世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg


作業を終えて三陸道を南下する。カーステレオからは震災情報がひっきりなしに流れている。石巻を離れ松島に差し掛かった辺りで車は渋滞に巻き込まれた。俺はこれまでの作業の事などを思い出していた。気がつくと疲れからなのかウトウトしかけている。帰り際に事故なんぞ起こしたら目も当てられない。俺は地元のずっと手前である仙台港で一旦高速道路から降りた。辺りはすっかり暗くなっている。

俺は家に戻る前にどうしても寄りたい場所があった。

スーパー銭湯だった。

ここ数日間まともに湯船につかっていないので寝る前に思う存分風呂に入りたかったのだ。眠い目を擦りながら最後の力を振り絞って俺はスーパー銭湯へと向かった。数日振りに入った風呂はとにかく格別の一言だった。これまでの作業の垢をこれでもかと言う位に落とし、俺は再び車へ戻った。これからどうしようか。

どうしようかというのにはワケがある。正直家に戻るのが少し怖かった。3.11の震災からまともに片付けすらしていなく、またあの部屋に居る時に大きな余震がきたらどうしようかなどと考えていると、とてもじゃないが暗い中戻る気にはなれなかった。そこで俺はコンビにでビールを買い込み、この日はスーパー銭湯の仮眠室で閉店時間まで眠り、あとは車で寝て朝になったら戻ろうと考えた。時間はアッという間に過ぎ、銭湯の店員に起こされて車へ戻る。ふと時間を確認しようとすると携帯に着信があった。おっさんからだった。その数なんと10件以上。時刻を見ると夜中の3時を回ったところだ。2~3回鳴らしてみて出なかったら明日かけてみようと俺はおっさんの携帯に電話をした。おっさんは即電話にでた。

俺「あ・・・あれ・・・もしもし」

お「兄ちゃんか?」

俺「はい。あの、すいません電話に出れなくて。それにこんな夜中に。着信の回数が多かったので急用なのかなと思って電話してみました」

お「兄ちゃん明日忙しいか?」

俺「明日ですか?特に何もないですよ」

お「申し訳ないんだけど明日来れるか?NPOの学生さん達が大勢来てくれるらしいんだけど現場を指示する人間が俺しかいないんだ」

俺「俺が指示するんですか?」

お「指示って言うか、現場監督的なもんでその場で一緒に作業をしてくれるこっち側の人間になって欲しいんだ」

俺「まぁ、全然いいですけど」

お「もう地元帰ったのか?」

俺「いや、偶然にも仙台なんですまだ。じゃ、明日朝行きますね」

お「助かる。本当に恩にきるよ。よろしくな!じゃ、おやすみ」


lP1010638.jpg


lP1010629.jpg


lP1010637.jpg


翌朝、俺は三度石巻へと向かった。早めに到着してしまったので俺はおっさんから聞いた津波被害の大きかった場所をもう一度見に行く事にした。やはり、言葉を失ってしまった。余計な寄り道で渋滞に巻き込まれ、10分遅れで現場へ到着すると既にNPO法人らしき集団が現場に集まっている。大型バス2台にトラック3台。見ると皆若い。学生のようだ。

俺「おはよ~す」

お「兄ちゃん、来てくれたか!早速だけど俺はこっちの床と壁を作業するから指示頼むよ」

俺「え?!指示って何をするんですか今日は!?」

お「おっと、肝心な事を忘れてた。今日は家の中の床下の泥の掻き出しなんだ」

俺「うは~><でも学生さんも大勢いるし、いっちょ頑張りますか!」

お「本当にすまないけど、宜しく頼むよ」


床下の泥だし。これは想像を絶する作業だった。床の下には20cm程ヘ泥が溜まっており、そこへ潜りバケツリレーで泥を搔き出す作業だ。発電機からドラムコードで照明を床下に這わせ、ヘッドライトをヘルメットに取り付けて中へ潜る。床下は高さ5~60cmしかないので常に四つん這い状態だ。しかも臭いがキツイ。暑い。暗い。過酷な作業現場だった。

俺「あの~、ボランティアご苦労様です。今日は床下やるので体力に自信のある人俺についてきてもらっていいですか?」

どうせ誰もついてこないだろう。今時の学生なんてそんな奴等ばっかりだ。

そう思ってた自分が情けない。なんと全員が俺についてきてくれた。

俺「じゃあ、俺と一緒に中に入る人5名程、あとはここの穴からバケツを送り込む人数名、あとの残った人は一輪社全部使ってどんどん運び出してもらう形でいいかな?」

学生「はいっ!!!!」

俺「じゃ、いくよ~」


lP1010601.jpg


lP1010605.jpg


こうして30cm四方の穴から床下へと入る。あとはただガムシャラに泥との格闘だ。気がつけばとっくに夕方になっていた。学生を始め全員が一言も発することが出来ない位に疲れきっていた。それでも家の床下の1/10程度しか泥は運び出せなかった。

俺「お疲れ様でした。本当にお疲れ様です」

学生「いやぁ、めっちゃヤバいですねこれ。全部やるんですよね?」

俺「うん。まだまだあるしね・・・。明日もよろしくです!」

学生「え?俺等は今日までなんで明日は来ないんですよ」

俺「え!?」

お「どう?進んだ?」

俺「あ、おっさん。1/10程度ですね・・・てか学生さん達明日来れないんですか?」

お「そうみたいだね」

俺「じゃあこの床下の残りどうするんですか?」

お「ぼちぼち頑張るさ。兄ちゃんも本当にありがとうな」

俺「え!?おっさん1人でやるの?」

お「1人じゃ無理さ。またこうして人手が多い時にやるよ。1人の時は別な作業だな。やることは尽きないし」

俺「・・・・・・・・・・・」

お「どした?」

俺「あーもうチクショー!やります!俺この床下終わるまではここにいますよ」

お「そう言ってくれると思ってたぜ」


こうして俺は床下が綺麗になるまでただひたすらに泥と格闘するのであった。勿論その間他のNPO法人や別団体のボランティアの皆さんも多く参加してくれ、床下は一週間後には見違えるほど綺麗になったのであった。
コメント
この記事へのコメント
ぷらぷらお疲れ様です!!

そしてありがとう。
なんか涙出る・・・
2011/05/28(土) 10:55:14 | URL | 623 #-[ 編集]
ついに頼られる人間になったか。
おめでとう、ぷら△
2011/05/31(火) 00:09:39 | URL | #cRy4jAvc[ 編集]
ぷラさん、本当にカッコイイです。
2011/06/02(木) 13:45:14 | URL | つっち #-[ 編集]
今になってここを思い出して確認したんですが。
被災されてたんですね、だけど無事でよかった……
2011/06/12(日) 13:48:45 | URL | #-[ 編集]
震災編はこれで終わり?
2011/06/29(水) 09:18:20 | URL | #-[ 編集]
最高‼
2011/07/07(木) 10:23:55 | URL | コメート #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/191-5273c098
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。