世界中をぷらぷらしてきた

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3日程窓も無いマンコ・カパックインで過ごした。インターネットにも接続出来ないのでリサからの返信を確認しに行くのは必然的にインターネットカフェとなる。それ以外特にやることもないのでとにかくゴロゴロと寝て過ごすだけの日々が続いていた。ある日、いつものように朝食兼昼食を兼ねてネットカフェへ俺は向かった。既に顔馴染みとなった受付のおっさんに目で合図をすると、いつもの場所に腰掛けた。PCを起動してメールソフトを起動する。そしてついにメールが届いたのであった。送り主はUさんだった。英語でのやりとりに疎い俺にとっては非常に有り難い。


「ぷら君こんにちは。私はリサと一緒にウロス島のツアーに参加してきたよ。ウロス島に住んでいる人の家に泊まったり、島の人と短い間だったけど過ごして貴重な経験が出来たよ。それでね、今後はプーノを通ってクスコに行こうとしていたんだけれど、プーノからクスコの間がデモで通れないのでチチカカ湖を右回りでクスコを目指す事にしたよ。ぷら君は今プーノにいるんだよね?ぷら君、どうにかクスコまで来れるかな?デモの話をしたらリサが凄く落ち込んじゃってさ。私達はとにかくこれからクスコに向かうようにします。クスコではしばらく滞在する予定なんで、クスコで宿が決まったら連絡するね。それからマチュピチュに向かうから、マチュピチュ行けたら一緒に行こうね」


え・・・・?


なんだそれ!?




要するに俺がプーノで待っていたのは無意味だったってことか?しかもUさんとリサはデモ回避の為に別ルートでクスコを目指すと!?こりゃいかん。俺は即日ここプーノを経つ事にした。


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宿に戻り、リサとUさんが来るまで何日でも耐え抜いてやると心に誓っていたので篭城する為の酒を冷蔵庫から取り出しバックパックに詰め込む。そして受付へ行きチェックアウトの旨を述べる。

俺「おっさん、チェックアウトで!俺クスコに向かうよ」

おっさん「クスコって・・・そうは言っても今はデモで道が塞がれているんだ。お前も知っているだろう?」

俺「知ってるけど、どうにかして行く方法はないの!?」

おっさん「俺は分からんよ。この先に旅行会社があるから行ってみたらどうだ?」

俺「分かった!行ってみる!」

俺は宿を出た。そして旅行会社へと向かった。

俺「たのも~!!」

受付「なにかしら?」

俺「クスコに行きたいんだけど」

受付「生憎今クスコまではデモの影響で道が塞がれているのよ」

俺「そこをなんとか!」

受付「なんとかって言われても・・そうだ!この先にある旅行会社はクスコとプーノ間の専門の旅行会社だから、そこに行ってみるといいわ」

俺「有り難う!行ってみるよ」

俺は更に先の旅行会社へ向かった。

俺「あの~、クスコに行きたいんですけど」

おっさん「クスコはなぁ~。今デモの影(ry」

俺「どうにもならないの!?」

おっさん「それがな、どうにもならないこともないんだけど」

俺「何!?何!?」

おっさん「いや、1台大型バスは出すんだよ」

俺「出すんじゃん!いつ!?」

おっさん「今からだよ」

俺「それでいいよ!あるんじゃん!」

おっさん「ところがな・・・。2日前にここを出たバスがまだクスコに到着していないんだ」

俺「・・・・・・・」

おっさん「無線によると道に石が詰まれていたり、バリケードがあったりして、その石をどかしながらバスが進んでいるから速度が歩いているのと一緒位らしいんだよ」

俺「マジか・・・・」

おっさん「この今日出るバスも多分同じようになると思うんだ」

俺「でも・・・それ以外に行く方法は無いんだよね?」

おっさん「ああ・・・残念ながらな」

俺「じゃあ乗るよ」

おっさん「いいのか?保障はしないぞ?」

俺「うん。全然いいよ。少しでも進めればそれでいいし。それに・・・いつか着くでしょ」

おっさん「お前がいいならいいよ。料金は正規の料金をいただくがな」

俺「うん!」

バスの出発は2時間後、俺は長期戦に備えてパンや飲み物をターミナル内で色々と購入した。そして、バスの出発を待った。バスは驚くほどに豪華なバスだった。きっとカマクラスだろう。荷物を預け、車内に乗り込む。しかし出発の時間になってもバスが発車しない。不思議に思った俺は係員に尋ねた。

俺「どうしたの?」

係員「それがな・・・やはり道路に岩や石があって進めないらしいんだ。それでこのバスはアンデス山脈を越えてクスコを目指すことにしたんだよ。相当遠回りにはなるけれど、それでも少しは早くクスコに到着出来ると思うんだ」

俺「へぇ~。で、なんでそれで遅れてるの?」

係員「アンデスを越えるのはハードなんだ。それを乗客に伝えたら9割以上の客がキャンセルしちまってな」

俺「はぁ・・・」

係員「お前は降りないのか?」

俺「いいよもう。アンデスでもどこでも越えようよ」

係員「とにかく、あと30分、行く奴を集めるから待っててくれ」

俺「うん」

俺は何も考えていなかった。「アンデス山脈を越える」文字で表せば普通だが、実際にやってみると大変なことになる。その事実を何も知らず、俺はのんびりフカフカのカマのシートにもたれかかっていた。

係員「時間だ、出るぞ」

俺「出るって・・俺を入れて1・・・2・・8人しかいないじゃん!」

係員「いいか?説明するぞ?このバスは正規のルートは通らない。アンデス山脈を越えてクスコを目指す」

俺「はぁ・・・」

欧米さん「OK!」

係員「その間、いかなる事があっても責任は負えない」

俺「うん」

欧米「OK!」

係員「それでは出発する」


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50人以上乗れそうな大型のバスに運転手とスタッフを入れて10人程度という異様な光景でバスは出発した。プーノの町を出て快適なアスファルト道を大型バスは進む。なんの不安も感じない。この先に石や岩が敷き詰められていると再三聞かされても信じる事が出来ない。そんな快適な移動であった。バスはプーノの町を抜けると小さな町のバスターミナルへと停車した。

係員「ここに先に進めなかった奴等がいるから乗せていく。ちょっと待っててくれ」

スタッフはそう言うと2~3人の欧米人を連れてきた。そしてなにやら説明を始めた。俺にはそれが何を言っているのか全く分からなかった。分からないが、その説明を聞いた欧米人の半数はバスを降りた。何が起こっているんだ・・・。超がつく田舎町、こんな場所でバスを降りたらどうなってしまうのか。それを考慮した上でも降りるという事はそれ相応の過酷な移動なのだろう。言葉は通じずとも雰囲気でわかる。しかしここでバスを降りるわけにはいかない。結局、プーノから乗り込んだ欧米人で残ったのは2人だけ、そして更に待って乗り込んできた欧米人を含め、総勢10名でアンデスを越えることとなった。


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バスは進む。いつしかアスファルト道を抜け、砂利道を走り始める。


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100歩譲っても大型バスが走るような道ではないが、いざ乗ってみると然程大変ではない。勿論アスファルト道程スピードが出せないので低速での移動になるが、この程度ならば全く辛いことはない。むしろ快適の部類に入るのではなかろうか。俺は安心して眠った。

どれだけ眠ったのだろう。ふと目を覚ますとバスは停車していた。窓の外を見ると山の中で、先程まで晴れ渡っていた空はどんよりと曇っている。何故停車しているのか不思議に思い、運転手の姿を探すも車内にはいない。欧米人は下を向いて祈っている。


これ・・・なんかヤバいんじゃないの・・・?


何が起こっているか理解できず、俺はボケーっと前方を見続けた。


あれ?川?!


気付くと雨の影響なのか、道が寸断され水が流れている。乗用車やトラックならば難なく通れそうなものだが、今俺が乗っているのは大型のカマだ。そうか、ここが進めなくて停車しているんだな?


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窓の下を見るとスタッフが川を渡れるかどうか幅や車高などを必死にチェックしている。川と言っても水溜り程度だ。なにをそんなに慎重になっているんだ。俺は煽った。

俺「GO!GO!いけるよ!」

その言葉に後ろの座席で祈りを捧げていた欧米人も応える。

欧米人「そうだ!この程度大丈夫だ!行け!!」

俺「そうだそうだ~!」

運転手「じゃあ、行くぞ!お前等、しっかり捕まってろよ!」

運転手はアクセルを踏んだ・・・。もう大型バスとは思えない加速でバスは川へ向かって突進した。一瞬、体が宙に浮く感覚がした。と、同時に俺は思った。


あ・・・駄目だわこりゃ・・・・。


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バスは盛大にアンデスの大地にメリ込んだ。川を渡るどころか勢い余って川を通過し、突き刺さったのであった。

運転手「よ・・・・よーし!!掘れ~!皆で掘れ~!バンパーの周りの土を掘るんだ!!」


乗客全員で穴掘りスタート。
コメント
この記事へのコメント
これが南米クオリティか…
無事を祈る
2010/11/05(金) 11:57:57 | URL | #-[ 編集]
なにこれおもしろすぎる。
ぷらの人生最高。
2010/11/05(金) 18:43:17 | URL | #-[ 編集]
バスを穴に突っ込ませたのはぷらが原因かw
2010/11/05(金) 20:22:44 | URL | #-[ 編集]
こうゆうのも旅を盛り上げてくれるよね~
2010/11/05(金) 22:06:06 | URL | 623 #-[ 編集]
掘るって道具あるのかよww
2010/11/06(土) 09:38:28 | URL | あおば #-[ 編集]
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