世界中をぷらぷらしてきた

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客引きが怪しすぎるので欧米さんが大勢出入りしていた少し高い1泊400ルピーという宿へ泊まった翌日、少しでも欧米さんとコミュニケーションを取ろうとドミトリーへ移動、出来ることならばおすすめの見所や行き方などを知りたかったが、3日程泊まれど俺はドミトリーの空気でしかなかった。唯一会話してくれる宿の受付にいるインド人と一緒に飯を食いに行ったりするだけで、この3日間一切の進展などなかった。そもそも俺が宿を取るニューデリーはメインバザールに見所という見所は無い。ただガヤガヤしているだけだ。例えるなら・・・そう。汚いカオサンである。

このままここデリーに居ても何もすることがないので、とにかく移動しかたったのだが行き先候補がまるでない。唯一しっているタージマハルもこの当時どこにあるのから分からなかったし、欧米さんのノリにはついていけないし、結構な頻度で俺はドミトリーのベッドに横になっていることが多かった。ある日俺以外の宿泊客が外へ出てしまい、またいつもの孤独タイムが始まった。広いドミトリーに1人ポツンと寝転がっていると隣のベッドに欧米さんが置いていったロンリープラネット(ガイドブック)が置いてある事に気付いた。もしかしたら英語が読めない俺でも写真を見れば行きたい場所が出てくるかもしれない。そしてそれを話題に欧米産と仲良くなれるかもしれないし、一緒に行ってくれる人が出てくるかもしれない。ペラペラとページをめくっていると、1つ気になる写真があった。それはどこかで見た事があるような写真だった。「ブルーシティ」と呼ばれるその町の名前は「ジョードプル」、手始めに俺はここに行く事に決めた。だが行き方が分からないし、どこにあるのかも分からない。俺はワクワクして欧米さんの帰りを待った。その夜・・・。


欧米さん「シーット!誰だよ俺の荷物漁った奴はよ!?」


ベッドの上に置いてあったので拝借しましたなどとはとても言えず、周りから突き刺さるような冷たい視線を遮る様に、俺は蒸し暑いドミトリーで毛布を被って眠った。

翌日、荷物をまとめ宿を出た俺はメインバザールを南の方へ歩いてみた。これだけバックパッカーに愛されているインド、そのインドの首都デリーで日本人宿が無いはずがない。埃が撒き上がり、けたたましい音を立てて走るオートリキシャを避けながら歩いていると次々と客引きから声がかかる。

「ヘイ!!ジャパニー!!?どこ行くんだ?」

「ジャパニ!?お前宿決まってるか?」

「チャイ飲んでけよ!」

「止まれ(日本語)!」

とにかく歩いているだけで次々と声がかかる。若い俺の体が目当てなのか中には服を引っ張るインド人までいる。どう見てもメインと思わしき場所を通り過ぎそうだったので逆に声をかけてみる事にした。

俺「ねぇ?デリーって観光名所どこなの?」

インド人「お前インドに来たばっかりか?」

俺「うん。4日程前にね」

イ「よーし!お前にとっておきのスペシャルな宿を紹介してやろう!ほら来い!お前だけ特別だぞ!」

俺「おじさん、話聞いてますか?俺は今チェックアウトしてきたばかりなのね?で、観光をしたいんだけど」

イ「宿でユックリ話をしよう!ほら、行くぞ」

俺「待て待て。話を変えるんじゃない。いい?デリーの観光をしたいのね?観光名所って何かあるの?」

イ「デリーはビックシティだ。なんでもあるんだ!だから宿へ行こう!!」

俺「宿の話は忘れろよ!で、具体的に何があるの?」

イ「なんでもあるさ!」

俺「あーもういいよ。お前に尋ねた俺がアホだった。じゃあね」

イ「おい!スペシャルな宿なんだぞ!!お前だけ特別なんだぞ!!」

俺「もうついてくるんじゃねぇ!!おお!!そこでチャイを飲んでるオジさん、デリーの観光名所ってどこですか?」

オ「デリーはビッグシティだから何でもあるぞ」

俺「お前等集団催眠にでもかかってんのか?具体的に何があるんだよ」

オ「だから何でもあるんだよ」

俺「あーもういいや」

諦めて道端でチャイをすすっていると日本人と思わしきカップルを発見。早速話しかけてみることにした。

俺「あの!?日本人ですよね?」

男「あ、はい。こんにちは」

俺「うおおお!あの、日本人宿とかってありますか?」

男「うーん、あるのかな。俺等泊まってた宿はそこそこ日本人いたけど今日皆出たんだよね」

俺「それでもいいんで、そこ教えて貰えませんか?」

男「ああ、すぐそこだよ。右に見えてくるから」

俺「ありがとう!!」

教えて貰った宿はすぐに見つかった。早速ドミトリーにチェックインするとドミトリーには1人の日本人女性がパソコンをいじっていた。

俺「こんにちは」

女「あ、こんちはー。今来たんですか?」

俺「はい」

女「どこからー?」

俺「いや日本からです」

女「あ、きたばっかりか」

俺「はい。それでですね、ちょっとワケあってインドに来ることになっちゃったんですけど、観光名所ってのが全然分からなくてデリーで何かおすすめってないかなぁ~なんて」

女「デリー私も全然見てないんだよね。一応インド門とかラールキラーとかあることにはあるけど、あんまり建物に興味ないからさぁ」

俺「あ~分かる気がする。そうだ!ガイドブック持ってます?」

女「うん」

俺「うおおお!!!地球の歩き方インド!!!カナダ編と交換しませんか!?」

女「しないけど・・」

俺「これこれ!ジョードプル!ここ行きたいんだけど、ふむふむ。電車で行くのか!チケットは・・・駅で・・・ふむふむ。ちょっとメモりますね」

女「チケットなら今から行けば取れるんじゃない?」

俺「マジ?どうせ暇だし行っちゃおうかな」

女「明日土曜日だし早くしまるはずだよ。日曜日は休みだし」

俺「じゃあスグ行かないと!!」

俺は荷物を置いて駅へ向かった。メインバザールから駅までは目の前なので歩いて5分程度。途中何度も声をかけてくるインド人を振り払い、俺は駅へ向かった。


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ガイドブックの情報通りに駅へ行き2回の外国人専用入り口へ向かうための階段へ向かうとゴツいインド人に呼び止められた。と言うより捕まえられた。

俺「え!?え!?」

イ「お前どこいくんだ?この上のカウンターは今日は休みだ」

俺「マジで!?」

イ「お前電車のチケット欲しいのか?」

俺「うん。ジョードプルってとこまで」

イ「ジョードプルはいい所だな。よし、お前いい奴っぽいから俺の知り合いの旅行代理店で特別にチケット手配してやるよ。ガバメント公認の店だから安心しな」

俺「うっそ!いやでも行くだけ行ってみたいんですけど・・・」

ソロリソロリ

ガシッ!!

イ「休みだって言ってんだろうが!」

俺「キャー!!でもほら、上から欧米さんがホクホク顔で下りてきてるじゃないですか」

イ「あいつ等はギリギリ間に合ったんだろ」

俺「欧米さん、まだ上はやってますか」

欧「もちろんよ」

俺「ほらー!ほらほらー!離して!!離せっ!!!離せチクショー!!」

俺はインド人を振り払って2階への階段を駆け上がった。


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2階では当然の如く外国人専用受付が絶賛営業中であった。

俺「あの野郎・・・・」

金曜日の午後ということもあり、随分混雑していたのでチケット購入まで2時間程かかったが、無事にエアコン無し車輌の寝台3段ベッドを購入。俺は先程の欧米さんの如くホクホク顔で宿へ戻った。

女「あ、おかえりー。どう?買えた?」

俺「うん!でも階段でインド人に絡まれてさぁ」

女「ああ、いつもいるから無視でいいよ。大概話しかけてくる奴は何か企んでるから無視でいいと思うよ」

俺「そっか~」

女「で、いつの電車なの?」

俺「明日の夜なんだよね」

女「ジョードプルに行きたいって人は珍しいけど、まぁいいんじゃない?」

俺「あとタージマハルってどうやっていくの?」

女「タージはアーグラだから、ここから日帰りでも行けるよ」

俺「え!?そんな近いの!?」

女「電車だけどね」

俺「じゃあまたチケット買うのか~。ああ分からない事が多すぎる。ちょっと歩き方見せてもらえない!?」

女「いいよ」

この日、俺はこれでもかと言うほど歩き方の情報をノートに書き込んだ。そして翌日夜、俺は再びバックパックを背負い駅へ向かうのであった。見つけるのが難しいと散々アドバイスを受けてきたので出発予定の1時間以上前に駅に着いた俺だったが思いの他簡単に列車は見つかり席も簡単に見つかった。ただ困ったことに俺の席であろう席にすでにインド人が4人座っていた。

俺「あの・・・ここ俺の席ではないでしょうか・・・」

俺がチケットを見せると申し訳なさそうに席を詰めた。いやいや、詰めるとかじゃなくてどっか行けよ・・・。仕方なく無理矢理5人で座り列車の出発を待つ。列車は定刻通りに出発した。あとは到着までただ耐えるだけだ。時折チャイや夕飯の販売に来るインド人が来る位で何もなく、とにかく暇だった。しかし夜も9時を過ぎると背もたれ部分を無理矢理ベッドにした状態で皆横になりはじめた。俺も真似して寝転がってみる。なかなか快適ではないか。向かいで赤ちゃんと抱えた母親がオムツ交換をしてるので強烈に臭いが眠れるレベルだ。昼間荷物を背負っての移動から疲れがきてたのか、この日俺は始めての寝台列車でグッスリと眠れた。


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相変らず列車は走り続けており、すっかり太陽は昇っていた。気になったのは昨日あれほどいた乗客の姿がまばらなことだ。時計を見ると朝9時。昨日から既に16時間が経過していることになる。どれだけ時間がかかるんだよ・・・・。乗客が少なくなったので窓際に座り、カメラで外の風景を撮影する。所々駅には停まるがどれもさびれた小さな駅で乗客の出入りも少ない。ボーっと外を見ているとチャイを売りに兄ちゃんがやってきたので1杯チャイを購入し、口に含む。


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窓の外は町というよりはどんどんサバンナのような風景に変わっていく。その様子を見ながらチャイを飲むのは最高に至福のひと時だった。そのうち列車内は砂まみれになる位埃が舞っていた。


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時計の針は10時を回っている。さすがに時間がかかりすぎだろうと2つ程離れたところに座っていた若い兄ちゃんに尋ねてみる。こういった旅ならではの現地の人との交流というものは何にも変えられないかけがえの無い体験となるのだ。

俺「あの、ジョードプルってあとどの位なの?」

兄「ジョードプル?」

俺「うん。ジョードプル。ブルーシティのジョードプル」

兄「もうとっくに過ぎたよ」

俺「そっか。過ぎたんだ」

兄「次の駅は終点のジャイサルメールだよ」

俺「そっかそっか。ジャイサルメールか」

兄「・・・・」

俺「・・・・」



えええ!?


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デリーを発って18時間後、俺はジョードプルを遥か昔に通り過ぎ、ジャイサルメールへと到着した。
コメント
この記事へのコメント
平常運転じゃねえかww
2012/01/07(土) 18:09:45 | URL | #-[ 編集]
おもくそ平常運転で読んでる分にはすげぇ楽しいよ…ぷらさん…
砂埃で書いた「ぷ」がおちゃめ。
2012/01/07(土) 20:23:42 | URL | #-[ 編集]
相変わらずすぎるwww被災地で見せた漢はどこへwww
最近FC2のランキング見たら、ぷらが70何位かだったんで他の旅ブログを見たら、びっくりした
説教臭いのやら自慢話ばかりで、ぷらみたいに応援出来んかったよ
2012/01/07(土) 23:37:39 | URL | #-[ 編集]
ぷらさん、おかえりなさい。
10年以上前になるけど、ジャイサルメールに行きました。
ジョートプルとは比べ物にならないくらいの、のんびりした町ですよね!
さぞ、心細かったことでしょう。
続きが楽しみです。
2012/01/09(月) 16:42:44 | URL | #-[ 編集]
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