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内股でヒョコヒョコと映画館を出た俺は心配するN君に返事も返せず一目散に宿へ向かった。ドミトリーに入ると結構数の人が居て「お初です~」とか「こんばんわ~」などと挨拶をしてくれたが苦笑いで挨拶を返すくらいしか出来なく、ケツに染みを作りながらバックパックをひっくり返し、新しいパンツとタオルを持ってトイレ兼シャワー室へと向かった。しかし偶然にも誰かがトイレを使用しており入る事ができない。俺は叫んだ。

俺「すいません・・・マジですいません。ちょっと使わせてください。本当にお願いします」

女「え!?え!?ちょっと今シャワー中です」

俺「すいません。漏れそうなんです。本当すいません」

女「ええええ?!待って!!待って!!あ、私個室なんでトイレ付いてるから201の部屋のトイレ使っていいですよ」

俺「有り難うございます;;」

俺は走った。201の部屋を勢いよく開けトイレへ駆け込むと水の様な便を放出した。固形物は何も出ず完全に水状態が延々と続く。穴がキリキリと痛むが止まらない。何分間こもっていたのだろうか。便も止まっているが便座を立つこともできない。

女「あの?大丈夫ですか?」

俺「あ・・・ごめん。今出ます」

女「ううん、大丈夫。下痢ですか?」

俺「はい;;」

女「あ~、大変ですね」

染みの付いたパンツを新しいパンツに交換し、タオルに包んで俺はトイレを出た。

俺「はぁ・・・はぁ・・・」

女「うわ・・・マジで大変そうですね」

俺「いや、ほんとどうも有り難う・・・変な物食べた記憶は特に・・・あるか・・・」

女「下痢キツそうですよね。私まだなってないけど怖いなぁ・・・」

俺「いや本当ありがとう。部屋に戻ります」

ドミトリーに戻るとなんとも微妙な空気が漂っていた。N君も心配そうにこちらを見ている。

俺「いやぁ・・下痢で・・・」

男「あ~洗礼うけちゃったんだね~」

俺「洗礼?」

男「インドの洗礼だよ。きっついよね。明日薬局で下痢止め買うといいよ。日本の薬は全然効かないからさ」

俺「はい。てか皆下痢に?」

男「うん。大概下痢になるよね」

俺「そうなんだ・・・あ~もう辛かったですよ。漏らしたのなんか久々ですよ」

男「も・・・漏らしたの・・?それに久々ってどんだけ頻繁に漏らしてるんですかwww面白いですねw」

俺「あ・・・いやいや。見ます?これパンツですけど」

男「見ないしwwww持ってこないでくださいよそんなのwww菌付いてますって」

俺「あ・・・そっか」

その晩、腹痛と闘いながら夜中に何度もトイレに駆け込み水を出すだけの作業を繰り返していた俺は朝には完全に衰弱しきっていた。何度も何度も夜中に飛び起きてはトイレへ駆け込んでいたので部屋の皆にも迷惑がかかると思い宿主に部屋をシングルに変更してくれとお願いしたが残念なことに空きがなく、このままドミトリーに宿泊することとなった。とにかく下痢が止まらないし若干熱っぽい。足元もフラつく。早く薬を買いに行きたいが薬を買いに行くまでにまた漏らしそうだ。昼前、俺は意を決して薬局へ行く事にした。トイレットペーパーなど持っていなかったのでメモ帳を破りもしもの時に備えてタオルとパンツも持った。横になっていた体を起こすと若干立ちくらみもする。考えてみると丸一日水しか飲んでいないし、その水も飲んだその場から出て行く。宿の階段を下りるだけでにひびく。

メインバザールへ出て穴を押さえながら薬局を探す。宿主によればメインバザールの通りには沢山の薬局があるそうだ。しかし3分程歩いただけど強烈な便意が俺を襲う。引き返すには間に合わず、進むには無謀過ぎる。かといって野良牛の如くこの通りでしゃがみこむには人目が多過ぎる。俺は腹をくくった。漏らしてでも薬を買わなければこの先は見えない。とっとと買って宿へ戻ろう。しかしその決意を踏みにじるが如くインド人が寄ってくる。

「ジャパニー?チャイ飲んでけよ!」

「んなもん飲んだその場から噴射するわボケェ!」

「へいフレンド!うちの宿はエアコン付きで200ルピーだぜ!」

「お前みたいなフレンド居た事ねーよ!」

「ジャパニー?ウェアアーユーフロム?」

「お前・・・ジャパニーって最初に言ってるじゃねぇかよ・・・」

「ガンジャ探してるんだろ!?俺には分かるぜ!」

「お前何も分かってねぇよ!!!」


怒鳴り散らしながら必死に薬局を探すとそれとおぼしき店をようやく見つけた。

俺「あ・・・あの・・・薬を・・・」

おやじ「よう!ジャパニか?コリアンか?」

俺「ジャパニだよ・・・薬を・・・」

お「よ~しよし、今チャイでも買ってくるから待っててくれ」

俺「急いでるんだよこのボケ!!!チャイなんかいらねぇから薬よこせ!薬!!」

お「お・・・お前なんでそんな怒ってるんだよ・・・」

俺「どうでもいいから薬くれよ・・・頼むよ・・・」

お「そりゃ分かったけどここは化粧品屋だ。アーユルヴェーダ分かるだろ?彼女にどうだ?」

俺「おお・・・お・・・」

お「どうした?このクリームなんか最高にいいぞ?」

俺「薬局・・・薬局はどこ?メディシン!!」

お「あー薬だ。ほら、この先の店だよ」

俺はこの期に及んでチャイをすすめてくるおやじを振り切り、一目散に薬局へ駆け込んだ。薬局にはどう見ても店員とは見えない私服の兄ちゃんが2人携帯電話をダルそうにいじっている。

俺「あの・・・薬を・・・」

兄「お、チャイ飲むか?」

俺「飲まねぇよ!薬を・・・頼むから早く薬をください・・・」

兄「お前随分辛そうだな」

俺「だから病体に鞭打って薬局まで来てるんだろうが・・・」

兄「で、何の薬が欲しいんだ?」

俺「下痢だよ下痢!」

兄「下痢?」

俺「ああ・・・英語でえっと・・・前も下痢が言えなかったんだよな・・え~っと何だっけ。ダ・・・ダ・・・・あれ・確かスペルがこうだから・・・ディ・・・ディアレア・・・?」

兄「なんだって!!お前ディアレアなのか?!」

俺「おお!通じた!!!そうだよディアレアなんだ!早く薬を!ハリーアップ!」

兄「なぁ?お前ディアレアってなんだ?」

兄2「知らね」

兄「だよな?」

俺「コントかよ!ディアレア!ほら、こう・・・ケツからジャージャー!」

兄「ああ、ダイアリアか。ほれ、これが薬だ。朝晩1錠な。あとこれ飲め。ORS」

俺「ORS?」

兄「水に溶かして飲め」


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こうして俺は下痢止めの抗生物質とORSを手に入れた。宿に戻ると俺は薬を飲んで眠った。そしてうなされた。多分熱が出ていたのだと思う。寝返りを何度も何度もうちながら俺は思った。

「大人しくアメリカに行ってればこんな事にならなかったのに・・・」

いつの間にか俺は眠ってしまっており、目が覚めると朝になっていた。腹痛は治まっているが体がダルくて起き上がれない。口に入れられるものとすればペットボトルに溶かしたORSが3Lだけだ。この日から3日、俺は延々と風呂にも入らずベッドの上で過ごすこととなった。はっきり言ってインドの下痢をナメていた。これまで幾度と無く腹を壊したが今回程ひどいものはなかった。

下痢から1週間。ドミトリーの顔ぶれもスッカリ変わりあの時から残っているのは俺だけになってしまった。体調はすっかり元に戻った。これからどうしようか。正直どこにも行きたくなかった。汚い、ウルサイ、面倒くさいの三拍子が揃ったこのインドはどうにも好きになれなかった。宿の受付前にあるパソコンで時間を潰して航空券などを探しているとスタッフが言った。

ス「体調はもういいみたいだな」

俺「うん」

ス「で、次はどこに行くんだ?」

俺「あーもう帰ろうかなって」

ス「日本にか?」

俺「うん」

ス「確かお前ジャイサルメールに行っただけなんじゃないのか?」

俺「そうだよ」

ス「アーグラもジャイプルも行かないのか?」

俺「なんかもうね~いいやって思えちゃって」

ス「バラナシも行かないのか・・・」

俺「あ~バラナシねぇ。ガンジス川だっけ?」

ス「そうだ。聖なる川ガンガーさ」

俺「うーん。正直タージマハルとか人口の建物より自然の方が好きだから一応行ってみようかなぁ。電車だよね?」

ス「ああ、15時間程だから寝台で行けばいいよ。チケット手配してやろうか?」

俺「マジ?うーん・・・うーん・・・どうしよう」

ス「どうするんだ?」

確かにインドに来てバラナシにも行ってなければインドに来た意味なんぞないだろう。思い起こせばタイで「バックパッカーの癖にインドにも言ってない」と言われたのにカチンときたんだっけ。このままじゃ「バラナシに行ってないのにインド語るんじゃねぇよ」と言われそうだ。

俺「じゃ行ってみる!チケットお願いするよ」

ス「いつがいい?」

俺「じゃあ来週で」

ス「OK分かった。チケット取れたらまた連絡するよ」

俺「よろしくね」


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チケット手配までの1週間、俺は丁寧に穴をケアし、万全を期してバラナシへ向かうのだが再びバラナシで腹痛に襲われるのだった。
コメント
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2012/01/31(火) 15:46:29 | | #[ 編集]
うわ~ww

下痢キツそ…

インド行った時は気をつけよう…
2012/01/31(火) 23:00:10 | URL | #-[ 編集]
俺もパッカーの端くれとして1度はインドに行かなきゃならんと思ってたが・・・

行くのやめたw
2012/02/02(木) 17:55:45 | URL | #-[ 編集]
2013/07/29(月) 10:40:01 | URL | ちにひみ #-[ 編集]
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