世界中をぷらぷらしてきた

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過去にこれほどまでに期待に満ち溢れていないフライトなどあっただろうか。ゲストハウスを夜中の2時にチェックアウトし、スワンナプーム国際空港へ舞い戻った俺はチェックインカウンターが開くまでの間ベンチに座り途方に暮れていた。日本から東南アジアへ飛んだ時はこれから見る未知の世界に期待で満ち溢れていた。タイから中東へ向かった時も女のケツ追いかけて飛んだだけあって変な期待で満ち溢れていた。南米に飛んだ時も、南米でブラジルからチリへ飛んだ時も・・・全てが・・希望に、期待に満ち溢れていた。多少なりにも不安があろうが、期待と希望が勝っていたのに今・・・・俺には不安しかない。

インドって何があるんだ。タージマハルとガンジス川しか知らないぞ俺。タイから飛んだからなのかフライトはタイを明け方に飛んでインドに朝到着する予定の便だ。まだ見知らぬ土地へ飛ぶ場合、夜中よりも勿論朝の方がいい。これは今までの俺の旅で得た嗅覚のようなものなのか、いや、前話を読んでいただけたならお分かりかと思うが安かったからだけである。搭乗を済ませバックパックをカウンターへ預ける。もしかしたら同じ便でインドへ向かう奇特な日本人がいるかもしれない。最後の希望を胸にゲートへ向かうと日本人はおろか、旅行者の姿もほとんどなく待っているのはターバンを巻いたインド人ばかりであった。


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時刻通りに飛行機は飛び立ちバンコク市内が徐々に小さくなる。隣の席に座るインド人女性(ババア)は靴を脱いで寝転がるし、斜め前に座ってるターバン巻いてるおっさん共はベルト着用サインとCAからの「椅子に座ってください」のアナウンスを無視し談笑している。南米を旅してきたからか、この独特のアジアのメチャクチャ感が面白く携帯で撮影したら睨まれた。失礼。ガイドブックも何も無いのでせめて地理だけでも把握しようと座席前方のポケットに入っているインドの地図をひたすら眺めていたらCAが機内食を運んできた。まずは隣に座る女性の注文を聞く。分からなければ同じものを頼めばいいだけだ。が、女性は流暢なヒンディー語で注文したため全く聞き取れず、俺には何を言っているか意味不明であった。

CA「ベジ?ノンベジ?」

俺「え?」

CA「はぁ・・・・。ベジ?オア、ノンベジ?」

俺「え?ベジ?ノンベジ?なにそれ?」

CA「はぁ・・・・」

俺「え・・・あの・・・とりあえずビールください」

CA「5ドル」

俺「え?!金取るの?しかも今ドルないし俺・・・」

CA「それでベジなの?ノンベジなの?」

俺「ああもうベジでいいよ。なんだかわからねーし」

CA「OKベジね」

今後何度も耳にするこの言葉。インド旅行をした人ならお分かりだろうがこれは「ベジタブル料理?それともノンベジタブル料理(肉)?」と聞いているのだった。インドはヒンドゥー教とイスラム教が多く、ヒンドゥー教徒は牛を食べないし、イスラム教徒は豚肉を食べないので最初に聞くというわけだった。俺は勿論肉をかっ食らう仏教徒、それなのに目の前に出てきたインド最初の洗礼は特に味もしない、言うなれば高血圧気味の老人が食べさせられる味付け薄めの病院食のような飯だった。俺は一口食べてフォークを置いた。飛行機はほどなくしてニューデリー国際空港へ到着。想像していたボロボロの空港とは裏腹に、ニューデリー国際空港は非常に近代的でキレイな空港だった。あれ?インドってもしかしてこんなキレイな国なのか?俺が今まで聞いたインドの話って嘘だったのか?俺騙されてた?

イミグレーションの並びは相当に長かったが特別面倒臭い質問もなく、入国カードに書いた「ヒルトンインド(本当にあるのかも分からない)」の件も特別つっこまれなかった。その後俺はバックパックを受け取り、とりあえず1万円程をインドルピーへ両替し困ったときのツーリストインフォメーションへ向かった。

俺「こんにちは、ニューデリーに行きたいんですけどどうやって行くの?」

女「ニューデリー?どこ?コンノートに行きたいの?」

俺「お姉さん、色々あって俺インドの事が全然分からないんです。とりあえず俺みたいな旅行者が多くいて、安い宿がある場所に行ければそれでいいんですけど、どこかありますか?」

女「ないわね」

俺「そっか。ありがとう。ってオイ!!!あるでしょ!?どっかあるでしょ!?」

女「私は知らないわ」

俺「だってお姉さんここツーリストインフォメーションでしょ?俺みたいな人来るでしょ?」

女「・・・・・」

俺「え!?無視!?」

完全に受付の女性に無視されていると欧米人カップルがやってきた。話を聞くとどうやら俺と同じように宿を探しているらしい。ペラペラと欧米さんは会話をした後「サンキュー」と笑顔で受付を後にした。

俺「ねぇねぇ!?今の欧米さんどこに行ったの?俺も同じとこでいいんだけど」

女「コンノートよ」

俺「それさっきも言ってたよね。それってダウンタウンみたいなもん?」

女「そうよ」

俺「なんだよ。それでいいんだよ。どうやっていくの?」

女「空港を出て右に曲がるとメトロがあるから、それに乗りなさい」

俺「おおwww簡単wwありがと~!」

しかし空港を出てもメトロとやらが見当たらない。手当たり次第にインド人に話を聞くが全然分からない。


本当に実在するのかメトロは!?


右へ左へ行ったり来たりしていると旅行者らしき集団が入っていく建物があるのでついていくと、それがメトロの入り口だった。だが出口をでて右ではなく、道路を渡った先だったのだが。戻って小一時間文句を言ってやりたい所だがバックパックは重いし気温も高いし、とにかく早いところ宿を見つけて荷物を置きたかったのでムカムカしながらも階段を降りた。メトロと書いてある看板の通りに進むと自動販売機の様なチケット販売機があり、係員が対応をしている。

俺「あの・・・ダウンタウンまで大人1枚」

係「はい?」

俺「その・・コンノート?」

係「ああ・・・80ルピー」

俺「はい」

係「ちょっとこれ500ルピーじゃない。100ルピーまでしか入らないから100ルピーちょうだい」

俺「え?だって両替したら500しか渡されなかったよ」

係「聞いてるの?100ルピーよこしなさい」

俺「いや、だから500しかないって。両替してよ」

係「無理よ。次の人?」

俺「おい、ちょっと待てって」

係「次の人!!」

余りの理不尽な態度に腹が立ったが、いくら文句を言っても両替してくれる気配はないし、なにより後ろでマシンガンを抱えてこちらを凝視している軍人さんが気になる。仕方が無いので売店で買いたくも無いジュースを買い、両替をしてもらった。


lDSC00714.jpg


インドのメトロは近代的だった。空港からここまで本当に汚らしいインドを見ていない。むしろ我が地元の方が汚いくらいだ。メトロに乗り込むもコンノートという駅はない。しかし終点にニューデリーと書いてあるのでそのまま乗ることにした。な~に、間違っていてもまだ昼だ、慌てる時間じゃない。終点まで20分程で到着し、俺は再び荷物を担いで歩き出した。頼りになるのは「EXIT」の看板のみである。


lDSC00715.jpg


外へ出て手当たり次第に「安い宿はないか?」とインド人に聞きまくるも答えは「知らない」ばかり。いくら周りを見ても旅人の姿はなく見えるのはインド人と野良犬の牛ばかり。どうしたらいいのか分からずフラフラ歩いていると俺は気付いた。目の前にある大きな建物って駅じゃないのか?そうするとここは駅前なんじゃないか?

俺「ねぇ?あれって駅?」

イ「ああ。駅だよ」

俺「じゃあここ駅前ってこと?」

イ「いや、メインバザールはあっちだよ」

俺「メインバザール?なにそれ?安宿ある?」

イ「ああ、行ってみるといいよ」

俺「有り難う!!」

俺は駅に向かって歩きはじめた。この駅を越えればきっと宿があるはずだ。そうすれば旅人に合うこともできるだろう。もしかしたら日本人に会えるかもしれない、とにかく今の俺には情報が必要だった。てくてくと駅に向かい歩いていくと階段がある。見上げると駅の反対側まで伸びている。なるほど。この橋を越えて駅の向こう側まで行くってわけか。俺は階段を登りはじめた。

軍人「おい、ちょっと待て」

俺「え?」

軍人「この階段は下り用だ」

俺「じゃあ上りは?」

軍「ない」

俺「え?」

軍「ない」

俺「じゃあどうやって向こう側に行くの?」

軍「ふんっ」

俺「おいおい無視すんなよ」

しかし見てみると上りたがっているインド人も止められている。どうすりゃいいんだい。駅はとてつもなく巨大で踏切がどこにあるのかも分からない。目の前に階段があるのに上れない葛藤・・・、それでもウロウロしているとタクシーのおっさんが声をかけてきた。

タ「おい、どこに行きたいんだ?」

俺「向こう側だよ」

タ「今日は無理だ。今日はフェスティバルだから行き来できないんだ」

俺「そうなの!?」

タ「お前宿探してるのか?」

俺「うん」

タ「俺の知り合いの宿に連れてってやるけどどうだ?」

俺「いくら?」

タ「1000ルピーだ」

俺「1000?1000って1500円位か。あれ・・?これ高いよな・・?」

タ「ほら、早く来い!ホットシャワーも使えるぞ!」

俺「いやいや、いいや。まだ相場も分からないし駅の向こうに行く方法を探してみるよ」

それから1時間以上タクシー運転手などに尋ねて回ったが応えは全て「フェスティバルだから無理」だった。これは後に嘘だと分かるのだが、聞く人聞く人全員が同じ事を答えるってどうなってるんじゃい・・・。仕方が無く踏み切りを探して俺は線路沿いに歩き始めた。すると1番端の入り口からホームに入れる入り口がある。しかし俺はチケットも何も持ってない。駄目もとで入ってみるとすんなり入れてしまった。この時完全にフェスティバルがあると信じきっていた純朴なぷら青年はうつむき加減で駅の向こう側へと無事到着するのであった。

そしてこの日、この時から俺のインド人との戦いが幕を開けたのであった。
コメント
この記事へのコメント
メトロは存在すらしないんだったら、どうしようかと思ったwww
インド人はみんな嘘つきらしいから怖い…
2012/01/06(金) 01:14:57 | URL | #-[ 編集]
薄暗い国際空港でそとは乞食だらけ
って聞いてたけど今は綺麗なんだな
2012/01/06(金) 11:10:39 | URL | #-[ 編集]
今追いつきましたー!
めっさおもろいすなぁ。俺も旅したい感じになって参りましたー。というか会って話ししたいなぁ
2012/01/07(土) 00:44:50 | URL | 仙台から #-[ 編集]
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