世界中をぷらぷらしてきた

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退屈だ。飛行機の中ってこんなに退屈だったっけ。

成田を飛び立って5時間。ドリンクサービスでビール2缶とウィスキーロックを2杯飲んで眠りについたがスグ目が覚めてしまい通路側の欧米さんに嫌な顔されながらトイレに行くこと3度目。俺は機内最後部で背伸びをしながらすCAの姉ちゃんにあと何時間で到着するのかを訪ねた。答えは4時間後との事だった。今まで結構長距離の移動をしてきたが9時間ってこんなにも長かったっけ?しかも最終目的地はアメリカはNY。今向かっているのは乗り継ぎのバンクーバーでしかない。軽く絶望に打ちのめされ、通路側の人に迷惑をかけてはいけないと思いつつも飲まなきゃやってられないとの結論に達し、何度も席を立つのが面倒なのでハイネケンを2缶貰って俺は再び席に戻った。外を眺めたくても窓はブラインドが下りているし周りの人は皆眠っている。10回位スパイダーソリティアを繰り返し、5度目のトイレに向かった辺りで欧米さんが席を替わってくれた。サンクス。その後延々とオセロと将棋を繰り返し、飛行機は9時間半かかってようやくカナダはバンクーバー国際空港へと到着したのであった。面倒なことにここから3時間の待ち時間を経て更に5時間のフライトをしなければならない。安いからとこの航空券を購入したが少し金払ってでも直行便を買うんだったと俺は激しく後悔していた。

何故か乗り継ぎなのに入国審査をしなくてはなく、面倒なイミグレーションの列に並ばされる。20分程経ってようやく俺の番となり、10分程押し問答を繰り広げ俺はやっと解放された。


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キャリーバックが次々と流れてくるベルトコンベアーの中に一つだけバックパックが流れてくる。「ああ、旅してるなぁ」と思う瞬間である。


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さて荷物も受け取ったしあとは飛行機を乗り継いでNYを目指すのみ。搭乗受付まではまだ2時間もある。俺はベンチに腰をおろし、初めて見るカナダのスタンプがどんなものなのか見てみようとパスポートを広げた。

「ん?」

「あれ?」

無い。どこを探してもカナダの入国スタンプがない。あれか?乗り継ぎだから押されないのか?いやそんなはずない。だったらイミグレーションなんぞ通らないだろう。面倒臭かったが初っ端からトラブルに巻き込まれるのは嫌だし、ただでさえシリアビザがあるからアメリカの入国は面倒だろう。それなのにカナダのスタンプがないとなっては更に面倒なことになるのは必須。俺は重い荷物を背負い、またイミグレーションまで戻った。

俺「ねぇ?なんでスタンプないの?」

イ「お前はあっちだ」

俺「あっち?」

イ「そうだ。あっちで検査してからスタンプだ」

俺「なんで?俺だけ?」

全く意味が分からないがインフォメーションで聞いても空港職員に聞いても別室へ案内されてしまう。中に入ると数名が荷物を全部台の上に広げられ検査を受けていた。これは非常に面倒な予感がビンビンである。しかしここでふてくされてはいけない。満面の笑みで「俺は何も怪しくないよ!善良な日本人さ!」とアピールすることが重要なのである。目の前のカップルは男が検査員に突っかかっていたためかポーチの中まで広げられている。

検「ネクスト(次の人)」

俺「ほい(ニッコリ)」

検「何か怪しいもの入ってる?」

俺「何も怪しいものは入ってませんよ」

検「航空券見せて」

俺「はい」

検「お前乗り継ぎか?」

俺「はい。だからカナダには入国すらしないんです。これからこのまま飛行機でNYに行くんでカナダさんには迷惑はかからないはずです。かかるならアメリカさんです」

検「それも困るから検査だな。おし中身開けろ」

俺「ノオオオオオオオ!!!」

次々と引っ張り出される荷物。

検「なんだこれは?」

俺「よっちゃんイカです。フード!つま~み!うぃずジャパニーズさけ!」

検「何言ってんだお前?没収」

俺「なんでだよ!」

検「これはなんだ?」

俺「酒!久保田!」

検「・・・」

俺「あれ?いいんだよね酒は?」

検「まぁいい。よし怪しいものはないな。行っていいぞ」

俺「おいおいしまってくれよ」

検「駄目だ。自分でしまえ」

俺「なんだよ・・・」

せっかく綺麗にパッキングした中身を全部だされ、諸外国の皆さんにユニクロで買ったピンクのボクサーパンツまでお披露目され、俺は屈辱的な気分で中身を戻した。

俺「んで?スタンプは?」

検「この先だ」

別室から追い出されるとその先でスタンプを押され、やっと俺は解放された。そしてそのままエアカナダのカウンターで今度はNYへの搭乗手続きを行うと、俺は吸い込まれるようにバーへと入った。


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そこでハンバーガーとビールを注文しかっ食らう。

その後地球の歩き方でニューヨークはラガーディア空港からマンハッタンへの移動方法、それと宿を探した。改めて思ったが宿が非常に高い。地球の歩き方に載っているエコノミーホテルで60~100ドル。B&B(ベッドアンドブレックファスト)で50~70ドル、ユースホステルのドミトリーでやっと30ドルといったところだ。一泊50ドルも払ってたら一瞬で破産してしまう財政状況なのでここはドミトリーに泊るのがベストだろう。そんな事をブツブツ言いながら考えてたらバーの店員がやってきた。

店「食事はお済ですか?」

俺「あ、うん。フィニッシュです」

店「じゃあこれを」

俺「あ・・・両替してない・・・。あの日本円使える?」

店「無理です・・・」

俺「じゃ、カードで!」

店「かしこまりました」


この一件が後に重大な悲劇を巻き起こす。


腹も満たされたし後は飛行機を待つだけだ。時間もあるし俺はとりあえず両替をすることにした。旅の経験から空港で両替すると非常にレートが悪いので5000円のみをカナダドルに替えた。その後再び退屈な時間を過ごしながらNYへ。ラガーディア空港は小さな空港だった。主にアメリカ国内線がメインの一空港であった。荷物を受け取り、やっとの思いで外へ出る。日本を出発してから実に20時間以上が経過していた。空気は冷たかったが日本とそれほど変わりはない。地球の歩き方によると空港からマンハッタン市内まではエアポートバスが一般的らしいが随分と値段が高い。40ドル。タクシーだと50ドル。普通のバスだと数ドル。これはバスしかないだろう。再び空港で5000円を今度は米ドルに両替し、しどろもどろの英語でバス停を訪ね、俺はマンハッタンへ向かった。


到着したのは大きなバス停だった。時刻は既に夜の10時を過ぎている。早く荷物を下ろしたかったし、いくら大都会マンハッタンとは言え荷物を背負って裏路地をぷらぷら歩くのは危険過ぎる。本日の宿はマンハッタン島西の方にあるチェルシー地区のチェルシーホテル。そのままである。地図を見ると地下鉄の駅から徒歩数分のようなので地下鉄で行くことに。NYの地下鉄は治安が悪いと評判だが夜の10時で治安が悪かったら誰も利用しないだろう。地下鉄の入口まで歩き、女性が階段を下りる姿を確認し、俺も階段を下りた。


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2.5ドルで切符を買いチェルシー地区まで移動する。

やっとの思いで宿を見つけ出し受付でドミトリーの宿泊希望の旨を伝える。

俺「1番安いドミトリーでお願いします」

宿「名前は?」

俺「ぷらぷらです」

宿「ぷら・・・ぷら・・・お前予約した?」

俺「予約?してないけど」

宿「・・・・。無理だ帰れ。今晩はフル(満室)だ」

俺「えええ!?嘘!?だって320ベッドもあるって・・・マジで!?」

宿「ああ。残念ながら無理だな」

俺「マジかよ・・・んじゃこの辺にどっか安い宿ってない?」

宿「知らん」

俺「・・・・・」


ガックリと肩を落とした俺は宿を出た。今日はもう本当に疲れた。この際一泊8000円払ってもいい。とにかく宿を見つけて明日からどうするかの態勢を整えたい。死ぬ思いで荷物を背負い、ここがマンハッタンのどこなのか分からず宿という宿を手当たり次第あたったが全て満室または予約がないと泊められないという宿ばかり。なんだこれは・・・これがNYの常識なのか・・・。気がつくと俺はマディソンスクエアガーデン駅まで歩いていた。そうだ、今日はもう遅いし駅で寝てもいいだろう。持ってきてよかった寝袋!俺は中央ホールの真ん中のベンチに寝袋を広げ横になった。時刻はまだ午後11時過ぎだ。構内は人で溢れかえっている。

これだけ人がいれば安心だ。今日は我慢してここで眠り、明日早朝に移動しカフェにでも行って宿を探そう。そう思いバックパックを抱きしめ目を瞑ると、駅員のおっさんに「ここで眠るな」と追い出された。

俺は泣いた。
コメント
この記事へのコメント
NY高いんだよな、というかアメリカはラスベガス以外は宿泊費が高いから旅行しにくい
2013/03/17(日) 18:25:35 | URL | #-[ 編集]
待ってたよー!楽しみ!
2013/03/18(月) 00:08:38 | URL | #-[ 編集]
初めまして
ぷらさん初めまして、
自分はかつやと申します。
ぷらさんのブログは1番初めの東南アジア編から拝見させてもらってます。
自分も東南アジアを旅をしたり、ぷらさんのブログを参考にさせていただいてかなり楽しみにしていました。
今回久々に旅をしてりいるのを見て、メールさせて頂きました。
2013/03/18(月) 22:43:16 | URL | かつや #-[ 編集]
事前にニューヨークにいると知っていたらニューヨークの友人を紹介してあげたかった。たぶんソファベッドくらいなら貸してくれるはず。
2013/03/19(火) 01:05:04 | URL | #-[ 編集]
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