世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg


何も考えられなかった。夢であって欲しかった。


俺はしばらく放心状態になっていた。これからどうすればいいのか全くわからなかった。現金全て無くなったのは痛いけれど、最後の切り札のクレジットカードがある。これでキャッシングすればまだ生きられる。待てよ、俺はこのクレジットカードを保険の意味で持ってきた。もしかしたら「強盗にあった」と言えば助けてくれるかもしれない。電話してみよう。あれでもちょっと待てよ?こちとら現金はないし、どこで電話すりゃいいんだ?それに海外でのキャッシングの方法すらも俺は知らないぞ。時刻は午後3時を回っている。早くしないと今日の寝床も危うい。

ここで俺は思い出した。ネットカフェにスカイプがあることを。

札は全て取られてしまったが、小銭はまだポケットに残っている。見ると日本円で100円位はありそうだ。俺はネットカフェへ駆け込んだ。

俺「あの、スカイプ使って日本に電話したいんですが」

店員「ああ、いいよ。何番だい?」

俺「あの、その前に今これしか手持ちないんですけど大丈夫ですか?」

店員「ああ、丁度足りるくらいだよ」

俺「良かった、じゃあここの番号にお願いします」


店員にお願いし、俺はインカムを貰った。アナウンスが流れる。もう俺には金がない。チャンスはこの1回きりだ。俺はインカムを握り締め願った。


アナウンス「オペレーターと話したい場合はプッシュボタンの4を押してください」











ボタンなんかねぇぇぇぇぇえぇえええええ!!









焦った。まさかボタンを要求されるとは思わなかった。そうこうしている間に時間はどんどん過ぎていく。しかしこの電話を切ったら終わりだ。困っていると勝手にオペレーターに繋がった。しかし随分通話音質が悪い。


俺「あ、あの!」

オペレーター「はい○○○カードの○○です」

俺「あの、俺今ベトナムに居るんですが強盗にあって無一文なんです」

オペレーター「は・・・・はい!?」

俺「あ・・・・あの・・・助けてください!」

オペレーター「お・・・お客様?!」

俺「助けてください!お金無いんです」

オペレーター「少々お待ち下さい。お客様のカード番号を教えてください」

俺「はい、○○○ー○○ー○○・・・・・・・」

オペレーター「はい、今それでは海外なのですね?」

俺「はい、今本当に無一文なんです。だからとりあえずキャッシングしたいんですが方法が分かりません」

オペレーター「お客様・・・?」

俺「はい」

オペレーター「お客様のカードに海外キャッシング枠はございません」

俺「えええええ!?」

オペレーター「しかし海外旅行保険は付帯しております。ですがベトナムでは我々の窓口がございません」

俺「ええええええええ!?」

オペレーター「ですので、こちらから代理店を紹介しますので、そちらへ行っていただけますか?」

俺「はい!住所を教えてください」

オペレーター「それでは申し上げます。○○○通り・・・・○○・・・」

俺「はい、とりあえずここに行けばいいんですね!?」

オペレーター「はい」

俺「有り難うございました!」


電話を切りネットカフェの店主に代金を支払い、店主に教えられた住所を尋ねた。すると意外に近い事が判明する。不幸中の幸いだ。その住所の場所は旅行代理店だった。ワケを話すとお店の電話でカード会社へ再度電話をかけてくれた。その結果、タイのバンコクでキャッシングできるカードを再発行してくれるので、そこへ行ってくれとのこと。しかも航空券まで用意してくれた。俺は保険の重要さを再認識した。しかしフライトの日時は明後日だ。あと二日無一文でどう過ごせばいいのか。俺は恥を捨てて旅行代理店に頭を下げた。パスポートのコピーを預け、日本に帰国したら即お金を振り込むと約束し日本円で10000円を借りた。これでどうにかなる。既に外は薄暗い。まずは今日の宿を確保しないといけない。俺は再び安宿街へ戻った。


何故か宿はどこも満室だった。歩けど歩けど空室の宿が見つからない。時計は夜の6時を回っている。こうなったら駅で野宿するしかない。暗くなる前に駅に向かおう。


安宿街を出て俺は歩き出した。すると後ろから声がかかる。若い女性だ。


女「ホテル探してるの?」

俺「うん。もしかしてどこかのホテルの人?」

女「うん、今1部屋空いてるんだけど泊まらない?」

俺「本当?いくら?」

女「100円でいいわ」

俺「泊まる!お願いします!」


正直あの白タクと出合った駅近辺はもう近寄りたくなかった。


俺はその女性の後を追った。女性が入ったのは民家だった。話を聞くと屋根裏の一室が今誰も使っていないので泊まらないかという提案だった。ホテルでもなんでもない。一般家庭の空き部屋に泊まるだけじゃねぇか。多少ベトナム人に対して不信感はあったものの、俺の今日の悪運はもう尽きたはずだ。これ以上トラブルは起こらないだろう。


DSC03438_convert_20100505175609.jpg


案内された部屋は本当に屋根裏で、階段ではなくハシゴで登る部屋だった。部屋には家族の洗濯物が干され、テレビはあったが全て現地の放送なので何も理解できない。ただ扇風機があったことが救いだった。この日の出来事は甘ちゃんな俺にはとにかくこたえた。おかげでこの日結局朝のフォーを食べただけで水も飲まず、俺は眠りにつくのだった。
コメント
この記事へのコメント
ネットは偉大だな・・
つか何だかんだで道切り開いてるww

でも次の日には身包みはがされてたんですね、わかります。
2010/05/07(金) 12:52:13 | URL | #-[ 編集]
写真が全然ないってことはそれだけ切羽詰ってたんだな…
ぷらぷらかっこいいよぷらぷら
2010/05/07(金) 13:46:31 | URL | tategami #-[ 編集]
いやぁ 久々に思い出して大笑いしました
生きてて良かったね

また焼肉食べよう
2010/05/07(金) 16:08:07 | URL | かけません #DhtOSrh2[ 編集]
おっかねえけど、どうにかなっちゃってる。明日は起死回生があるはずだ。
2010/05/07(金) 18:39:41 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
これっていつの話なの?
おれGWで1万円→200万ドンだったよ
2010/05/07(金) 22:37:49 | URL | 異邦人 #QhKE4/zA[ 編集]
ベトナム怖すぎワロエない
2010/05/08(土) 05:10:42 | URL | #-[ 編集]
怖い目あった直後に声かけられてホイホイついていくのがすごいなw
2010/05/08(土) 19:18:50 | URL | #JalddpaA[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/19-50b1566c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。