世界中をぷらぷらしてきた

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まさかの勘違いで貴重な1日を無駄にしてしまった俺。昨晩も散々な目にあったが今日は間違いなくベトナムへ辿り着けることであろう。なんたって現代の技術の結晶飛行機さんで国境もピューンだもん。ピューン。金ない奴等はいくらでも陸路で時間かけて行くがいいぜ。へっへっへ。


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目覚めてから宿の近所で朝食を取る。これが恐らくカンボジアの最後の食事になるだろう。俺はいつもの通りにフライドライスを注文した。しかしフライドライスは品切れだった。米が炊けてないらしい。仕方が無いのでフライドヌードル。今回はカンボジア最後の晩餐なので「with チキン」です。早い話が鶏肉入っているだけね。注文して5分。店の奥で「キューーーーン」という鳥の断末魔が響いた。そんなつもりなかったのに・・・。

飛行機の時間まではまだ時間はある。俺はデジカメの液晶画面に写るこれまでの写真を見ながら振り返った。本当にこの数日間は激動だった。1枚1枚に思い出が甦ってくる。ボロバスで席なし・・・カンボジアのおっさん・・・カンボジアのホモ・・・マッサージ・・・・。


だんだんイライラしてきた。


食後のコーヒーを優雅に飲み干し、いざ空港へ出発である。気前よく支払いを済ませ宿に向かって歩き始める。この市内を歩くのもこれが最後だ。宿からはドライバーのスクーターに乗って空港に行くはずだ。この赤土の上を歩くのもこれが最後になるはずなのである。いやっほぉ~嬉しいぜ。浮き足立って俺はルンルンで宿に向かった。
















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おっさん「おい、後ろに乗っていけよ。安くするぜ!


なんでカンボジアのおっさん共はこんな気軽に声かけてくるんだ。しかも決まってスクーターとカブの愛の子みたいなバイクで表れる。もし仮に乗っても目の前50mの宿じゃなく2~3km離れたマッサージ店に連れて行かれるのは目に見えている。最初はビクビクして乗ってしまったことも多々あった。ああ、あったさ。でも今は違う。この数日間で俺は成長した。ある程度ならば「ノー」と言える日本人に成長したはずだ。


俺「乗んねーよ。宿目の前だし。てかそのバイクなんだよ。本当にホンダなのかよ」


凄い、凄いよ俺。カンボジアのおっさんをこんなに簡単にあしらうことが出来るようになりました。お父さん、お母さん、僕は今カンボジアにおりますが、元気で過ごしています。そして心身共に成長しています。


サラッとあしらったが、おっさんもなかなか諦めない。結局宿の目の前に来るまで俺の横をずーっとついてきた。


俺は宿に戻り、昨晩中に整理しておいたバックパックを担ぎ上げた。


空港へはあっという間に到着した。一応アンコールワットがあるカンボジアの有名街、シェムリアップ。その空港のターミナルに俺はスクーターの後ろに乗り、ノーヘル、リュックで颯爽と登場した。ドライバーにお礼を言い空港内へ。俺のテンションは一気に爆発した。エアコンだ!エアコンがあるよ!涼しい!なにこれ!?見て見て!みんな靴を履いてるよ!サンダルなの俺だけだよ。ネクタイしてる人がいるよ。余りのテンション高さで、通常世界中のどこの空港でも大きく張り紙がしてある「イミグレーション内部での撮影禁止」の注意書きもすっかり忘れ、イミグレーション内部どころか検査官の激写に成功した。もし、これをイスラエルやシリアでやったら確実に抹殺されていただろう。


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係員「こら、撮影するんじゃない。今すぐ写真を消去しろ」

俺「ごめんごめん、分かりました」

俺はイミグレーションを通り、飛行機が並んでいるであろう場所へと陣取った。今の時刻は10時半、あと30分で搭乗だ。しかし1時間経っても一向にアナウンスがない。シェムリアップの空港は小さいので全てのゲートが見渡せる。乗り遅れるはずがない。しかし不安になった俺は係員にチケットを見せて尋ねてみた。


俺「すいません、この飛行機・・・まだですか?」

係員「どれ。ふむ。君、今はもう11時半じゃないか」

俺「はい。待ってたんですがアナウンスも何もないし・・・」

係員「それはそうだよ。この飛行機は乗り合いバスで空港内部まで行って乗るタイプだからね」

俺「えええええええ!?」

係員「残念だったね。もう今頃カンボジア上空を飛んでいる頃だよ」

俺「困る!それは困る!なんとかしてください!」

係員「なんとも出来ないよ。もう飛行機は行ってしまったんだ」

俺「次の・・・次の飛行機は何時なんですか?」

係員「私は空港の係員だ。このチケットはベトナムエアラインだから、そこのカウンターで聞きなさい」


俺は最高にパニックになった。アナウンス無しに普通飛行機飛ぶか?ベトナムエアラインのカウンターで俺は必死に説明した。しかし女性の係員は「無理よ。あなたが悪い」の一点張りである。


俺「そこをなんとか。この次の便はないんですか?」

係女「この次は午後4時よ。しかしこのチケットとは別だわ。新しいチケットを買ってね」

俺「そのチケットっていくらなんですか?」

係女「米280ドルよ」

俺は思い出した。俺の買ったチケットはキャンセル席を埋めるための格安なチケットだった事を。正規の値段で買うと280ドルもするのか。俺にはとても手の出せる金額ではない。

俺「そこを何とかお願いします。俺、ベトナムに行かないと行けないんです。でもこのチケットを買うことで精一杯で、もうお金も無いんです。」

俺は必死に懇願した。日本円にして2000円程度しか入っていない財布の中身も見せた。カウンターに頭をこすりつけた。そんなに英語なんか話せないので「プリーズ」を連発した。するとカウンターの奥の扉が開き、ちょっと偉そうな男の人が出てきた。女性に何事かと聞いている。女性と男性のやりとりが続く。俺は男性を見つめ、「プリーズ」を連発した。


男性「仕方ない。この午後4時の便に乗りなさい」

俺「本当ですか!?」

男性「ああ、だが今度乗り遅れたら知らないからな」

俺「有り難うございます!!!」


こうして奇跡的に俺は飛行機に乗れることになった。5時間空港で待たなければならないが・・・。


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長い待ち時間を小説「アジアンジャパニーズ」を読むことで消化し、いよいよ搭乗となった。どうやらゲートは使わないらしい。滑走路内を歩いてそのまま飛行機に乗るようだ。飛行機はプロペラ機でシートが左右に1列ずつしかない。窓にはテープが貼られていて随分と年季を感じさせる機体だ。


飛行機はガタガタいいながら飛んだ。そして無事に2時間後にベトナムのホーチミン国際空港へと着陸した。外は既に真っ暗であった。バックパックを担ぎ、外へと向かう。


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外には客引きから白タクの運転手まで大勢の人が俺を「カモが来たぜ!」の目で見つめており、一斉に叫びだした。


「今日の宿はうちにしろー!」

「タクシー乗らないかタクシー」

「若い女の子いっぱいいる店あるぞー」

「腹減ってないか?」

「両替は済んでるのか?」


あまりの迫力に俺は空港内へ引き返した。なんじゃありゃ。

叫び声の中の両替という言葉でハッと気付き、両替をする。とりあえず50ドル分をベトナムの紙幣に変える。手元にきたのは大量の札束だった。しめて70万ドン。日本円で5000円程度が70万ドンである。大紙幣を持ち歩くのが怖いので、小額紙幣でいつも持ち歩くのだが、ベトナムだけは違う。言っておこう。大紙幣のみでも問題ない。

俺は財布に入りきらないので札束をバックパックに詰め込んだ。地球の歩き方の言う通りならば安宿街へはタクシーですぐだ。再度俺はあの客引きの巣の中へ飛び込んだ。とにかくタクシーに乗ればいい。神経を集中すると「タクシー」と叫ぶ声が聞こえた。その方向へ向かうと完全なる白タクのおっさんが待っていた。もうどうでもいいのである。白タクと言えども車内にはメーターも設置してある。なんとかなるだろう。俺は行き先を告げ、車内に乗り込んだ。ドライバーは英語が一切話せず、車内は静まり返っていた。

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車は10分程で安宿街へ到着した。カンボジアと違い欧米人のバックパッカーの姿もチラホラ見える。良かった。間違った場所に連れてこられてないことは確かだ。タクシーに運賃を尋ねると「5万ドン」と言う。5万ドンっていくらなんだ?高いのか安いのか全然分からない。とりあえず4万ドンでどうだと言うとドライバーは激しく怒ったので5万ドンを手渡し、俺は車を降りた。やべぇ。何もわからねぇ。

今日の宿を探してトボトボ歩いていると日本語で声がかかる。

男「あの、日本人じゃないですか?」

俺「え?はい!日本人です!」

まさかの日本人に俺は凄く嬉しかった。H君は3ヶ月東南アジアを放浪している25歳、ここホーチミンには10日ほど滞在しているらしい。俺は今日の宿から今後の予定から何から何まで不安だった。そこでH君に色々聞いた。

H「まぁ、今から他に仲良くなった旅人と飲むんだけど一緒にどう?」

俺「うん!是非お願いします」

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屋台でビアホイという薄まったビールっぽいものを飲み、色々な話をした。どうやら彼等はこれからクラブに行くらしい。俺はカンボジアで散々な思いをしてきたのでクラブに行く気はない。どこか安くいい宿はないか話を聞いた。

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H「安いならあそこいいよ。1階がネットカフェだし、2階がドミだよ。日本円で90円かな」

俺「それは安い!場所教えて」

こうして俺はその宿へとチェックインした。


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宿に荷物を置き、もう少し外で飲もうかとするとH君に再び会った。

俺「あれ?クラブ行ったんじゃないの?」

H「なんか今日は人少ないんだってさ。だから行かない事にしたよ」

俺「そうなんだ」

H「でさ、これからキャバクラ行くんだけど一緒に行かない?」

俺「俺お金全然無いんだ。だから行けないや」

H「いやいや、全然大丈夫だよ。金なんか200円あれば十分だから」

俺「本当に!?なら行く!行きましょう!」

H君の仲間数人がタクシーに交渉を始める。人数は6人だ。英語が話せるって凄い。数分後、交渉していた奴が戻ってきてこう行った。


「ドライバーがさ、車小さいから5人しか乗れないんだってさ。今6人じゃん。だからね・・・。」

そう言い、俺の顔をじっと見つめた。スグに俺は察した。ああ、邪魔なんだなと。邪魔すんじゃねぇよと。察して引っ込めよと。分かってるよ。こちとらそんな生活を20年くんだりやってきたんだ。引っ込みますよ。


俺「あの・・・俺・・・別にいいよ」

H「マジで?大丈夫?」

俺「うん、今日着いたばっかだしさ。何か食べて早めに寝るよ」

H「そっか、それじゃまたな。どっかで会ったら!」

俺「うん。じゃあね」


こうして俺はH君達と別れ、1人トボトボと歩き、適当な屋台へと入った。








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欧米人がワイワイ会話し盛り上がるその後ろで、1人ビールを飲み、スルメをしゃぶりながら宿に俺は帰った。
コメント
この記事へのコメント
ヌードルうまそうだな・・・・って、ちょww係員消してねえwww

H・・・(;ω;)
2010/05/04(火) 20:37:19 | URL | #-[ 編集]
徐々に強くなっていくぷらぷらの姿にビアホイで乾杯w
2010/05/04(火) 23:23:21 | URL | ぽんた #-[ 編集]
やべぇ…せつねぇ…
2010/05/05(水) 14:32:11 | URL | #-[ 編集]
五万ドンは日本円でいくらだったんだ?
2010/05/05(水) 15:54:36 | URL | あ #Q8uVQ2uI[ 編集]
変更きかない格安チケット、沖縄でも電話口で拝み倒したらなんとかなったことあるww
2011/04/21(木) 16:24:44 | URL | 名無しさん@ニュース2ちゃん #-[ 編集]
CDGでチェックインに遅刻(離陸20分前)したけど何とかなったわ
空港って融通のきくところなのね~
2011/04/21(木) 23:41:47 | URL |   #-[ 編集]
5万ドンは今は200円ぐらいだからずいぶん良心的なタクシーだな
俺なんかタクシー代1000円に空港ゲート代2000円要求された
ちなみに本当のゲート代は100円らしい

ベトナムのタクシーは大手会社でもクズしかいないから乗らないほうがいい
2012/07/12(木) 11:38:41 | URL | #-[ 編集]
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