やっぱワイワイ行くのが楽しいですもんね」

女「あー分かるー」

俺「おお!分かりますか!ですよね!ほら飯も大人数で食べた方がいいし、人居れば写真も撮りあえるし!」

女「ですよね~。でもそれを押し切っての一人旅って凄いなぁ~と思って」

俺「いやいや好きでやってるわけじゃないんだけど・・・。いやーだからこのタイミングで日本人に会えるなんて凄いなーと思って」

女「うんうん!」

俺「よし!俺も一緒に行っちゃおうかなぁ~なんて・・・」

女「えっ!?」

俺「えっ!?」

女「一緒に?」

俺「え・・・うん一緒に・・・駄目ですか?」

男「俺等新婚旅行できてるんですよ」

俺「おお!おめでとうございます!俺いっぱい写真撮ってあげますよ!」

男「いやその・・・なんていうか・・・二人で行きたいなぁなんて・・・」

俺「えっ!?」

男「えっ!?」

女「カメラマンもいるんですよ」

俺「あ・・・・そうなの・・・じゃあ俺・・・いない方がいいかな?」

女「はい・・」

俺「で・・・ですよね・・・だよね・・・」

店「あなた・・・凄くかわいそうだから1人でもいいならツアー許可するわよ・・・」

俺「はぁ・・・」

店「でも1.5倍の料金もらうけどいい?うちも商売なので・・」

俺「もうなんでもいいです・・・」

店「じゃ・・・じゃぁ明後日でいい?明後日朝5時に宿に迎えに行くから」

俺「はい・・・・」

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その夜、俺は昔旅したアジアや中東、南米の写真を1人眺めながら枕を濡らした。
コメント
この記事へのコメント
つまらないカップルだなー!
これから死ぬほど二人で居れるんだから一日くらいいいじゃんねー!

続き楽しみにしてます☆

2013/05/13(月) 11:06:32 | URL | りょこ #-[ 編集]
クソワロタwwwwwwww
2013/05/13(月) 16:41:35 | URL | #-[ 編集]
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