世界中をぷらぷらしてきた

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朝、いつもは人に起こされなければ目が覚めない俺の体がひとりでに反応した。まだ薄暗いドミトリーのカーテンをシャッと開くと欧米人の「FU○K!!」やら「Ah...Oh...」という声と共にまばゆいばかりの太陽の光が部屋に注ぎ込む。うん、今日もいい朝だ。時計を見るとまだ朝の6時を回ったばかり。俺はYさんを起こすとまだ誰も居ない宿のソファーで珍しくYさんにコーヒーを入れた。

俺「おはようございます!」

Y「ああ・・・おはよう」

俺「随分テンション低いんじゃないですか?今日はこれからウユニに向かうんですよ?」

Y「ウユニは3日後だよ・・・」

俺「ああ~、この爽やかな朝!高地ならではの湿気の少なさ、素晴らしい朝ですね!はい、コーヒーどうぞ」

Y「ぷらちゃん今日は随分機嫌がいいみたいだね」

俺「そりゃそうですよ!リサにも会えるし念願のウユニにも行ける!もうこれ以上テンションの上がる要素なんか他にありませんよ」

Y「そりゃ結構なことだよ。とりあえずさ、昨日のうちに準備はしたんだし、今日は7時半までに昨日のツアー会社の前に行けばいいんだからまだ早いよ。ちょっと寝ようよ」

俺「これからレディーに会うのにそんなボサボサの頭でいいんですか!?腐った魚のような目でいいんですか!?」

Y「俺はいいよ・・・とにかく眠らせてくれ・・・zzzz」

俺「ったく。これだからおっさんは・・・」

ソファーでYさんを転がし、俺は1人宿の外へ出た。ひんやりとした空気がまだ少し眠っている俺の体を完全に起こす。誰のものか知らないがキッチンにあったマグカップにインスタントコーヒーを注いで再び外に出て煙草に火をつける。「今頃リサ達も準備してるのかな?」そう思うと俺は再びYさんを叩き起こした。

俺「準備しましょう!準備!!」

Y「も~!なんだよそのテンションの高さは~。準備はもう昨日終わってるっての!」

俺「とりあえず起きましょうよ!!」

Y「起きたって何もすることないじゃん。着替える位でしょ?ってはや!!もう着替えてるし」

俺「当然ですよ」

Y「でも案外その貰ったジャケット似合うね。下半身はナメてるとしか思えないけど」

俺「そうですか?これが今の俺にできる限界の防寒装備なんですが・・・」

Y「それで氷点下15度の世界は無理だと思うけど、俺は知らないもんね」

俺「なんとかなりますよ」

その後、何度も眠りに落ちそうになるYさんを起こしては話しかけ時間をつぶした。そして7時。

俺「Yさん、30分前です!あそこまで歩いて10分だし、そろそろ出ましょうよ」

Y「はぁ~、もうそんな時間なんだ・・・。分かったよ。今着替えるから」


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そしてついに出発の時が来た。

俺「Yさん、あそこを曲がればツアー会社ですよ!」

Y「知ってるよ・・昨日一緒に行ったじゃん」

俺「も~!そんな事行ってるんじゃなくて、リサがいるかもしれないって事ですよ」

Y「あ~。そういやそうか。どれ」

俺「どうですか!?いますか!?俺登場の仕方とか昨日寝る前に散々イメトレしたんでいつでも準備は出来てます」

Y「いや・・・。誰もいないけど」

俺「へ?だってもう15分前ですよ?」

Y「あれ?ツアー会社のシャッター閉まってるけど?」

俺「ええええ!?」

確かにツアー会社の前に行くとシャッターは閉まっており、人の姿は見当たらない。

俺「どうしたんですかね?」

Y「俺、嫌な予感しかしないんですけど」

俺「いやいやいや、大丈夫ですよ」

そんな話をしていると1人のアメリカ人青年がやってきた。彼の名前はジャスティン。彼は俺達と共に昨日このツアー会社で予約をした1人であった。

俺「Yさん、もしかしてコイツが5人目なんですかね?」

Y「そうなんじゃない?あ~、はじめまして。これからウユニへ?」

ジャスティン「ああ、そうなんだけど誰も来てないね?」

Y「そうなんだよ。もうランクルが来ててもおかしくないとは思うんだけど」

ジャスティン「まぁ、気長に待とうよ。チケットにはほら、今日の7時半にここに集合になってるし大丈夫さ」

俺「なんすかあのイケメンは・・・。俺等の合コンにアイツ入るつもりですよね?」

Y「入るつもりっていうか仕方がないんじゃないの?」

それから3人で待つこと20分。とっくに30分は過ぎている。

俺「ちょっとちょっと、全然来ないじゃない」

Y「ねぇジャスティン?何か聞いてる?」

ジャスティン「いや、俺もここに7時半って言われただけだよ」

俺「ランクルなんざどうでもいいんですよ!!」

Y「じゃあどうしたの?」

俺「リサがいねぇんですよ!リサがああああああああ!!!」

Y「ああ、スッカリ忘れてたよ」

俺「どうなってんのこれ!?もう行っちゃったとか!?」

Y「それはないよ。だってずっと待ってるんだよ?見逃すわけがないよ」


ブロロロロロロ・・・・


Y「あ、きたんじゃない?」

俺「でもあれバスですよ?」

運転手「おーい、お前ぷらぷらか?」

俺「え?そうだけど」

運転手「1・・2・・・3・・・。よし3人いるな。乗れ。行くぞ」

俺「おいちょっと待てって!ランクルは?リサは!?」

Y「あの、5人じゃないんですか?リサって人の名前ありませんか?」

運転手「リサ?ないね」

俺「はあああああああああああ!?」

Y「あの、ランクルは?」

運転手「4WDには国境で乗り換えるのさ。早くしろ。もう出るぞ。お前達が最後なんだ」

俺「うううう・・・・リサ・・・リサアアアア・・・」

Y「ぷらちゃん早く、置いてかれるよ・・・」

俺「嗚呼あああああああああああ・・・・・」


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俺が騙されたのかは分からない。ただひとつ確実に言える事はリサはいないってことだけだ。バスに乗り込むとそこにアジア人の姿はなかった。ワケが分からず座席に座る。誰もが登山靴にフル装備の中、俺の格好はひときわ目をひいた。悲しみにふけり、バスの座席に座りチリの国境を目指す。


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チリの国境を越えてバスを乗り換え、今度はボリビアの国境へと向かう。舗装された道をしばらく走ると今度は砂利道を延々と進む。いや、進むと言うより「上る」が正解だろう。バスはありえない速度で坂道を登っていった。そしていつしか木一本生えていない荒野へと到着した。ここが国境なのだろうか・・・。辺りを見渡すとランクルが数台止まっている。俺達はバスを降りた。運転手の指示で今度はボリビアへの入国を済ませる。


俺「Yさん・・・リサ・・・いませんでした」

Y「どうしたんだろう。あのおっさん適当言ったんじゃない?俺にはそうとしか思えないけど・・・」

俺「あのクソ野郎・・・今度会ったら殴ってやる」

Y「いや、もう2度と会うことはないだろうよ・・・」

俺「ああああああああああああああああああ」

Y「てかほら、早く入国済ませよう。もうここは忘れて思いっきりウユニを楽しもうよ」

俺「国境ってあれですか?」

Y「信じたくないけど、あれなんじゃないかな?」


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目の前にあったものは掘っ立て小屋であった。

俺「ここで入国管理してるの?」

Y「そう・・・なんじゃない・・?」

俺「ちょwww不法入国できまくりでしょこれ・・・」

Y「まぁ行こうよ」

中に入るとパスポートを奪われ、判子を押されて即座に返された。

俺「Yさん、間違いなく最短入国でしたよ。3秒だったんですけど・・・」

Y「いやはや・・・凄い国だね・・・」

俺「チクショー!リサの馬鹿野郎!!!ここから先はネットも使えないから連絡も取れないじゃないか!!どうしてくれんだよ」

Y「ぷらちゃん、落ち着いて。仕方が無いよ。それよりランクルが次々と出て行ってるけど俺達のはどれなんだろう?」

俺「知りませんよそんなの」

Y「ちょっと聞いてくるね」

俺「あい」

Y「ぷらちゃん、さっきの運転手も分からないって。だから1台1台聞いて回るしかないよ!置いてかれたら最悪だもん!行くよ!!」

俺「ああああなんだこのサービスの悪さはよー!!ここだけ東南アジアじゃねぇか!!

俺達は荷物を担いで1台1台、ランクルのドライバーを尋ねて歩いた。しかし、俺達の名前があるランクルは見当たらなかった。

俺「どゆこと!?」

Y「分からない・・どうしたんだろう」

俺「あ、あそこにジャスティンいるよ。聞いてみようよ」

Y「おーい?」

ジャスティン「フ○ック!!ファ○ク!!フ○ック!!」

Y「どうしたの!?」

ジャスティン「俺達の乗る車はねぇんだとよ」

Y「えええ!?どゆこと!?」

ジャスティン「人数が集まらなかったから来なかったんだと」

俺「はああ!?俺等金払ったじゃん」

ジャスティン「俺もバスの運転手に言ったら、ツアー会社に文句言えだとよ」

俺「よし、ここはリサもいねぇし3人で戻ろうぜ。戻ってあのおっさんぶっ飛ばそう」

ジャスティン「もうチリ出国したから戻れねぇんだよ!!」

俺「はああああああああああ!?」

ジャスティン「とにかく俺はどれでもいいから乗せてくれるランクルを探す。お前等も乗せてくれる車を見つけないとここに置いてけぼりだぞ。じゃあな!グッドラック!!」

俺「わわわわYさん・・・どどどうしましょう!?」

Y「もう頼むしかないよ。見た感じ空きはあんまりないから、もしかしたらぷらちゃんと別々になるかもね・・」

俺「無理無理無理!!!俺を1人にしないで・・・ぎゃあああああああ」

Y「とりあえず2人いけるか交渉してくるよ!無理な場合は・・仕方ないよ!腹をくくろう!」

俺「ちょっとちょっと、マジで無理!俺言葉何も話せないんですよ!!」

Y「行ってくるね!」


波乱のウユニ、ここにスタート。
コメント
この記事へのコメント
予想を上回る酷さwwwwww
2010/09/28(火) 14:54:27 | URL | 名無しさん@ニュース2ちゃん #-[ 編集]
ワロタwwwwwwwwww
2010/09/28(火) 16:44:45 | URL | #-[ 編集]
ぐはぁw斜め上を行きすぎてるぜw
2010/09/28(火) 17:27:16 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
こんな事だろうとは思ってたwwww
2010/09/28(火) 19:51:11 | URL | #mQop/nM.[ 編集]
ジャスティン口悪いなwwww

それにしてもYさん不憫すぎるwwwww
2010/09/28(火) 20:03:12 | URL | #-[ 編集]
Yさんが1番不憫…
2010/09/28(火) 23:13:41 | URL | #-[ 編集]
むちゃくちゃだなwww
おっさんも出国してるから戻ってこれないの承知でやったなw
2010/09/29(水) 02:30:12 | URL | #-[ 編集]
東南アジア、中東と呼んできたらこの展開も想定内になっちゃうよね~ww
2010/09/29(水) 08:28:51 | URL | 623 #-[ 編集]
予想の斜め上展開wwwいいぞっ!
2010/09/30(木) 01:53:33 | URL | #-[ 編集]
海外って日本の常識通用しないよな
日本なら絶対ウソはつかないだろそこは(;;)
2010/09/30(木) 04:40:27 | URL | #-[ 編集]
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