世界中をぷらぷらしてきた

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飯も食えない、水も無い、トイレに行きたくても行けやしない。そもそもここはどこなんだ。あれから既に数時間。外はすっかり暗闇に包まれている。バスの窓から外を眺めても真っ暗闇で街灯の一つも見当たらない。あと何時間このままなのだろうか。バスのガソリンは大丈夫なのだろうか。乗客は皆同じ事を考えていたと思う。舗装された道とは違い、デコボコの土道を走っているので大型バスはグラグラと揺れる。眠ろうにも眠れない。体感では時速5km程で走っているのだろうか。とにかく、見えるものと言えば長い長い車の列だけだった。

俺とYさんは何もすることが無いので互いに黙ったまま前方を眺め続けていた。退屈というものは辛いことだ、ただただ座席に座るしか出来ない今、乗客のストレスはピークに達していた。車内は物々しい雰囲気であったが、皆が憔悴しきっていたので然程大きなトラブルは起きなかった。夜になり、夜中になり、眠れなかった俺もいつの間にか眠ることができた。そして目が覚めた時、バスは快適に舗装された道を走っていた。運転手がどこをどう走ったのか分からないが、どうやら迂回に成功したようだ。

Y「ぷらちゃん、起きたの?」

俺「あ、はい。これ、道路走ってますよね?」

Y「そうなんだよ。この調子だと朝にはラパスに着くんじゃないかな?」

俺「あ~、早く何か食べたいです。もうお腹が減って・・」

Y「俺もだよ。たださ、ラパスは治安が悪いみたいだから夜中に到着したら動かない方がいいと思うんだよね」

俺「ターミナルでも何でもいいので俺は早くバスを降りたいですよ」

Y「ほんとだね・・・」

だんだんと窓の外に灯りが見えてくる。やっと、やっとラパスが見えてきた。

Y「もうちょっとだよ、ぷらちゃん!」

俺「はい・・・・でも予定通り日の出前に到着しそうですね・・」

Y「そうだね・・・」

俺「大丈夫なんじゃないですか?俺横になって眠りたいですよ・・」

Y「だってラパスじゃ首絞め強盗とか、ノックアウト強盗とか、結構多いみたいだよ?」

俺「なんすかその物騒な強盗さんは・・」

Y「首絞めは、そっと後ろから近付いてきて動脈を締められて気絶した隙に金品を奪われるって手口で、ノックアウトってのは後ろからバットかなんかで頭を殴られて、やっぱり気絶してる間に金品を取られるらしいよ」

俺「タタタターミナルで寝ましょう!ありえませんよそんなの!!!」

Y「だよね・・まぁそうそう被害には遇わないだろうけど、リスクは最小限に抑えよう。なによりぷらちゃんと一緒だってのが1番の不安材料だよ」

俺「最後の一言は余計ですが、それ以外は概ね賛成です」

そしてバスはターミナルへと到着した。欧米人さんはハイタッチを交わし、次々に暗闇の中町に向かっていく。

俺「あの・・・・Yさん?あいつ等の後ろを付いていけば大丈夫な気がしませんか?」

Y「うん・・・俺もそう思うんだよね」

俺「行きます・・・?」

Y「う~ん。いや、ここで時間潰そう。ほら、ベンチもあるしあと3時間もすれば日の出だよ」

俺「そうですよね。こんな時間に行って宿が空いてなかったら最悪ですもんね」

Y「そうそう」

俺「じゃ、俺はここで」

Y「じゃ、俺はここね」

俺「おやすみ~」


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朝、目が覚めるとターミナルは既に人でごったがえしていた。俺とYさんはバックパックを担いで地図を頼りにYさんが宿泊予定だった宿へと向かった。ボリビアのラパスは他の南米の国とは違い、やはり少し東南アジアの空気が漂っていた。ターミナルから宿までは10分足らずであった。

Y「お、ここだ!」

俺「やった~。早くチェックインしましょう!そして飯!飯!!」

Y「そうだね。でもこんな早朝からやってる店なんかあるのかなぁ」

俺「なんとかなりますよ」

俺とYさんがチェックインした宿はツインの部屋だった。6畳程度の部屋にベッドが2つ。結構な快適具合だった。宿にはwi-fiが飛んでいないが、談話室前のPCのLANケーブルを引っこ抜いてノートPCに差し込めば普通に使える。俺は早々にも飯を食いに出掛けたかったのだが、オシャレ泥棒のYさんがシャワーを浴びたいと言い出すので、その間に俺はリサからのメールチェックをすることにした。リサはあの騒動に巻き込まれなかったのだろうか。今どこにいるのだろうか。そして次のリサの目的地はどこなのだろうか。そのことばかりを考えてワクワクしながらメールソフトを起動したのだが、メールは届いていなかった。

Y「お待たせ~!」

俺「遅いですよ!」

Y「どうしたの?なんか不機嫌じゃない?あ、メールどうだった?」

俺「きてませんでした」

Y「不機嫌の原因はそれかい。さ、気を取り直して飯行こう!」

俺とYさんが向かった先、それは情報ノートにも書かれていた韓国料理の店だった。驚くことにここラパスには日本食も韓国料理も、インド料理も、とにかくなんでもあるのである。何故日本食を最初に選ばなかったのかというと、この時間に営業しているのは韓国料理の店だけだった為である。

俺「ここじゃないっすか!?ハングル書いてあるし間違いないですよ」

Y「ここっぽいね、入ろうか」

俺「おおおお!写真付きのメニューですよ!どれ食います!?てか半端なく安くないですか!?」

Y「本当だね!うおお!これ美味そう!これも!これもいいね!」

店員「決まった?」

Y「悩むね~!ぷらちゃん?どれにする?俺これもいいし・・・これも・・・」

俺「全部いきましょう」

Y「え?」

俺「悩んだら全部が正解です。食いたいの全部頼みましょう」

Y「マジで?」

俺「イエス!店員さん、これとこれとこれとこれとこれ!」

店員「おおぅ・・・・」


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次々に運ばれてくる定食を次から次へと完食。具合が悪くなるまで俺とYさんは食べまくった。

Y「あ~、もう食えない」

俺「腹いっぱいですね」

Y「これからどうする?食後の運動がてら少し観光でもしていく?」

俺「いや、宿に戻りましょう。戻って飲みましょう」

Y「朝からかよ」

俺「はい」

Y「宿に戻るのはいけど俺はいいや。なんか少し頭痛いんだよね」

俺「大丈夫ですか?」

Y「風邪かなぁ・・・」

俺「とりあえず宿に戻りましょうか」

Y「うん」

こうして俺達は宿に戻った。俺は帰りにビールを購入し、ベッドで横になるYさんを眺めながら美味そうにビールを2本空にした。この時、もう少し俺が気を使えればYさんはあんな事にならなかったのに・・・。今思い返すと急展開まで残り1日もなかったのであった。
コメント
この記事へのコメント
Yさん・・・

2010/10/18(月) 18:48:11 | URL | 623 #-[ 編集]
Yさんに何があった?
2010/10/18(月) 19:15:39 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
最近更新早いな、その調子でたのむぜ
2010/10/18(月) 22:27:19 | URL | #-[ 編集]
Yさんっっw
2010/10/19(火) 00:40:07 | URL | #-[ 編集]
食い過ぎw
ラマダン明けかよww
2010/10/19(火) 12:19:23 | URL | #-[ 編集]
海外で脳梗塞なら家族やぷらぷらも大変だな
2010/10/19(火) 23:41:52 | URL | #-[ 編集]
わくわく
2010/10/21(木) 04:55:17 | URL | #-[ 編集]
初めてカキコミします!いつも楽しみに見てます。続きが気になる~!!
2010/10/21(木) 08:37:42 | URL | にゃお #-[ 編集]
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