世界中をぷらぷらしてきた

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朝目が覚めると体調はそこまで悪くなかった。いや、むしろ回復したと言ってもいいのではなかろうか?一応病み上がりの為にシャワーは浴びず、そのままの服装で俺は宿を出る事にした。これから向かうのはカナダでも北の地ホワイトホースだ。いわゆる極北と言われる地域である。ホワイトホースはイエローナイフに比べて海に近いので気温はそこまで低くはないようだが、低くないとは言っても極北である。氷点下10度以下は覚悟しなければならない。俺は荷物をパッキングする際に取り出しやすいようにダウンジャケットを1番上に入れ宿を出た。

フライトの時間までまだ数時間も時間があるので朝食にこの旅で何個目になるか分からないハンバーガーを食べ、空港へ向かうことにした。それにしても旅をしてて食事というものは結構重要なものである。飯が美味い国は旅をしてて楽しい。だが味は悪くないのだがファーストフードばかりの毎日に若干嫌気がさしていたのも事実だ。ホワイトホースに行ったら思いっきり自炊しよう。そう心に決め、フライトまでの時間を使い念入りにホワイトホースの地図や空港から町へのアクセスを復習した。


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フライトの時間がせまり搭乗口へ向かうと、そこにま回りの飛行機に比べ一回りも二回りも小さなエアカナダの飛行機が待っていた。考えてみるとホワイトホースになんて現地の人間は用事などないだろうし、そこまで大きな飛行機は必要ないのかもしれない。50人程度で満席になってしまう小さな飛行機に乗り込むと前や後ろから聞き覚えのある言葉が聞こえてくる。日本語だ。やはりオーロラ鑑賞は日本人に相当に人気なようだ。そんな俺もオーロラが目当てでこうして旅をしているのだからとやかく言う事はできない。飛行機はバンクーバーを飛び立つと雪に覆われた山を越えて飛んだ。窓の外を見ると日本では見る事のできないような高い山々が真っ白に染まっている。うっとりするような光景を眺めながら時間が経つのを忘れそうになったが俺にはまだ今晩宿泊する宿がない。NYの二の舞になるのはごめんなので宿を探す事にする。しかしホワイトホースの宿はどこも高い。唯一見つかったビーズニーズバックパッカーズという宿でも一泊30ドル程度だ。だが他のホテルは100ドルを超えるのも当たり前にある。俺は悩んだ。

そもそもツアーに参加してオーロラを見ようとしているので、ツアーに参加すれば2日程の宿はついてくる。まずはそのツアーに参加して情報収集すればいいだろう。2日もあれば大きな町ではないので宿は見つかるだろうし、最悪ビーズニーズに宿泊すればよい。もしかしたらツアーで仲良くなれる人がいるかもしれないしね。そもそも1人で右も左も分からない土地で、いつ、どの方向に出るか分からないオーロラを見ようなんて無茶ってものだ。もしそんな事が可能ならばツアーなんぞもうからないだろう。そう自分に言い聞かせ、俺はまた窓の外を眺めた。そして飛行機がホワイトホース空港に到着したのはバンクーバーを飛び立ってから約2時間半後だった。


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とても小さな空港で、荷物を受け取るとツアー参加者を迎える為のお迎えがプラカードを持って自分達の客を呼んでいる。空港に降り立った旅行者のほぼ100%が各々予約したのであろうツアー会社のバスに乗って去っていく。1人ポツンと空港に残された俺はとりあえずインフォメーションでバス停の場所を聞くことにした。調べた結果空港から市内まではバスで簡単に移動できるらしいのだ。バスは1時間に数本しかないのでついでに俺はツアーについて調べることにした。空港内にはいくつかツアー会社のインフォメーションデスクがあったのだ。

俺「あの、すいません。オーロラ見るツアーに参加したいんですけど」

受「1人かい?」

俺「うん。1人」

受「OK任せな。うちは1人での参加でも問題なしさ!防寒具の貸し出しもするし送迎だって勿論するし、オーロラを待っている間は温かいスープだって・・」

俺「ちょちょちょっと待って。値段はいくらなの?」

受「3泊4日で650ドルさ」

俺「高けぇ・・・。ちょっと待ってね、考えさせて」

3日で650ドルって相当にやばいぞ。10日もツアーに参加したら20万円位になってしまう。そもそも俺の手持ちは10万円もない。それで650ドルはヤバ過ぎるだろう。でもツアーに参加しないとオーロラは見れないし、参加するにしても高いし・・・。よし、ここはとりあえず安宿見つけて宿でゆっくり考えよう。どうせ他にもツアー会社はいっぱいあるだろうし、その中で安くていいところも沢山あるはずだ。大概空港なんかにあるところは高いんだよ。

俺「ってなわけでまたね。バイバーイ」

受「え?!おい!?なんだ!?お前どこ行くんだ!?おい!?」


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空港を出るとそこはもう一面白銀の世界だった。いや、氷の世界と言った方がシックリくるかもしれない。野外にあるもの全てが凍てつく極北の地で俺は「どこがイエローナイフよりは温かい」だと怒りを感じながらバスを待った。バス停のベンチは既に凍りついており昼間だというのに人の姿は全くない。いや、人の姿どころか動物の姿も見えない。大丈夫なのかここは・・・。手足の感覚が寒さでおかしくなってきた20分後、やっとバスはやってきた。車内にも人はまばらでここホワイトホースは本当に小さな町なんだという事が実感できる。15分程でバスは終点のターミナルへ到着した。運転手に町の中心部はどこか尋ねるとここがそうらしい。これはなかなかに田舎だぞ・・・。うちの地元位の規模である。ダウンジャケットを2枚着こんで地図を眺めながら安宿へ向かう。空はどんよりと曇っていて仮にオーロラが現れてもきっと雲の上だろう。そう考えると先程空港でツアーに参加しなかったのは正解である。

ホテルは意外にも簡単に見つける事ができた。値段を聞くと40ドルとちと高いのでビーズニーズという安宿へ移動したかったが病み上がりと疲れと寒さから今日はもうここでいいと部屋を取った。荷物を置いて近くのコンビニへ向かい食べ物を調達する。食べ慣れない味の日清カップヌードルにお湯を注いですすり、お腹が満たされると俺は泥のように眠りに落ちた。
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3日部屋に引き籠って過ごした。入れ替わりが激しいこの宿には毎日数人の新しい旅人がやってきてそして出ていく。いつか俺もそうなる運命なのだろうけれど体調不良の為にまだ少しその旅立ちが先延ばしされていた。この日も目が覚めて横のベッドを見ると、昨晩やってきたばかりの欧米さんの荷物も姿もキレイさっぱりなくなっていた。どこへ行ったのだろうか。考えてみるとやはりここバンクーバーはトロントと一緒で特別観光する場所が少なく思えた。どちらかと言うと広大なカナダという国のどこかへ向かう為の拠点となる街なんだろう。この3日間、風呂にも入らずシャワーも浴びず、ベッドから起き上がってすることと言えばトイレに行くか飲み物を買いに1階にあるパブへ行くだけだった。幸いにもWi-fiが建物中飛び交っているので退屈はしなかったが、こんなことばかりをしてたら日本にいる時となんら変わりのない生活になってしまう。せっかく海外に来ていると言うのに一体俺は何をやっているのだろう。せめて広いバンクーバー市内でも宿の近隣だけは散策しようと昨晩からガイドブックは何度も読み返したが、どこを見てもバンクーバーオリンピックの遺産が大々的に取り上げられているだけで俺の心が惹かれるようなものは特になかった。

コンコン

俺「ん?」

誰かがドミトリーの部屋をノックしている。宿泊客はそれぞれ部屋へ入る為の鍵を持っているので宿泊客ではなさそうだ。重い腰を持ち上げてドアを開けるとそこには顔面ピアスだらけの受付の姉ちゃんが立っていた。

姉「ちょっといい?」

俺「あ・・・はい」

姉「あなた昨日チェックアウトのはずだったけれどどうしたの?延泊する?」

俺「あ・・・そういえば・・」

姉「あなた風邪ひいてるんでしょ?体調はどう?」

俺「うん、随分良くなったよ」

姉「これからどこへ行く予定なの?」

俺「オーロラを見に行く予定なんだけどまだチケットも何も買ってないんだ」

姉「今日行くの?」

俺「いや今日は流石に無理だから延泊させてください。それと質問が・・」

姉「なに?」

俺「オーロラって簡単に見れるものなの?」

姉「さぁ、それは分からないわ。私見た事ないもの」

俺「そっかぁ。じゃあ見るのに有名な場所とかは?」

姉「フェアバンクスじゃないかしら?」

俺「それってアラスカの?」

姉「そうよ」

俺「そっかぁ。だよねぇ」

姉「ま、どっちにしても気をつけてね。それと延泊ね?後で下に追加の料金支払いに来てね。じゃあね」


そう言うと受付の姉ちゃんは出て行った。うん、そうだ。何度も何度も思い出したけど俺オーロラを見る為に旅してるんじゃないか。こんな何もないバンクーバーなんかでゴロゴロしてても仕方がないじゃないか。ダラダラするならオーロラを見れる街でダラダラすればいい。きっと田舎なんだし宿代も安いはずだ。よし、今日は午後から空港に行ってみよう。そしてチケットをもう1回探すんだ!その日の午後、俺は再度パブでハンバーガーを胃袋に詰め込むと延泊分の金を支払って空港へ向かった。外に出るのが随分久々な感じがする。外は来た時と違って晴れ渡っている。海沿いの道を歩いて駅へ向かう、気持ちがいい。向かうは空港、オーロラの見える街までのチケットを求めて。

宿を出て15分程歩き電車の駅まで向かう。路線地図を見るとどうやら1本で空港まで行けるらしい。


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トークン式のチケットを購入すると俺は電車に乗り込んだ。

列車内は流石空港へ向かうだけとあって大きな荷物を持っている人が目立つ。日本人の姿はないか見渡してみたが見当たらなかった為に仕方なく俺はガイドブックを読むことにした。地球の歩きからには3つのオーロラポイントが載っている。1つはアラスカのフェアバンクス、今回の大本命だ。2つ目はカナダのイエローナイフ。地球上で1番オーロラに遭遇できるという街らしく、4日滞在すればオーロラ遭遇率は90%を超えるという。3つ目はホワイトホース。こちらもカナダの街だがフェアバンクス、イエローナイフに比べると若干見劣りするといった感じだろうか。空港へ到着してチケットを購入すべくカウンターへ向かう。聞くところによると既にイエローナイフは5月のゴールデンウィークまで満席だそうで残るはフェアバンクスが数席、ホワイトホースも数席だけのようだ。俺は悩んだ。というのもフェアバンクスが大本命だったのだがカウンターの姉ちゃん曰く、最果ての地のようなものでフェアバンクスからはバンクーバーへ戻らなくては次の目的地に向かえないらしい。1番無難なのはホワイトホースという街だが、何も予習していなかったのでどんな場所かすら分からない。一旦ベンチに戻り、もう1度ガイドブックを熟読する。俺に残された期間は残り2週間あるかないかだ。2週間もあれば1度はオーロラは見れそうだが、オーロラを見るにはツアーに参加しなければならない。このツアーこそが厄介なのだ。

大体2~3日の宿泊付きツアーで4万円程度。とてもじゃないが2週間ぶっ続けでツアーに参加できる予算は持ち合わせていない。それに考えてみると、ただ暗闇の中でオーロラが出るのをじっと待つだけなのに2週間も飽きないで時間を潰せるのだろうか。とはいってもオーロラは自然現象だ。運が良ければ初日に見れるかもしれないし、運が悪ければいつまで経っても見えないだろう。ここで俺は考えた。仮に最後まで見れなかったらもう諦める他ない。これは自分の運が悪かったという事で諦めがつく。しかし運よく早々にオーロラを見れたとなったら、そう何度も何度も見る必要はないだろう。限られたこの貴重な旅という時間を目いっぱい使う為に他の街にも行けるはずだ。そうするとフェアバンクスは厳しいだろう。なんせバンクーバーにしか戻れないのだから。そうすると残るはホワイトホースという街しかない。いいじゃないかホワイトホース。名前の響きもなかなかいいし、下調べしまくって行くよりも現地でどうにかなった方が色々思い出に残るってものである。この日、俺は2日後のホワイトホース行きのチケットを手配した。

今回の俺の旅の目的はオーロラだ。そう考えると今やっと旅が始まったようなものなのである。この旅はまだ序章なのだ!
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バンフ発朝6時過ぎのバスに揺られ俺はひっそりと町を出た。見送る人が誰も居なければ乗客も俺1人しかいないという寂しいものだったが、少しずつオーロラに近付いていると思えばそれもそう寂しくはなかった。グレイハウンドのバス車内でwi-fiを使ってバンクーバーの宿を探す。地球の歩き方と照らし合わせて安い宿の名前を次々に打ち込んでいくと「CAMBIE HOSTEL」という宿がどうやら手頃なようだ。しかし地球の歩き方の地図には珍しく、近くのチャイナタウン付近は治安が非常に悪いので近付くべからずと書いてある。しかしこのCAMBIE HOSTEL、このチャイナタウンと1ブロックしか離れていないのだが大丈夫なのだろうか。バスの予定によると夜8時頃にバンクーバーに到着する予定である。バンクーバーと言えばカナダを代表するオリンピックも開催された大都市だ。夜の8時位で一人歩き出来ないような場所はそうはないだろう。しかしもしもの時を考え、もう1、2つ宿をピックアップし、地図に目印をつけて俺は目を瞑った。

寝てしまおうと思っていたが先程起きたばかりで全然眠くない。朝食にとバスディーポまで歩く途中にあったガソリンスタンド脇のコンビニで買っておいたパサパサのサンドウィッチを食べながら変わり映えしない雪景色を眺め、俺は退屈な時間を過ごした。それこそ山を越え、谷を越え、小さな町をいくつも抜け、数度の休憩を挟んでやっとの思いでバンクーバーの町に到着したのは予定時間より2時間も早い夜の6時だった。途中から乗ってきた人に紛れて外へ出るとバンフとは違い気温はそう寒くはなかった。むしろダウンジャケットを着ているのが不自然な位だ。俺はダウンジャケットを脱ぎ、バックパックに詰め込むとまずは何か目印になるような建物を探して大都会バンクーバーの町中を歩いた。


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雪ではなく小雨の降る中雨具など持っていない俺は濡れながら宿を探した。しかしいくら探せど目当ての宿は見えてこない。このまま時間ばかりが過ぎれば治安が悪いと言われている地区へはますます近付き辛いと俺は通行人に声をかけた。

俺「あのすいません、ギャスタウンってどこですか?」

男「ギャスタウン?ああ、ここから3ブロック程歩いたところだよ」

俺「お、結構近いのね。ところで治安って悪いの?デンジャー?」

男「そんなことないさ。大丈夫だと思うけど路地には入らないようにしな」

俺「OK、有難う」

偶然にもそれほど離れていない場所にいた俺は人通りが多い大通りを歩いて宿の方へ向かった。途中、ギャスタウン名物の蒸気時計を見つけ、それを目印にホテルへ向かうと思いの外簡単にホテルへ辿りつくことができた。受付のピアスだらけの姉ちゃんに1番安い部屋に泊まりたいと伝えるとセキュリティカードと2つの鍵を渡され、俺は部屋へ向かった。やはりどうにも治安がよろしくないらしい。ホテルへ入る時に使う鍵、部屋への階段を上る為の鍵、部屋のある階へ入る為のカードキー、そして部屋の鍵、そんなに治安が悪いのだろうか。どんな宿泊客がいるのかと緊張しながら部屋に入ると2段ベッドが10個程置かれている大きなドミトリーだった。中を見渡すと2~3人分の荷物が置いてあるが人の姿は見えない。比較的居心地の良さそうな窓側のベッドを確保し、ゴロンと横になる。服が雨に濡れ冷たいが動く気になれない。「ふ~」と大きく息を吐き、これからどうしようか考えていると突然声がした。

男「やぁ」

ビクッとして真っ暗な奥の部屋を見るとパンツ一丁のマッチョな男がこちらを見ていた。

俺「あ・・・どうも」

慌てて挨拶をする。

男「どこから来たんだ?」

俺「バンフって所なんだけど」

男「バンフ・・・?ちょっと分からないな」

俺「ロッキー山脈の麓の町だよ」

男「おおそうか。何人だ?」

俺「日本人。そっちは?」

男「俺はイスラエルだよ」

俺「イスラエル!俺行った事あるよ」

男「へぇ~」

興味がないらしい。

俺「あ~、ところでこの辺って治安悪いの?」

男「いや?別に普通だぞ」

俺「お腹すいたんだけどこの辺散策してもじゃあ大丈夫かな」

男「この辺はあんまり店がないからなぁ。ああ、入口にパブあったろ?」

そういえば受付の後方にバーっぽいのがあった気がする。

男「そこにいけばいいんじゃないか?外は雨だし」

そう言えば雨が降っていたんだっけ。

俺「うん。そうする。有難う!」

どうにも空気が重い。会話の続かない相手と二人きりで過ごす事ほど憂鬱な時間はない。服が濡れていたので先にシャワーでも浴びて着替えてから飲みに行きたかったがここは先に飲んで寝る前にシャワーを浴びればいいだろう。「行ってくるね」と俺は男に言うと、とりあえず貴重品だけ小さなリュックに詰め込んでパブへ向かった。


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外から眺めると入り辛そうな雰囲気の店だったが中に入るとそうでもなかった。俺はビールと適当なツマミを注文すると特に興味もないカナダのサッカーの試合を流しているモニター眺めていた。ビールを2杯、3杯と飲んで店員に「煙草吸ってもいい?」と聞くと「外で吸え」との事なので外へ出る。もすすっかり真っ暗になった町中の濡れたアスファルトにパブのネオンが反射している。考えてみると今日煙草吸うの初めてだなぁ。そんな事を考えながら煙草に火をつけると突然おっさんから声をかけられた。

お「おい」

俺「へ?」

お「ほら」

俺「え?」

お「なんだ違うのか?」

俺「は?」

お「なんだよ・・・」

意味が分からない。おっさんは逃げるように車の中へ戻っていった。煙草を吸い終えるまで不思議に眺めていると通行人に何かを渡し、お金を受け取っている。どうやらここはマリファナの受け渡しポイントになっているようだ。面倒に巻き込まれる前に戻ろうと再びパブに戻った俺は残りのビールを飲み干し、部屋へ戻る事にした。部屋に戻ると先程の男性の姿はなく、俺1人だった。荷物の奥から着替えの下着とタオルを取り出すとシャワールームへ向かった。シャワールームは随分ボロボロでトイレと一緒になっていた。申し訳程度に水とお湯を出す取っ手がついているがお湯をひねっても温かいとはお世辞にも言えない水が出てくる。更衣室がないので目の前で既にスッポンポンの俺は我慢して水シャワーを浴びることにした。

シャ~・・・・・。

無理無理無理無理!!!

真水じゃねーかよ。2秒程でシャワールームから飛び出した俺はこのボックスが壊れているのではないかと隣のボックスで試してみたが同じく水しかでない。ガチガチに震えながら更に隣のボックスのお湯の取ってを全開に捻ると水が勢いよく噴き出した。周囲が水浸しになる。そこに欧米さんがやってきた。


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男「うわっ。お前何してるんだ?」

俺「水が・・水しか出なくて」

男「お前ここのボイラーつけてねーじゃん」

俺「ボ・・・ボイラー・・・?」

男「うおっ!!お前床もビッシャビシャかよ!拭けよちゃんと!」

俺「はい・・・」


こうして俺は体を拭くはずだったタオルで床を拭き、宿にやってくる時に雨に濡れた数倍ズブ濡れになりドミトリーへ戻った。そして風邪をひいた。
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宿スタッフ「ちょっと・・?ねぇ?」

俺「うーん」

宿「ねぇ!起きなさいよ」

俺「・・・・?」

宿「あなたツアーに申し込んだ?受付にドライバーが迎えに来てるけど」

俺「はっ!!!」

時計を見ると5時を10分過ぎている。確か待ち合わせ時間は・・5時だから・・・え~っと。急いで起きなければ!

宿「まったく・・・寝てるこっちの身にもなってよね」

フラフラになりながらベットから飛び降り、他の宿泊客の迷惑も考えずバックパックからガサゴソと荷物を引っ張り出す。誰かの荷物につまづきながら部屋を出ようとすると「行ってらっしゃい」の声の代わりに舌打ちが聞こえた。皆さん今日も僕は平常運転です。受付前でスタッフの姉ちゃんに挨拶をするもチラりと目を合わされただけで俺は1人空しく宿の外へと出た。何度あるのだろう。相当に寒い。

宿前に待機していてくれたツアーガイドに謝って車へと乗り込むと薄明かりの中、車は走り出した。考えてみると1人でツアーに参加した事は何回かあるがツアー客が俺1人というのは初めての経験である。考えようによってはこれは贅沢なツアーなのではなかろうか?特にガイドと会話も弾まないのでぼーっと助手席に座っていると俺はまたいつの間にか眠ってしまっていた。

ガイド「起きろ!着いたぞ」

俺「・・・。う~ん」

ガイドに起こされるとどこか郊外の駐車場に俺は居た。外はすっかり陽も昇って明るくなっている。

俺「着いたの?俺どの位寝てた?」

ガ「1時間半くらいかな。今日1日ガイドさせてもらうジョイスだ。よろしくな」

俺「ぷらぷらです。よろしくね」

ガ「えーっと、とりあえずジョンストン渓谷に到着したからトレッキングからはじめようか」

俺「へ?」

ガ「今日は1日バンフ近郊からレイクルイーズまで足を延ばすからまだ体力のある午前中にキツいとこは行こうと思ってね」

俺「はぁ」

えーと俺寝起きなんですけど・・・。

ガ「じゃあスノーブーツに履き替えて」

俺「え?」

ガ「え?スノーブーツだよ。持ってきてないの?」

俺「うん」

ガ「なんで?!」

俺「え?!」

ガ「荷物は何を持ってきたの?」

俺「え・・財布とカメラだけど」

ガ「君は山をナメてないかい?今日は大自然の中を歩くんだよ?」

俺「はぁ・・・頑張るよ」

ガ「まぁいい・・・滑らないように気をつけてな。じゃあいくぞ!」


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こうして非常に長い1日がスタートしたのであった。

俺「はぁ・・はぁ・・・ちょっとストップ」

ガ「どうした?」

俺「いや、どうもこうもねーよ!寝起きで雪山なんか歩けっかよ」

ガ「あと30分も歩けば目的の滝だから頑張れ」

俺「30分とか無理無理!ちょっと休憩しようよ」

ガ「なんだだらしないなぁ」

俺「あのさ、俺べつにトレッキングとかしたくないのよ。コロンビア大氷原ってとこに行ければそれでいいから。ね?引き返してそこいかない?」

ガ「コロンビア大氷原は無理だぞ」

俺「は!?」

ガ「冬季は入れないんだ」

俺「マジで言ってんの?」

ガ「ああ。死ぬぞあんな所行ったら」

俺「・・・・。で、じゃあここは何があるの?」

ガ「滝だ。凍った滝が見れるんだ」

俺「はぁ・・はぁ・・・んなの見なくていいんだけど・・はぁ・・・」

ガ「文句言わないで頑張れ。ほら、見えてきたぞ」

俺「はぁ・・はぁ・・」


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ガ「どうだ!?凄いだろ!?」

俺「はぁ・・・はぁ・・うん。さぁ帰ろう」

ガ「張り合いない奴だなお前・・・」

寝起きで往復1時間半程歩いてフラフラになりながら車へ戻る。

ガ「よし、次はキャッスルマウンテンに行こう」

俺「なにそれ・・・」

ガ「山さ!ロッキー山脈を代表する山なんだ。城のように見えることからキャッスルマウンテンさ」

俺「歩くの・・・?」

ガ「歩かないのか?」

俺「うん。車の中から見よう。それでいいよ」

ガ「お前マジでやる気ねーのな」

「よーし!次はクロウフット氷河だぞ!」「車から・・」

「ボウ湖に着いたぞ!」「写真撮って帰ろう」

「ペイトー湖だぞ!ほら起きろ!」「見た見た。次いこ」

ガ「おい!!!お前なんだ!何しにツアーに来たんだ!」

俺「おお怒るなって!だって寒いじゃん!」

ガ「冬のカナダのロッキーなんだ、寒いのは当たり前だ!」

ごもっともである。

俺「ほら、なんかもっとこう・・・凄いのないの?」

ガ「これ以上お前に言っても無駄なようだな。凄いかは知らんがこれから行くのはバーミリオンレイクって場所とレイクルイーズだ。バーミリオンレイクは凍った湖の上を歩けるんだが、歩く気がないなら国道沿いから眺めるだけにするがどうする?」

俺「あーじゃあ歩いてみよっか」

ガ「よしよし!じゃあいくぞ!」


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俺「はー。しかし動物とかも全然いないんだね」

ガ「そりゃ冬眠中だからな」

俺「ねぇ?やっぱ冬にくる人って少ないの?」

ガ「いや、それなりにバンフはスキー客とかが多いからなぁ。でもお前みたいにツアーに参加したいって奴は稀だな」

俺「そりゃ参加人数俺だけだもんね」

ガ「そういうことだ」

俺「俺さ、オーロラが見たくてカナダまで来たんだよね」

ガ「オーロラ?」

俺「うん。オーロラ。イエローナイフとかフェアバンクスでさ」

ガ「ああ、ノーザンライツか」

俺「そうそう」

ガ「日本人は不思議だよな」

俺「不思議?」

ガ「ああ、オーロラなんか俺等にとっては別に珍しくもなんともないからな。それに大金かけてこんな寒い場所までくるなんて信じられないんだよ」

俺「そんなもんかなぁ。キレイじゃん」

ガ「こっちに住んでればなんとも思わないさ」

俺「そう・・??まぁオーロラは憧れだからなぁ」

ガ「俺は見た事ないが見たいとも思わないな」

俺「見たことねーのかよ」

ガ「見たくないんだ。見に行く必要なんかないだろう。それよりこのバンフの大自然の方が素晴らしいさ。ほら、着いたぞ」


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ガ「よし、これで一通り観光も終わりだがお前のやる気の無さのおかげで3時間も早く終わっちまった。このまま帰ったら怒られちまうから特別にいいとこに連れてってやろう」

俺「マジ?いいとこ!?」

ガ「ああ!宿からそう遠くもないしリラックスできる場所だから安心しろ」

俺「いいねいいね!」

それから俺はガイドにオーロラの話を聞いたり、ここバンフからバンクーバーまでの行き方などを教えて貰いながらバンフの町まで戻ってきた。車はそのまま町を抜け、見覚えのある坂道を登っていく。嫌な予感がする。


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ガ「着いたぞ!ホットスプリングスだ!海パンはレンタルしてくれるからリラックスしてこい!」

俺「ノーノーノー!ここ昨日来たから」

ガ「は?お前もう来てたのか?」

俺「来たよ。カップルだらけで最悪の場所だったわ」

ガ「マジかよ。じゃあ特別にシークレットポイントまで連れていくから車に乗れ」


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ガ「よーし着いたぞ!綺麗だろう!」

俺「え?!何が!?」

ガ「ほら、あそこに見えるのがホットスプリングスだ」

俺「そりゃ分かるよ」

ガ「え・・・!?キレイじゃないか?」

俺「えっ!?」

ガ「よし・・もういい帰ろう。俺が悪かった」

俺「いや俺こそ・・・」


相当に空回りしたバンフツアー。結局その後バンフの町では何もすることがなく、毎日町中をフラフラ歩いたりホッケーやっている子供を眺めたりして5日間を過ごした。そして6日目の朝、再びグレイハウンドでカルガリーまで戻った俺はその足でバンクーバーまでのチケットを購入し、実に20時間以上バスに揺られることになったのであった。
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コロンビア大氷原。総面積325k㎡にも及ぶ超巨大氷河。ここが俺を呼んでいる。

しかし地球の歩き方に載っているツアー会社の広告は電話番号は書いてあれど住所が書いていない。何回か町中を歩いたが土産屋やレストランが並んでいるだけどツアー会社の看板は見当たらなかった。仕方がないので午前中に行った両替屋で電話をしてもらうという無茶苦茶な作戦に俺は出た。

俺「あの・・・」

店員「あらさっきの。どうしたの?」

俺「このツアー会社探してるんですけど分かりませんか?」

店「・・・?うーん、これだけじゃ分からないわね。住所分からないの?」

俺「それが住所載ってないんですよ。電話番号ならあるんだけど」

店「じゃあ電話してあげるわ」

俺「有難うございます!!」

さすがカナダ人、優しいにもほどがあるぜ。仮にもしここがインドであったら電話代金の10倍の値段はふっかけられるであろうし、エジプトであったならば電話代金の他にラクダの餌代まで請求されるであろう。俺は心より感謝しつつ電話の終わるのを待った。

店「うーん、誰も出ないわね。休みなんじゃないかしら?ほら冬季だし」

俺「冬季だとやってないの?」

店「冬は休むツアー会社も結構多いのよ。行ける場所も限られてくるしね」

俺「そうなんだ。うーん。どこかやってるツアー会社って知りませんか?」

店「私は分からないけど、向かいの店に日本人の店員さんがいるから聞いてみるといいわよ」

俺「日本人!?行ってきます!」

向かいの店は土産物屋らしくツノヘラジカのぬいぐるみやメープルシロップが売られていた。

俺「あの・・・日本人の方が居ると聞いてきたんですけど」

店員「ああ、いるよ。ちょっと待ってね。おーい」

日本人「はい?」

俺「あの、俺日本から来たんですけどどこかこの時期でもやっているツアー会社ご存じないですか?」

日「う~ん。ほとんど冬季は休みだからねぇ。えーと私が知ってる限りだとここのビルの3階と、ここかな」

俺「有難うございます!行ってきます!」

俺は地図に書いて貰った場所へ向かうことにした。しかし小さい町とはいえ端から端まで何回も往復をするとさすがに疲れるものがある。1軒目、教えられた場所へ行くと中は店員1人でガランとした感じであった。

俺「すいません、ここツアー会社ですか?」

店「そうよ」

俺「やった!あの、バンフ近辺のツアーに参加したいんですけど」

店「ツアー?予約は?」

俺「いや予約とか何もしてないです」

店「あなた1人?」

俺「はい」

店「うちは最低2人からのツアーなのよ。だから1人じゃ無理ね」

俺「俺1人だけなんですか?他に人いないの?」

店「この時期だしね。冬はスキーがメインよ。次のツアー開催日は・・・8日後ね」

俺「マジかよ・・・」

これは思ったよりもまずいぞ。しかしよく考えてみると地球の歩き方に載っている写真も夏のものばかりだ。冬は寒いしあまり観光客がいないのも納得できる。特に観光もできないで宿でゴロゴロ過ごす位ならもう次の町へ向かってしまおうか。いやいや、とりあえずもう1軒のツアー会社に向かってみよう。


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やっとの思いで見つけたもう1つのツアー会社も同じく参加人数が少ないので今のところ開催はしない模様。ガックリと肩を落として店を出ようとすると店員が話しかけてきた。

店「ねぇ」

俺「はい?」

店「あなた日本人でしょ?明日日本人旅行者がツアー検討しに来る予定なんだけど、その人達がツアーすることになったら一緒に申し込んでみたらいいんじゃない?」

俺「マジ!?」

店「ええ。詳しい時間は聞いてないけど明日来るっていう話よ」

俺「分かった!明日またくるね!」

こうして俺は宿に戻り、飲んだくれて眠りについた。カナダ人大学生がツアー会社を調べてくれたようだが俺が眠っていた為に枕元にメモが残されていた。そして翌日、目が覚めるとカナダ人大学生の姿はなかった。時計を見ると朝の9時を回ったところだったのでツアー会社が開くまでの間マクドナルドにて朝食を食べながらwi-fiで時間をつぶす。


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旅をしてからずっと気になることがあった。インドでもそうだった。何かが足りない。旅ってこんな感じだっけと。しかし歯痒いがそれが何か思い出せなくいた。とても大切なもので、それがないと旅をしている感じがしない。でも何故か思い出せない。それは都会的な風景や大自然の中を歩くといった旅先にあるものなのではないかと自分の中ではずっと錯覚していたが、ここバンフに来ても俺の心は満たされなかったし、結局何なのか分からずにいた。だがやっと分かった。足りなかったもの。それって多分一緒に旅する仲間なんじゃないかと。

「日本人は良い意味でも悪い意味でも群れたがる」

そう言われるが俺はそれが悪い事とは思わない。言葉が流暢で他国の人とコミュニケーションが取れる人ならば群れる理由もないだろうが、俺のように特別言葉が話せるわけでもなければ日本人と群れるしかないのである。飯だって1人で食べるより大勢で食べた方が美味しいわけで、旅だって大勢でワイワイ話ながら旅したほうが絶対に楽しいのである。本音を言おう。要するに俺は誰かに引っ張っていって欲しいのである。1人じゃ不安なのである。誰かに寄生したいのである。

ビックマックを食べ終わり日本の倍もあろうかというドリンクを飲み終えた俺は昨日のツアー会社へ向かうことにした。入口を開け中に入ると昨日と同じ店員が「まだ来てないわよ」と俺に言う。遠回しに「また後で来い」と聞こえたが俺は椅子に座りお茶をねだって日本人旅行者がやってくるのを待つことにした。男性だとうか、女性だろうか。旅先では何が起こるか分からない。もしかしたらやってくるその人の目的も最終的にはオーロラを見に行くことかもしれない。ドキドキしながら待つこと1時間。彼等はやってきた。


カップルだった。


こちらにペコリと頭を下げ店員と何やら打ち合わせをしている。見た目20代半ば位であろうか?小奇麗な恰好からバックパッカーとは思えない。しかし所々に俺の行ってみたかった地名が出ていることからツアーに参加するのは間違いがないようだ。俺は話に割り込むことにした。このチャンスを逃したらもうツアーは期待できないだろう。バンフというこの町にも今後来ることはない気がする。少々図々しくてもいいのだ。

俺「え~っとすいません」

男「はい?」

俺「あの、ツアーに参加されるんですか?」

男「はい」

俺「おお~!実は俺一人旅してましてね、どういうわけかバンフに来たんですけど人が少なくてツアーとかなかなか開催してなくて困ってたんですよ」

男「はぁ」

女「一人旅って凄いですねー!」

俺「いや別に凄くもないんですけどね。ツアーってどこに行かれるんですか?」

男「この辺の湖巡って氷河とか行ったりの1日ツアーですね」

俺「いいですねぇ!やっぱワイワイ行くのが楽しいですもんね」

女「あー分かるー」

俺「おお!分かりますか!ですよね!ほら飯も大人数で食べた方がいいし、人居れば写真も撮りあえるし!」

女「ですよね~。でもそれを押し切っての一人旅って凄いなぁ~と思って」

俺「いやいや好きでやってるわけじゃないんだけど・・・。いやーだからこのタイミングで日本人に会えるなんて凄いなーと思って」

女「うんうん!」

俺「よし!俺も一緒に行っちゃおうかなぁ~なんて・・・」

女「えっ!?」

俺「えっ!?」

女「一緒に?」

俺「え・・・うん一緒に・・・駄目ですか?」

男「俺等新婚旅行できてるんですよ」

俺「おお!おめでとうございます!俺いっぱい写真撮ってあげますよ!」

男「いやその・・・なんていうか・・・二人で行きたいなぁなんて・・・」

俺「えっ!?」

男「えっ!?」

女「カメラマンもいるんですよ」

俺「あ・・・・そうなの・・・じゃあ俺・・・いない方がいいかな?」

女「はい・・」

俺「で・・・ですよね・・・だよね・・・」

店「あなた・・・凄くかわいそうだから1人でもいいならツアー許可するわよ・・・」

俺「はぁ・・・」

店「でも1.5倍の料金もらうけどいい?うちも商売なので・・」

俺「もうなんでもいいです・・・」

店「じゃ・・・じゃぁ明後日でいい?明後日朝5時に宿に迎えに行くから」

俺「はい・・・・」

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その夜、俺は昔旅したアジアや中東、南米の写真を1人眺めながら枕を濡らした。
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