世界中をぷらぷらしてきた

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俺にとって昨日R君とTさんに出会った事は落ち込んでいた俺にプラスに働いた。いや、多分出会ってなければ今後他の国々を1人で旅しようなどとは絶対に思わなかったはずだ。俺は気持ちを切り替えた。わずか4日だけの滞在となったベトナムはホーチミン。だけど色々な出来事があった。今日の夕方には順調にいけばタイにいるはずだ。気落ちしている暇は無い。昨日決めた通り今日はベトナム統一会堂を見に行く、これが今俺がやるべきことだ。気持ちが乗っていたからか目が覚めたのは早朝6時だった。俺は荷物をまとめハシゴを降りた。1階を見渡してもリビングにも台所にも誰も居ない。う~ん、お金をどうやって支払おう。困りながらも家の中を徘徊していると玄関の床にご主人が寝ているのを発見。まさか・・・俺が寝てた部屋はご主人の部屋だったのでは・・・。しかし本日タイに戻れることでテンションが高い俺は主人を叩き起こした。


俺「おはようおじさん!」

主人「あ・・・あう・・・・」

俺「俺、もう出るからチェックアウトね」

主人「あう・・・あう・・・」

俺「お代、ここの机の上に置いておくよ」

主人「あ・・・・う・・・・・」

俺「じゃ、お世話になりました!ありがとう!」

主人「あう・・・・あ・・・・zzzzz・・・・」


気持ちのいい朝だ。まだ人も少ない大通りで俺は大きく背伸びをした。ふと横を見るとサンドイッチ屋のおばあちゃんがサンドイッチを作っている。俺は今日も2つサンドイッチを注文した。考えてみるとベトナムに来てから3日連続で食べている。こいつもこれで食べ収めか。俺はおばあちゃんに「毎日美味しかったよ、ありがとう。俺は今日でベトナムを発つけれど元気でいつまでも美味しいサンドイッチを作り続けてね」という意味で代金に少し多めのチップを入れて渡そうとしたが、結局代金分キッチリ払ってサンドイッチを受け取った。

サンドイッチを食べてタバコを吸う。統一会堂の開館時間まであと2時間ほどある。俺はボーッとしながらデジカメの写真を見たり、日本の事を考えた。1時間程経った後、俺は統一会堂へ向かって歩き出した。少し離れているこの場所へは迷ったりしながら歩いているうちに丁度いい時間になるはずだ。まだ太陽が登り切っていないので涼しくて気持ちがいい。大通りは少しずつバイクの数が増えていき、ベトナムの朝が始まろうとしていた。と、その時後ろから声がかかった。奇妙な自転車に乗ったおっさんだった。


おっさん「やぁ、乗らないかい?」

俺「へ?なにこれ?」

おっさん「これはベトナム名物のシクロっていう自転車タクシーさ」

なるほど。確かガイドブックで読んだ記憶がある。ただ余りにも恥ずかしいので誰も乗らないという際物だ。京都の人力車みたいなものだろう。実際ここ4日間過ごしたがシクロに乗った人を見るのは極めて稀だった。現地の人でもなかなか乗らないものだった。俺は考えた。これは逆に乗るべきなんじゃないかと。どう見ておっさんは弱そうだった。拳銃でも突き付けられない限り勝てそうな気がする。

俺「俺さ、統一会堂まで行きたいんだけどこれで行けるの?」

おっさん「ああ、大丈夫だよ。任せてくれ」

俺「だってこれ見てよ。地図見ると結構距離あるよ?」

おっさん「大丈夫だって。こう見えても俺はプロフェッショナルなんだぞ?」

俺「ふ~ん。そいじゃ値段は幾らなの?」

おっさん「そうだなぁ、ここからだから100円位は貰いたいところかな」

俺「よし!乗る!おっさん、頼んだよ!」

おっさん「任せなって!じゃ、早く乗りな!」

俺「うん」

おっさん「おいおい、どこに行くんだ?お前が乗るのはここだ」

俺「え?ここ?」

おっさん「ああ、シクロってのはこういう乗り物さ」

俺「マジで・・・?これで統一会堂までの距離走るの?」

おっさん「ああ、ノープロブレムだよ。いいから早く乗りな」

俺「うん・・・。これで・・いいの?」

おっさん「よし、ちゃんと捕まってろよ」

俺「待った待った、記念に写真取りたい」

俺は丁度その場を通りかかった欧米人バックパッカーに写真を1枚撮影してもらった。そして出発である。統一会堂へ。


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↑こちらがシクロ。一輪車の前に2輪の座席部がついており、おっさんが全力で一輪車を扱ぐ。因みに舵部分のハンドルは勿論俺が座っている座席である。これ以上深く説明しなくても後は想像するに容易だろう。


俺は甘く見ていた。どうせおっさんが扱ぐ自転車だ。それに俺とバックパックという大きな荷物を乗せてだ。イメージでは京都などで見る人力車、それの更にゆったり優雅に乗る感じの乗り物と思っていた。


少しずつシクロは加速していく。



少しずつ。





すこしずつ。









少しず・・・・・・。















おいっ!!!








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はええええ!!てか車道に出るんじゃねぇ!!!



その速さは尋常ではない。前を走るスクーターに追いつかんとする速さだ。想像して欲しい。扱いでるおっさんは後ろにいるのである。俺は地面スレスレに設置されたチープな椅子に座っているだけ。それが全速力で加速する。遊園地の絶叫系マシーンもたじたじである。










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おっ・・・ばっ・・・交差点入るな!!入るんじゃねぇ!ぶつかる!




こんな走りを繰り広げ、シクロはわずか10分足らずで統一会堂へ到着した。シクロを降りると足がカクカクになっている。恐怖だ。俺はおっさんに100円を渡し、まだ開館前だったので入口前に座り込んだ。おっさんは猛スピードで消えていった。俺は開館までの暇つぶしにガイドブックでシクロを調べてみた。

「東南アジアで見る旅客用の人力車。是非乗ってのんびりとベトナムの街を観光しよう」


だよな!?そう書いてあったよな!?


凄いスピードだったぞ!?日本に来たら絶対競輪でひと財産築けるぞあのおっさん。


気を取り直して開館。


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パッと見の印象は、なんとも地味な感じだった。


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そして中身も地味だった。中に入ると英語での説明があり、案内をしてくれる。俺はとりあえず案内を受けるために欧米人グループについていったが、あまりにもネイティブな英語過ぎてついていけず、更には会話もままならないので完全に孤立していた。そしてガイドも俺には全く触れず、俺はベトナム統一会堂で空気と化したのだった。


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説明を聞いても全く理解できないのでガイドブック片手に屋上に登ってみる。屋上から外を見渡すと統一会堂より一直線にひかれた道が見えた。ガイドブックによると、ここを境に南・北とベトナムが分断されていたらしい。そう考えると凄いなここは。


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しかし退屈だ。旅人には大きく分けて3つのタイプがあると俺は思う。1つはこのような歴史的建造物を見て回るタイプ。もう1つは国、街、人々と接してその空気を味わうタイプ。そして最後がその両方タイプ。だが俺はその3つのどれにも属さない。建造物は1~2分見れば飽き、人々とは接したくない、計画を立てないで無鉄砲に行動する、トラブルが起きる前に想定して行動するのではなく、トラブルが起きてから対処方法を考える。完全なニュータイプだ。因みに俺はこの1人旅の全てで一切予防接種というものをした事がない。この話は後に色々問題を引き起こしてくるので、その時、その都度公開していこうと思う。


アッという間に飽きた俺は早々に空港へ行くことにした。町中でブラブラして変な詐欺にひっかかる位ならば、涼しく、フカフカのソファーのある空港で過ごした方が間違いなく快適である。しかし空港まではタクシーを使うしか手はなく、俺は慎重に政府公認のタクシーで空港へ向かった。


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ああ、メーター制のタクシーって素敵だ。


空港について早々にチェックイン。あとはゲートの前でタイへの飛行機搭乗時間を待つばかりである。その時ぼーっと外の景色を眺めていた俺はふと視線に気付いた。その視線の先はインド人であった。目があった俺はつい目をそらしてしまう。


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インド人「こんにちは。日本人ですよね?」

俺「日本語?しかもすげぇうまいし」

インド人「僕、日本に20年位住んでいるんです」

俺「おおお!凄い、だから日本語そんなに上手なんですね」

インド人「ありがとう、日本大好きです」

俺「日本ではなんの仕事しているんですか?」

インド人「大分県で漁師をしています」

俺「漁師?」

そのギャップが凄く面白かった。彼はこの後ここホーチミンから日本へと戻るらしい。そして彼は俺に手を振って飛行機へと乗り込んでいった。その2時間後、俺も再びタイへ向けて飛び立った。



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番外編

とりあえずこれを読んで欲しい(シクロについて別途ウィンドウが開きます)


コメント
この記事へのコメント
シクロわろたw
トラブル後に町歩くのはやだけど、ぷららしい楽しみ方素敵。
2010/05/09(日) 15:14:42 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
連レスすまん
リンク先見てきたけどシクロ怖い…何事もなくてよかった。
2010/05/09(日) 15:22:53 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
ご主人w
そしてチップケチんなwww

シクロは優良(?)ドライバーでよかったね!
2010/05/09(日) 19:46:53 | URL | #-[ 編集]
ご主人かわいいw
2010/05/09(日) 21:15:58 | URL | ぽんた #-[ 編集]
しくろわろた
2010/05/11(火) 06:39:14 | URL | #-[ 編集]
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