世界中をぷらぷらしてきた

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朝目が覚めると同室に人の姿はなかった。眠い目を擦りながら男が寝ているはずのベッドに目をやると荷物もない。どうやら先に出発したようだ。この日、俺が乗るバスの時刻は午後2時だ。眠気覚ましにシャワーを浴びてフロントで朝食券を貰い1人ぼーっと朝食を取る。さてこれからの旅路はどうしようか。まずは本日中にトロントまで向かい適当に宿を決める。そしてそこの宿で2~3日かけてじっくり今後のルートを練り直す。一言にカナダと言ってもとてつもなく広い。オーロラが見れるであろうイエローナイフやアラスカのフェアバンクスまでは何千キロもあるはずだ。トロントは東海岸側の都市なのでなんとか西へ移動したいところだがバスや電車では何日かかるか分からない。ここはやはり飛行機で飛ぶのが最善であろう。もしトロント近郊に何か見どころがあって陸路で移動できるならそれもまたいい。全てはトロントへ到着してから考えるのだ!誰も居ない食堂で「ご馳走様」と日本語で言うと俺は部屋へ戻った。相変わらず宿泊客の気配がしない宿で黙々と荷物を詰め込むとバスの出発時間に少し余裕を持って俺は宿をチェックアウトした。


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閑散とするバスターミナルに到着したのはバスの出発時間の1時間前だった。荷物を受付に預け車内で何か食べるものでも買おうかと近所を歩きまわってみたがほぼ全てのシャッターが下りている。ここは本当に世界的に有名なナイアガラなのだろうか。仕方がないのでターミナルのベンチに腰掛けぼーっと過ごした後、やってきたバスへ俺は乗り込んだ。


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バスもガラガラで乗客は俺を含めて4人程だ。運転手に尋ねると3時間~4時間程度とのことなのでトロントには日没前には到着するだろう。ふと安心し俺は目を瞑った。目が覚めたのは目的地到着30分前のバスのアナウンスだった。思ったより眠ってしまったらしい。今日宿泊する所も決めていない俺は焦って手荷物の中から地球の歩き方を取りだした。

「トロント・・・トロント・・・ない!?」

ない!?トロントがない!んな馬鹿な!後ろの索引で「と」の部分を探すも「トロント」の文字はない。

「あれ!?これアメリカ版じゃん!!」

考えてみればここナイアガラに来るまではNYにいたんだっけ。持ってきている地球の歩き方カナダはバックパックの中だ。これは困った。バスの中で宿を見つける予定が狂ってしまった。仕方がないのでアメリカ版歩き方でNYやナイアガラの思いでを振り返りつつ、俺は到着までの退屈な時間を過ごした。トロントのターミナルに到着したのはそれから間もなくしてだった。荷物を受け取ると急いでターミナル内部のベンチん腰掛けアメリカ版の歩き方とカナダ版の歩き方を入れ替える。そして「トロント」の文字を探す。


「ない」


ちょっと待ってくれ。表紙を見る。


「カナダ西部とバンクーバー」


「えーっと・・・。もしかしてこれ東部があるパターンかな・・・?」

恐る恐るカナダの項目を見ると「カナダ東部」の文字がある。これは非常にまずい。何の情報もなしにトロントへきてしまった事になる。まぁ、でも宿さえ見つければネットで情報はどうにでもるか。あれ、待てよ。スタバでもあればwi-fiで色々調べられるんじゃないか?俺はインフォメーションでスタバの場所を尋ねた。

受「うーん、この辺にはないわね」

俺「マジで?じゃあこの辺で安い宿ってない?」

受「そうねぇ。クイーンズパーク付近に結構あるから行ってみたら?」

俺「すいません、俺地図も何もないから全然わからなくて。それでスタバでwifi使おうとしてて・・・」

受「あら!カナダは公共の施設はどこでもwi-fiフリーよ!ここでも使えるから試してみたら?」

俺「え!?あ!本当だ!!すげぇカナダ!!」

受「良かったわね!じゃあ良い旅を」

凄いぞカナダ!受付の姉ちゃんによると空港をはじめバスターミナルや観光案内所などでwi-fiが無料で使えるらしい。これは素晴らしい。早速あいぽんでクイーンズパークについて調べる。ほうほう、トロント大学やゲストハウスが数件あるらしい。ここのターミナルからは・・・歩いて行けそうだ。


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外へ出てとりあえずは目印になりそうな大きな交差点へ向うも、あいぽんの地図ではどこがどこだか全然分からない。それにもましてナイアガラ以上に寒い。これは早く宿を見つけないと凍えてしまいそうだ。まずは交差点が分からないのでトロント大学を探す。しかしそれすらも見つけられない。諦めて俺は通行人に道を尋ねることにした。

俺「あの・・・」

通行人「ノーサンクス」

・・・え?

俺「すいません」

通行人「ノー。ノーサンクス」

これ・・・俺物乞いか何かに間違われてるか?

俺「すいません!俺旅行者なんですが道を教えてください」

通行人「ん?どこに行きたいんだい?」

俺「おお、良かった。とりあえずトロント大学の場所を教えて欲しいんですが」

通行人「ははは、トロント大学のどこだい?学部は?キャンパスは?」

俺「え?」

通行人「ここの通りはトロント大学通りって言うんだ。ずっとあっちの端からこっちの端まで見える建物全部がトロント大学さ」

俺「マジで?」

通行人「何しに大学に行くんだい?」

俺「いや、宿を探してたんですけど大学の近くだったんで。これです。ここ」

通行人「どれどれ。あー、これはずっとあっちだよ。よし、案内してあげるよ」

俺「本当に?!凄い!有難う!カナダの人って優しいんですね」

通行人「ふふふ、そんな事ないよ。もし日本で困ってるカナダ人がいたら君も力になってあげてくれ」

俺「うん!!」

親切なカナダ人の兄ちゃんに案内されて俺はやっとの思いで念願の宿へと到着することができた。この日の宿は一泊3000円程度と高いが個室で朝食もついていた。長居するには厳しい値段なので今日はここに宿泊して明日以降安宿を探せばいいだろう。俺は兄ちゃんにお礼を言い、宿へ入った。

俺「すいません~。誰か居ませんか?今日泊まりたいんですけど」

男「日本人ですか?」

俺「おお!日本語!はい!」

男「一部屋空いてるので良かったら!」

俺「あれ?ここ日本人宿なの?」

男「いや、宿っていうかシェアハウスなんですけど部屋が空いてるので貸出してるんです。皆住人ですよ」

俺「へぇ~」

男「ワーキングホリデーでカナダに来てるんです。他にも台湾人や韓国人がいますよ」

俺「おおお~!楽しそう!」

男「喜んでもらえて良かったです」

俺「しかし疲れた~。荷物置いたら何か飯食べに行こうと思ってるんだけどこの辺に飲めるとこある?」

男「日本食がいいですか?」

俺「日本食いいねー!でも高いでしょ?」

男「いや、驚くほど高くはないですよ。その辺に中国人がやってる寿司屋とかあるから、そこ行ってみるといいかもです」

俺「なんか凄そうだね!よし!一緒に行こうか!」

男「すいません、俺今日この宿の女の子の誕生日パーティーやるんですよ。よかったらどうです?」

俺「う~ん。なんか場違いになりそうだし有難いけど遠慮しようかな。じゃあその中国人の寿司屋行ってくるから場所教えてよ」

男「はい」

久々の日本食である!中国人がやっているというところだけ目を瞑ればそこは愛おしき日本食寿司屋!刺身食べながら日本酒をキューっとできるなんて思いもしなかっただけにテンションが上がった。早速荷物を部屋に置いて男に教えて貰った場所へ向かうと、その寿司屋はスグに発見することができた。黄色い看板にピンクのネオン。入口には何故か「焼き鳥」の提灯がぶらさがっているが看板には「SUSHI」の文字。これはカオスな匂いがプンプンするぜ。俺は意を決して中へ入った。


店主「いらしゃ~いま~す~!」
コメント
この記事へのコメント
最後で吹いちまったw
2013/04/22(月) 16:44:51 | URL | 関西中をぷらぷらしてるなう #-[ 編集]
誰もいない食堂で日本語でご馳走様、っていうの、なんかいいなw
2013/04/22(月) 17:09:28 | URL | #-[ 編集]
宿代はケチるのに飲み代は気にしないんだなww
2013/04/24(水) 16:18:41 | URL | #-[ 編集]
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