世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg

燃えるように沈んでいくはずだった太陽はどす黒い雲の中に隠れ、オレンジ色どころか静かに消えていった。悲しみにふけっていた俺だったけどふと気が付いた。ここまでかかった時間を考えると早く下山しなければまずい。休む間もなく俺は歩き出した。


DSC03364_convert_20100504142910.jpg


陽はどんどん沈んでいく。なんとか真っ暗になる前にドライバーの元へ生還しなければならない。フラフラになりながら砂利道を歩く。やっとの思いでドライバーのもとへ辿りついた頃にはすっかり辺りは薄暗くなっていた。

俺「はぁ~」

ドライバー「残念だったね。この調子だと夕陽は見れなかったでしょ?」

俺「うん全然。もー嫌だ。そろそろベトナムに行く時間も迫ってきてるし、早めに空港に行くよ」

ドライバー「え?」

俺「え?ってなによ?」

ドライバー「いくらなんでも早過ぎない?飛行機は明日だよ?」

俺「は?」

どうやら俺はドライバーの英語を理解していなかったらしく、明日の11時のフライトを今晩11時と勘違いしていたらしい。

俺「え・・・・マジで?」

ドライバー「そうさ。だから泊まる宿とかの心配をしたんだよ。どうする?もう1泊していかない?」

俺「うん・・・そうするしかないよね」

ドライバー「せっかく時間もできたんだからさ、今晩はカンボジアの若者が集う場所に連れていってあげるよ」

俺「もういいよ。疲れたから寝るよ俺は」

ドライバー「いいから、大丈夫だよ」

俺「何も大丈夫じゃないんですけど」

疲れ切った体に鞭打って向かう先はどうやらクラブらしい。そうか、こんな田舎町でもアンコールワットがある町だ。観光客も大勢来るんだろう。クラブの1つや2つあってもおかしくない。

DSC03366_convert_20100504142945.jpg


スクーターで走っているとドライバーの友人なのか、声をかけられる。何を話しているか全然分からないけれど多分「今から行くのか?」「ああ!今日は日本人のゲスト付きだぜ!」みたいなノリだったと思う。強烈に俺は不安になった。ゲストってなんだよ・・・。


DSC03368_convert_20100504143009.jpg


着いた先はクラブとは名ばかりの建物であった。真っ暗闇の中に取ってつけたようなネオン管の装飾、およそ1km先まで聞こえるであろうベース音。最初はカウンターでビールでも飲めばいいかと思っていたが入口を目の前にして一気に気分が萎えてしまっている自分がいる。

俺「あのさ、俺やっぱいいよ・・・」

ドライバー「駄目だよ。ここから宿までは遠いし、歩くのは無理。だから一緒に楽しもうよ」

俺「楽しむってこの中で何するの・・・?」

ドライバー「クラブだよ!踊るしかないじゃないか」

俺「踊る・・・」


勘弁してくれ、踊るなんて俺には無理だ。俺が踊ったのなんてせいぜい小学校時代の盆踊りが関の山だ。ただでさえ目立っている日本人の俺がクラブの中で踊るなんて出来るわけがない。てか踊るってなんだよ。やめてくれ。俺を帰してくれ。しかし無常にもドライバーに手を引かれ中へ。中はユーロビート風な現地の曲が大音量で流れており、ホールの周りにテーブルと椅子が並んでいた。俺は仕方なく椅子に腰掛ける。すると店員らしき人が来て飲み物の注文をとられる。とりあえずビールを注文するが言葉が通じない。俺は目の前にあったバドワイザーの看板を指差し、人差し指をピンと立ててビール1つとアピールした。どうにか通じたのか店員は奥へ引っ込み、氷の入ったグラスと常温のバドワイザーを運んできた。俺はなんの因果でこんな場所で氷ビールを飲まないといけないのか・・・。

確か地球の歩き方に書いてあった。現地の氷は絶対に口にしないことと。これは衛生状況が著しく悪い東南アジア諸国で、水道水から作ったであろう氷を体内に入れることは「下痢になりたいです」と言っているようなものだと書いてあった事を思い出した。運良くて下痢、最悪の事態には・・・考えたくも無い。しかし今まさに俺の目の前にあるのはそれなんじゃないか?何?リーチかけられちゃった俺?


DSC03372_convert_20100504143044.jpg


DSC03373_convert_20100504143106.jpg


ドライバーに話かけようとするも既に俺を置いてホールへ踊りに行ってしまっている。テーブルには完全に浮いている俺1人。何も面白くない。音楽もうるさい。ビールも飲めない。早く帰りたい。とにかく早く。ドライバーは1時間程で戻ってきた。俺はドライバーに即ここを出たいと伝えた。少し寂しそうな顔をしたが、俺が本当に楽しめていないんだと気付いたのだろう。ドライバーは俺を宿に戻してくれることを約束した。俺は憔悴しきっていた。普段長時間歩くこともままならない俺が山を登り、本当ならば今頃ベトナムはホーチミンで宿を見つけて冷たいビールで一杯やっているはずだった。それなのに俺は未だカンボジアにいる。とにかく今日は早く宿に帰って眠りたい。ドライバーの背中を見ながらスクーターに揺られそう思った。


ドライバー「着いたよ~!」

俺「着いたってここどこ?宿と違くない?」

ドライバー「ここはマッサージ店さ!俺の名前で安くマッサージできるから行こうよ!」

俺「お前・・・・」

ドライバー「ここのマッサージは有名なんだよ!ぷらぷらの疲れも吹き飛ぶよ」

俺「お前さぁ・・・」

ドライバー「それに可愛い女の子も沢山いるんだよ」

俺「お前もおっさんと一緒なんだな・・・」


何故こうなるんだ?おっさんの事をすっかり忘れていたのに何故こうなる。


DSC03377_convert_20100504143207.jpg


しかし「ノー」とは言えない日本人の俺は上下バラバラの服を着せられ、お約束のばあさんにマッサージされたのだった。俺は心の底から思った。カンボジア人、こいつら全員敵だと。所詮分かり合えないんだと。信じたら負けなんだと。
コメント
この記事へのコメント
ドwwwwラwwwイwwwバwwっうぇww

その状況で踊るのは無理だわ、うん。
しかし笑い的な意味では期待を裏切らんなwww
2010/05/04(火) 20:23:38 | URL | #-[ 編集]
カンボジアのマッサージ店は鬼門かwwww
2010/05/04(火) 20:47:13 | URL | #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/15-82675ffe
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。