世界中をぷらぷらしてきた

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宿泊費以上の食費を出したのは俺の旅人生で初の事であった。若干イライラしていたのもあると思う。俺は宿に到着すると談話室で聞こえるキャーキャーワイワイする声を横目に1人部屋に戻った。そういえばバースデイパーティーをするって言ってたっけ。部屋に戻りガイドブックを開くも、カナダ西部の情報なのでここトロントの情報は何も書いていない。宿のwi-fiに接続して携帯でトロントを調べてはみるが心を惹かれるような観光場所は皆無だった。しいて挙げればCNタワーの外周を歩けるという高所アトラクション位だったが真冬に1人でやっても仕方がないだろう。それに料金も目が飛び出る程高い。もう考えたくない。今日はこのまま眠ってしまいたい。しかし時間もそう遅くはないので目は冴えわたっている。

少し散歩でもしようと外へ出ると雪がチラついていた。ここトロントは本当に治安が良さそうだ。夜になっても女性の一人歩きが目立つし危険は少なそうである。俺は通行人に酒屋の場所を聞き、ビールを2本程購入して再び宿へ戻った。すると先ほどまで騒がしかった部屋から声が聞こえなくなっていた。どうやら終わったらしい。俺は談話室の横にあるキッチンの冷蔵庫にビールを入れ、飲みながら誰かが来るのを待つことにした。やはりここは現地の人から何が観光名所なのか聞くのが1番いいだろう。すると1人の女の子がやってきた。

俺「あ、こんちは~」

女性「ハロ~」

俺「あれ?日本人じゃないの?」

女性「はい、台湾人です」

俺「おお~!」

するともう1人女の子がやってきた。

女性2「あれ?あ、今日来た人ですね」

俺「おお、はじめまして。そそ、今日バースデーパーティだったんだってね~」

女性2「そう!この子の誕生会だったの」

俺「へぇ~!おめでとう!」

女性「サンキュ~」

台湾人の女の子はFちゃん、日本人の女の子はIちゃんと名乗った。

俺「ねぇねぇ、トロントで色々聞きたい事があるんだけどちょっと飲みながら話さない?」

I「うん!いいですよ~。Fちゃんは?」

F「私もいいよ~」

俺「やった!実はさ、勘違いでトロントのガイドブックなくてトロントに何があるか全然分からないんだけど何かオススメの観光スポットってない?」

I「うーん。トロントは都会なだけでそう観光名所って所はないですねぇ。ショッピングとかは?」

俺「買い物はなぁ~。まだ旅続くし荷物はあんまり増やしたくないんだ~」

F「どこにいくの?」

俺「オーロラ見たくて、一応イエローナイフまで行く予定」

F「イエローナイフ?」

俺「あれ?分からない?えっとここ【地図指差す】)

F「ええ~!?こんな遠くまで!?」

俺「うん!」

I「何で移動するんですか?もしかして陸路?」

俺「いや~さすがにトロントから陸路は厳しいからバンクーバーまで飛行機で行こうとしてたよ」

I「ですよね~」

俺「しかし困ったなぁ。何も見どころないのか~」

F「ぷらぷらさん、地震は大丈夫でしたか?」

俺「え?地震?」

F「はい。日本で大きな地震あったから台湾人皆心配してました」

俺「ああ~!!!!」

I「そういえば私も戻ってないからなぁ。どうだったんですか?」

俺「いやね、俺宮城県っていう地震直撃の場所だったんだけど凄かったよ~」

F「・・・・」

俺「あ、でも大丈夫だよ!今はおかげで随分復興したよ」

I「ニュースで見たけどビックリしましたもんね~。特撮かと思いましたよ」

俺「ほんとそれ。俺等はすぐ停電になってTVの映像見たのは地震の3日位後だったけど凄い事になってたもんね~。そうだ!!!Fちゃん!!!」

F「はい?」

俺「あの、台湾からの募金ありがとう!!」

F「???」

俺「ああ・・・通じないか・・・Iちゃん通訳出来る?」

I「うん。えっとね、ペラペラペラ」

F「ああ~!」

俺「本当に本当にありがとう!被災者代表でお礼言わせてください!本当に有難う!」

F「うん!私も募金したよー!」

俺「マジで感謝しきれないよ~!台湾は数字で言えばアメリカの次だったけど、あの国の大きさであんなに募金してくれて・・・。もう世界一だよ!はい!通訳!」

I「面倒くさいなぁ・・・ペラペラ」

F「うんうん!えっとね、これだけは知って欲しいの。昔中国で大地震があったとときに台湾も中国に政府が寄付したの。今回の日本の地震でも政府が寄付したんだけど中国へ寄付した額の1/4だった。中国にあんなに寄付したのになんで日本にはそれだけなのって一般の人たちが怒ったの。それで政府とは関係なしに皆で募金集めて募金したんだよ」

俺「マジで!?鳥肌もので感激なんだけど」

F「日本はチャイニーズタイペイじゃなくて台湾ってちゃんと呼んでくれる。だから皆知ってるの」

俺「ごめん、俺それ初耳だけどそんな話もあるんだね。チャイニーズタイペイが初めて俺聞いたもん」

I「教科書に台湾って書いてあるしね~」

俺「そうそう」

F「ぷらぷらさんは台湾に来たことある?」

俺「あるよー!3回!」

F「3回も!?そんなに?」

俺「うん。全部台北だけどね。台湾はご飯も美味しいし人は優しいし大好きだよ」

F「そっかぁ。でも台南に今度きてください」

俺「台南?なんで?」

F「台北は半分以上が中国人系なの。台南は台湾人ばっかりだからもっと優しい」

俺「へぇ~!!!」

Fちゃんは可愛いし凄くいい子だった。そして俺の知らない台湾の話をいっぱい教えてくれた。ビールも進み、買ってきた2本だけでは足りなくなってしまい、誕生会の残りのお酒を分けてもらいながら話続けた。当然と言えば当然なのだが、ここの宿はワーキングホリデーでやってきている人達の宿なので旅人というのは俺しかいなく、飲みながらこれまでの旅の写真を見せたりして盛り上がった。

F「あ!これ彼女??」

俺「あ~。これはリサっていう韓国人の友達だよ~」

F「韓国人の友達もいるんだ!なんか日本人と韓国人って仲悪いんでしょ?」

俺「台湾もじゃない?」

F「私は人によるかな?」

俺「あ~それは俺もだよ。国の考えは嫌いだけど個人ではいい人もいるしね。このリサって子もそうだよ」

I「私は苦手~」

F「Iちゃんそんな事言わないの~!」

俺「あはは、Iちゃんは苦手なんだ」

I「この宿で嫌いになったんだ~」

俺「どうかしたの?」

I「これ見てよ」

Iちゃんが俺に指差したものは壁に貼ってあった世界地図だった。

俺「これがどうしたの?」

I「ほらここ」


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見ると「Sea of Japan」のところが塗りつぶされいている。どうやら宿の韓国人の仕業らしい。

俺「はぁ~」

I「ここの宿にいる人なんだけどね、普段は普通なんだけど日本と韓国の事になるともう凄いんだ~。空気とか読まないで大騒ぎするから、この宿のルールで国の事は触れないようにしようって決めたの」

俺「なんか面倒臭そうだね」

I「凄い面倒くさいよ」


この日、俺達は遅くまで色んな事を話しそして眠りについた。そして翌朝。


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早朝に目覚めてしまった俺は1人リビングでぼーっとしていた。するとそこに1人の男がやってきた。

俺「あ、おはよです」

男「モーニン」

俺「あれ?日本人じゃないかな?」

男「韓国人です」

俺「あ~。どもども」

面倒くさい事にならないよう、特別会話もしないで本を読んで過ごす。

男「コーヒー飲む?」

俺「え?ああ、うん!有難う」

なんだ全然嫌な奴じゃないじゃないか。コーヒーを入れてもらい俺は彼と片言の英語とちょっと覚えている韓国語で会話をした。

俺「でね、俺結構韓国に行ったことがあるのよ」

男「へぇ~。俺は日本に行ったことはないな~」

俺「まぁ近いしいつでも行き来できるしね」

男「まぁ絶対行かないけどね」

俺「ああ・・・そう」

男「君は何しにここにきたの?観光?」

俺「うん。まぁそんなもんかな」

男「・・・・・」

会話が続かない。そしてどこかトゲのある言い方に若干苛立ちを覚えた俺は聞いてしまった。

俺「ねぇ、上の部屋の地図の日本海表記消したの君?」

男「・・・・」

俺「別に文句はないけどさ、やめた方がいいよ」

男「あそこは韓国海だ」

俺「別にそれでもいいけど、あれ君のものじゃないでしょ?人の物に落書きしない方がいいよ」

男「うるさい!なんなんだお前は」

俺「ちょっと怒らないでよ」

男「おい!お前!もう1回言ってみろ!」

俺「いやもういいよ。コーヒーご馳走様」

男「おい!待てよ!!!」

俺は無視して部屋に戻った。見た目20歳そこそこの若者にキツい口調で言われて気分が高なっていた。1時間ほどして俺はまたリビングへ戻った。そろそろ他の人も起きている頃だろう。そこで思いにもよらない出来事が起こった。宿の管理人さんがリビングで俺にこう言った。

管理人「ぷらぷらさん、申し訳ないけど今日でチェックアウトしてもらえますか?」

俺「え?」

管理人「彼に話を聞いたけどトラブルが起きると宿としても迷惑なので申し訳ないけどチェックアウトしてください」

俺「いや、俺何もしてませんよ。喧嘩だってしてないし」

男「お前出て行けよ」

その一言で俺はキレた。

俺「おい!お前日本人に何の恨みがあるか知らないけどふざけんなよ!ここの宿には日本人いっぱいいるし、お前の方が政治持ちこんでんじゃねーかよ!」

管理人「ちょっとやめてください!」

俺「あのなぁ、俺の知ってる韓国人の友達は自国が嫌だからって海外に移住する為に勉強してたよ。個人的に好きな韓国人はいっぱいいるけど、お前みたいな典型的な韓国人は大っきらいだ!はい!通訳して!」

I「無理だよ・・・」

俺「くっそ。腹立つ。いーよ出てってやんよ」

俺は部屋に戻り荷物をバックパックに詰め込み、宿を出た。するとFちゃんとIちゃんが外まで追いかけてきてくれた。

I「ちょっとちょっと、何があったの?」

俺「いや別に・・・ちょっとした事だよ」

I「私達から管理人さんに頼んであげるから宿に戻りなよ」

俺「いやもういいや。なんかアイツと同じ空気吸う気になれねーよ」

Fちゃんはオロオロしている。

I「だって・・・これからどこにいくの?」

俺「空港行く。もうバンクーバーに飛ぶよ」

I「なんか残念だね・・・せっかく友達になれたのに・・」

俺「本当だよ。でも有難うね。昨日は楽しかったよ。Fちゃんも有難う。必ず台南に行くよ」

F「気をつけてね」

俺「有難う。じゃあね」


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早朝のトロントでどうやって空港に行ったらいいか分からず、俺は通行人に聞いて地下鉄とバスを乗り継ぎ空港へ向かった。最悪な1日だった。
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海外の寿司屋いざ入店。変なイントネーションで日本語を語る板前に案内させられて座った席は何故かカウンターに横付けしてあるテーブル席。普通寿司屋のカウンターと言ったら板前と対面で座るものだろうと心に思いつつも、ここは海外だからと妙に納得して席へ座った。


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板前「へいらっしゃい!!!」


俺「あの・・・本日のおすすめはなんですか?」

板「・・・・・。へいいらっしゃい!!!」

ここで俺思わず噴き出す。

俺「あの・・・ww今日のおすすめのお寿司はなんですか?」

板「タクアン!油揚げ!サーモン!」

俺「それ寿司はサーモンだけだし・・・。まぁいいやじゃあサーモン」

板「へいらっしゃい!」

完全に「へいらっしゃい!」の言葉を使い間違えてるがまぁいい。よくみると本当にタクアンや油揚げがケースに入っているが恐ろしくて注文する気になれない。ほどなくして出てきたサーモンの握りは普通の味だった。美味しくもなく、不味くもなく。これは海外旅行では合格点である。海外にある日本食は大概にして不味い。見た目は美味しそうでも食べてみると変な味がしたりするものだ。そんな中で「普通」と思えるのは実に合格点なのである。

板「次は!?」

俺「他に魚は何があるの?」

板「へい!メニュー一丁!」

俺「メニューあんなら最初から出せよwどれどれ・・・とりあえずビールね!」

板「へいらっしゃい!」

俺「あーあと焼き鳥ある?外に提灯ぶらさがってたけど」

板「あれは飾りなので」

俺「飾りなのかよ。お、馬刺しなんかあるの!?」

板「馬刺し一丁!!」

俺「いやまだ頼んでねーしね。でも旨そうだしいいか」

板「イカ一丁~!」

俺「俺がいつイカ頼んだよ」

板「他には!?」

俺「いいよ。とりあえず馬刺しとイカで飲むからさ」


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ほどなくしてビールとお通しが運ばれてくる。

店員「生一丁~!」

俺「これ生じゃないしね。はい、ありがとう」

店「まだお待ちくださいーまーせー!」

俺「あいw」


お通しはキャベツを豪快に引き千切っただけのものだった。なんの味付けもないのでテーブル脇にあった塩を振りかけて食べながらビールを飲み干す。なんかホッとする店だ。だいたいの海外スタイルの店は一気に注文して追加注文はしないものだが、こうやってチビチビ自分の好きなものだけを注文しユックリ食べる日本スタイルは非常にいい。いや待て良く考えたら馬刺しもイカも俺の意思で注文はしてないか。

店は結構繁盛しているようで次々と現地の若者がやってくる。しかし店内で食べていく人は半分程で残りの半分は巻き寿司のテイクアウトが目的のようだ。何を注文しているのか眺めながらグラスのビールを飲み干していると突然奥の厨房から音が鳴った。



「チーン」



どう考えてもレンジの音である。嫌な予感がする。



店「イカ一丁~!」



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やばい。周りの視線が痛い。しかもイカの握りかと思ったらイカポッポ出てきやがった。今日はビール1本にしてお腹を満たして寝ようとしてたのにツマミが出てきたら仕方ない。もう1本ビールを追加である。


店「生一丁~!」


どれイカポッポの味は・・・と。うん、不味いね。馬刺しもやたらシャリシャリしてるけどこれ大丈夫なのか?なかなか噛み切れない馬刺しと、どう考えてもレンジから運ばれてきたイカポッポを食べながら店内を観察していると机の片隅に日本酒のオススメがあるじゃないか。


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白鶴・・・ドラフト・・・酒!?

俺「ねぇ板前さん!?」

板「へいらっしゃい!」

俺「日本酒あるの?」

板「日本酒?」

俺「酒!酒!これだよ!白鶴!」

板「へい!」

俺「いくら?」

板「10ドルです」

俺「高いなおい・・・。でも久々に日本酒飲みたいしなぁ」

板「酒一丁~!」

俺「だからまだ頼んでねーよ!あーでもいいや。飲む!冷ね!冷!」

板「コールド酒~一丁~!」


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店「お待ちっ!」


俺「待て待て待て待て!!なにこれ!?」

店「コールド酒!」

俺「違う違う!なんで温めたのを冷やしなおしてるん!?湯気出てんじゃんこれ」

板「デリーシャス!どうぞ!」

俺「どうぞじゃねーし!俺は冷たいの飲みたいの!冷!これは温めたのを氷水で冷やしてるんじゃん。そもそも何で温めたし!?」

板「???」


仕方なしに俺は筆談を交えて冷酒と熱燗について説明をした。そもそも生酒を熱燗とか聞いたことねーよ。


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結局意味は通じず、大量の氷で冷やされた酒を飲み干し、40ドルも取られて俺は泣く泣く宿へ戻ったのであった。
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朝目が覚めると同室に人の姿はなかった。眠い目を擦りながら男が寝ているはずのベッドに目をやると荷物もない。どうやら先に出発したようだ。この日、俺が乗るバスの時刻は午後2時だ。眠気覚ましにシャワーを浴びてフロントで朝食券を貰い1人ぼーっと朝食を取る。さてこれからの旅路はどうしようか。まずは本日中にトロントまで向かい適当に宿を決める。そしてそこの宿で2~3日かけてじっくり今後のルートを練り直す。一言にカナダと言ってもとてつもなく広い。オーロラが見れるであろうイエローナイフやアラスカのフェアバンクスまでは何千キロもあるはずだ。トロントは東海岸側の都市なのでなんとか西へ移動したいところだがバスや電車では何日かかるか分からない。ここはやはり飛行機で飛ぶのが最善であろう。もしトロント近郊に何か見どころがあって陸路で移動できるならそれもまたいい。全てはトロントへ到着してから考えるのだ!誰も居ない食堂で「ご馳走様」と日本語で言うと俺は部屋へ戻った。相変わらず宿泊客の気配がしない宿で黙々と荷物を詰め込むとバスの出発時間に少し余裕を持って俺は宿をチェックアウトした。


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閑散とするバスターミナルに到着したのはバスの出発時間の1時間前だった。荷物を受付に預け車内で何か食べるものでも買おうかと近所を歩きまわってみたがほぼ全てのシャッターが下りている。ここは本当に世界的に有名なナイアガラなのだろうか。仕方がないのでターミナルのベンチに腰掛けぼーっと過ごした後、やってきたバスへ俺は乗り込んだ。


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バスもガラガラで乗客は俺を含めて4人程だ。運転手に尋ねると3時間~4時間程度とのことなのでトロントには日没前には到着するだろう。ふと安心し俺は目を瞑った。目が覚めたのは目的地到着30分前のバスのアナウンスだった。思ったより眠ってしまったらしい。今日宿泊する所も決めていない俺は焦って手荷物の中から地球の歩き方を取りだした。

「トロント・・・トロント・・・ない!?」

ない!?トロントがない!んな馬鹿な!後ろの索引で「と」の部分を探すも「トロント」の文字はない。

「あれ!?これアメリカ版じゃん!!」

考えてみればここナイアガラに来るまではNYにいたんだっけ。持ってきている地球の歩き方カナダはバックパックの中だ。これは困った。バスの中で宿を見つける予定が狂ってしまった。仕方がないのでアメリカ版歩き方でNYやナイアガラの思いでを振り返りつつ、俺は到着までの退屈な時間を過ごした。トロントのターミナルに到着したのはそれから間もなくしてだった。荷物を受け取ると急いでターミナル内部のベンチん腰掛けアメリカ版の歩き方とカナダ版の歩き方を入れ替える。そして「トロント」の文字を探す。


「ない」


ちょっと待ってくれ。表紙を見る。


「カナダ西部とバンクーバー」


「えーっと・・・。もしかしてこれ東部があるパターンかな・・・?」

恐る恐るカナダの項目を見ると「カナダ東部」の文字がある。これは非常にまずい。何の情報もなしにトロントへきてしまった事になる。まぁ、でも宿さえ見つければネットで情報はどうにでもるか。あれ、待てよ。スタバでもあればwi-fiで色々調べられるんじゃないか?俺はインフォメーションでスタバの場所を尋ねた。

受「うーん、この辺にはないわね」

俺「マジで?じゃあこの辺で安い宿ってない?」

受「そうねぇ。クイーンズパーク付近に結構あるから行ってみたら?」

俺「すいません、俺地図も何もないから全然わからなくて。それでスタバでwifi使おうとしてて・・・」

受「あら!カナダは公共の施設はどこでもwi-fiフリーよ!ここでも使えるから試してみたら?」

俺「え!?あ!本当だ!!すげぇカナダ!!」

受「良かったわね!じゃあ良い旅を」

凄いぞカナダ!受付の姉ちゃんによると空港をはじめバスターミナルや観光案内所などでwi-fiが無料で使えるらしい。これは素晴らしい。早速あいぽんでクイーンズパークについて調べる。ほうほう、トロント大学やゲストハウスが数件あるらしい。ここのターミナルからは・・・歩いて行けそうだ。


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外へ出てとりあえずは目印になりそうな大きな交差点へ向うも、あいぽんの地図ではどこがどこだか全然分からない。それにもましてナイアガラ以上に寒い。これは早く宿を見つけないと凍えてしまいそうだ。まずは交差点が分からないのでトロント大学を探す。しかしそれすらも見つけられない。諦めて俺は通行人に道を尋ねることにした。

俺「あの・・・」

通行人「ノーサンクス」

・・・え?

俺「すいません」

通行人「ノー。ノーサンクス」

これ・・・俺物乞いか何かに間違われてるか?

俺「すいません!俺旅行者なんですが道を教えてください」

通行人「ん?どこに行きたいんだい?」

俺「おお、良かった。とりあえずトロント大学の場所を教えて欲しいんですが」

通行人「ははは、トロント大学のどこだい?学部は?キャンパスは?」

俺「え?」

通行人「ここの通りはトロント大学通りって言うんだ。ずっとあっちの端からこっちの端まで見える建物全部がトロント大学さ」

俺「マジで?」

通行人「何しに大学に行くんだい?」

俺「いや、宿を探してたんですけど大学の近くだったんで。これです。ここ」

通行人「どれどれ。あー、これはずっとあっちだよ。よし、案内してあげるよ」

俺「本当に?!凄い!有難う!カナダの人って優しいんですね」

通行人「ふふふ、そんな事ないよ。もし日本で困ってるカナダ人がいたら君も力になってあげてくれ」

俺「うん!!」

親切なカナダ人の兄ちゃんに案内されて俺はやっとの思いで念願の宿へと到着することができた。この日の宿は一泊3000円程度と高いが個室で朝食もついていた。長居するには厳しい値段なので今日はここに宿泊して明日以降安宿を探せばいいだろう。俺は兄ちゃんにお礼を言い、宿へ入った。

俺「すいません~。誰か居ませんか?今日泊まりたいんですけど」

男「日本人ですか?」

俺「おお!日本語!はい!」

男「一部屋空いてるので良かったら!」

俺「あれ?ここ日本人宿なの?」

男「いや、宿っていうかシェアハウスなんですけど部屋が空いてるので貸出してるんです。皆住人ですよ」

俺「へぇ~」

男「ワーキングホリデーでカナダに来てるんです。他にも台湾人や韓国人がいますよ」

俺「おおお~!楽しそう!」

男「喜んでもらえて良かったです」

俺「しかし疲れた~。荷物置いたら何か飯食べに行こうと思ってるんだけどこの辺に飲めるとこある?」

男「日本食がいいですか?」

俺「日本食いいねー!でも高いでしょ?」

男「いや、驚くほど高くはないですよ。その辺に中国人がやってる寿司屋とかあるから、そこ行ってみるといいかもです」

俺「なんか凄そうだね!よし!一緒に行こうか!」

男「すいません、俺今日この宿の女の子の誕生日パーティーやるんですよ。よかったらどうです?」

俺「う~ん。なんか場違いになりそうだし有難いけど遠慮しようかな。じゃあその中国人の寿司屋行ってくるから場所教えてよ」

男「はい」

久々の日本食である!中国人がやっているというところだけ目を瞑ればそこは愛おしき日本食寿司屋!刺身食べながら日本酒をキューっとできるなんて思いもしなかっただけにテンションが上がった。早速荷物を部屋に置いて男に教えて貰った場所へ向かうと、その寿司屋はスグに発見することができた。黄色い看板にピンクのネオン。入口には何故か「焼き鳥」の提灯がぶらさがっているが看板には「SUSHI」の文字。これはカオスな匂いがプンプンするぜ。俺は意を決して中へ入った。


店主「いらしゃ~いま~す~!」
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翌朝目が覚めると向かいのベッドの男が声をかけてきた。悪夢だ。日本人女性と思っていたのにどう見ても日本人ではあるが男性である。俺は話を聞いた。男曰く、某ブログを見て旅に憧れ初めての旅でアメリカへやってきたようだ。成田からニューヨークへ入り、その後ワシントン、ボストン、バッファローと観光した後にここナイアガラへやってきたようだ。これからはシカゴへ向かった後にNYへ戻って帰国だそうだ。これはなかなか凄いじゃないか。その後も話を聞いていると彼は日本一周もやったことがあるらしい。年齢も19歳と若いし、これからも色んなところに旅に行けるのかと思うと実に羨ましい。

男「でも思ったより海外は厳しいですね。言葉って凄く大切ですよね。俺そんなに英語話せないからアメリカに来てから寂しかったですよ。日本人の旅してる人に合うだろうなと思ってガイドブックに載ってる宿にも行ったけれど全然会わないし」

俺「まぁそんなもんだよ。でも確かにアメリカは広いからなのかな?あんまり日本人には会わないかもね。季節的なものもあるのかもしれないけど。それよりね?俺は君に怒ってるんだよ」

男「え!?」

俺「そのスーツケースなによ」

男「え!?え!?これがどうかしましたか!?」

俺「したよ。名前が女じゃない?」

男「ああ、これ姉ちゃんのなんですよ」

俺「俺はその姉ちゃんに夢を見て姉ちゃんの分のビールまで買い込んで宿に戻ってきたのにさ~」

男「なんか・・すいません。でも姉ちゃん可愛くないっすよ」

俺「そんな事はどうでもいいんだよ。まぁいいや。朝飯は?食いに行かない?」

男「昨日俺パン買ってきたので」

俺「そうかそうか。OK1人で行ってくるよ」


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宿がB&B(ベッド&ブレックファスト)で朝食が付いてるというのにパンを買ってきたとはどゆこっちゃ?

さて、今日は何をしよう。想像以上に滝を見る以外何もすることがないし、ここはもう次の町へ向かってもいいんじゃなかろうか?そういやさっきの兄ちゃんは今日どうするんだろう。ナイアガラの次はシカゴに向かうと行っていたから長距離バスのターミナルの場所なんかも聞けば教えて貰えるかもしれない。今日は天気もそれほど悪くないし移動にはもってこいだな。朝食をパパッと片付け、俺は宿へ戻った。

俺「ねぇねぇ?シカゴに行くんだったらもうチケットは買った?」

男「はい、明日のチケットですけど買いましたよ」

俺「おお!でさ、バスのターミナルの場所ってどこ?近い?俺もトロントに行こうと思うんだけどチケット買っておこうと思って」

男「すぐそこですよ。歩いて5分位です」

俺「マジ?そんな近いんだ」

男「はい。しかもガラガラだったんで余裕だと思いますよ」

俺「おお~有難う。それと今日は何するの?」

男「今日はもう1回滝を見に行こうと思ってました」

俺「そうなんだ」

男「他にすることがないんで・・・」

俺「だよね。じゃあ一緒に行かない?」

男「いいですよ」


こうして俺は今日も再び滝へ向かうことにした。滝へ行く前にバスターミナルに寄りトロントへのチケットを予約する。男の言うとおり席はガラガラで当日出発前でも余裕で買えそうだった。


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再度宿に戻りダウンジャケットを着込みカメラを持って滝へ向かう。昨晩どうやら雪が降ったらしく外は一面真っ白だ。俺は男と一緒に世間話をしながら歩いた。


男「へぇー!結構色んな所に行ってるんですね」

俺「世界一周とかしてる人に比べればおままごとレベルの旅だろうけどね」

男「そんな事ないですよ。1番行って良かった国ってどこですか?」

俺「うーん。難しいなぁ。どこも良かったけど、ずっと行きたかったからウユニが1番かな」

男「それ知ってます!塩の湖ですよね!?」

俺「そうそう、南米の」

男「俺もいつか行ってみたいなぁ。写真とかないんですか?」

俺「あるよ。携帯に入れてるやつだから見辛いかもしれないけど。はい」

男「うわぁ~!」

俺「適当に見ていいよ。国別になってるから」

男「あれ?」

俺「どしたの?」

男「あの、もしかしてブログとかやってませんか?」

俺「え・・・?な・・・なんで?!」

男「気のせいかもしれないんですけど見てたブログに凄く似てるんですよ」

俺「気のせいじゃない・・?ほらウユニの写真なんか皆似たようなもんだし」

男「うーん」

俺「因みにブログの名前は?」

男「世界中をぷらぷらってやつなんですけど」

俺「おおお・・・それ俺も知ってるわ」

男「あれ面白いですよね!旅に出る前に色んなブログ読んで勉強してきたんですよ」

俺「まぁ、帰国してしばらくしたらもう1回そのブログ読んでみるといいよ」

男「はい。なんかまた今旅してるらしいですもんね」

俺「そ・・・そうなの?」

男「はい!あ、滝見えてきましたね」


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こうしてこの日は滝を眺めた後にリカーストアで酒を買い漁り、明日の移動に備えて宿に引き籠ったのであった。身元は明かさなかったが、ブログを続けてきて初めて読んでくれた人に生で出会った記念すべき日であった。
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寒いぞ。耳がちぎれそうなくらいに痛い。薄暗い川沿いの道を1人トボトボと歩く。10分~15分程度で滝まで到着するとの事だったが10分歩いても滝どころか滝の音すら聞こえてこない。もしかして道を間違っているのか?いやいやそれはないだろう。看板通りに歩いているのだ。あ、そうか。寒くて滝も凍っているのか!?いや凍らないだろう流石に・・・。


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更に歩くこと10分。既に耳の感覚はない。

橋を過ぎて凍りついた川を眺めながら先を見ると遠くに滝が見えた。ちょっと待ってくれ。どう考えてもあそこまで歩くのにあと20分はかかるだろう。どんな速度で歩いたら滝まで10分で到着するんだよ。ここまで20分川沿いを歩いたがすれ違った観光客は0。まして国境目の前の道だというのに通った車でさえ数える程度だ。やはり真冬の夜にナイアガラの滝なんぞ見に行く奴はいないのか!?しかし今更戻るにしてもまた20分も歩かなくてはならない。こうなったら意地でも滝まで行って高かろうがなんだろうがタクシーでも捕まえて戻るのがいいだろう。ほろ酔い気分だった酒はとっくに体から抜け、両手で耳を覆いながら軽装で外に出てきた自分を恨みながら俺は気力で滝を目指した。

しかし考えてみると目の前にあるのはナイアガラの滝なのである。旅をするまで正直なところイグアスの滝もエンジェルフォールズもビクトリアの滝も名前すら聞いたことがなかった。三大瀑布という言葉も南米はイグアスで初めて知ったくらいだ。だから地球上で最も有名な滝はこの「ナイアガラの滝」なのだと思っていた。いや多分正解なんじゃなかろうか。ともかく俺は今北米大陸最大の滝ナイアガラの滝の目の前にまで来ているのである。


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やっと滝の姿が見えてきた。この程度の距離まで近付くと滝の水しぶきが空中に舞い、氷点下10度近い気温で一瞬にして凍りつく。イグアスでは気温30度もあったのでその水しぶきが気持ちよかったしPちゃんの透けブラも拝めたので問題はなかったが、今日はとてもじゃないが厳しいものがある。それに遠目に見て優しく採点してもイグアスより迫力がない。確かに滝の幅は凄いかもしれないが高さがそこまでないし、2割ほど凍っているので迫力にも欠ける。もういいだろう俺。滝は見たじゃないか。早いとこタクシーに乗って宿に戻って一緒の部屋にいるであろう日本人の女の子と一杯飲みなおそうじゃないか!うん!それがいい!そうしよう!

だが周りをいくら見渡してもタクシーの姿はない。滝の方を見ると何やら明りのついている建物が見える。面倒臭いことこの上ないがあそこまで歩けばタクシーの1台や2台は拾えるだろう。俺は再び気合を入れて歩きだした。


その時だった。


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アメリカ滝と呼ばれている滝がライトアップされたのだ。そしてどこからとなく歓声があがる。観光客など全然いないと思っていたが遠くを見るとカナダ滝の付近に数人の人の姿が確認できる。ライトアップなんて聞いてなかったぞ。遠くを見ると随分と滝の目の前まで行けるようだし、ライトアップもあるのならもう歩くしかないだろう。明日以降また夜にここを訪れるのは嫌だしね。


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結局40分以上かかって俺は滝の真横まで辿りついた。その時だった。日本語が聞こえた。見ると大学生であろう男二人が写真を撮りあっている。せっかくここまで歩いたのだし俺も写真を撮ってもらおうと話しかけることにした。

俺「あのすいません、写真撮ってもらえませんか?」

大「いいですよー」

俺「大学生?旅行?」

大「そうなんですよ。NYから来たんです」

俺「え?!NY?俺もだよ」

大「旅ですか?」

俺「うんそうそう」

大「へぇー!この後どこにいくんですか?」

俺「とりあえずトロントぬ行く予定だよ」

大「いいですねー!俺はまたNYまで戻りますよ。良かったらお茶しません?寒くないっすか?」

俺「するする!寒いよね」

そして俺達は滝を眺めながらお茶を飲める展望カフェへ入った。残念ながら既に営業はしていないらしく温かい飲み物にはありつけなかったが、外気にふれないだけでも生き返ったような気分だった。大学生の彼らはA君とE君と名乗った。

俺「どこかホテルに泊ってるの?」

A「いやユースホステルなんですけどここから結構遠いんですよね」

E「すげー歩いたもんなー」

俺「そっか。俺も結構遠いんだけどこれから何するの?もう宿に戻っちゃう感じ?良かったら飲みにでもいかない?俺NYで1人だったから寂しいのよね~」

A「俺らカジノ行く予定なんですよ」

俺「あー看板あったね」

E「一緒に行きませんか?俺ら初めてなんですよ」

俺「うーん。でも俺手持ちが全然ないんだよ」

E「そうなんですか?確かカジノってドリンク飲み放題だったような」

俺「いこか!どこどこ?」

A「あっちです!結構また歩くけどもう滝はいいっすよね?カジノ行きましょう!」


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こうして俺達はやってきた。

正直カジノなんて来たことがなかったし、遊戯の仕方なんぞ全く分からない。大体こんな小汚い格好したアジア人なんか入れてくれるのか?なんかこう、ドレスコードとかあってタキシード来た連中がクールにポーカーやってたりスリット入ったチャイナドレスを着た金髪姉ちゃんがスロットマシーン回してるんじゃないのか?スリット!?

俺「スリットか!?」

A「え!?」

俺「スリット姉ちゃんはここの中にいんのか!?」

A「え!?え!?」

俺「あれだろ。スリット入ったチャイナドレス着た金髪姉ちゃんやバニーガールいるんじゃねぇの!?」

E「そうなんですかね・・・あれ!?」

A「どした?」

E「俺入れないや。19歳からだよカジノ・・・」

俺「え?ちょっと待てお前何歳なの?」

E「18っす。大学1年生です」

俺「A君は?」

A「俺は20っす。何歳なんすか?」

俺「31だけど・・・

E「じゃあA、俺先に宿に戻ってるからぷらさんと遊んできなよ」

A「いや俺も戻るって」

E[いや、記念に写真でも撮ってきてよ。ね、じゃあ頑張ってね!」

A「お~!なるべく早く帰るよ」

俺「またね~」

こうして俺とA君はいざカジノ内部へ潜入することとなった。入口でパスポートの提示とボディチェックを受ける。中をチラッと見るとテーブルが数台ありトランプが配られている。ポーカーかブラックジャックだろうか。客の服装もラフな感じだ。

俺「なんか思ってたのと違うね」

A「こんなもんじゃないすか?」

俺「とりあえずビール飲もか」

A「俺ビール飲めないんすよ」

俺「は!?まぁ・・・じゃあジュースでも飲めばいいよ・・あそこで貰えるんじゃない?すいません、ビール1つください」

受「4ドルです」

俺「は・・・はい・・・・」

A「有料なんすね」

俺「なんじゃこりゃー!イメージと全然違うし缶ビールだぞこれ!」


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俺「で、これどうやってやるの?」

A「この機械でチップ買ってやるみたいですね」

俺「いくらやる?」

A「え!?やるんですか?」

俺「やるっしょ。カジノまで来たんだし」

A「いや俺雰囲気味わいたかっただけなんで」

俺「何言ってんだよ。ほれ!いくぞ!サムライ魂見せんぞ!」

俺は機械にクレジットカードを差し込むと200ドルのボタンを押した。

俺「どれやる?おし!ブラックジャックいくか!」

A「はい・・・・」

俺「よし!やるぞ!これルールどうなん!?」

A「え!?知らないんですか!?俺も知らないっすよ!」

俺「へ?」

ディーラー「あの・・・お客様・・・・」

俺「ポーカー行くぞポーカー!なーにコスタールの魔術師とは俺のことよ」

A「なんですかそれ・・・?」

俺「ドラクエでやったことあるからルールは分かるって意味だよ」

A「俺・・帰りたいっす。ゲームとは絶対違いますよ。それに英語できるんですか?」

俺「英語はほとんど話せないよ」

A「そんなんでどうやってポーカーするんですか・・・・」

俺「君がいるじゃん」

A「僕もそんな話せませんよ・・・」

俺「お前大学で何勉強してるんだよ!マジで!?じゃあ駄目じゃん。そんじゃスロットだな」



~5分後~


俺「全然意味わかんねー!!破産したんだけど!!」

A「俺もっす・・・」

俺「おいおい何これ本当に揃うのかよ!?」

A「200ドルしかないのにこんな10ドルスロットやるからですよ・・・」

俺「あああああああ俺の200ドルゥゥゥゥゥ!!!」

A「ぷらさん有難うございました。僕帰りますね」

俺「うん。さよなら。またどこかで会ったら・・・」

その後タクシーで宿に戻り、ドミで待っている女の子にだけ希望を抱き部屋に入ると何故かベッドにはすね毛ボーボーの男がベッドに寝転がっていたのであった。
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