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宿からタクシーを捕まえ、リオの空港へと向かう。瞬く間にブラジルを出て俺は今チリの首都サンチアゴに向かおうとしている。理由はただひとつ。リサに会いたいが為に。今こうして思い返すと本当に無駄な移動だったと思う。大金を出してまで飛行機で飛ぶ理由はひとつも見当たらない。

リサに会う為だろって?

会えればの話である。

空港に到着して早速搭乗手続きを済ませる。どこの国のどこの空港でも大概は航空券とパスポートをカウンターに突き出して「YES!YES!」と連呼していれば飛行機に乗れるものである。この時も俺は「YES」を繰り返した。Eチケットと引き換えに渡されたチケットを見るとフライトの時間は夕方5時だ。サンチアゴに到着する頃には夜になっているだろう。当然の如くチリは行く予定の無かった国なのでガイドブックどころか情報も何ひとつない。頼れるのは持ってきているノートPCだが、フライトまでの間にスラムダンクを読んでいたのでバッテリーは既にない。暇を持て余していた俺はブラジル紙幣の残りでナッツとビールを2本購入した。これを飲みながら延々と待とう。


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ようやくフライトの時間になった時、俺は既にいい気持ちになっていた。ビール2本で足りるわけもなく、店の姉ちゃんに格好つけて購入したハイネケンを更に2本完飲し、いざ飛行機へと乗り込む。しかし乗り込んだ飛行機で俺は強烈な違和感を感じた。どう考えても人が少ないのである。大きな飛行機なのに乗客は俺を含めて10人もいないのだ。まぁいい。飛べさえすればそれでいい。辛いのは今この時だけなのだ。チリについたらリサにメールをして合流し、一緒にウユニ塩湖を目指す。これがこの時俺の脳内で描いた最高のストーリーだった。


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ガラガラの機内でそんな事を考えてニヤニヤしていると、空席だらけの機内なのに俺の横に欧米人が座った。一気に緊張が高まる。まさかポルトガル語どころかスペイン語も話せない俺に話しかけてこないだろうな。よく見ると手にカナダのパスポートが握られている。しまった、英語か・・・。

欧米さん「ペラペラペラペラペラ?」

やばい。何も分からない。

欧米さん「ペラペラ?」

俺「YES!」

これで会話は途切れた。

変な空気のまま数時間過ごし、チリに到着する頃には俺は憔悴しきっていた。せっかく座席にモニターがついているような飛行機に乗ったのに会話がさっぱり分からないし、ただただ暇だった。

「投機はまもなく着陸態勢に入ります。座席についてベルトを今一度(略)」

アナウンスが流れた。チリだ!窓の外を眺めると暗闇に街の明かりが見える。やった!リサに会える!俺はいてもたってもいられなくなり、飛行機が着陸すると全力全開でイミグレーションへと向かった。入国は非常にスムーズだった。宿泊予定の宿など分からないので適当に書いたがそのまま通れるし、緊急連絡先も適当に書いたがやはり大丈夫だった。

空港内でチリペソへとお金を両替する。とにかく俺は早くリサに会いたくて仕方なかった。この近辺にwi-fi環境のあるカフェなどは無いか必死に探すもどこもシャッターが閉まっている。なぜだ?仕方がないのでツーリストインフォメーションで安宿の場所を聞くことにした。今日会えないのは仕方が無い。今日は適当に空港近辺の宿に宿泊して、明日リサと連絡を取って合流しよう。そう考えた俺は空港の外へ出た。


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既に外は真っ暗だった。タクシー乗り場にタクシーすらいない。どゆこっちゃ。

俺は再び空港内に戻ってツーリストインフォメーションの姉ちゃんに話を聞いた。

俺「あの、安宿ってどこにあるんです?」

姉ちゃん「ペラペラペラペラ」

何言ってるか分からないが、姉ちゃんは地図を差し出した。地図を見るとペンで丸く囲ってある。ここに行けばいいんだな?俺は礼を言って外へと出た。再びタクシー乗り場へ向かうも未だにタクシーの姿は見当たらない。それどころか人影もまばらである。移動の方法も分からないので俺はベンチに腰掛けた。この際少し金を払ってでもホテルに泊まってしまおうか。いやいや、ただでさえ余計な出費をしてしまったのだ、ホテル泊など許されない。

困った俺はたまに通り過ぎる掃除のおじさんなどに片っ端から地図を見せてみたが、誰も反応は冷たかった。こうなったら空港野宿も視野にいれましょうかと寝袋の有無を確認したていたその時、突然警官に話しかけられた。

警官「ペラペラペラ?」

俺「おおお!おまわりさん!俺ここに行きたいんです!」

警官「どれ・・・」

俺「どうやって行くんですか?」

警官「ペラペラペラペラ」

警官は俺の後方を指差した。振り替えすと2~3人の人が並んでいる。よく見るとそれはバスターミナルであった。警官が地図にサラサラと文字を書き込む。どうやらこれをバスの運転手に見せろと言う事なのか。俺はその地図を持ってバス停へ並んだ。


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ほどなくしてバスがやってきた。俺は運転手に地図を見せた。運転手はニコッと笑い、俺を運転席近くの席に座らせてくれた。そしてバスが走り出して10分程で、俺は降ろされた。


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しかしそこには宿どころか店の1件も無かったのであった。

街頭の時計は夜の11時を指していた。
コメント
この記事へのコメント
初めての国なのに情報よりもスラムダンクを優先させる
あいかわらずの無計画っぷりだなw
2010/09/06(月) 10:07:47 | URL | #-[ 編集]
警察官『こいつ邪魔だからどっか適当な所で降ろしてきて』
2010/09/06(月) 21:47:46 | URL | #-[ 編集]
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