世界中をぷらぷらしてきた

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俺を乗せた飛行機はグングンと高度を上げベトナムはホーチミンからタイはバンコクへと向かった。予定など無いに等しいが、もし仮に予定があったとしたら俺は今頃ベトナムの首都ハノイを散策していたはずだ。

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窓の下を眺めると茶色に濁ったメコン川が見える。きっとカンボジア上空なんだろう。飛行機は定刻通りにスワンナプーム空港へと到着した。来た時と違うのは時間帯が昼間だということだ。それにしても紙幣が全然無いのでありったけの日本円をタイバーツに両替する。その後タクシーではなく一般バスへ乗り込み、俺は再びカオサンを目指した。しかしまだわずか三ヵ国しか訪れていないのに、まして同じ東南アジアの国々なのになんだこの違いは。いや、気候は似ている。人の顔つきなども似ているというば似ている。しかしやはり何かが違うのだ。タイは安心感がある。これは再び訪れたからなのか、タイの人々の人柄なのかは分からない。


1時間半後、渋滞に巻き込まれながら俺はカオサンに再び戻った。


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カオサンは相変らずバックパッカーがそこらじゅうに溢れ、活気に満ちていた。多くのバックパカーがここから旅を始める事には多くの理由がある。物価が安くアメリカ、中東、アフリカに比べて治安もそこそこであり、なんと言っても世界トップクラスの巨大空港スワンナプーム空港からは世界中どの大陸に向けての飛行機が毎日飛んでいる。日本国内で航空券を買うよりタイに一度行ってタイでチケットを買ったほうが相当安くあがるのだ。そしてここカオサンには旅行代理店が数多くあり、各国のビザの代行、チケットの代理取得など安価で行ってくれるのだ。旅行代理店の他に安宿もひしめきあっており、見渡せばバックパックを売っている店、衣類屋、鍵や時計などの小物屋、ビザの写真などに便利な写真屋、とにかく旅に必要なもの全てがここカオサンで揃う。到着したばかりの頃、ここカオサンの雰囲気が異様で怖かった俺だが今は何故かほっとしている。カオサンは不思議な町だ。

俺はこの日宿泊する宿を探した。

探すと言っても宿はいくらでもある。泊まり損ねることなどまず考えられない。ガイドブックを開き物色してると日本人が多く集う日本人宿なるものがある事を俺は知る。そして早速押しかけてみる。宿は少しだけ高めの値段設定で一泊300円程度、もちろんドミトリー。ドミトリーで300円は少し高い気がするが、クレジットカードの再発行まで俺はここで待機するしかない。まずは安心して荷物を置ける場所が必要だった。俺はデポジットを含めて400円支払い、宿に荷物を置かせてもらい再び外に出た。向かった先はクレジットカード会社だ。

俺「あの、カクカクシカジカでして・・・」

女性「はい、少々お待ち下さい」

さすが世界の大手カード会社だ。バリバリの日本語が通じる。

女性「ぷらぷら様ですね?クレジットカードの再発行はスグできます」

俺「本当ですか!?」

女性「はい、3時間後再び来ていただけますか?」

俺「はい!わかりました!」


2~3日、最悪一週間は覚悟をしていたがまさか即日発行とは驚いた。俺は3時間後再び訪れクレジットカードを受け取った。海外キャッシング枠は10万円だ。これで怖いものはなくなった。10万円だ。俺が最初にタイに到着した時より金持ちである。帰国までの猶予は残り1週間だ。俺のスイッチは完全にONになった。こうなったらバンコクでダラダラ過ごすのも勿体無い。10万円あれば飛行機になるけれどベトナムのハノイまで往復できるはずだ。いや、タイ北部のチェンマイなんかに行くのもありかもしれない。

俺は旅行代理店へと向かった。

俺「こんにちは、帰国まで一週間の時間があるんだけどどこか行ってこれそうな場所はありませんか?」

店主「う~ん。どこにでも行けるよ。君次第さ」

俺「ん~。ベトナムのハノイまで行きたいんですが飛行機往復幾らくらいですか?」

店主「時期が時期だからなぁ。6万円くらいだね」

行けない事はない。しかし6万円とは随分高い。

悩みながら店内のチケット情報を見渡す。すると「カオサン→ビエンチャン(バス)」というチケットを見つける。ビエンチャンはラオスの首都だ。値段を尋ねると900円。これは行くしかない。俺はほぼ即決でチケットを購入した。出発は明日の夜6時。到着は翌朝8時らしい。14時間のバス移動だ。代金を支払いチケットを購入、その後集合場所をメモし俺は再びカオサンへ戻った。今日はもう何もすることがない。金は十分にある。

話は変わるけれど俺は酒が死ぬほど好きだ。考えてみると旅に出てからゆっくり飲んだ事が1度もない。明日出発と言えど出発は夜だ。今晩少しくらい深酒しても明日の出発に支障をきたす事はない。俺は酒を求めてカオサンを歩き回った。カオサンにはレストランも沢山ある。しかしどの店も欧米人グループがワイワイ酒を飲んでおり1人で中に入ることが俺には出来なかった。仕方なくコンビニでビールでも買って宿で飲むかと諦めかけていた時、俺は悪魔とであった。


今思えば何でこんな物を買ったんだろう。


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それは虫のから揚げだった。


いもむし、ゲンゴロウ、水ゴキブリ、カマキリ・・・。他にも見たことのない虫のからあげがそこにはあった。

俺「おっさん、これ食べるの?」

おっさん「ああ、タイではポピュラーな食べ物だよ。どうだい?買わないか?」

俺「おっしゃ!全部くれ。一通り全部食べてみようと思う」

おっさん「全部?おいおい、大丈夫か?」

俺「大丈夫、日本じゃまず食えないしね」

おっさん「なかなか勇気あるな。よし。待ってろ」

おっさんは虫達を一通り袋に入れ、霧吹きでナンプラーを吹きかけた。

おっさん「ほれ」

俺「ありがとう~」

俺はこうして虫を手に入れた。その後コンビニでビールを買い、宿に戻ろうとしていると日本人二人組みに声をかけられた。

男「こんにちは、日本人ですよね?」

俺「あ、はい」

男「僕達ツアーでタイに来てて今日フリーだったんでここに来てみたんです」

俺「へぇ~」

男「もしかして一人旅ですか?」

俺「うんそうだよ~」

男「すげぇ!憧れるな~。俺等これから飯食いに行くんですけど一緒に飲みませんか?」

俺「マジで!?行く行く!」

いっぱしの旅人に見られた事が相当嬉しかったのか、俺は3人で飲みに行く事にした。

男「どこかいい店知ってますか?」

俺「いや、全然分からない。適当に入ろうよ」

男「頼りになるな~」

何故か凄く持ち上げられる。俺は適当に店に入った。そして3人でビールを注文し、俺のこれまでの旅の話を中心に飲みながら話をした。

男「すげぇ!俺絶対1人旅とか無理ですよ~」

俺「いやいや、俺でも出来るんだから大丈夫だって」

俺「マジで尊敬しますわ~」

俺「あ、そうだ。これ食ってみる?」



この一言が運命のカウントダウンだった。



男「なんすか?」

俺「これこれ」


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男達は固まった。いや、俺も改めて見て固まった。


男「なんすかこれ!?虫!?これ食うんですか?」

俺「あ・・・ああ。結構食えるもんだよ(嘘)」

男「うわぁ~。写真撮っていいですか?」

俺「うんいいよ。あ、俺も撮る。それより食べてみなよ(毒見させようとしてる)」

男「えええ。ちょっと先に食べてみてくださいよ」

俺「ええ~。うん。いいよ」

こうして俺は一番害の無さそうないもむしをチョイス。口に入れてみた。ふむ、しけったカッパエビセンみたいな食感だ。味はナンプラーの味しかしない。これなら食えるぞ。

男「おおお。大丈夫なんですかそれ?」

俺「大丈夫だって」

男「いもむしはまだ平気そうですが、この堅そうなのも食えるんですか?てかこれカマキリじゃないんすか?」

俺「カマキリも結構旨いんだよ」

調子に乗った俺はカマキリを一口で食った。

俺「・・・・・・・・」


これマジやばい。今まで体験したことのない味がするぞ。これ、虫の体液なんじゃないか?口の中いっぱいに苦味が広がる。羽が喉にからまる。俺はビールで流し込んだ。なみだ目で。

男「やべぇ。マジでやばいっすよそれ」

俺「だから大丈夫だって・・・・オエッ

男「これも・・・食えるんですか?」

男はタガメとゲンゴロウを指差した。

俺「全然食えるよ」

完全に酒に酔っていた俺はヒョイヒョイと口の中に入れた。しかし堅い。噛めない。奥歯で噛み砕くとバキッという音と共に間違いなく体液が口の中へ広がる。その後、リクエストに応えてほぼ1人で虫を食い終え、俺は男達と別れた。気持ちよく酔っていた俺は宿に戻る途中、再び缶ビールを買い込み宿へ。そして再び1人で2本ビールを空けて眠りについた。






目が覚めたのは夜中だった。





痛い。腹が痛い。



俺「はぅあっ!!」



今まで体験したことの無い腹痛が襲う。


俺「お・・お・・・」


しかも同時に吐き気と便意をもよおす・・・。これはヤバイ。何とか力を振り絞ってトイレへ直行。そこで水のような便を排出。



俺「はぁ・・・・はぁ・・・・」

なんだ?俺の体内で何が起こっている?良く見ると便の中にコオロギがそのまま残っている。

俺「これはヤバイ・・・。うぅぅぅっっ」


今度は嘔吐。口の中に何か残ってると思って取り出してみるとカマキリの頭だった。本気で大変な事になっている。腹が裂けそうに痛い。言うなれば内臓の内側から何かの寄生虫に噛み付かれている感じだこれは生命の危機を感じる・・・。やばい。

俺「た・・・・助けを・・・」

しかし体が重い。腹が痛い。足がカクカクしている。声も出ない。俺は這いつくばって必死でスタッフルームへ向かった。

俺「ひゅ・・・ひゅ・・ひゅうひゅうしゃ・・・

ス「おい、どうしたんだ!?」

俺「ひゅう・・・ひゅうしゃ・・」

ス「なんて言ってるんだ!?」

俺「ひょひょひょひょひょ(涙)(英語で救急車が分からない)」

ス「ちょっと待て!」

俺「フヒ・・・・フヒヒヒヒヒヒ・・・」

余りの痛さで笑いがこみ上げてくる。

ス「おい、もう1回言ってみろ」

俺「ひゅう・・ひゅうしゃ・・・」

男「救急車!大丈夫ですか!?」

近くに居た日本人が騒ぎに気付き来てくれた。地獄に仏とはこのことである。

俺「あうあう・・・あう・・・(首を縦に振る)」

男「今呼ぶから待ってくださいね!」

俺「ウォエエエ・・・・ゲロゲロ・・・・」

今度はゲンゴロウが勢いよく出てきた。

ス「おい!お前何食ったんだ?」

俺「ウオオオエエエエエ・・・」

ス「おい!大丈夫か!?」

俺「うううううううぅうぅ(涙ながらに首を縦に)」







ピーポー




ピーポー




ピーポー



救急車が近づいてくる。

ス「お前保険に入っているのか?」

俺「・・・(無言で首を縦に)」

ス「そうか、今来るから待ってろよ」


こうして俺は、この死にそうな状況の中担架に乗せられて救急車へ。そして病院へ搬送された。日本ですら乗ったことが無いのにまさかタイで救急車に乗るなどと思いもしなかった。宿の周りはちょっとしたお祭り騒ぎ。「何があったの?」とか「強盗か!?」なんて声が響いているが、まさか虫食って運ばれたなんて言えるわけがない。病院で診察、問診を受けると今日は入院らしい。だが明日の朝には帰れるとか。俺は治まらない腹痛と闘いながら、バンコク市内であろう汚い病院の一室で眠りについた。


病名はアメーバ赤痢だった。
コメント
この記事へのコメント
途中まで何が起こるのかとwktk、発症してからgkbr、
ぷらぷらの反応で悪いけど爆笑したwww

でも、アメーバ赤痢・・・・・・やっぱガクブル

そしてぷらぷらが馬鹿やってくれればくれるほど勉強になる罠ww
2010/05/11(火) 12:54:55 | URL | #-[ 編集]
あちゃー
2010/05/11(火) 13:38:19 | URL | #-[ 編集]
http://shibasoku.livedoor.biz/archives/51610937.html
おいここが転載してるぞ
2010/05/12(水) 17:35:24 | URL | 名無しのお兄ちゃん #-[ 編集]
ワロタwww
虫の威力すげえなw
2010/05/13(木) 00:36:19 | URL | r #-[ 編集]
カマキリ食うとはなかなか度胸あるねw
カマキリの尻からにょろ~って寄生虫出てくる動画見たらありえないw
2010/05/13(木) 22:06:17 | URL | #-[ 編集]
半生の虫+霧吹きナンプラーとか怖いw
2010/05/14(金) 16:49:51 | URL | #JalddpaA[ 編集]
カイコのさなぎの「トワマイ」は、結構うまい
(韓国だとポンテギって名前だったか)。

あと、タガメ(メンダー)は超絶美味。
タイ人のファンも多い。

まぁイサーン(東北)地方の名物?だから、
バンコクっ子はあんまり買わないな。
屋台に群がってるのも、出稼ぎできたイサーンの連中が多い。

赤痢は、その親父が手を洗ってなかったんだろw
2010/09/01(水) 05:16:47 | URL | 名無しのお兄ちゃん #cRy4jAvc[ 編集]
アメーバ赤痢は潜伏期間が数日から4ヶ月、通常2-4週間
だから虫が原因ではなく、もっと前にカンボジアあたりで拾ったんじゃないかな
タイミングよく発症しただけでw
2013/11/29(金) 13:38:39 | URL | #-[ 編集]
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