世界中をぷらぷらしてきた

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バスを降りるとこれまで体験したことがないような寒さであった。既にバスターミナルは閉まっているので凍えながら荷物の中からダウンジャケットを引っ張り出して着込む。それと同時にサンダルをバックパックに突っ込み靴を履いた。寒過ぎる。世界中をサンダルで旅するという己の中のルールがあったがこれは凍傷になってしまう。俺は諦めた。さてバンフの町は観光地で人も多く日本語も飛び交ってると本に書いてあったのにバスが到着した場所は暗闇の中だった。しかしバンフの町自体は小さなものなので地図を見て歩けばそれほど時間はかからずに目的地に到着できるだろう。世界的な観光名所のバンフで俺が目指す目的地はただ一つ。安宿のセイムサン・バックパッカーズである。ここ以外に泊まれる資金を俺は持ち合わせていない。


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凍てつく道路で滑らないよう一歩一歩踏みしめながら地図を見て進む。安宿だけあって町の中心部からは随分外れた場所にあるようだ。地図を見ると単純な道なので迷いそうもないのだが俺は非常に迷った。それも何が悪いのかと言うと地球の歩き方が悪いのである。地図が間違っている。グレイハウンドのターミナルからガソリンスタンドを目印に歩いたのだがガソリンスタンドの位置関係が間違っており、俺は逆方向へ歩いていた。間違っていることに気がついたのは街灯の光もなくなり、これ以上進んだら確実に遭難するだろうと俺でも分かるような場所に着いた時だった。道を聞こうにも人は歩いていないし車も走っていない。仕方がないので明りの見える方へ歩くことにした。


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町中へようやくの思いで辿りつき、やっと見つけた通行人に宿の場所を尋ねるも観光客で断念。それでも適当に歩いていたら目当ての宿にやっとの思いで辿りつくことができた。宿のオーナーに何か食べるものはないか話を聞くも既に時間が時間なので何もないとのこと。しかし宿の入口にパブが併設されていたのでビールとアーモンドで腹を満たし、この日は何も考えずに眠る事にした。そして翌朝。

俺「おはよです」

オーナー「おはよう。どう?よく眠れた?」

俺「うん」

オ「そういえば貴方、何日滞在する予定?宿は前金なのよ」

俺「マジ?えー全然考えてないや。とりあえず5日位はいようかな」

オ「それじゃあ前金でお願いね」

俺「今手持ちにカナダドル全然ないんだけど日本円でも支払える?」

オ「日本円は無理ね・・ほら、ここに両替所あるから行ってくるといいわよ」

俺「OK。そうだ。それとこの辺で観光する場所って何があるの?」

オ「あなたスキーしに来たんじゃないの?」

俺「いやいや。ただの旅人だよ」

オ「珍しい人ね・・・。とりあえずホットスプリングスにでも行ってみたら?」

俺「温泉?」

オ「ええ、有名な観光名所よ」

俺「分かった。両替したら行ってみるよ」

こうして俺は無事にカナダドルを手にし、両替所のオバさんもオススメするホットスプリングスとやらに向かうこととなった。バスに10分程乗り終点まで向かうと、そこには森の中にひっそりと立っている城のようなホテルがあった。


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しかし考えてみると海パンなんぞ持ってきていない。どう考えてもオーロラを見るのに海パンが必要とは思わないだろう。それに回りはどういうわけかカップルだらけである。右を向けばベロベロチュー。左を向いてもベロベロチュー。なんなんだここは。


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雪を被った針葉樹林と欧米さんのベロベロチューを見ながら歩くこと5分、俺はホテルの入口に到着した。結局ここにきて何をすればいいか分からないので欧米さんについて入口に入ったらゲートキーパーに俺だけ追い出された。どうなっているんだ・・・。仕方がないので誰でも入れそうな別の入口から宿泊客を装って新入。豪華なホテルの中を散策した。


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しかし俺は一体何をやっているのだろう。むなしくなったのでトイレで大きい方を絞り出し、久々にウォッシュレットでケツをきれいにして再び町中へ戻った。ウ○コしに行っただけじゃねぇかこれじゃ。さて何をしていいか分からないのでカフェに入りコーヒーを頼み地球の歩き方に目を通す。大きなガラス扉の外にはスキーやスノーボードを担いだ人が道を行き交う。スキーは苦手な方ではないがレンタルしてまでする気にはなれない。それに地球の歩き方によると大自然をトレッキングするようなツアーが数多く書かれている。問題は全て夏の写真ということだ。

そこで俺は1件のツアー会社へ電話をしてみることにした。日本語でOKとのことだがいくら呼び出しても誰も出る気配がない。やはり冬季はやっていないのだろうか。まぁしかし5日も時間はある。宿に戻り今後の事をオーナーにでも聞けばよいだろう。今回の旅で都会ばかりを旅してきたのでバンフのような自然に囲まれた場所にくると非常に心が落ち着く。俺はリカーショップで酒を買い込み、宿に戻ることにした。部屋に入るとカナダ人の大学生数人がスノーボードから戻ってきたらしくドミトリーのベッドの上で何やら話をしていた。軽く挨拶を交わし二段ベッドの上に登りビールの封を切る。

カナダ人大学生「何人なの?」

俺「ん?日本人だよ」

カ「今日はどこに行ってきたの?」

俺「あー。なんか温泉だよ」

カ「1人で?」

俺「うん。カップルばっかりでつまらなかった」

カ「ははは。そうだろう。君はスキーはしないの?」

俺「うん。あ、そうだ。冬はこの辺で観光する場所ってどこかないの?」

カ「俺達はトロントから来たからよく分からないけど、今から迎えにくるツアー会社に話聞いておいてあげるよ。また夜に会おう」

俺「マジ?ありがとー!」

カ「じゃあまた夜にね」


俺はいったい何歳と思われているのだろう。大学生と聞いたがさすが欧米さんだ。貫禄充分で俺より年上にすら見える。もし上手くいけば彼等に紹介してもらったツアー会社にどこかに連れて行ってもらおう。さて、どこに行くかだ。俺は歩き方をペラペラめくりながら色々行きたい場所を探した。


コロンビア大氷原


ここが俺を呼んでいる気がする。時計を見るとまだ昼過ぎだ。夜まで彼等を待っている気にはなれず、俺はここに連れて行ってくれるツアー会社を探しに再び宿を飛び出した。
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