世界中をぷらぷらしてきた

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早朝のクスコ、ペンション八幡の一室でいつものように俺は目覚めた。隣を見るとMさんの姿が無い。どこかに出かけたのだろうか?荷物は既に昨晩のうちにまとめておいたので、俺は顔を洗い歯を磨き、荷物を担いで宿の出口へ向かった。するとソファーにMさんが座っていた。

M「おはよ」

俺「Mさん!どこか行くんですか?」

M「いや、ぷら君を見送るんだよ」

俺「マジですか!?」

M「そ。それに俺も今日マチュピチュに行く事にしたんだ。だから下まで一緒に行くよ」

俺「有り難うございます!」

まだ少し肌寒いクスコの朝。俺はMさんと一緒に広場へ向かった。ここ数日間、毎日のようにここの広場でリサとUさんと待ち合わせてはどこかへ出掛けたが、この風景を見るのも今日で最後である。俺はタクシーに乗り込むとクスコの空港へ向かった。

空港に到着し、搭乗手続きを済ませると俺はソファーへ座り、出発までの時間をボーっと過ごしていた。短いようで長かったこの南米での旅。距離にしてどれだけの移動をしたのだろうか。どれほど多くの人に助けられてきたのだろうか。思い返すと次々と流れるように脳内に歩いて見てきた風景や出会った人の姿が目に浮かぶ。

「皆・・・元気でやってるかなぁ?」

そんな事を自然に考え出す自分に、旅の終わりが近付いているんだなと改めて実感した。その時だった。

「ぷらぷら?」

驚いて顔を上げると、そこにはウユニのランクルの中で一緒だったオーストラリア人カップルのネイザンとトレーシーの姿があった。

俺「ネイザン!トレーシー!」

ネイザン「驚いたな!こんな場所で会うなんて!どこに行くんだ?Yはどうした?」

俺「Yさんとはあの後ラパスで別れたんだ。Yさんはアマゾンに向かったよ。俺はこれからリマに行くんだ。ネイザン達はどこに行くの?」

ネイザン「俺達はこれからコロンビアに行くんだ。悪いがもう搭乗の時間なんだ。じゃあな」

俺「うん!元気でね!」

その後ネイザン、トレーシーと別れ、俺は飛行機へと乗り込んだ。わずか数時間の空の旅は快適だった。眠ることもなく、俺は窓の外の風景を眺めていた。そして飛行機はリマへと到着した。荷物を受け取り、外へ出てバスへ乗り込む。行き先は宿でMさんに教えてもらったサンフランシスコという宿だ。

これまでにないくらい順調に宿を見つけ中に入る。案内されたドミトリーは男女混合で、俺が入った時にはベッドは全て埋まっていたが人の姿は無かった。ベッドに放り投げられているガイドブックを見るとどうやら日本人が多いようだ。今日無理をしてリマを歩き回る必要がなかった俺は宿の屋上へ向かい、椅子に座って煙草に火をつけた。

ポール「よう」

俺「あ・・はじめまして」

ポール「コーヒー飲むか?」

俺「へ・・・ああ・・頂きます」


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突然俺にコーヒーを勧めてくれた人物ポールはこの宿に宿泊して長い欧米人バックパッカーであった。よくしゃべるポールはろくに聞き取れず、相槌をうつのが精一杯の俺にも関わらず次々と話しかけてきた。そんなポールと話していると、また見た事のある顔がやってきた。ペンション八幡でも一緒で、マチュピチュでは俺に宿を紹介してくれたIちゃんであった。

I「ぷら君じゃん!」

俺「おおおお!!Iちゃん!!」

I「マチュピチュどうだった?」

俺「いやぁ~良かったよ~。あの時は宿有り難うね。Iちゃんはここに来てどの位なの?」

I「今日でもう1週間になるかなぁ。でもどこも観光しないでずっと宿でゴロゴロしててさ~、いい加減やばいかなって思ってたんだよね。で、今日から観光しようと思ってたんだけど結局面倒になって今まで寝てたのさ。はぁ~どこか行こうかな~」

俺「1週間もゴロゴロしてたんかい・・・」

I「ねぇ、どこか一緒に行かない?今来たんでしょ?」

俺「うん、いいよ」

こうして、俺はIちゃんとリマ市内を観光する事となった。


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Iちゃんはスペイン語がペラペラである。男性顔負けの交渉術でタクシーを値切り、俺達は海岸線まで向かった。それから数日、俺はIちゃんと一緒にリマ市内を観光しまくった。サンフランシスコ教会、恋人公園、博物館。


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そしてリマ滞在最終日の夜、俺は帰国の準備で荷物を全てバックパックへしまいこみ、屋上でボーっと空を眺めていた。

I「やっほ。何してたの?」

俺「荷物も全部パッキング終わったし、なにもする事ないからボーっとしてた。はぁ~、あと2日後には日本にいるなんて信じられないよ。Iちゃんはまだ旅を続けるんでしょ?」

I「うん、私はメキシコまで行かなきゃならないからね~。」

俺「まだまだだね・・・」

その時、どこからか音楽が聞こえてきた。ディズニーランドのパレードのような、そんな陽気な音楽だった。

俺「なにこれ?」

I「なんだろ?こんな時間にね?」

音はどんどんと近付いてきた。


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Iちゃんが屋上から身を乗り出して下の様子を覗き込む。

I「ぷら君ちょっとちょっとなんか凄いよ!!」

俺「マジ?」

俺は飲みかけのビールをテーブルに置いて下を覗き込んだ。


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この行列がなんだったのかは未だに分からないが、とんでもない人の数だった。

俺「うわぁ~。凄いな~」

I「偶然これが見れるなんてラッキーじゃない?あ!!花火だ!!」


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花火が目の前で打ちあがる。

俺「おおおお・・・花火なんか・・久々だなぁ」

I「きっとお祭りなんだね~」

俺「あああ~。なんか帰りたくなくなってきたなぁ・・・」

I「・・・・。その気持ちわかるなぁ。旅に出るとさ、日本での毎日とか、どうでも良くなるよね」

俺「うん~」

I「でも一生旅を続けるなんて出来ないし、いつかは戻らなきゃならないしね」

俺「そうなんだよね・・・」

I「ぷら君は明日戻らなければならない理由はあるの?」

俺「理由っていうかさ・・・」

俺は戻る理由をIちゃんに話した。

I「それって立派な理由じゃん。リサちゃんって子もきっと楽しみにしてると思うよ!」

俺「うん」

I「もしさ、帰国してみて韓国行ってみて、『やっぱあの時旅を続ければ良かった』って思ったんだったらまた戻ってくればいいよ。お金ないならまた貯めてくればいいよ」

俺「そんな事言っても俺Iちゃんみたいに若くないしさ~、俺28だよ・・・」

I「ちょっと・・・あたしなんか○○才だよ・・・」

俺「えええええ!?」

I「あたしから見ればぷら君なんかまだまだ若いよ。もっとさ、なんで日本にいる人は自由を求めないのかなぁっていつも私思ってたよ。私ね、仕事やめてこの旅をはじめたんだ。だから日本に戻った時のことなんか何も考えてないよ。もっと素直に、自分の気持ちをもっとストレートに出した方がきっといいよ」

俺「ほんと、Iちゃんの言うとおりだわ」

I「あたし達みたいに長期の旅に出てる人ってさ、地元に戻ってから友達とかに『いいなぁ』とか『自由だなぁ』ってよく言われるけどさ、なんか皮肉にしか聞こえないんだよね」

俺「なんか分かるわそれ」

I「だってさ、『いいなぁ』とか『自由でいいな』って思うんだったら自分もやればいいんだよ」

俺「そうは言っても結婚したり、仕事の都合で行けない人も多くない?」

I「それは自分の責任じゃない?結婚だってそれなりに覚悟してしたんだろうし、仕事はさ、あたしみたいに辞めてってこともできるじゃん?」

俺「まぁ・・・確かに」

I「勿論全部正しいとは思わないけどさ、仕事だって任されてる仕事を途中でやめるわけにもいかないと思うしさ」

俺「うんうん」

I「だったら、それを一生懸命終わらせてから旅に出ればいいんだよ。あたしね、仕事やってた時は100%で仕事してたよ」

俺「じゃあ・・・遊びは全然だったの?」

I「いや、遊びは200%頑張った」

俺「・・・・」

I「200%は冗談だけど、仕事も本気でやって、遊びにも本気でやってって感じだったよ」

俺「なるほど」

I「だってさ男の人なら尚更だと思うけど、これから結婚して仕事を定年まで嫌でも続けていかなければならないわけでしょ?だったら・・・今若くて自由の利くうちに思いっきり好きな事やった方が良くない?仕事も家庭も、その後いくらでもできるよ」

俺「うんうん」

I「あ~、よけない事話過ぎた。ごめんねウルサイオバちゃんで」

俺「いやいやいや!Iちゃんは絶対若いよ」

I「その『ちゃん』ってのもビックリだよ。初めて言われたよ」

俺「いや・・・マジで俺の年下だと思ってたからさ・・」

I「あはははは、いい奴だなぷら君は・・よし!飲もうか!ぷら君の奢りで」


こうして、俺は南米最後の夜をIちゃんと屋上で過ごした。


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翌朝、リマの空は快晴だった。Iちゃんに見送られて俺は数日ぶりにリマの空港へと到着した。これから向かう先はアメリカはヒューストン。奇しくも俺が南米に到着した時にトランジットしたのと同じ場所だった。俺は成田→ヒューストン→ブエノスアイレスという航路で南米に入り、リマ→ヒューストン→成田という航路で日本へ帰国する事となった。


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数時間後、ヒューストンから飛行機を乗り継いで俺は日本へ向かう機内にいた。約3ヶ月に及ぶ俺の南米の旅をこうして終わりを告げた。多くの場所をあても無くふらふらし、沢山の人に出会い、助けられ、時には涙を流した旅。成田空港に到着すると南米とは逆の季節の冬の風が俺を出迎えてくれた。

「戻ってきたんだなぁ」

バックパックを受け取り、余ったペルーのお金を日本円に両替しようと両替所の列に俺は並んでいた。だが、その時Iちゃんの言葉を思い出した。

「その時は・・また来ればいいじゃない」

そうだよね・・・でも・・。駄目だったから来るんじゃなくて、またいつか・・・南米の大地を踏みたいな。そう思い俺は両替をしないでスカイライナーへと乗り込んだ。



南米編~終~





























































続く・・・かも
コメント
この記事へのコメント
ずっとROMってました。とりあえずおつかれさま!楽しかった!続編待つ!
2010/12/01(水) 11:56:31 | URL | ROM専 #-[ 編集]
続けようよwww
ここまで読んで続けるななんてやつ居ないだろ?
待ってるから、とりあえずお疲れ様!!
2010/12/01(水) 13:01:43 | URL | #-[ 編集]
お疲れ様!VIPの時から見てたよ。ぷらの楽しい旅を読むのが楽しみだったよ。また旅が続くのを楽しみにしてるよ!
2010/12/01(水) 14:48:40 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
これはぜひ続けてほしい!とりあえず南米編乙
2010/12/01(水) 15:16:12 | URL | #-[ 編集]
続くのかよwwwwwwwww
まあ続くとは思ってたがw
2010/12/01(水) 15:32:33 | URL | #-[ 編集]
あらためてお帰り!
続編待ってる。ぷらは満足して納得いくまで旅するんだろ?
それ全部書いてくれ
2010/12/01(水) 18:49:06 | URL | #-[ 編集]
私には見える…
ぷらぷらとリサが結ばれる未来が見えるっ!見えるぞぉおおぉ!

お帰りなさい
2010/12/01(水) 23:56:36 | URL | #-[ 編集]
おつかれー
2010/12/02(木) 00:34:53 | URL | #-[ 編集]
ありがとう
楽しかったよ
2010/12/02(木) 00:42:29 | URL | #-[ 編集]
おつかれさまでした!
一人旅をしたいと思って探していたら見つけたブログでした。
本当に本当に毎回楽しくて、読むのが楽しみの一つでした!
また是非続けてください!
応援してます!
2010/12/02(木) 04:30:56 | URL | pi #-[ 編集]
おつおつ
2010/12/02(木) 22:12:58 | URL | #-[ 編集]
続き楽しみにしてるぜ~
2010/12/02(木) 22:14:58 | URL | #-[ 編集]
南米編おつ!
Iちゃんの言葉が心に染みる
2010/12/03(金) 14:41:12 | URL | #-[ 編集]
本ト楽しかったぁ~
なんかさみしくなるけど
続けてくれるよね!!
2010/12/04(土) 14:41:21 | URL | 623 #-[ 編集]
おつかれさま
本当におもしろかった!
ぜひ続けて欲しいです。
色んな旅サイトあるけど、ここが一番好き!
2010/12/05(日) 08:14:47 | URL | #-[ 編集]
お疲れ~
韓国編楽しみにしてる。
が、韓国は大丈夫なのか?
次はひざ枕で終わんなよ!www
ちゅーくらいしろ
2010/12/07(火) 11:54:37 | URL | #-[ 編集]
お疲れ様~。
ぷらさんの旅行記とても楽しく読んでます。
リサちゃんとのその後が気になります。
続き楽しみにしてますね~
2010/12/07(火) 18:58:02 | URL | #-[ 編集]
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
2013/06/09(日) 10:05:44 | URL | 履歴書の動機 #-[ 編集]
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