世界中をぷらぷらしてきた

2ちゃんねるニュー速vipの力で復活したブログ。全てのvipperに感謝!!ありがとうvipのみんな!
   人気ブログランキングへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
ランキング登録しています。1日ワンクリッコ、応援宜しくお願いします(^ω^)
ツイッターはじめました。→ から是非フォローお願いします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
lvljiko017762.jpg


lDSC01221.jpg


数か月ぶりに東南アジアを思い出させるバスの搭乗である。いや、それ以上かもしれない。乗客は俺達以外に旅行者の姿はない。あるのは現地の人のみだ。俺達はバスの1番後ろにバックパックを放り投げ、席についた。整備不良としか思えない轟音を轟かせてバスは走り出すが、排気音程スピードは出ていない。これからしばらくこのバスに揺られることとなるが、隣をチラリと見るとMさんとPちゃんがガイドブックを必死に読んでいる。こちらに視線は全くない。それは構わない。俺が犯したミスだ。怒られて当然である。ただ、一つだけ許せない事がある。


lDSC01223.jpg


先程から俺の足元より水たまりにバスが突入する度に激しく水が噴き上がるんだが・・・・。


俺「あの・・・・?」

M「どしたん?」

俺「なんか水たまりに入る度に下から水が噴き出るんですけど・・・」

P「あ~!穴開いてるじゃん」

俺「冷たい・・・」

M「バチあたったね」

その後、数十回水しぶきをうけ、耐えられなくなった俺はMさんに申し出た。

俺「Mさん、マジ辛いっす。後ろの席に移動しても大丈夫ですかね?あ、それとバックパックからビニール袋取り出し・・・・」



lDSC01224.jpg



バックパックはいつのまにか子供のベッドになっていた。


俺は思った。なんでこんなバスに乗っているのだろう。前々からこうだった。適当に決めてひどい目に遭う。もしリサと一緒だったら今頃何をしているんだろう。そうだ、もしかしたらリサからメールが届いているかもしれない。どうせパラグアイから戻ったらブラジルを目指す事になるのだろうけれど、リサが近辺にいるなら俺はそっちに行こう。このままMさんとPちゃんに迷惑をかけるのはしのびない。リサに面倒見て貰おう。


いつの間にか外は雨が上がり、日が差し込んでいる。ほどなくしてバスは停まった。

P「降りるよ~」

外に出ると赤茶けた土が一面に広がっている。アルゼンチンとは大違いだ。

今俺達が降り立ったこの場所は「イグアス移住区」と呼ばれる地域だ。南米には過去、日本から多くの人々が移住しており、パラグアイのこの地に小さな日本ができているのだった。これから旅する南米で、俺は様々な小さい日本を目にすることとなる。俺はそんな歴史を微塵も知らなかったので非常に驚いた。

バス停から5分程歩くと宿が見えてきた。辺りには日本語の看板が目立つ。一瞬、ここが南米だという事を忘れてしまいそうな錯覚に陥る。受付でチェックインし、中に入る。先客が随分と多く、中にはPちゃんの顔見知りの人物もいた。

男「おおお!Pじゃん!!偶然だなー!!」

P「わあ!!ビックリだよ~!!」

男「どこから来たの?」

P「イグアスからだよ~。本当はブラジルに行くはずだったんだけどバスがいっぱいでさ~」

男「そかそか、でも正解だよ。ここ本当にいいよ。のどかだし、なにより日本食食えるよ!」

P「マジ!?」

男「うん!だって農協あるんだよ、農協!そこで日本食材何でも手に入るし、あ!豆腐まで売ってるよ!」

P「うそぉ~!?」

俺「ほ・・・ほら・・・来てよかっ P「いつからいるの!?」

男「俺はもう2週間になるよ。マジで居心地いいんだって」


話が弾み過ぎて入り込む余地が無い。俺はそそくさと荷物をドミトリーの空きベッドに放り投げるとPCを取り出してメールをチェックした。



新着1件



リサだ!!


メールを読むと今リサはブエノスアイレスへ戻ったらしい。これから再び北上するみたいだ。俺は今自分がパラグアイに居ることを伝え、もし可能ならばどこかで待ち合わせようというメールを送った。せっかく取得したブラジルビザだが仕方ない破棄だ。いや・・高かったしな・・・いやいや!大丈夫破棄には慣れている。


PCを閉じて煙草を吸うために外へ出ると先程Pちゃんと話していた男性が先に煙草を吸っていた。

俺「あ・・・こんにちは」

男「ども、これ君の?」

俺「え?あ、そうです」

男「やるね~。他に持ってないの?」

俺「あはは、これしかなくて」

男「じゃ、仕方ないけど一旦洗ってきなよ。中泥だらけだよ。足の裏見てみ?」

俺「あ、すいません」


lDSC01256.jpg


言われた通り足の裏を見ると泥だらけだ。下駄箱に並んだ靴を見てもサンダルは俺だけである。俺がサンダル履きなのは別に深い意味はない。しいて言うなれば靴を履くのが面倒なだけだ。現に俺はこのサンダルだけで東南アジアも中東も歩いてきた。部屋の中を汚してしまったのは申し訳ないが、サンダルについてとやかく言われる筋合いは無い。俺は吸おうと取り出した煙草をしまうと、着替えを持ってシャワーを浴びることにした。バックパックから着替えを取り出すと今まで着古した服からスパイシーな香りが漂っている。俺は一緒に洗濯もすることにした。

風呂場で裸になり、ウンコ座りで服を洗う。洗剤などないので宿にあった固形石鹸だ。


lDSC01233.jpg


洗濯ものを外へ干し、やっと煙草に火をつける。


lDSC01241.jpg


Mさんに売ってもらったビールが喉を潤す。どうやら随分と宿で浮いた存在になってしまった。


lDSC01242.jpg


日の暮れるまでボーっと外へいると夕日が綺麗な事に気がついた。そして同時に思った。俺は誰に頼まれて旅をしているわけではない。やはり自分の思うまま、やりたいままに行動するべきなんだよな・・・。
コメント
この記事へのコメント
リサに面倒見て貰おうって面倒見てもらう気マンマンじゃねえかwwww

しかしまた女追いかけてビザを捨てるのか?
2010/08/22(日) 19:22:32 | URL | #-[ 編集]
最初のうちはもっと苦難を乗り越えつつ自分の足で行く感じだったよな・・・
まあぷらぷらに集団行動は無理だろwww
2010/08/22(日) 19:32:42 | URL | #-[ 編集]
読んでてちょっと切なくなった。
がんばれ。
2010/08/22(日) 23:46:43 | URL | #-[ 編集]
なんつうか計画立てるの向いてないよな
大和と同じレベル
まあ日本国内では俺もだけどさ……
2010/08/23(月) 23:38:57 | URL | #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://purapura2vipper.blog121.fc2.com/tb.php/110-19d6160e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。