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教えられた道程がデタラメだと気付いたのは30分後だった。既に歩く気力もないのでリキシャを捕まえ駅へ向かい、目に付いた宿でその日は夕飯も食べずに眠りについた。昨晩早く眠ったからか翌朝早く目が覚め、宿の屋上でコーラを飲みながらボーっと過ごしていると宿の従業員がやってきた。

俺「おはよー」

従「おはよう、早いな。どこか行くのかい?」

俺「いやそれがさ、ジャイプルは見所が沢山あるからと聞いて来たのに実際何も見るものなくない?」

従「おいおい!何を言うんだ!」

俺「だって昨日シティパレスも風の宮殿も行ったけど特別面白くなかったよ」

従「じゃ・・・じゃあアンベール城は行ったのか?」

俺「アンベール城?」

従「ちょっと遠いがジャイプルの街を一望できるいい場所だぞ」

俺「へぇ~!そんな場所あるんだ!なんか人工の建造物なんか見飽きてたし、そっちの方が断然興味あるかな!おし、今日はそこに行ってみようっと。どうやって行くの?リキシャでいける?」

従「オートなら行けるがサイクルだと遠いかな。バスなら安いからバスで行けばいいよ」

俺「ふむ。バスはどこから乗るの?」

従「風の宮殿の近くにターミナルがあるから、そこから乗ればいいさ」

俺「OK~!ありがとう!」

その後部屋に戻りルームサービスでバタートーストを食べ、俺は風の宮殿へ向かった。1度行っている事もあるし今日は予定もないので多少遠かったが歩いて向かうことにした。道中何度もリキシャのおっさんが寄ってきたが華麗なるスルースキルを発動し一切無視。1時間程歩くと無事に風の宮殿へ到着した。だが辺りを見渡してもバスターミナルがない。

俺「ちょっとそこのお土産屋さん?」

男「いらっしゃい!安いから見ていってよ!」

俺「いや残念ながら買い物じゃないんだ。この辺にバスターミナルない?」

男「ターミナルはないがバス乗り場はそこだよ」

俺「え?これ?」


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そこはターミナルには程遠い、ただのバス停であった。大型バスからワンボックスの乗り合いタクシーまで多くの車輌がその場所にやってきては走り去っていく。しばらく観察してみて分かったが、バスのチケットは無いらしい。料金はバスの中で支払うようだ。俺は地面に座って談笑しているおっさんグループにアンベール城まで行くバスはどれか訪ねてみることにした。

俺「お尋ねします。アンベール城まで行くバスはどれでしょう?」

お「お、おおおお?お前日本人だな?」

俺「はい日本人です。アンベール城まで行くバスはどれでしょう?」

お「おい!お前等来てみろ!こんなとこにジャパニがいるぞ!」

俺「あの・・・」

お2「おお、本当だ!お前こんなところで何しているんだ?」

俺「あのですね、私はアンベール城に行きたいんです。それでアンベール城に向かうバスはどれなのか教えて欲しいんですがどれでしょうか?」

お2「アンベール城?それより俺達の写真を撮ってくれないか?」

俺「・・・・・。もういいです」

お「待て待て待て!!アンベール城に行くバスはあれさ。あれに乗ればそのままアンベール城の目の前まで乗せてってくれるよ」

俺「ありがとう。じゃあね」

お2「待てよ!写真撮ってくれよ」

俺「なんでだよ・・・。まぁいいか。ほれ、ポーズとれ」


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よく分からないがおっさんの写真を撮影し、俺はバスへ乗り込んだ。


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バスは走りながら人を降ろし、また走っているバスに飛び乗ってくるインド人を乗せアンベール城へと向かった。峠を越え、坂を下り、やがて平地にさしかかると左手に見える山肌に建物が見えてきた。間違いない、あれがアンベール城なのだろう。隣に座っている男性に「アンベールフォート?」と確認すると「イエス」の言葉と共に何故か「写真撮ってくれ」との返事が返ってきたので俺は無視した。バスを降り入り口にいた兵士に声をかけるとアンベール城は坂道を登った先にあるらしい。ふと坂道を見上げると遥か彼方まで道は続いている。

俺「え?これ歩くの?」

兵「ああ。アンベール城はこの先だからな」

俺「マジで?すげぇ遠くない?」

兵「なーにすぐさ。なんなら象に乗っていくこともできるぞ」

横を見ると象が3頭ほど座っており、その横で笑顔のインド人が手招きをしている。真顔のインド人と笑顔のインド人ほど怪しいものはこの世に存在しないとここ1ヶ月半で悟った俺は意を決して坂道を登り始めた。


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歩いては休み、歩いては休みと1時間程経過したが一向に城らしきものが見えてこない。先をみるとまだ2~3kmはあるだろう。そしておかしな事に観光客が誰もいない。俺は思った。間違えているのではないかと。歩くのも疲れたし考えてみると城も人工の建造物だ。インド人が作ったものだしロクなもんじゃないだろうと宿に戻ろうかと思っていると、前方からバイクがやってきた。急いでそのバイクを止める。

男「なんだお前!危ないじゃないか」

俺「ねぇ、アンベール城ってここからまだ歩くの?」

男「アンベール城?アンベール城はあれだろ」

男の指差す方向はまさに俺が苦労して登ってきた坂道の入り口付近をさしている。

俺「え?あれ?」

男「ああ。この先はジャイガル要塞だぞ?」

俺「なにそれ?」

男「なにそれって・・・ジャイガル要塞だろ・・・」

俺「行ったほうがいいの?」

男「まぁ・・・なんだ・・・せっかくここまで歩いてきたようだしな・・・」

俺「はぁ・・有り難う」

どうやら俺はアンベール城の入り口を越え、その先にある要塞とやらへ向かっていたらしい。バイクの男曰く、見晴らしがいいのはジャイガル要塞からだそうだ。入り口からおよそ半分は上ってきてしまったので今更引き返すのも癪に障る。俺は久々に根性で上ることにしてみた。汗をたらし、既にTシャツはしめっている。南米から戻り完全に運動不足だった俺にとってこの坂道は辛いものがある。フラフラと歩いていると突然俺を呼ぶ大声がした。


「おい!!!」


思わず驚いて固まる俺。


「おい!ここだ!!」


どこだ!?誰だ!?声のする方向を見ると道の奥の茂みのような場所の壁にインド人のおっさんがいる。

俺「え!?何!?俺!?」

お「そうだ!お前だ!」

俺「何!?」

お「俺の写真を撮ってくれ!」

俺「は!?」

お「写真だよ!」

俺「え!?なに!?そこで何してるの?」

お「涼しいんだよ。ここは」

俺「は!?は!?」

お「ほら、ポーズ決めるから早く!」


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意味も分からず写真を撮るとおっさんは満足げに地面に座り込み「行っていいぞ」と俺に手を振った。何なんだアイツは・・・。


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その後やっとの思いで頂上へ辿り着き、要塞とやらを見学してみたが風景がそこそこ綺麗なだけで見所はなにもなし。世界一大きな大砲があると言われ見てみたが写真を撮るにも価しないものだった。俺は深くため息を吐き、宿へ帰った。
コメント
この記事へのコメント
なぜこうも写真を取られるのが好きなんだ?

写真撮らせた後に金請求されなくて良かったな
2012/03/13(火) 10:15:02 | URL | #-[ 編集]
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