世界中をぷらぷらしてきた

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宿に戻り酒も入ると嫌でもテンションが上がる。休みたい気持ちは分かるがどこかに出かけたい。しかしYさんはベッドで毛布を被っている。

俺「Yさん?大丈夫ですか?」

Y「あ~、大丈夫だよ。多分風邪だと思う。なんか鼻水出るし、頭も痛いし、寒気がすんだよ」

俺「正露丸・・・いりますか?」

Y「いや、いいや。とりあえず少し眠るね。ちょっと休めば元気になると思うしさ」

俺「そうですか・・・はい。ところで・・・出掛けたりは・・・」

Y「しないね」

俺「ですよね・・」

仕方がないので俺は宿の通路にあるベンチで1人Yさんから借りたガイドブックを読み始めた。これから先どこに向かおう。正直言ってリサのいるところに行きたかった。でも、今俺はYさんと一緒にいるのが非常に心地よい。なんというか、安心感があるのだ。そして気も使わない。俺だけかもしれないが・・・。ペラペラと本をめくり、ここラパスでの観光地を模索する。「行ってみようかな」と思えた場所は「月の谷」と呼ばれる奇岩のある場所だけであった。行き方は書いてあるがとても俺1人で行ける距離ではない。たかがバスを1回乗り換えるだけだが、ビビリな俺にはとてもじゃないが無理だった。

それからも再びペラペラとページをめくるだけの作業が続いた。何もする事がない。リサからの返信メールはきていないし、Yさんもあの調子だ。このまま通路に座っていても暇なので俺は部屋に戻ることにした。Yさんを起こさないよう静かにドアを開け、中に入るとYさんは死んだように眠っていた。余程体調が悪いのか疲れているんだろう。流石の俺も起こす事はできなかった。俺は自分のベッドに横になり、読み終えた小説を再び読み始めた。そして非常につまらなかったので5分でYさん以上に死んだように眠った。

目が覚めるとあと数時間で夕方になる時間だった。ベッドから起き上がり思い切り背伸びをする。たった1~2日横になって眠らないだけでベッドの有り難味がわかる。喉が渇いたのでYさんの飲み残しのスポーツドリンクを飲み干す。生き返ったような気分だ。ソワソワとしているとYさんが目を覚ました。

Y「あれ・・・寝てたかぁ」

俺「おはようございます」

Y「ああ、おはよう。あれ?」

俺「飲み物買いに行きませんか?」

Y「あれ?俺のは?」

俺「ちょっとだけ飲んじゃいました」

Y「全部ねぇじゃねぇかよ!」

俺「奢りますよ!行きましょう!」

Y「体調悪いんだって~。でも、逆に少し体動かした方が夜も眠れるかな」

俺「それでこそYさんですよ!」


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俺達は宿の外に出た。治安が悪い悪いと言われているラパスも、昼間はなんのことはない平和な町に見える。大通りを抜けて俺達は現地の人が集まる市場らしき場所へと立ち寄った。色々な食べ物の匂いが辺りに充満している。先程あれだけ食べたばかりなのにスッカリ俺の胃袋は戦闘状態だ。

俺「Yさん?ちょっと何か食いません?」

Y「無理無理。とてもじゃないけど食べられないよ」

俺「俺、食っていいですか?」

Y「うん。ジュースは奢ってね。俺横で見てるよ」


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そして俺だけよく分からないお粥を食べた。

俺「はぁ~。マジでもう食えないっすわ~」

Y「そんだけ食えばそりゃそうだよ」


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その後、俺等は宿の周辺をブラブラと歩いた。女の子にジュースをご馳走したり、現地の人々の様子を見たりと歩きまわった。

俺「Yさん、元気になったんじゃないですか?」

Y「さっきよりは随分いいけどさぁ、やっぱりまだ本調子じゃないよ」

俺「そっかぁ。そうだ。Yさんここからどうするんですか?」

Y「俺?まだ何も考えてないけど、ボリビア側のアマゾンに行こうかなって漠然とは考えてたよ」

俺「アマゾン?」

Y「ルレナバケってところなんだけどね。ブラジルより全然安価でツアー組めるらしいんだよ」

俺「俺も行こうかなぁ」

Y「だってぷらちゃんはリサを追うんでしょ?」

俺「俺、色々考えたんですよ。そしたらリサよりYさんと居たほうが楽しいんじゃないかって思ったんです」

Y「ええ?」

俺「最初はなんだコイツって思ってましたよ。でもここまで苦楽を共に味わってきたじゃないですか?それにYさんってアメリカに向けて北上するんですよね?そしたら俺もアメリカまでは行けませんが、出来るとこまで北上してやるかって思ったんです」

Y「ぷらちゃん・・・・・・考え直しなよ」

俺「い~や!決めました!だからまずはここラパスでじっくり今後の事を考えましょう!」

Y「まぁ、これ以上何言っても聞かなそうだしね」

俺「さぁ!それじゃあ繁華街まで行きましょう!!」

Y「えええええ・・・・・」

その後も俺達は辺りが暗くなるまで市内を歩き回った。俺はなにか自分の中で吹っ切れていたんだと思う。これからの旅でもうメールボックスは開かないと決めていたし、あとは為すがままにこの南米というとてつもない大きな大陸を満喫してやろうという気持ちになっていた。

Y「ぷらちゃん、そろそろ戻ろうよ。もう真っ暗じゃん」

俺「でもほら、こんな大通りで強盗になんか遇わないだろうし、大通りを歩いて帰れば平気ですよ!それより今晩の酒を調達して帰りましょうよ!!」

Y「俺は今晩はやめとくよ・・・」

俺「なぁ~に情けないこと言ってるんですか!!祝い酒です!祝い酒!!」

Y「なんのお祝いなのさ?」

俺「俺が今後の旅の仕方を固めたっていう決意の祝い酒ですよ!」

Y「はぁ~。なんでこいつこんなにテンション高いんだよ・・」

俺「おお!やきとり発見!!つまみはあれでいいっすか?おばちゃん!いくら?安っ!!5本ね!」

Y「俺は飲まないからな~」


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俺は屋台でやきとりらしきものと、ビールを2本購入した。そして宿に帰って楽しもう。そう思っていた。半ば疲れモードで俺の話を聞き流すYさんを圧倒するかのようにハイテンションで話続けている時、悲劇は起こった。

現地ババア「ペラペラペラペラペラ?」

俺「へ?」

現地ババア「ペラペラペラペラ!!!!!」

俺「え??なに?どしたの?」

Y「うっわ!!ぷらちゃん、背中にツバついてるよ・・・」

俺「え?うわ!なんだこれ!?きったねぇ!!!」

俺の背中には糸を引く粘度のツバがベットリとついていた。そりゃもう洗濯したてかと間違えるほどにベッタリとついていたのだ。するとババアが俺の手を引き、ティッシュで背中を拭いている。俺はピンときた。これはケチャップ強盗と一緒のやつじゃないかと。旅に出て間もない頃、Pちゃんが話してくれたケチャップ強盗の話を思い出したのだ。俺は財布をガッチリと右手で握った。取られる物なんか何もない。この財布さえ守ればいい。するとババアの手が俺のポケットの中に入ってきた。そして、俺はキレた。

俺「このクソババア!!!ちょっと来い!!!」

俺はババアの腕を掴み、宿の中へ引き釣り込んだ。

俺「おい、お前財布取ろうとしやがったろ?」

現地ババア「ペラペラペラペラ」

俺「うるせぇ!!!俺は日本語しか分からねぇんだよ!!」

その騒ぎを聞きつけ、宿のオーナーが降りてきた。

Y「あの、このおばあさんが財布を取ろうとしたらしいんです」

俺「見てよこれ!ツバべったりだよ。オメェ!!コラァ!!このジャケットはヤフオクで3000もしたんだぞコンチクショー!!」

ババアは必死で否定していた。Yさんが英語で宿主に伝える。

宿主「ペラペラペラペラ!!」

宿主はババアになにやら怒鳴りつけると、俺のジャケットをその場で丁寧に拭かせた。そして宿から叩き出した。

宿主「大丈夫かい?何も取られてないかい?」

俺「え・・・あ・・大丈夫ですけど」

宿主「貧しい暮らしをしている人が多いから、あんな奴も多いんだよ」

俺「ったく。てかいくら拭いたってキレイになんねぇよ」

宿主「そのジャケットはうちのランドリーサービスで洗ってあげるよ。勿論サービスさ」

俺「じゃあ・・・お願いします」

Y「良かったねぷらちゃん。何も取られなくて」

俺「あ~くっそ。マジでムカツク。とりあえず洗う前にもうちょい丁寧に拭きますわ。まだまだ着るだろうし」


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俺はジャケットをティッシュでゴシゴシと拭いた。その後、宿主に預けて部屋に戻った。


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買ってきたやきとりは冷たく冷えていた。

Y「しかし気をつけないと駄目だね~」

俺「あ~、マジで未だにムカつきますよ」

Y「でもさ、ぷらちゃんが怒ったの初めて見たよ」

俺「あれ?そうでしたっけ?東南アジアじゃあ怒鳴りっぱなしでしたよ」

Y「ああ、分かる分かる!!」

そんな旅の話を思い返しながら冷えたやきとりとビールを飲んでいたら、さっきの強盗のことなどどうでもよく思えてきた。やはりYさんと一緒に行こう。この人とならこれからも絶対に面白い旅が待っているはずだ。アマゾンだろうと何処へでも行ってやる!!


その日、俺達は遅くまで語り合った。

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(強盗の注意書き)
コメント
この記事へのコメント
メールボックス見ちゃうに1票ww
2010/10/22(金) 01:24:29 | URL | 623 #-[ 編集]
ぷ「Yさん…俺…///」

アッー!!
2010/10/22(金) 06:44:03 | URL | #-[ 編集]
盗みを捕まえられるようになったかぁ。
成長したね、ぷらぷら。
2010/10/22(金) 18:44:11 | URL | くぎゅう #-[ 編集]
口悪いね。
2010/10/22(金) 20:24:29 | URL | #-[ 編集]
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