世界中をぷらぷらしてきた

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突然だが、飛行機のチケットには大きく分けて2種類のチケットが存在する。1つはOPENチケット。もう1つはFIXチケットだ。前者のOPENチケットというものは、長期旅行者がよく使うチケットで往路・復路の日付を自分の好みで変える事が出来る便利なチケットだ。「3ヶ月OPEN」と書いてあるチケットならば、飛行機で往復3ヶ月以内に往路・復路と1回ずつ使える航空券のことで、帰りの日付は1カ月目でも2カ月目でも期間以内ならばいつでもかまわない。3ヶ月以内ならOKというチケットなのだ。後者のFIXチケットというのは、一般的なチケットの事で往路・復路の日付が最初から決まっており変更は出来ないチケットの事である。そして俺は今回FIXチケットで旅に出ていた。よって帰る日は必然的に決まっているのであった。これには大きな理由が2つあった。まず、家族を納得させる為だ。帰国日を教えておくことで少しでも安堵感を与える事ができからだ。2つ目は自分の為だ。旅では「沈没」という言葉がある。何もせずに気に行った物価の安い街で目的も無く、ただ酒を飲んで寝るだけの生活をしてしまう事だ。俺はこれを抑止するためにFIXチケットで旅に出た。すまん。嘘をついた。正直OPENチケットの存在を知って今びびってる。理由は今考えた。

ここカンボジアに入ってから約1週間になろうとしていた。アンコール遺跡群のパスは残り1日だけだ。しかしまだ俺は本格的にアンコールワットを見れていなかった。天候が曇りだったり、体調が悪かったり、動きたくない日だったり。しかし残り1日しかパスは残っていない。ようやく俺は決心した。今日アンコールワットに行こうと。その旨をドライバーの兄ちゃんに伝えると、どうしても見せたい遺跡がもう1つあるという。名前は「バンテアイ・スレイ」。ここから約20km程離れた場所にある遺跡なのだそうだ。地球の歩き方によると他の遺跡群とは違い、とにかく装飾に長けており、「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しい彫刻があるのだとか。距離的に考えて体力のあるうちに遠くの遺跡を見た方がいいと判断した俺は、本日バンテアイ・スレイ→アンコールワットの順で回ることにした。


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何度も言うが俺には金がない。タクシーで遺跡まで行く金も無ければ、夜レストランで飯を食う金もない。いや、正確に言えば多少はあったけれど、まだまだ旅初心者の俺にはどこで思わぬ出費があるかも分からず、怖くて使えなかった。手持ちの金は言わば俺の最後の保険のようなものだったのだ。結局俺は兄ちゃんの助言を無視し、スクーターの後ろに乗って往復40kmの荒行を決行した。日本と違いどこまでも道が舗装されているとは限らない。外は照りつける太陽のせいでとにかく暑い。スクーターの後ろなので保険もかかってはいない上ノーヘルだった。泣きたくなるほど尻が痛くなり頭が焦げるほど暑くなった頃、ようやく目的の遺跡へと到着した。その遺跡は他の遺跡より一回り以上小さかった。パッと見、違う所と言えば大きさと使ってる石の色が浅黒くなく、肌色に近い感じの石だった。


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遺跡に入って俺は息を飲んだ。とにかく装飾が細かい。


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(東洋のモナリザ)

しかし遺跡の規模が小さいので僅か15分で飽きてしまう。それ以前にここ3日連続で猛暑の中遺跡巡り。流石に遺跡も飽きてきた。日本人の俺にとってカンボジアの遺跡群はどれもこれも同じに見えてきてしまう。しかし、残るは念願のアンコールワットである。これは期待せずにはいられない。俺は再びスクーターの後ろに乗り、アンコールワットへと向かった。

俺はドライバーの兄ちゃんに言った。

俺「俺、ここは本当に見たかった遺跡なんだ。だから3時間後に迎えに来てくれないかな?」

兄ちゃん「分かった。それじゃ3時間後にここね」

俺「うん、ありがとう。じゃ、行ってくるよ」

時間は丁度正午だった。アンコールワットはやはり他の遺跡とは群を抜いて違っていた。観光客の数もさることながら、整備された駐車場。他の遺跡では見ることの無かった近代的な大型バス。中から下りてくるのは綺麗に着飾った観光客。立派なホテルも近くにはあった。そのホテルのレストランで何か食べる事ができたならどれだけいいか・・・。


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レストランを横目に俺は我慢していつもの通り屋台でフライドライスをかき込んだ。


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アンコールワットは大きな堀に囲まれている。丁度中央から遺跡を正面に見て堀の真ん中にかけられた通路を歩いていく。


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朝日を見に来た時の事が頭の中でよみがえる。


そしてついに・・・・。



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俺はアンコールワットに辿りついた。10日前、俺は日本にの実家の部屋にこもってゴロゴロしていた。これは現実なのかと思った。あの時決断してなかったら、きっと俺は今でも部屋にこもっての生活を送っていただろう。そのギャップを、ここアンコールワットは十分に感じさせてくれた。


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アンコールワットの中で過ごした時間は驚くほどアッという間だった。


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上部に登って外を見るとジャングルが広がっていた。

後に知った事なのだけれども、アンコールワットは比較的最近、1860年発見された遺跡なのである。しかも偶然に発見された遺跡なのだそうだ。広く点々とある遺跡群がそれまで発見されることなくジャングルの奥地に眠っていたというのは凄いことである。南米ペルーのマチュピチュもその類だ。


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(wikiより拝借)


このジャングルに囲まれた奥地で、当時生活していた人が見たものと然程変わりない景色を俺は今見ている。さらに胸が熱くなった。


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そしてつかの間の3時間を過ごし、俺は宿に戻った。宿に戻り俺は考えた。もっともっと他の国に行ってみたい。もっともっと他の国の文化を肌で感じたい。


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その夜、俺は観光客がまず行かないであろう市場へ顔を出してみた。もう怖いものなんかない。すっかりいっぱしの旅人の気持ちになっていた。ぷらぷらと市場を見て回ると香水を売っている場所に出た。とりあえずテスターがあったので試しに軽くつけてみる。う~ん、良かったらお土産にどうかなと思ったけれど日本人にこれは無理かな。そろそろ小腹も空いてきたし、またフライドライスを食いに行こうかとその場を離れた瞬間、店員に呼び止められた。

店員「おい!これは商品だぞ!使ったら金払え!(たぶんこんな意味)

俺「へ?」

店員「とぼけるなよ!今お前使ったろ!金払えよ!(たぶんこry)」

俺「は!?お前俺が日本人だからってふっかけてんだろ!?これ半分しか入ってないじゃないか!」

店員「い~や!それは立派な商品だ」

俺「どう見たってテスターだろうが!なんで商品なのに箱から出てるんだよ」

店員「早く金払え!使ったら払うのが当たり前だろ」

どうせこんな現地の奴等が買う商品なんてたかが知れている。この国の物価は恐ろしく安い。必要のない物を買わなければならないこと程腹立だしい事はないが、使ってしまったのは俺のミスだ。仮にこれが詐欺でもひっかかった俺が悪い。

俺「ちっ。いくらだよ?」

店員「1000円だ」






ブチッ






俺はキレた。

俺「ああ!?お前俺だって数字読めんだよ!ここの値札には150円って書いてあるだろうが!なんで1000円になるんだよ!」

店員「これは現地価格だ。お前は外国人だろう」

俺「どこにそんな商売があるんだよ!ふざけんなよ!」

店員「い~や、1000円だ」

俺「150円なら払う」

店員「お前は外国人だから1000円だ!」

俺は店員を無視し、150円分のカンボジア紙幣を叩きつけその場を去った。まるでタイの詐欺と一緒じゃないか。だが、違った場所が1つだけあった。



店員が走って追いかけてきた。



俺は必至で走った。逃げた。死に物狂いで逃げた。少しすると、自分の店を空に出来ないからか後ろで大声出して怒鳴られ、店員は諦めた。俺は商品を忘れてきた。久々に走ったことと、追いかけられて逃げ延びたことに何故か不思議と笑えてきた。俺は宿近くの屋台まで戻り、アンコールワットへ辿りついた自分への御褒美と、店員から逃げ切った褒美にスーパードライを注文した。

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死ぬほど旨かった。程良く酔いが回った頃、俺はある決意を新たにしていた。本当はタイ、カンボジアだけを周り日本に帰ろうとしていた。しかしまだ帰国の日まで12日ある。行ってやろうじゃないかベトナムまで。なんならラオスまで行ってやるよ。面白れぇよ東南アジア!どうせなら東南アジア1周してやる。そう心に決めた。そしてそれをわずか10日余りで実行したのが俺の運の尽きだった。


大馬鹿野郎だった。
コメント
この記事へのコメント
おお!アンコールワットいいなあいいなあ!
2010/04/30(金) 18:50:19 | URL | 飼い猫あくせる #-[ 編集]
詐欺師こえーwww
つか、あのトルコやら何やら踏破した旅がこんなおバカな始まり方だったとはな・・・・・・ぷらぷらの奇妙な冒険か
2010/04/30(金) 22:07:47 | URL | #-[ 編集]
ぷらぷらって時々大胆だよなw
俺だったら平謝りしちゃうわwww
2010/05/01(土) 19:42:53 | URL | #-[ 編集]
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